『友だちの思い出』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
5、『友達の思い出』
友達の思い出って聞くだけでその人のいろんなことが分かって面白い。いろんな良い思い出や悪い思い出を聞くたびにその人がどんな人かもっと詳しく知りたくなる。自分とは、違う人生を歩いてきた人だからこそ、自分の知らなかった新しい考え方や世界が見えてくる。思い出を聞けば聞くほど、自分の世界も広がる気がする。だから私は、人と会話をすることが好きだ。もっといろんな世界を私は見てみたい。そしていろんな世界を知って考え方を変えていきたい。考え方が変わると自分の中の見え方も変わると私は思う。
良い話も悪い話も両方知りたい。なぜなら、悪い方だけ知っていたとしたら、世界は真っ黒くくすんで見えるだろう。でも、良い話だけでは気づけないこともあると思う。不幸があるからこそ幸せを感じられるように。幸せだけを知ってたら幸せには気づけない。幸せがあるから不幸もあって不幸があるから幸せがある。だからその両方を知り、どっちの考え方もできて常に幸せが感じられるようになりたい。
当たり前にある幸せを見失わないように、今平和に生きれている当たり前の日常こそ本当のしあわせだと気づけたのもいろんな友達といろんな思い出を聞けたからこそだと私は思う。だから、貴重な体験をさせれくれてる友達は、大切にするべき存在だなと思った。友達って素晴らしい。
#12 友だちの思い出
__友だちに恋をしたことはありますか。
苦しい。苦しくてたまらない。
あなたを想う度、胸が張り裂けそうだ。
私の想いを知ったら、あなたはきっと軽蔑する。
あなたの特別になりたい。でも、今の関係性が崩れるのも嫌だ。友だちのままならずっと一緒にいられる。
それでも特別を求めてしまう私はどうしたらいいの?
友だちの思い出
人の記憶なんて
時の流れとともに消えたり
都合よく改変されたりするものだろう
みんなの人気者だった君が
僕のことなんて覚えているはずがない
そう思っていたのに
街で偶然会った君は
懐かしそうに僕との思い出を
語ってくれたんだ
君と僕は確かに友だちだった
これからもまた
友だちでいてくれるかな?
「ふたりだけの写真」
「あーそうかぁ、そうだよなぁ……」
「どうしたの、頭抱えて」
「いや、ほら、披露宴で流す映像で使う画像探してるんだけど」
「うん」
「俺たちの場合、友人関係だった期間があまりにも長いからその……」
「その?」
「恋人らしい写真が、ない……」
「みんなと撮った写真ならあるでしょ」
「あるけど、あるけどさぁ!」
「どうせみんな私たちのことわかってるから、いいんじゃない?」
「え……いいの……?」
そもそも、友人関係だった期間が二十年超えてしまった理由の大半は、そちらにあるのだ。今さら何を言っているのだろう。「やっとくっついたか」と共通の友人全員に言われたことを思い出してほしい。
「いいなら、いいけど……」とか「なんかなぁ」と呟いている彼を見つめる。
ぶつぶつ言っている暇があったら、使う画像選んでほしい。というか、言いたいことがあるならハッキリ言ってほしいのだが……
「じゃあ、今度の休みにどこか出掛けて撮る?」
私の提案に、ぱぁっと嬉しそうな顔をする彼。
愛いやつめ。
あー、私も大概だなぁ……
────友だちの思い出
友達の思い出は…
不思議なんだけど
最悪な事ぐらいしか覚えてない。
学生時代をやり直したいなぁ…
「友だち」という名のフタをして過ごした
楽しくも悲しき それでいて宝物だったあの時間
ただ会えたら ただそれだけで
今日のお題。友達の思い出。
これはきっとよくある実話。
私には同い年の従兄弟がいる。従兄弟、といってもたまに会って遊んだり話したりする友達、というような関係の。
まず、どのくらい遡るかになると、私が憶えている一番古い記憶、つまるところ3歳になって何日かたったある日の
事。まあこれは全然本題とは関係ないが、私はある疑問が浮かんだ。今思うと大変可笑しな話だが、何だったと思う?
