『友達』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
友達とも恋人とも言えない曖昧な関係
好きとか言わないからずっと居て欲しい
【友達】*138*
あんまり相談とかはしないんだけど
気をつかわず、時間も忘れて
何でもない話で盛り上がれる、
疲れを吹っ飛ばしてくれる存在かな
私もそんな存在でいれたなら
シアワセだなぁ
友達
夜中3時に通知音が…
まぁ酔った友達が連絡でもして来たんだろうと思っていたが、最近はそんな時間に連絡が来る事なんてずっとなかった
時間差で3回もなった時は舌打ちした
無視して寝たけど
起きて誰だよ!と見ると仲の良い海外の男友達だった
珍しい時間に連絡して来たから、なんかあったなとは思った
彼は国際結婚して今はアジアにいる
時差もそんなないから、変な時間に連絡して来る事なんてなかった
母国から連絡でもして来たかな?と思いつつ、彼の奥さんは同じアジア人
時差も考慮して連絡して来る奴なのになぁ…と思いつつ、返信すると
奥さんと揉めてた…
ならあの時間なら仕方ないかと思いつつ
向こうは離婚するかも知れない問題、
こっちは結婚する事になったとえらい温度差だ
私も海外に住んでた事があるから分かるけど、
現地の言葉が話せるようになってもルーツは日本
どんなに現地の言葉や文化を覚えた所で現地の人間には敵わない
3年くらいは楽しかったけど、それを過ぎれば私はしんどいの連続だった
母国ではない国に住むと言う事は、毎日何らからの小さなストレスが積み重なると思う
それを理解してくれる人でなければ、正直しんどいと思う
2人に問題がなくても、片方はずっとストレスがかかってる状態だからだ
それに加えて2人にも問題が重なると、片方は相当なストレスになる
彼の奥さんは男問題も出て来た…
奥さんはやり直そうと言うが、彼は難しいと思うと言ってる…
近々日本に行くから会って話そうと言ってるけど、
重いなぁ…
1年半ぶりに会ってそんな話しかよ!
と言う今日あった、私の友達のお話
小説
迅嵐
二人の非番が重なる貴重な日。俺たちはショッピングモールに遊びに来ていた。久々のデートに俺は柄にもなく舞い上がっていた。
「久しぶりだな。ショッピングモールなんていつぶりだろ」
隣の迅はくるりと辺りを見渡すとニコニコと笑っていた。その表情から悪い未来は見えていないと察す。
「だな、本当に久々だ。どこから回ろうか」
すると後ろから声をかけられた。
「お兄さん達、一緒に遊びません?」
「え?」
振り向くと、若い二人組の女性がこちらを見ていた。
「お友達同士で買い物ですか?」
一人の女性が笑顔で話しかけてくる。……友達…。まぁ普通は友達に見えるよな…。
恋人同士に見えていなかったという残念な気持ちを抑えながら、どうやって断ろうかと悩んでいると、横からにゅっと迅の腕が伸びてくる。
その手はそのまま手持ち無沙汰だった俺の手を握りしめた。
「いやぁごめんねお姉さん達。おれ、今こいつとデート中だから」
そのままさっさと背を向け、迅は俺の手を引きながら歩き出してしまった。
しばらく歩いて女性たちが見えなくなると、俺は今だ前を向き続けている迅を引き止める。
「ま、待て迅。良かったのか?あのまま置いていってしまって…」
迅は振り返ることなく、俺の手を強く握り直しながらぽつりと呟いた。
「……友達じゃねーもん」
迅の表情を伺うと、子供のように拗ねた顔で俺をじっと見つめ返してきた。その姿のなんといじらしいことか。あまりにも可愛くて、先程の悲しい感情はすっかり消え失せていた。
「はは、恋人、だもんな?」
俺は未だ少し不貞腐れている迅の手を引くと、可愛い恋人に、アイスが食べたいとおねだりをするのだった。
【書く練習】
今日は、テンション上がりっぱなしだった
テンションって楽しいことのイメージだけど、
自分は気持ちが張って、自分を保っていられない状態だ
疎外感にイラついて、怒りをぶつけた
その後、後悔して落ち込む
達成感で高揚し、嬉しさに心踊る
その後、浮かれすぎだと落ち込む
気持ちの上り下がりに、体かがついてこない
脳の回転が止まらず考えがあっちこっちに飛ぶ
体が熱をもち、倦怠感に襲われる
普通ではないと認めたくない、こんなこと誰でもあるはずと思いたい
