『友情』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
友情。
これまた大変難しいお題である。
友達自体は、それなりにいる。多分少なくはない。
相手によりけりだが、そんなに浅い付き合いをしている
つもりもない。
嘘をつくのが苦手なので、
ほとんどありのままを吐き出している。
だから周りも警戒心を解いてくれるのだと思う。
ただ、友情……
友『情』かあ……
まず、誰かと人付き合いをする時に、『情』って湧くか?
てかそもそも、『情』って何?
友達に対してありのままを曝け出して話すのは大好きだ。
もちろん、友達のことも好きだ。
何かあれば心配するし、親身になって相談にも乗る。
ただ、それってあくまで、
波長の合う話が出来ている事それ自体とか、
そういう話が出来る友人の人となりが好き、
それ以上でもそれ以下でもないので、
深い『情』みたいなものまで湧いているかと言われると、
うーん……かなり微妙である。
つーか、『情』というものが湧き出したら、
それっていよいよ友の域を越えて、
恋愛に発展したりしないか?これ、私だけ?
…………それとも、私の、友人に対する価値観が、
こざっぱりしすぎているのだろうか……
友情
無縁なタイトルだ。
そもそも私の友達と呼べる存在は、
この手で数えられる程しかいない。
まぁ、世間渡り上手なあの子が居てくれるお陰で、
表面上のお友達ならば沢山いるのだが、
私は基本話を合わせるだけ合わせてその場を流すタイプ
なので、友達が居たとしても数ヶ月後には離れられるし
特定のグループの中に居続ける事が出来た試しがない。
虐められる事はあっても、それ相応の仕返しをお見舞いする
タイプだった為か、次第に虐められる事すら無くなった。
そんな私でも、唯一親友と呼べる子がいる。
その子はNと言って、純真無垢で優しい、
何も考えていないようで、実は何か考えてるタイプの子。
私が虐められてる時は一度も声をかけず、
熱りが冷めた辺りで私に声をかけて、そんな事があった
んだ〜知らなかったとシラを切って私の腕を掴む。
私はそんな関係が心地よかった。
何より、他人事で居てくれる事が嬉しかった。
私を一他人として見てくれてると言う事は、
いざと言うときは私を100%見捨てられるって事だ。
下手な駆け引きがなくてとても楽。
一緒に居るのが楽だと感じる存在だった。
Nは良く笑いよく泣くタイプの子で、
私がお勧めした動画を見てゲラゲラ笑って過呼吸起こしたり
一緒に見に行った映画館で号泣して私の服で拭き始めたり、
思い返してみればNは私と同じくらいか、それ以上に
変な子だった。
変人×変人は、歪であれどお互いがお互いを
理解しようとも思わないので逆に心地が良い。
私とNとの友情なんて、存在してる様でしていない
空虚なものなのかもしれないが、私とNはまんまと
それに酔っ払っている。
だから今日も、隣でテレビを付けろと駄々を捏ねるNを
無視してこんな文を綴っている。
クソッ…ポテチ食った手でリモコン触んな
【友情】
突然ながら君たちに質問をしよう
君たちは数と時間どちらを選ぶ?
僕は断然時間だよ
なぜなら生物である限り僕らが持っている時間というのは有限だからねぇ
それに、友好関係を築くにはじっくりと時間をかけることも大切だからだよ。
勿論、数も大切だと思うよ?
人脈が多い程様々な事に対応ができるし、何より、人は弱いからね
動物なんだから当然じゃないかな?
でも、その群れは良い群れか悪い群れかの判断は人による
だって人は無意識のうちに言葉で人を切り裂いてしまうからね、それが殺しとなるか友情となるかは、引き起こした原因の対応にもよるものだからね
ではもう一度問おう
時間と数どちらか一つだけ選べるとして
君はどちらを選ぶ?