これがまさかの「私ってどうやって言葉を覚えたっけ?」っていう、姉に話したら「お前本当に当時3歳?」とか
酷い事を言われて私も納得してしまった疑問である。…当時から思考が頭可笑しかったから3歳であっているのだ。
という関係ない話は置いておき、その3歳の時、私は従兄弟と仲がよかった。よく遊んで、焼きそばあげて、たこ焼きの
たこ貰って、たこ焼きの生地あげて、カレーあげてピーマン貰ってあたりめ貰ってチータラ貰って枝豆取り合って…
まあとにかく仲がよかったのだ。親戚の中で一番仲良いのが彼である。と言うくらいには。
…当時はよく来ていたのだが、4歳辺りから全く来なくなり、再会したのは二年後、つまり小学校に上がってからの
事だった。その日、久々に彼に会えると分かり、上機嫌で「久しぶり!」と言った。そしたら帰って来た言葉は
「は?おまえ誰だよ。」だったのだ。その時は周りが本当に苦労した。泣くわ喧嘩するわ従兄弟も従兄弟で「二年前
の事なんか憶えてる訳ねーだろ」っつーわで本当に苦労したものだ。なんなら私は泣いている時わざとそれを止ませず、
延々と泣き続けるというたちの悪い技術を持っているので、機嫌取りにさぞ苦労した事だろう。
…でもまあそのせいか、友達が私との思い出を憶えてくれているのかを聞くことが怖くなって、そういうことを
聞けなくなってしまったのは、いい思い出ではないが笑い話の終わりとして使ってしまおう。
気が向いたのでもう一つ。
私は小学校の頃が物凄く楽しくって、色んな人にその思い出話をする。
例えば、「私の学校山の中で、毎年蛇、マムシ、コウモリ、猪、猿の目撃例があったんですよ。それよりも高い頻度で
狸、イタチ、ネズミで、たまにフクロウとか。なんか熊みたいな先生がウニョウニョって動いた蛇をとっつかまえて
たんですよね、蛇可哀想でした。」とか、「校庭と、体育館横の中庭にブランコがそれぞれあるんですけど、そこ
本当に人気で、昼休み使えないから放課後の部活終わりに友達と一緒に漕いでたんですよね。ああ、そうそう。体育館
横のブランコの近くにフェンスあって、その向こうがもう道路なんですけど、フェンスの一歩手前に茂みあるんですよ。
そこ、木に囲まれて、草木覆い茂ってるけど中空洞みたいになってるから中に入れて、かくれんぼの時に入って
休憩したり、入ろうとしたら先客いたりしてたんですよね。」とか。そういう話をする途中で、どうしても
思い出せない事が出てくるのだ。私にとってはそれが本当に大切な思い出で、寂しくなって、今にも泣きそうになって
しまうのだ。
友達との思い出……
やっぱり、たわいもない日常をべちゃくちゃ喋りながら過ごしたことかな……
友だちの思い出
電車の音
優しい眼差し
安心する声
あまり覚えていない
(演奏者くんが天使だとバレた世界線)
「演奏者くんに、友達っていたの?」
いつもの演奏会のあと、権力者は突然そんなことを聞いてきた。
なんだと思っているんだ、人を。まるで僕が友達のいないぼっちみたいじゃないか。
「いたよ、もちろん」
「へぇ。どんな人だったの?」
どんな?
「いちばん仲良かった奴は、天使であることを疑う、そんな性格をしていた」
「…………何それ」
言葉の通りだ。
あいつは天使ではなかった。というより、世間一般に知られる『天使の性格』というものに一切当てはまらなかった。もしも下界で誰かが彼のことを認知したら、きっと彼は『悪魔だ』なんて言われてしまったであろう。
「要するに、悪い奴ってことだよ」
「…………ボクと、どっちが?」
「……………………まず、僕はきみのことを『悪い奴』なんて思ったことすらないけれど」
「…………………………………………へぇ」
凄い驚いたような顔できみはそう言った。
権力者が悪い奴なのは、きっと立場だけであろう。やっていることは、現実世界に戻りたくないと願う迷い子たちを現実世界に帰らない、帰らせないという方法として洗脳を用いてるだけ。それはある意味『救い』とも言えるであろう。
だから、それを求めている、または無意識にそれを望んでいる、そんな迷い子にとってきみは『悪い奴』どころか、『天使様』だと思う人だっているだろう。
やり方が悪いだけ、とは言わない。そういう手段でなくては助けられない、そんな迷い子だっているだろうから。
だから、僕はきみを『悪い奴』なんて思わないんだよ。
友達の思い出
小さい頃にもらったダックスフントのヌイグルミ
家の中にいるときはいつでも一緒
寝るときも同じお布団
35歳になった今でも
彼はずっと僕の友達
【友だちの思い出】
お題を見たら、胸がざわっとした
楽しい思いでもあったはずなんだけど
嫌な思い出も少なくないなあ
今日なんかは好んで思い出したくはないかも
私ははっきりと言える
彼は最高の友人だった
だが、思い出の中にしかいない彼では、くだらない話ができる今の知り合いにも及ばない
私はまだ思い出に生きる住人ではなく、慌ただしい毎日を乗り切るだけの迷い人なのだろう
友達の思い出
最初の夏休み一緒に行ったプール、家でたべたジャリジャリのかき氷、蝉の声花火の音。
君とすごした最初で最後の夏。
花火大会のあとの帰り道。酒気帯び運転の車が歩道に乗り出し友達を轢いていった。
引っ越してきた先の学校で、なかなか馴染むことか出来なかった僕を見かけ1番に話しかけてくれた君。たった1人の親友を失った。たったひとり...