皆は、人は、どうなのだろう
自分だけという恐怖感
よく通う喫茶店で、珈琲を飲んでいると、
60代ぐらいの老人が話しかけてきた。
「あなたは、いつもひとりですね。」
「友達とかは、いないんですか。」
私は、読んでいた新聞を机に置いて、
その老人と話す。
「私は、静けさが好きなんですよ。
それに珈琲ぐらい自分のペースで飲みたいですしね。」
老人は言う
「私もその年の頃は、よく独りで何かしてましたが、この年になって、好きだった静けさが寂しさに変わりましてね。
人生の先輩といいますが、そこまで、私に力も何もありませんが、いとつだけあなたに
忠告を与えましょう。」
「人とのつながりは、万物よりも大事なものです。」
その日から、その老人とは、会わなくなった。
他人に厳しく
自分に優しく
友達にはもっと優しく
(友達)
友達
大人になればなるほど、友達という存在の貴重さに気付きます。
"友達"として仲良くなれるのは、学生までなんじゃないかと最近思います。
社会人になれば、仲の良い人はできますが、同僚や後輩、上司、趣味仲間…いずれも、友達と紹介するには何か違う気がするのですよね。
いくら仲の良い人が出来ようと、地元の友達には敵わないのです。
皆がそれぞれ違うところにいても、家庭を持っても、数年会ってなくても、なぜか友達はいつまでも友達なのです。
あいつどうしてるかな?なんて気になるのも友達以外いません。
それ程に青春時代を共に過ごした友というのは、大事な存在なのでしょうね。
いつまでも大切にしたいものです。
・友達
友達ってなんだよ……
心配してただけなのに……
余計なお世話とか言って……嘘ついて……
被害者ヅラしてるあんたが憎くて
友達なのに酷いとか言ってさ……
もう友達じゃない……ただ、
友達の振りをする自分が許せないのも否定しない
幼い頃、両親からのプレゼントでぬいぐるみをもらった。今日からあなたのお友達よ、なんてよくある言葉ごとを素直に受け取り常に一緒に過ごした。
どこに行くにも一緒、風呂やトイレは扉の前で待っててもらった。一緒にいたい、いるべきだ、いなければいけない。誰に何を言われようと決して離れない。友達なのだから当然でしょう。
でも歳をとるにつれてみんな変わってしまった。
母親のヒステリックな叫びと父親の躾、クラスメイトの勝手な言い分から友達を守り続けた。何度引き裂かれても捨てられても直して探し出してずっと一緒にいる。
もう何日もごはんを食べていない。腫れ上がった頬と躾された身体が痛い。担任に引きずられて知らない人たちと病院にいってそのまま閉じ込められた。だけど友達が一緒だから怖くない。殴られるのも女の子の躾もつらくない。
だから、だから、友達を連れて行かないで。私だけの友達なの、何もおかしくない。
――友達はずっと一緒でしょう?
【題:友達】
友達
この関係は、壊したくない…でも、ずっと此の儘の関係でいるのも…もっと、異性として、強い絆で繋がっていたい…
何時から、あなたの隣りにいる間に、そう願う様になっていた…
始まりは、仲良しグループ同士の繋がりで、直接言葉を交わす事も無かったけれど、少しづつ、打ち解けて、偶に2人だけで、お喋りする様になっていた…
それが、何時からか、意識し始めて、恋していた…
あなたのさり気ない気遣いが、堪らなく好きになってきて…友達だけど、それ以上の二人になりたい…
公園は夕暮れの静かな時間に包まれ、空はオレンジ色から薄紫へとゆっくりと変わりつつあった。空の端にはまだ細く輝く太陽が見え、その光が木々やベンチの影を長く伸ばしていた。
風はほんの少しだけ冷たくなり頬をそっと撫でる。少し肌寒いけれど、この時間の公園には特別な静寂があって私の心も自然と穏やかになっていく。
心の奥には普段抱えているわずかな寂しさがあった。この静けさの中でそれがふと顔を覗かせ、心を少しだけ締めつける。
けれど、そんなときあの子がいつも現れてくれるのだ。まるでその寂しさを見透かしたように、ひょいと隣にやってきてくれる。
しなやかな体を持ち上げ、ベンチの私の隣に飛び乗ると、さりげなく寄り添うようにして体を丸めた。小さな体から伝わる温もりが、冷えた体にじんわりと染みてくる。
触れた瞬間、張り詰めていた心の糸が少し緩み、頬が自然とほころぶ。
