『同情』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
同情
重ねられた同情は
ただただ虚しくて
わかってもらえる
そういうのと違う
どうしようもない
思いの行方に困る
そこを拾われてく
救われようのない
感情はそのままに
行方不明でいいの
嘘つき、と言われればそうなのかもしれないが、突然言われれば困惑するし、衝動的に「違う」と否定してしまうだろう。そしてその「違う」というのも私の納得した部分に突き刺さり、これもまた嘘であることを嫌でも自覚させられる。
人は皆平然と嘘をつく。都合のいい嘘、誰かを傷つける嘘、「期待を裏切りたくない」とかいう律儀な嘘。
君もそうだ。勿論僕もそうだ。息を吸うように葛藤があり、苦悩があり、何処にも預けられない自分だけの「命の重さ」を抱えている。形もあやふやな、自分でも理解できない不安定な存在。目に見ることは出来ないけど、「これだけには嘘をつきたくない」って思える存在。それは欲望の塊、それは自分の信念、それはいつかの憧憬、それはいつかの誓い。
そして、息を吐く。
ちょっとだけ、私を好きになるように嘘をついてみようと思う。同情とは違うけど、ほんのちょっと、形が似ているようです。
「同情って言えば、『同情するなら金をくれ!』がでてくるなあ」
と言われたので、
「なにそれ?」
と聞くと、相手はうめき声を上げて天を仰いだ。
同情?
同情はしない。
勝手なイメージ、同情って
少し上からの目線に感じる。
臆病者だけど
ホントに何かしたいなら
きっと、行動してる。
「どうしたい?」
「うん」しか返せぬ
地味な俺
よそ見しないと
嘘でも言って
(『同情』だって構いやしないさ)
俺結構同情心が強いと思うわ。
相手が悲しそうにしてたり、相手さんが苦しい状況にあったりしてたら、ほっとけねぇもん。
これって皆もなるよね?
俺の言ったことで少しでもいいから考えてみてね。
そしたら無駄な時間じゃなくなるからよ。
本題に戻ってと、
俺マジで相手さんが苦しい状況下にいるのをずっと話されてたら、俺絶対に泣くもん。
「辛いよね」 「キツかったら俺と遊ぼ!」
って言うもん。ってか言った。
俺と友達になったら、幸せを願ってくれるド陰キャが
付いてくるのによー、みんな損してるぜ。
(今ふと思ったけど、この文面って客観的に見たら情緒不安定イカレ陰キャみたいに映ってない? まぁええわ。)
俺さグロイ系がまぁ好きなんですけど、
(※ここからは少し過激な表現があると思います。
過激な表現が苦手な方は頑張って見てください。)
人間の四肢が引き裂かれたり、生きたまま殺されたり
する動画(ガチのやつ)とかを一時期見てたりしてて
別に特に気分が悪くなることは無かったし、けど動物が死ぬのは無理です。犬🐶とか猫🐱とかが死ぬのは見てられません。あれだけは無理です。ただ思ったのは、こんな死に方はごめんだねって思ったなぁ。
1人でのこのこと死んでいくなんて俺は嫌だって思ったんすよ。まぁずっと見てくださってる暇人の方ならわかると思うんですけど、死ぬ時は絶対に誰かを助けて死にたいんすよ。分かりやすいように例を出すとですね...
踏切の中におばあちゃんやおじいさんや、まぁ誰でもいいんですけど、いるとします。不意に引っかかって身動きが取れないおじいちゃんおばあちゃんだったら尚更助けに行かないとですし、若い方が自殺しようとしてて、踏切に立っていたとしても俺には関係ないんで問答無用で助けに行きます。そう言った方には悩みがあると思うんで、ひとまずその方と友達になります。そしてずっと寄り添い続けたいなと思ってます。よくニュースで踏切自殺とか見ると、その場に俺がいたら助けれたのかなぁとか、考えてしまいます。 でも亡くなった方を復活させるみたいなドラゴンボールはないので、安らかに眠るか、来世でいい人生をすごして欲しいなって思います。
自殺する人って痛みを知ってるはずなんですよ。
痛みを知ってる人って優しいんですよ。
俺は優しい人と友達になりたいんです。そうです。
ここで!大学生になったらボランティアサークルに入るというのに繋がってくるんです。
ボランティアするぐらい暇人な方がいらっしゃるんすよ
そりゃーもう優しいに決まってるでしょ。
でも、俺はここにいる方達とも仲良くなりたいなって思ってます。だって、どうせみんな優しいんでしょ?