オワリ
最近創作欲が出てきたので、これからは物語の序章的なのを書いていきたい。
友達との思い出はあるけどないと思う。
友達はいた。楽しい時間も過ごした。でも思い出せない、覚えてない。「こんなことがあったな」っていうのはなんとなく浮かんでくるけどその時本当に楽しかったのかって言われるとそうじゃない気がする。
今も昔もそう。いつもそう。《最初》は楽しく過ごす。けれど、『最後』は一人でいる。孤独。悲しい。
一人でも平気。だけど人と関わったら依存してしまうから、どうしても。
私は<適切な距離感>がわからない。人付き合いの正しいやり方がわからない。でも正解なんて何処にもない
私は楽しく過ごしているフリをしている。そうしないと余計な心配をされるから。相談したわけでもないのにアドバイスをしてくるから。共感したフリして自分だけが悪いと責めてくるから。
ただ肯定してほしいだけなのに。他にしてほしいことなんて何にもないのに。友達と上手く付き合っていく
方法を教えてなんて言ってないのに。
自分が悪いことは余計なアドバイスのおかげで知っている。アドバイスはイラつくけど、全部当たっているからそれもまたむかつく。
あぁ友達なんているのかな。一人じゃだめなのかな。
友だちの思い出
忘れた
全部
わからない
知らない顔
知らない記憶
知らない声
知らない人
誰だろうか
あなたは
友達の思い出
そうそう!
あのね?私 何年か前に
自分の寝言で起きちゃったんだけどさ
何て言ったと思う?
「お父さんっ!! 下! パンイチじゃん!!」
って叫んだのよっ!
どうやら夢でお父さんがスラックスを履き忘れて
そのまま会社へ行こうとするのを止めた夢を見たらしい
これが
「友達 の 思い出」
『星空』
「以上が注意事項だ。
質問、あるいは申告したい事はあるか?」
星空の下、リーダーが整列している俺たちに向かってゆっくりと告げる。
とある仕事のため集められた俺たちだが、手をあげる者は誰もいない。
ここにいるのは全員ベテランばかりで、何をするかは全部分かっているからだ。
それでも聞くのは、何かあったときに『聞いてない』と言われるのを避けるためだろう。
「質問がないようなら始めよう。
のんびり、ゆっくり、でもノルマは守る。
ああ、夜とはいえ熱中症には注意しろ。
労災の報告なんてしたくないからな」
ちゃんと聞いているかを確かめるように、俺たち一人一人の顔を見渡すリーダー。
もっとも日は完全に沈んでおり、ここは街灯もない山奥。
星明りだけで顔がしっかりと見えているのだろうか?
俺の疑念をよそに、リーダーは言葉を続ける。
「では、はじめ」
その言葉を合図に、俺たちはまっすぐ持ち場に向かう
ここには何回も来たことがあり、迷うことは無い。
山の起伏をえっちらおっちら歩き、十分くらいで目的地に着く。
俺の持ち場は、雑草がこれでもかと生えており、植物の生命力の強さが溢れていた。
これを綺麗に出来れば、さぞ気持ちよかろう。
だがそれは俺の仕事ではない。
俺の仕事は雑草駆除ならぬ、雑星駆除。
どんどん増えていく星を、適度に間引くのが仕事だ。
間引かないと、増えた星は瞬く間に夜空を覆いつくし、昼間並みに明るくなってしまう。
いわゆる光害というやつだ。
都会の方では絶滅寸前と聞くが、田舎では今も空は星であふれている。
大気汚染に弱い星だが、空気が綺麗だととんでもない速さで増えていく。
ちょうどいい塩梅というのは無いのだろうか?