#今日のお題
#友情
私には、中学、高校からの大親友がいる。
私の妹であり、可愛い親友。同級生の女の子とは
仲良くしているけど、男子とは微妙だ。男女の友情ほど儚いものはないよ
ほんと、その通り
自分も12年共にした男子がいるけど、今は、かなり
仲悪い。女友達とはよく話してる。あの頃は
まだ仕事とか恋の話してなくて。
恋愛はしたかったけど、
なぜができなかったんだ。たぶん
陰で高嶺の花と言われたから。
でも、そんな私だけど
親友とは今でも仲良くしてるんだ
数少ない親友の中でも1番好きな人。
結婚式とか彼氏が出来た時は
教えたいしね。
ちなみに、彼氏はいるけど
ね
友情は壊れやすい。
どんなに続くと信じていても、少しの歪みからあっという間に壊れてしまう。
壊れては別の友情が生まれて、
また壊れてはまた別の友情が芽生える。
毎回壊れる度に傷つくのなら、過度な期待を寄せなければいい。
心のどこかで一線を引けばいい。
そう思っているはずなのに、
今日も私は永遠に続く友情を求めてしまっている。
【友情】
自分自身が冷たい人間に思えます
そんなわたしの周りには
情に深い良い友達が
何故か大勢居てくれるのです
情を情で返したい気持ちは有りますが
なかなか形に出来なくて
日常が少ししんどいと感じると
連絡を取るのも億劫になってしまう
なんて薄情なんだと
我が身が憎らしくも感じます
そんなわたしでも
皆の幸せと安寧を
こっそり願うことは出来るのです
共に幸あれ
もし、友達が困っていたなら
そして、助けて欲しいと私を頼ってくれたのなら
自分の出来る限りの手を尽くし助ける。
…助けてと言わなければ助けないのかと言われそうだが
私は、友達を信じている。
自分より優れた面を多々持つ素敵な友達を。
大抵の困難は私なんかを頼らずとも
一人で乗り切れる強さを友達は持っている。
それを信じているからこそ
頼られてもいないのに手を貸すことは
余計なお世話だし、
友達に対し失礼だと思っている。
友達にベッタリな関係は、
学生の内の一過性のものだと個人的には思っている。
そういうのも非常に良い経験だと思うし、
否定はしない。
相容れてもらえるかはわからないが、
私個人は、個々の力を信用し、基本は一人立ちという関係を好んでいる。
そして、いざという時は人の字になって相手を支えることは厭わない。
今後も友達とはこういう友情でありたい。
友情
男女の友情はあるのだろうか
ジェンダーがうるさい昨今ですが
情事がない仲というのは
憧れるものです
そんな友情が築けたらいいですなぁ
友情?愛情?情愛?
人の関わりはよくわからんですな
「ねぇ、今日久しぶりにカラオケいこう!」
「おっ、いいね!!今度こそ負けないから!」
「ねぇ、職員室ついてきて!」
「うん。いいよー?いこいこ!」
やっと7時間目が終わって開放感溢れる放課後みんなが遊びに行こう。だとか、ここに着いて来て。だとか女子同士で約束する話を聞きながら私はひとり本を読んでいた。
やばっ、この本面白すぎる!
何回でも読みたいぐらいだわ!
楽しみながら本を読んでいたらいつの間にか外は暗くなっていた。
「もうこんな時間か・・・・・・・・帰ろ。」
「ただいまぁ。」
挨拶をして家の中に入るとお母さんがご飯を作って待っていた。
「あら。莉乃(りの)おかえり。
ご飯もうすぐできるからね。」
「うん。ありがと。」
そう言って自分の部屋に入ってさっきの続きの本を読む。
しばらくするとお母さんから呼ばれた。
ご飯が出来たみたいだ。
「どう?学校楽しい?
あんた仲良い友達いるの?連れて来てもいいのよ?
本もいいけど、友達とも遊びなさいよ?」
またその話か。
最近はそればっかりだ。
うんざりしながらも答える。
「別に、友達とそんな仲良くなくたってやっていけるし。別にそんな仲良いい友達が欲しいとも思わないし。
心配しなくていいよ。普通に友達はいるから。」
「そう?でも、1人ぐらいすごく仲がいい子がいた方が安心じゃない?人と人の繋がりは大切なのよ?