知ってますよ。俺みたいな暇人を見てくれてるんですもん。優しいに決まってるじゃないですか。
運営さん!コメント機能追加してくれよー!!
えぇーっとここまで見てくださった方ありがとうございます。感謝するのと敬意を示すというのを俺は忘れたくないので、暇人の方々も忘れないようにしましょう。
いつもお疲れ様。
#同情
同情
「ええ!?そんなことあったの、それはしんどいね」
大体いつも聞き役で相談に乗り役で。
「何か悩み事ないの〜?」と聞かれても「ないよ!楽観的な人間だからな〜、何となくで生きてるからね笑」と答えるようにしている。その方が周りからのウケもいいし気を使わせることもないから。
そうしているうちに中学の時にはもう既にリアルの友達に悩み事とか本心をさらけ出せなくなった。自分のキャラクターを作ることで人の輪は広がって言ったしその分頼りにしてもらえることも増えた。現実はとても息苦しかった。
ネットを知ったのは高校生に入ってから。唯一ネットを通じて本心を見つけて出すことが出来た。現実の自分とは真反対、本当はネガティブで否定的な人間なのだ。
1人だけ、現実の世界で表も裏も知って受け入れてくれる人がいた。中学生でしかも初恋とも言える恋愛、今でこそもう靄がかかって忘れてしまったけれどきっと彼のちゃんと自分を見てくれる所にも惹かれたのだろう。
けれど長続きしなかった。現実は残酷だった。
「現実で、表の君と裏の君をちゃんと見てくれる人と出逢えたらきっとまた幸せになれるよ」
ネットで思い切って相談したらそんなことを言われた。
当時の私は信じてなかった、ネットにしか裏の顔は出せないのにどこでどう出逢うと?時間も何も解決してくれなくてただ表の顔を使い続ける日々に困窮していた。
だが、自分が悩みを打ち明けられなくて苦しい思いをしたからこそ、打ち明けてくれる人の役になれるのなら何でもしたいという自己犠牲の優しさが生まれた。勿論悪用する人もいて沢山傷ついた。人を信じるのが怖くなった高校3年間だった。そんな私を見て同情しながらいいように言ったら素直で優しい所が私の良さなのだとネットの人達は教えてくれた。
自分は人一倍感情移入が出来るし傾聴もできるから人の悩みを聞いてすこしでも楽にしてあげられる職につきたいと思った。だから大学は看護を選んだ。
交友関係は高校の時よりグッと増えた。きっと表と裏の境目が狭くなったからだろう、好きなことを好きと言えるようになったから趣味の合う友達が増えた。
いつしかネットはリア友が混ざった世界に変わっていった。だから本心を見せられなくなって高校生の時はネットですら息苦しかった。唯一リア友が寝る午前3時からが私の時間、楽に息ができる時間。黙々とプラ板を作っていた日々が懐かしい。
大学生に入って、リア友がネットから離脱したことを知ってまた本音が出るようになった。
「君はさ、死にたいってことばかり考えてる、辞めないもうそういうの」
「…そうですね、笑」
「幸せがなにか、どう生きていくのか考えられるようになったらいいね」
そんなこと言われたって死にたい気持ちに埋め尽くされたくて埋め尽くされている訳では無い。
私だって周りのように幸せになりたい、けど、
幸せなんて来るわけが無いんだと思ってたら思いがけず春が来た。
