『友だちの思い出』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
親友と引っ越しではなれた
いろいろな思い出なぜかうかぶ
うかびたくない
だって
引っ越しまえに喧嘩したんだ
わたしは悪くはない
そうなはず
いや自分が悪いのに
親友のことなんて忘れたい
むりだ
思い出と一緒にぼくも海に流れよぉかな
「10年後も仲良く出来たらいいね。」
それは中学生の頃。まだ大人になるなんて夢みたいに考えていた頃。私と友人はそんなことを話していた。
ずっとずっと自分たちは親友だと信じていたのに、私達はいつの間にか仲違いを起こし連絡することもなくなっていた。理由はきっと彼女の方が優れていて羨ましいだとかそんなくだらない嫉妬だろう。
今一人きりで仕事をしながら暮らしていて思う。この年になるとあまり友達なんてできなくなる。だってもう人の事など信じられなくなってしまったから。
いつもいつも考えてしまう。あの頃に戻りたいと。
何も考えず友人と遊んでいた懐かしい思い出の中へ。
そんなことは叶わないと知りながら。
『友だちの思い出』
「 友だちの思い出 」No.14
ある日私の友だちのみみは言った。
「私ね、同性の人を好きになったの。漫画みたいに同性との恋愛は変と思われないと思ってたんだけど、その子に貴方が好きって言ったらすぐに断られて、そういうの気持ち悪いって言われちゃった…。」
勇気を振り絞って私に教えてくれたことに、とても嬉しかった。
次の日みみは、自殺して亡くなった。
今はお葬式で、みみの前に立っている。
「言いにくいことだったのに、教えてくれてありがとう。」
みみの頬をそっと撫でた。
【友達の思い出】
海に行ったり、ショッピングに出掛けたり、
映画を観に行ったり。
みんなが思い描くような思い出はない。
でも、お話してた時間は長いかな。
楽しいこと、辛いこと、大変なこと、
語り合うのが、楽しかった。
私はストレスを受けやすいタイプだった。
だからこそ、なんでも話せる友達が必要だったのだ。
思い出は、壮大じゃなくていい。
見栄を張るようなもんじゃない。
ただ、自分のなかに、こころのなかに秘めておく。
やさしい思い出。
卒業式では泣かなかった。たとえ高校が違っても、僕らの関係は変わらないと信じていた。毎日会わなくたっていい。その程度のことで僕たちの仲は崩れたりしないとたかを括っていた。なのに、あいつは一人、馬鹿みたいに泣いていた。普段はクールなあいつが泣くなんて信じられなかった。僕たちは揶揄いながら、これからも遊ぼうぜと励ましていた。
高一の5月。久しぶりにみんなと会った。1ヶ月で見た目が変わるはずもなく、誰も何も変わっていなかった。今まで通りふざけ合う時間。なのに、かすかな違和感があった。なんとなく会話のテンポが違う。言いようのない不安が押し寄せた。久しぶりの再会だったのに、僕はどこか楽しくなかった。
家に帰り、違和感について考えた。そして気づいた。盛り上がる話題は全部過去の思い出。現在のことじゃない。今を共にしていない以上、共通の話題は過去にしかないのだ。
僕は呆然とした。当たり前のことなのにショックだった。互いに別の道へ歩み出すとは、今を共にできなくなるということだ。
卒業式で泣いていたあいつを思い出して、僕の中からあいつと同じ涙が溢れてきた。馬鹿だなと思った。いつも後になって実感する自分は馬鹿だ。
それからだ。僕は節目というものを大事にするようになった。
気づき(重要)
友達の思い出の中で最も明るい色のものと暗い色で塗りつぶされたもの、はっきりとした理由も無いのに、ただ悲しいだけの思い出とに三分類される事がわかった。
そう振り返っているうちに、昔からずっと疑問しか無かった私の感じ方の癖が、何を言わんとしていたのかに気づいてしまった。
とても楽しみにしていた小学校時代の同窓会で、会う人会う人に数年前の当時の面影を重ねてしまい、彼らが昔より成長した姿に強い違和感を覚え、自分だけが当時のあの頃に取り残されているかの様な感覚に襲われ、目の前で言葉を交わしていても悲しくなってしまう事があった。楽しみにしていた時間がそのせいで台無しになった事もあったくらいだ。
今まで何故そう感じてしまうのか理解しかねていたが、今回はっきりとわかったのは「永遠に続くもの等ない」と言う事実に酷く強く反応する自分が子供の頃からいるということだと理解した。幸せであればあるほどそう頭がリマインドしてくるのだ。親切丁寧に!子供心にもそういった傾向があった為、その感覚は多分強化されていったと言う事になるだろうか。