いつもお父さんが言ってたでしょ?」
お父さんは私が小さい頃に亡くなった。
お父さんはいつも言ってた。
"人と人の繋がりは大事だ。
できる限りは多くの人と繋がりなさい。
そうすればいつか絶対役に立つ日がくるから。''
って。
「はいはい、そうだね。大丈夫だって友達ちゃんといるし。心配しないでいいから。
ごちそうさまでした。」
お母さんは何か言いたそうだったけど、無視して食器を片付ける。
それからは宿題をして本を読む。
そして、小説がキリのいいところで読むのをやめて寝る。
私には別に仲の良い友達なんていらない。
だからといって教室で孤立しているわけじゃなくて普通にみんなと話せるし、行事とかには一緒に回る人には困らない。
ただ、マンガや小説であるような’’親友"ってやつがいないだけ。私はそれでいい。
深く関わったってめんどくさいだけなんだから。
キーンコーンカーンコン
4時間目が終わりみんながお昼を食べようと動きだした。
私は本と弁当を持っていつもの場所に向かう。
いつもの場所とは中庭だ。
誰も来なくて静かで、落ち着く。
そんな1人でゆっくりできるこの時間が私は好きだった。
1人で本を読みながら弁当を食べていると
「莉乃ちゃん!!こんなところで1人で食べてるの?」
同じクラスの桐山 颯(きりやま はやて)がやって来た。
いつもクラスの中心にいてクラスのムードメーカー的なならやつらしい。
興味ないから知らないけど。
「見ての通りだけど・・・・・・・・・」
「そっか、そっか!莉乃ちゃんはいつも本読んでるけど友達と仲良くしようとか思わないの?」
はぁー、最近このこと聞かれるの多いな。
めんどくさい。
しかも今、本がいいところなのに。
桐山颯が来たから読めなくなっちゃった。
「別にそんなこと思わない。
本を静かに読めればそれでいいから。」
私がそう答えると桐山颯は何かを決めたような決心した顔をしていた。
「あのさー。
明日俺達のクラスに明日俺の双子の妹が転校してくるんだけど、多分莉乃ちゃん妹と気が合うと思うんだよね。
妹も本好きだし。
だから仲良くしてやってね。」
桐山颯はそれだけを言いにきたらしく私の返事も聞かずに去って行った。
別に本に影響がでるなら一緒にいたくないし、いるつもりもない。
だけど、本好きだと聞いたのでどんな子なのか、少しだけ少しだけ気になった。
続く
読んでくれてありがとうございました。
書く習慣/111日目。
「 友情 」…
私「俺たち…親友だろ」
友「あぁ…だから、その手を下ろせ」
私「ほら、固い絆の握手をしよう」
友「嫌だ〜!」
友「俺は、まだ…負けたくないー!」
魔法カード発動!
友情 YU-JYO
「①:相手プレイヤーに握手を申し込む。
相手が握手に応じた場合、お互いのLPは、お互いのLPを合計した数値の半分になる。
自分の手札に「結束 UNITY」がある場合、そのカードを相手に見せる事ができる。その場合、お互いは握手をして、このカードの効果を適用する。」
私「これが結束の力さ」(コナミ感)
私「本田くん、発射!」
友 LP 0
友「友情ガンドラ……恐ろしいワンキルだ、
何回も成功していたら友情崩壊だ。」(海馬感)
私「皆んなの思い…この手に宿ってるよ」
友「黙れ、強制握手会」
・・・(੭ ᐕ)程々が大事…
友情とは、
共感や信頼の情を抱き合って互いを肯定し合う
人間関係もしくはそういった感情のこと。
友同士の間に生まれる情愛。
……だそうです。
とある人はこう言った、
男女の友情は続かない!
お互い親友にはなれず、
友達という関係は崩れる…
何故なら、友情から愛情に変わるから。
″共感″信頼″感情″…
確かに、恋人同士でも起きる現象やね
だから、
男同士と女同士の友達が多いわけか
( ^ω^)コレでまた賢くなれた?…
( ^ω^ )ん?…
と言う事は、
実質、私は異性の友達全員に
フラレタって事か!こりゃ悲しい。
┏(^o ^┏)┓ノォォォォ…
そ、それでも…
この一瞬の友情は本物だ。(多分)
どんな姿になっても、
「我が友、李徴子ではないか」
みたいに良き友である様に。
では、また明日…
今、目があったな?
よ〜し、ポケモンバトルだ!