もっとも星が増えて困るのは人間だけなので、星にとっては知ったことではないのだろう……
俺は哲学的な事を考えながら、会社から支給された星取網を取り出す。
星取網の柄をしっかり持って、星空に向けて網を伸ばす。
そして一振り。
それから手元に引き戻すと、網にかかった星がわんさか取れていた。
俺はとれた星を、専用の箱に詰め込む。
この箱に入れた星は、専門の業者に引き渡され、『一等星』『二等星』などに分別される。
先人の知恵というやつで、捨てることなく再利用されるのだ。
再利用先は、工芸品や漬物など多岐に渡る。
なかでも『一等星』で作られた星屑の佃煮は絶品で、俺の大好物だ。
そうだ、今日の晩御飯は星屑の佃煮を食べよう。
今日は給料日なので多少奮発するのもいい。
そんなことを考えながら、網を一振りして、取れた星を箱に詰めていく。
そうして地道に星を集める事一時間。
空だった箱はいっぱいになり、ノルマが達成されたことを示していた。
肩をまわしながら見上げてみれば、あれほど星でいっぱいだった夜空が随分とすっきりしている。
しかし、これだけ取っても、一か月後にはまた星でいっぱいになる。
星の増殖速度、恐るべしである。
とはいえ、それを考えるのは俺の仕事ではない。
あくまでも、ノルマの分だけ星を間引くのが仕事なのだ。
仕事が終わったら、後は帰るだけである。
俺はいっぱいになった箱を担ごうとしたとき、お腹がぐうとなった。
そういえば食欲が無くて、昼飯を抜いてしまったのだ。
少しくらい食べておけばよかったと後悔するが、俺の腹はなおも抗議の声を上げる。
このまま戻れば恥ずかしい思いをするなと憂鬱になったとき、あることを思いついた。
星をつまみ食いすればいいのだ。
普通、星を生で食べると腹を壊すのだが、取れたてほやほやの新鮮な星は食べることが出来る。
一瞬頭の中の天使が『今は仕事中、商品に手を付けるのはダメ』と囁くが、無視して箱の中の星を漁る。
空腹の前には、正義など無意味なのだ。
俺は箱の中で一番おいしそうに輝く星を取り出す。
『二等星』だ
明るさだけならもっと明るい星もあるが、生で食べるならこれくらい位でいい。
星を一口で食べる。
天の川(ミルキーウェイ)の近くにあった星だろうか?
なかなかミルキーで美味しかった。
満足した、と言いたいところだが、星を一個食べたくらいでは腹は膨れない。
二個三個とつまみ食いする。
頭の片隅ではやめるべきと警告するが、手が止まらない。
新鮮な星は、これ以上なくおいしかったからだ。
俺はそれからも食べ続け、15個目で腹いっぱいになった。
思いのほか食べてしまった事に少し焦るが、多分バレはしないだろう。
だってこの箱の中の星は、それこそ星の数ほどあるのだから。
このまま引退しずに部活やりたい!
部活大好き♡
部活がないと学校楽しくない!
あと、卒業もしたくないな〜!
そこはいつでも、パステルカラーの雨が降っていた。
雨と同じ色の水でくるぶしを浸して、私たちは立っていた。
カラン、コロン
柔らかい転がるようなベルの音が鳴って、いつも、そこで私はようやく、ここが夢の中であることに気づくのだった。
目が合うと貴女が笑って。
私たちは、パシャパシャと音を立てて、遊び回る。
何が楽しいのか、なぜ楽しいのかは分からない。
でも私たちは楽しくて仕方なくて、やがて弾けるように笑い転げながら、くるぶしまで溜まった水を跳ね上げる。
私たちの笑い声は、高くくぐもって夢の中にずうっと響き渡って、カラン、コロンとベルの音が柔らかく鳴る。
雨はしとしとと降り続けて、長雨のはずなのに、足元の水はずっと、くるぶしで揺れている。
お互いに笑い転げながら、やがて疲れてきて、2人で水の上に寝転ぶ。
ゆったりと互いに話しながら、空を眺める。
深い灰色の空から、パステルカラーの雨が落ちて、顔を濡らす。
背中を支えるゆるゆるとした水も、顔に落ちてくる水もなんだか本当に心地よくて、私たちはすっかり安心して、幸せな気分で笑いあう。
心地良い水の中で、手を繋ぎあって、やがてゆっくりと瞼が落ちてくる。
水位がゆっくりと上がってきて、私たちを飲み込んでいく。
息ができない
目が開けられない
体が重い
それでも脳は微睡の中で、私たちは心の底から穏やかで、心地良くて。
苦しさも恐怖もうっすらと靄がかかったようで。
貴女の手の温かさだけが、確かで、はっきりで。
私たちはゆっくりと水の底に沈んでいく、そんな思い出。
そしてその思い出だけを抱えて、私は目を覚ます。
その思い出は、はっきりと覚えていないのに、幸せで。
貴女のことを何一つ覚えていないのに、貴女はずっと私の友だちだという確信だけがある。
紛れもない貴女との、友だちの思い出。
アラームが鋭く鳴って、私は思い出から引き剥がされる。
もう夢の記憶はない。
ただ、友だちの思い出の、優しい柔らかな感情だけが、私の胸の裡にほんのりと残る。
カーテンを開けて、朝日に目を細める。
夢の中の、友だちの思い出をひっそりと、胸に抱いて。
立ち上がり、身支度をして、朝ごはんを腹に収めて、靴を履く。
私はいつもの現実へ、活動を始めるのだ。