とても暖かい春だった。恋心を自覚したはいいけど100%叶わない恋だと思っていた。毎日連絡取れてるのもたまに会えるのも、一緒の時間を過ごせてるのも嬉しくて、幸せで。ビックリするくらい生きやすくなった。自分がどう生きたいのかも考えられるようになった、1年前まであんなに辛かったのがこうも変わるなんて本当にありえないと思った。
ずっとこのままがいい、もう中学の時の過ちは繰り返さないと誓った。大丈夫同じことは繰り返さない。
でも結局繰り返してしまった。自分が想ってること相手に伝えることが上手にできなかった
遠距離でもいい、辛くてもいい、それ以上に一緒にいることが話してることがどうしようもなく幸せで楽しくて
ずっと一緒にいさせて欲しい、ずっと一緒にいたい
近距離じゃないとっていうなら近距離になる方法だってあるんだよって言えるようになった時にはもう遅かった
鎮めるのが大変だった。一方通行になってしまったのなら、蓋をするしかない。開かないように厳重に鍵をかけた。体力も精神力も持ってかれる。
疲れきった私に対してみんな同情してくれて、初めてそこで自分の状況に気がついた。
人間ってここまで堕ちることあるんだと言うくらい気づいたら堕ちてしまっていた。最底辺の最下層
「人に対して優しくしましょう」「相手のことを考えて行動しましょう」「人を傷つけては行けません」
散々言われて育ってきたはずなのに、自分のせいで周りの人を傷つけてることが本当に申し訳なくて
でも自分ももう傷つきたくなくて、傷つくのが怖い
死にたいと思うのに死ぬ勇気もない
死んだ後ひとりぼっちの無の世界だったらと考えると怖くて死ねない
かといって生きているのも本当に辛い、独りだからね
誰か殺していいよ、臓器が必要ならあげるよ
そしたらきっとみんな幸せになれるのかな
日本には安楽死制度が無い。海外に行かないとダメで、時間もお金も労力も膨大にかかる。
もし「安楽死させてください」といったら彼らはどんな表情で私のことを迎えるのだろうか
同情の眼差しを向けられるのだろうか。
同情
「あなたは悪くないよ」
「あれほど叩かれる理由など、あなたにはないよ」
「そうだよね、その通りだと思う」
「でも、あの人が加害に走った理由もわかるんだ」
優しい聞き手と、元凶を憎みきれない私。
私を咎めたくない気持ちも、痛いほどわかって。
それは私も、いち聞き手だからで。
あなたも同じように、理不尽を飲み込んできたからで。
癒す者同士の、堂々巡りの会話
出口の見えない、被虐者の甘さ
厳しさを持てない、洗脳の行く末に
私たちは、共感だけを生き甲斐にしてしまった。
#同情
もう他人の力を借りないと病院のベットの上から起きることも出来ない
でも同情はいらないよ
同情は自分より下の人間に向ける感情だよ
そんな感情受けとった時点で僕はキミより下みたいだ
優しくしなくてかまわない
もういいんだ、なんだって
なんだってね。
「誰の為に生きているの?」
そう聞かれて こう答えた
「誰の為でも無いさ…自分の為?尚更違うさ…」
生きたまんまの抜け殻 宛ても無く さ迷うだけ
失ったモノは何だっけ? それにさえも 気付かないフリをして
ボクが此処に居る事に意味なんて在るの?