友情のデゥエル(♪)
【お題:友情】
友情。それってなんなのかよく分からない。だから、私より5つくらい上のソフィアに聞いた。
「友情ってなに」
「え?」
ソフィアは何を行ってるのか分からないというような顔をしてこっちを見てくる。
「え?他のドールの友達でもできたんですか?」
ドール。貴族の従者であり、嗜好品。ある研究者が作り上げ、王様の娘に5歳の頃献上したことから、
5歳になった貴族の誕生日プレゼントとして渡すようになったもの。
もちろん人形だからなにも食べないし寝ない。だから、自分の主人が寝てる間こうやって他のドールに関わることが
ある。
「ううん、エリン様が読んでた本に書いてあった。」
「へ~。エリン様は読書家なんですね」
「アリス様だって読書家。」
アリス様って言うのはソフィアの主人。物腰柔らかでいい人だった。
「友情って言うのは、友達を大切に思う気持ちなんじゃないですか?」
「でも私、友達いない。」
「え~、私は友達じゃないんですか!?」
「ソフィアは先輩。」
「う~ん、なんか距離があって寂しいですが、まあいいでしょう!」
「そういうものなのかな。」
「え?何がですか?」
「ううん、なんでもない。」
「まあルーナにもいつか友達ができますよ!」
「急に話変わった。」
「えへへ...」
「...本当に私にも友達できる?」
「はい!本当ですよ」
「そう。」
「あっ、そろそろ主人が起きる時間じゃないですか?」
「そうだね。」
「じゃあ、またあいましょう!」
「うん。バイバイ。」
友情。私にも友達できたら分かるかな?
今日は、お母さんもお父さんもいない。
こんな寂しい夜は、アナタを呼んで一緒に遊びましょう。
お人形遊びをしたり、おままごとをしたり。
お母さんの口紅をつけて、大人ぶってみたり。
そして、大人ぶった私はアナタの唇にキスをした。
アナタの唇はひんやりしていて、かたい。
だけど心は、じんと温かくなった。
私は笑顔になる。
アナタも私と同じくらい笑顔になる。
アナタの口、おかしいわ。
口紅をつけたままキスをしたから、アナタの口にはワインレッドがベットリとくっついていた。
でも、お互い様ね。
私はお腹が痛くなるくらい笑った。
アナタも私と同じくらい、笑った。
「ねぇ、だれと話してるの」
お母さんが帰ってきた。
今日はもう遊びはおしまい。
じゃあね、また今度。
私はティッシュでワインレッドを拭った。
目の前には、私が居る。
毎日適当に生きてきた
ただただ息をするだけのように
言われたことを
言われたようにやるだけの日々
つまらなかった
大人の決めたルールに従い
誰かの期待に応える
びくびくしながら
親の顔をうかがう
それが生きること
僕の生き方なんだと改めて思った
つまらない生き方
どこからでもいつだって良い
誰かここから
連れ出してはくれないか
66 友情
冷蔵庫の残り物、みんなで集めてカレーにしちゃえばいいんじゃない? うちに持ってきなよ。402号室の岸さんがある日そう言ったので、毎週金曜日は「闇カレー」の日になった。お弁当で型抜きしたあとのチーズとか、ちょっと余って乾きかけたお刺身とか。それぞれの家から持ちよって、ぐちゃぐちゃに切り刻んで鍋にぶちこんでルーを放り込む。口をつけた食べかけじゃないことと腐ってないことだけがルール。文句は一切言いっこなしだ。私は今日、トマトのへたの近くの身を切ったものと、大量に茹でて余った枝豆を持ってきた。鍋のなかではグツグツと、よくわからない具の入ったカレーが煮えている。
「今日はまた一段とカオスって感じ」
「でも美味しいと思うよ。卵とトマトと枝豆と肉と葉野菜、あといろいろ。不味くなりようがないじゃない」
白菜の芯とチャーシューの切れ端を持ってきた間野さんが言う。
「まあカレーだもんね」
「そうよそうよ。カレーだもん」
そう。なんど試したところで、できるのはカレーなのだ。たまに失敗の日はあるけど、食べられないほどひどい味になったことはかつてない。カレー。なんと懐の広い食べ物なのか。