「ああ、今日も来てくれたんだ」
あの子は何も言わない。その沈黙の中にある静かな安心感が、今の私には大切なもののように思えた。
そばにいるだけで心が癒されていく不思議な感覚。心の中に生まれる安らぎと温かさが、あの子と過ごす時間の何気ない瞬間を特別なものに変えてくれる。
夕陽に照らされたあの子の毛並みはふんわりと金色に輝いている。時々顔を上げて、大きな瞳で私をじっと見つめる。その視線を感じるたびに、胸の奥がじんわりと温かくなる。あの無垢な瞳に見つめられるたび、言葉を超えた何かが通じている気がした。まるで、言葉以上のものが二人の間に流れているかのようだ。
日がさらに沈みかけ、あたりが少しずつ暗くなるとあの子は立ち上がって小さく伸びをした。ふわりとしっぽを揺らし、最後に一度だけこちらを振り返るその姿に小さく微笑む。
「またここで待ってるからね」
あの子は何も言わずにそのまま芝生の向こうへと歩いていった。その背中を見送りながら、心が少しずつ温かく満たされていくのを感じた。
【友達】
友達
よく考えたら異性の友達って
小学生の頃には、いたかも
それ以降は思い当たる相手がいない
転校とかしなかったら
異性の幼なじみと縁が続く可能性
あったのかなあ
そうしたら異性との交流に慣れてさ
誰かとお付き合いしたりして
恋愛や結婚とかしてたのかもよ
そういう人生もあったかもしれない
いんや
たぶんそうはならなかっただろうな
恋愛も結婚も自ら進んで取りにいかない
それらを押し付けられない時代に生きてる
ありがたいって思うもの
友達がくれたはずの飴をリュックの中から探す。
もしかしたらもう溶けているかもしれないけれど、甘いものでなんとか今の気分を誤魔化したかった。
飴を探していたはずだが、出てきたのは母親がくれた細長いキャラメルだった。買ったは良いものの、口に入れたら満足してしまったのだという。残りのキャラメルをばさばさと母親がリュックに入れていたのを思い出した。口の中で想像を裏切らない味が広がる。
僕は心のなかで母親に感謝した。ざわざわとしていた呼吸が、少しずつ落ち着いていくのを感じた。
頬を撫でる風を切って、もう少し歩きたかった。
生活が変わって 世界が変わって
いつの間にか、思い出の中でしか楽しい会話ができなくなった。
過ごした日々はかけがえないけど
今の生活とはかけはなれていて
考え方も価値観もお互いに変わってしまった。
隣で自転車を走らせてた頃と違って
もう前に進むペースも道さえも違うのだから。
#友達
うちの小学校にはミニバスがあって地区で一番強かった。先輩後輩の関係が怖かった私は親友に何度誘われても頑なに入ろうとしなかった。小学5年生のときに転入生が来た。都会の洗練された雰囲気があって一目置かれていた。彼女はミニバスに入りたいらしく、その日から私の親友は彼女の親友になった。私が3人でいることを避けたのかもしれない。2人でいれないのなら、親友の一番でいられないなら。自己中心的でしかないってわかっているけど、私は2人がよかったな。高校生になっても、私はまだ、誰かの1番にこだわり続けている
あなたから不意に出る言葉でどれだけ傷ついたかわかる?
あなたからの何気ない言葉で救われたのかわかる?
傷つく事があってもやっぱりあなたたちと生きることをやめられない
#友達
数じゃなくて深度
時間じゃなくて密度
何だってありのままに語り合えることもあれば
あえて言いたくないこともある
私にとっての友達の定義
友達に向けるようなものではない目を、友達から向けられている。
そして、友達自身は無自覚であろうその視線を、満更でもない気持ちで受け止めている自分がいる。
僕たちはもう、友達のままではいられないかもしれない。
【友達】
友達に会う。その時間はかけがえのないものになっていく。
どんな関係だって、結婚していても、未婚であっても、同性でも、異性でも、仲良くなれば、皆友達になる。
友達になるのに年齢は関係ない。どんな出会いをしたかなんて些細なもの。
些細な切っ掛けで会話が始まり、気が合い始めて、仲を深めていく。一方的に話すのではなく互いの話を聞き合うために。
時には沈黙することもあるだろう。でも、沈黙したからといって友達じゃない訳ではない。
再び話し合う時を待つのも、また友情なのだからーー。