価値が在ると言うなら どうか信じさせて欲しいよ
キズついてなんかなかった 涙さえも出なかった
いちいちこんな所で 泣いてられないんだ
強がりだって良いだろ 他にやり方を知らない
窮屈過ぎる空間に いつまで耐えれるかな
四角い空の向こうは 此処にはない自由が在る
煩い静寂の中… そんな事を 思っていたんだ
感情亡くしたわけじゃなかったんだ
そう思わなくちゃ辛すぎて 生きれそうにないんだ…
哀しそうな瞳で僕を見るな! 同情なんてまっぴらさ
だから嫌なんだ涙なんて 見せるもんじゃない
キズついてなんかなかった 涙さえも出なかった
はじめから期待なんて してるから傷つくんだ
哀しそうな瞳で僕を見るなよ! 同情なんてまっぴらさ
だから嫌なんだ涙なんて 見せるもんじゃない
誰も信じないわけじゃない
簡単に入り込んで
容易く闇をあさられるのが
嫌だっただけさ…
好きだった女の子に振られた。
ぼくの恋は、呆気なく散ったのだ。
「あーあ、残念。アタシも頑張って協力したのに」
そう言って幼馴染はずかずかとぼくの家に入ってくる。ここ最近、ぼくが片思いしていた相手と付き合えるよう色々画策してくれていたのだ。かといって、いざ振られてショックで立ち直れない日にわざわざ会いに来る必要なんてないのに。
その辺は、ちょっと意地悪というか、彼女らしかった。
「残念会だ残念会~っ」
「なんでそんな嬉しそうなんだよ」
「え、そうかな」
そうだよ。何なら最近で一番笑顔だよ。
そんなにぼくの不幸が嬉しいのか。
「でも、まぁあんたと色々作戦立てたりするの、楽しかったよ」
「玉砕しちゃったけどな。本当に助かったよ、ありがとう」
「……あのさ、女の子が善意で人の恋を手助けしたりすると思う?」
その瞬間、彼女の目が妖しく光った。気が付くとぼくはベッドに押し倒されていた。天井の光を遮るように、彼女はぼくの上へと乗っかって、片手がぼくの頬を優しく撫でる。
「女の子はね。同情すると見せかけて、人の獲物を横取りする狼なんだよ」
「ちょ……」
「相談に乗ってあげてたのも、あんたと一緒にいられるから。結局のところ、自分の利益優先で、計算高く行動してるってこと。覚えときなさい?」
男って単純だ。異性に好意を寄せられただけで、相手を凄く意識してしまう。
目の前の彼女は、既に幼馴染ではなくなった。
「今度はあんたを惚れさせる番よ」
耳元で囁く艶やかな声に、ぼくは既に夢中になっていた。
「同情なんてされたない」
このフレーズたまに耳にする。
うちにもある、そういう時。
自分のことは自分が1番わかっとるし、うちの気持ち全部理解したような顔して「わかるよ」て言うな!て素直に受け入れられんときもある。
でも、受け入れられん時の自分ってすごい心せまくって、自分で負のループぐるぐるしとるだけやんってわかっとるけど。やけど、意地張って反発してしまう。
あなたの「わかるよ」って言葉は、ほんとにうちを理解してくれとって、うちよりも喜んでくれて、うちよりも悲しんでくれて、うちより腹立ててくれとるってこと、ほんとは気づいとる。ほんとはすごい嬉しくって、やから甘えてしまっとる。
サンキュー母さん、いつもありがとう!