「そういえばさあ、うちの娘、やっぱ戻ってくるんだって。これで三代離婚よ」
「それがいいわよ。逐一報告してくれるだけマシ。うちのなんてどこでなにしてんだか」
すでに成人した娘さんがいる橋本さんとそんな話をしている。ゆで卵を持ってきた佐山さんは在宅介護をしていて、私には反抗期真っ只中の14歳の息子がいる。今は塾。
まるでみんなの生活模様まであれこれと煮込んだように、カレーはすべてを包んでいい匂いをさせている。今週の闇カレーも、多分成功だろう。食べたら交代で洗い物をして、さっと解散だ。人生は忙しい。食べて片付ければ、またすぐに明日が来る。
あの頃は良かった。何をするにも自由だった。夜の街を遊び回るのも、捨てられていた子猫を保護して一緒に育てたのも、あいつがいたから何でも楽しめたんだ。
あいつの影響で変な漫画にハマったり、信じてなかった占いもなんとなく信じるようになって。
本当に楽しかったんだ。本当に。
なのに今は不自由で、何をするにも失敗、失敗、失敗。上司に怒られ、同僚には笑われ、努力は横取りされて何もかも楽しくない。生きていても意味がない。
あいつは何をしているんだろうか。平和に生きているんだろうか。そんなこと考えていたら何故か涙がこぼれ落ちて。
そして気づいたら、電話をかけていた。でも出るわけもなく。何気なしに書きしめた遺書を机に、首を…なんて思って、足元にあった椅子を蹴った。
その直後。
「なにしてんだよ!!」
あいつが淀んだ部屋に飛び込んで、俺を吊り上げる縄を切り捨てやがった、なんでここにいるんだお前。
そんな事言う前に強く抱きしめられていて。そんなに震えて何なんだ、大丈夫かなんて言い出す前におまえの口から弱々しい音が漏れ出て落ちた。
「間に合って、良かった」
お前、仕事は。
「そんなもん途中で抜け出して来たに決まってんだろ、だって」
だって?
「かけがえない親友の危機に駆けつけられないなんて、一生後悔するだろうから」
ああ、本当にお前は。
お前が親友で、本当に良かった。
10.『友情』
「友情」
これまで、育んできた友情に嫉妬が混ざってしまい
関係性が上手く保てなくなってしまうことがあった。
たまたま同じコミュニティに属して出会う。
それがたまたま気が合うなんてすごいこと。
なのに他人と自分を比較する自分のくせで
ダメにしてきた友情はもう取り戻せるはずもなく。
自分で自分の首を絞める人生は嫌いだ。
#18
百合を好きになって何年経っただろう。
この想いを伝えてもいいのだろうか。
嫌われないだろうか、気持ち悪いと思われるだろうか。
この想いを伝えなければ、ずっと友達のままでいられる。そう想うと心がぐちゃぐちゃになる。
嫌われたくない。貴女を愛したい。
貴女と共に過ごしたい。
貴女の声が、匂いが、笑顔が、姿が好き。
誰にも渡したくない。
私だけの貴女を。
「友達でいようね」と言葉にして言われた瞬間、足元にぽっかりと穴が出来て、落ちていくような感覚がする。気持ちがすうっと冷めていくような、うすら寒い気持ちになる。
「どうせ明日には忘れてるし、来年には縁が切れてる可能性だってあるのに何を言っているの?」と、軽々しく言葉を扱う相手に怖くなるのだ。
無理に約束なんてしなくていい。居心地がよければ一緒にいればいいし、めんどくさくなったら別れよう。私が友達に望むのは、それだけ。
《ある会話》
へぇ、友情っていうんだ〜
おもしろい枠があるんだね
君の住む世界は
〜友情〜
僕達は同じ源から
分身のように
生まれてきている
僕達は繋がっているんだ
源が体験したいものを
僕達それぞれが体験し
還元している
僕らそれぞれが
源そのもの
そして
僕は君
君は僕
少年漫画のような
激しいバトルと"熱い友情"に憧れていたけれど
実際はそうじゃない。
「ポテトうまそー!1本戴きぃ♪」
「はぁ!?5本も食ってんじゃん!!」
親友と肩を並べて歩く毎日は
細やかなバトルを繰り返す"温い友情"だ。
憧れとはかなり違うけど
少年漫画よりも楽しくて満足してる。