同情
同情って悪い意味ばかりではないはず…
どうせならば…
良い方向で…
寄り添って生きていきたい
あるドラマのワンシーンへの感想
その1
今にも涙が零れ落ちそうに瞳を潤ませて、目の前の男を睨み付ける美女。
『あんたなんかに同情されたくない…!』
『俺は…違う、これは同情なんかじゃない、これは』
「愛だよね〜」
「下心だな」
その2
しんと静まり返った会議室で一人スクリーンを見つめる男。コンコン、とドアが控えめに叩かれ一人の女が現れる。
『なんだ、何しにきた。その目は…同情か…? それとも落ちぶれた俺をわざわざ見に来たってわけか』
『わたし…わたしは』
「愛だな」
「打算ね」
その3
胸ぐらを掴まれた青年がガシャンッと金網に押し付けられる。青年は一瞬顔をしかめたが、すぐに目の前の、昔は親友と呼べた自分と同い年の男を睨んだ。
『…っにすんだよ!』
『お前、なんでこんな』
掴んだ手が、声が震え、男の目から涙が滑り落ちた。
『同情なんてするんじゃねぇ!』
「うわぁ、愛だわ」
「えっ? 愛なの? 葛藤とかじゃなくて?」
暗くなりそうなお題だったので、こんな感じですみません。
2023/02/21 「同情」
周囲の目が、私に突き刺さる。
「えっと…あの…」
うまく言葉が出て来ない私に、周囲の目はどんどん冷めていく。
「あの…あの…」
それに伴う様に、私は焦りを感じる。
焦れば焦る程、うまく言葉が出て来ない。
言葉が喉に引っ掛かるような感覚に俯く。
「はぁ…」
多くの溜息に肩が震える。
勇気を出し、少しだけ顔を上げて見る。
…上げなければ良かった。
期待外れだと言わん顔で、私を見る人達。
「あ…」
興味を失ったかの様に、私から視線を外し歩き出す。
「ま、待って…!」
引き留めようと伸ばした手。
でも誰も止まらない。
私の声は誰にも聞こえていない。
「待って…待ってよ…」
行き場を失った手を下ろし俯く。
「…何で出来ないの。」
拳を握り締め、唇を噛み締める。
ふと、足元が暗くなる。
不思議に思い、顔を上げてみる。
そこには一人の女性が立っていた。
「あの…」
声を掛けてみた。けど、返事は無い。
「えっと…」
言葉が出て来ず、女性の顔を見る。
「…」
無表情。だけど…
私を見つめる目は少し違った。
憐れんでいる様な可哀想な子を見る目。
「…ッ」
唇を噛む。やめて、やめてよ…。
そんな目で私を見ないで。
「…は」
「私はッ!可哀想な子じゃないッ!」
「見ないでッ!見ないでよ!!」
周囲の人達が一瞬、私に視線を向けたが
興味が無いのか、スグに視線を逸らした。
ただ目の前に居る
【一人の女性】だけが
私を責める様に見続けた。
同情
「どうしたの? 」
放課後、教室に忘れ物を取りに行くと、学級委員長でもあるしっかり者で美人の齋藤さんが机に突っ伏して泣いている。
そんな場面に出会すと思っていなかったから、気まずい空気に包まれていたけど、あまりにも泣いている状況を見て自然と私の口から出た言葉だった。
「ふ、振られたの! ほっといてくれる!」
「ご、ごめん……なさい」
齋藤さんの目の前でペコリとお辞儀しながら、そういば、齋藤さんには好きな人……片思いしている二つ上の先輩がいて、その先輩に今日告白するって話をしていたのを思い出した。
グループが違うので、直接聞いた訳では無いから盗み聞きしたようなものだけど、私達のグループがお昼ご飯食べてる近くで齋藤さん達のグループも食べていたのだから聞こえてしまったが正解だろうか?
兎も角、まさか本当に告白激が行われていたとは……それにしても、こんなに美人な子から告白されて断るなんて……全く知らない訳でも無く、同じ学級委員会所属で、一緒に買い出し等もして仲良さげな話をしていたのも休み時間に他の子と大声で話していたからクラス中が知っているというのに……。
なんだか、彼女の泣いてる姿を見て可哀想になってしまったのは言うまでもない。
「つ、辛かったね……私もこの間告白したら振られちゃったことがあって、だから気持ち分かるよ」
お節介やろうかもしれない、ほっといてと言われているのに、この間バレンタインの時に告白して振られている私は齋藤さんの気持ちが分かると伝えたかったのだ。
「何それ、良い子ぶらないでよ!」
「……!?」
突然そういわれた、そんなつもりで言ったわけじゃないのに……。
「せ、先輩に告白すること、貴方知ってたんでしょ……ざまぁって思ってるんじゃないの?」
「そんなこと思ってないよ、何それ……」
「貴方、先輩とお知り合いなんでしょ……先輩には好きな人がいて私は振られたのよ。 しかも、その相手が誰なのか知ってた? 鈍感すぎるんじゃないの? 先輩の好きな人って貴方のことよ……」
「……!!」
全く気付かなかった、先輩の母と私の母は実は親友同士で、だから小さい頃は良く一緒に遊んだしお泊まりも良くした仲で、小学校の頃も、中学の頃も親が忙しいと預けられたりしていたのだ。
それは先輩が高校生になってからも同じで、休日に先輩の家に預けられては先輩が作ってくれるお昼ご飯をご馳走して貰っていたけど、私からしたらお兄ちゃんという存在の先輩を恋愛対象として見たことは一度も無く……バレンタインの時も毎年恒例とばかりに手作りチョコをあげていたけど本命では無くて……。
なのに、私が先輩のこと本命じゃ無いのに手作りチョコをあげてることも彼女からしたら不満だったらしい。
どうやら、私が彼女を思って同情したのは間違いだったようだ……というか、そんなに怒られるとは思わなかったし、そもそも鈍感すぎる自分に、呆れそうになっている……だって、先輩が私を好きだったことに今までずっと気付かなかったのだから。
「ご、ごめんね、齋藤さんごめんなさい」
結局私は齋藤さんに謝って教室を後にした。
齋藤さんが気づ付いてるのに、更に心を傷つけてしまった形になり申し訳無く感じながら一人駅まで歩く帰り道……。
「待って~葵さん!」
名前で呼ばれて振り向くとそこには齋藤さんが……。
「さっきはごめんね、私も強く言いすぎた……電車の方向一緒だったよね、一緒に帰ろ、それと齋藤さんじゃ無くて真由って呼んで! それと、私まだ先輩のこと諦め無いからね」
力強く諦めないと、私の目を見て彼女は言った。
「う、うん……」
「葵さんも、先輩に気持ちあるなら伝えたら? 恋愛対象じゃ無いみたいだけど……誰かに取られたら寂しいかもしれないよ!」
「えっ!?」
「私、先輩と貴方が付き合うなら、何か許せそう……あ、でも私諦めないけどね……」
にこやかに笑う彼女は、さっきまでと打って変わって別人のようだった。
☆
――暫くしてからのこと。
私も先輩が気になりだし、真由と一緒に先輩に告白することに……すると「どちらか選べない!」と先輩に言われてしまい……気付けば私と真由、そして先輩の三人での同居生活が始まることに……。
でも、まだその先の展開は三人での生活がスタートしたばかりなので誰にも(私にも)分かりません。
どうなるか分からないけど、私達三人のこと皆さん応援し下さいね!!
それではまた……何処かでお会いしましょう。
※この物語はフィクションです。 ――三日月――
愛していると口にすると、口元が汚れていく、愛していると口にする、それが本当は愛でなくても
『同情』
同情なんていらない
ただ君の言葉がほしい
無理に寄り添おうとなんて
しなくていい
同情するぐらいなら
何も言わないで
なんて我儘だよね
君は僕に優しくしてるだけなのに
僕は君の精一杯の優しさを
受け取れないや
My story today
I am 8 am today
Come to my uncle
Always play the game...
Every day.
Day not changed.
Look YouTube
Unchanged
人の痛みに敏感な君は、はらはらと涙を流す。まるで自分の傷のようにひとつひとつ掬い上げてはのみ込んで。かわいそうや残念だと思うことはあるが君のように心全てを寄せることまでなんて俺には出来ない。
優しい君の美点でもあり弱点でもある。ひとり生きていく中でも数えきれない、表現のしようがない思いをするのに他人の心にまで寄り添う君。繊細というとガラスのハートと例えがあがるが、いつかそのガラスが割れてしまうかもと考えるだけで気が気ではなくて、『同情』を寄せ続けている君をかき抱く。
指先で払おうと光を受けた君の滴は、ガラスではなくダイヤモンドに見えた。やわらかに反射して、割れることはなく磨かれているんだと。だから壊れることなく尚優しくて。
「どうしたの?」
「何でもないよ」
それをどうかすべての人へ向けるのではなく俺だけに向けて欲しいと願うのは身勝手だろうか。