時と共に物事が移ろいゆくのは自然の摂理。これをわかっていても一々反応し、まだ来ない予期せぬ未来に怯え振り回されるのを辞めたい。大事なのはいつだって今だから。彼を好きだという想いも自覚して認めてからは見事に育っていってしまっているので、それも今の私には大事な感情と要素であって、受け入れて大切にしよう。
この想いだけはとても大事。それだけ彼の存在が大切だって本能が言っていると思う。
楽しい事をたまには考えたかったのにと自分で自分の頭に突っ込みを入れつつ、今日はここまでにしたい。
様々な人がいた
それでも、友と呼んでいいのだろうか
それは楽しかった思い出より償うべき悲しみの記憶があるから
たった一言で相手を苦しめてしまったから
例え、人とはそういうものだとわかっていても
きっと、慣れてはいけないのだろう
「親しき仲にも礼儀あり」
#友だちの思い出
#51「友達の思い出」
僕にはネッ友だが友達がいた
今も関わりある人も
縁が無くなった人も
みんな俺の成長にはかかせなくて
いなかったら僕はこんなに強くなかった
沢山のことを教えてくれたり
ずっと一緒に遊んでくれたり
唐突に会いに行っても笑顔でいてくれたり
話を聞いて元気になるようにしてくれたり
全部全部僕の友達との思い出なんだ
友達の思い出
そんなのとは 無縁だった。
「こうしなさい」
「こう考えなさい」
「こう生きなさい」
と 躾られてばかり。
───意味はあるのだろうか。
ただ 、ひたすらに『 成功 』する為に。
「この、母さんの言う『 成功するための近道 』
は、……本当に近道なのですか?」
怪しんでいる訳では無かった。
母さんが白だと言えばそれは白なのだし、母さんが黒だと言えばそれは紛れもない黒。
そして私の手から滴る この赤黒い液体も、母さんが『 仕方ない 』と言えば仕方が無いのだ 。
「あなたにはね、才能があるの。だからその殺す為の才能を最大限 生かすべき で ───」
ああ、また長くなる。
友達の思い出
毎日挨拶して
毎日一緒にお昼を食べて
毎日欠かさず通話して
偶に部活の愚痴を言って
ずっと続くと思っていた日常
一言
たった一言
君の一言
僕からの返事を待っている君の瞳は
熱を帯びて
違う僕を見ていた
友達だった僕の思い出
いつまでも
靴で踏んだガムみたいにくっついて
なかなか離れてくれない
真夜中の仕事終わりに、部屋の電気をつけると、私の布団に露わな姿をしているアレ。
突然の明かりに、アレは「見ないでよ」とばかりに固まって動かない。
私の心臓は、1分間に180回を超える。
初めて、嫁になった時と同じくらいの衝撃。(実際嫁どころか彼女もいたことはないが、、)
「どうしようか」
一度、見なかったことにして、襖を閉じる。
次に、瞳を閉じて、それしか、でーぇきぃなぁーい↑(自宅の中心で愛をさけぶ!!)
1分後‥‥
再び、そっと、襖を開けて、様子を伺ってみる。
その艶やかで、光沢の細身のボディラインが怪しく誘う。
そして、私が「まさか」と思った瞬間、アレはシルクの透き通ったネグリジェをビラビラさせ、「もう、焦ったい」とばかりに私を目掛けて、抱きつき、押し倒してきた。
私は、泡を吹きながら、畳に大の字になった。
「あっ、あっ」
押し殺すような声が思わず漏れる。
アレは私のメガネの上に跨がり、ゆっくりと動く肢体に、見てはいけないものの衝撃を私は遠のく、意識のなか、拝見した。
🪳🪳🪳🪳🪳🪳🪳🪳🪳🪳🪳🪳🪳🪳🪳🪳🪳
私の体の下の方が生暖かいものを垂れ流していることに気づくのに、どれくらいの時間を要しただろうか?
ふと、気怠い体を起こして、時計を見ると、明け方の4時をうっていた。
アレは、もう、帰ってしまったのであろうか。
まだ、生臭い香りと、私の鼻の上の残った湿った感触は確かに残っていた。
私が、独り身でいるのは、きっと、アレとの一夜が忘れられないからなのだろうか。
もし、私が逆テラフォーミングを受けていたら、結ばれていたであろうか。
そんなことを思い出す今日この頃、、
およそ20年前の
夏の日の思い出である。
辺りは暗くなり、満員電車を抜けて腐れ縁と呼ぶに相応しいアイツと久しぶりに飲みに来た。
大人になって、酒を交わして思うのはコイツになら何でも話せるんだと実感する。
酔いが回った頭はどうも働かなくて、ふと口走った。
「お前って俺の事どう思ってる?」
それは所謂、告白の様な物できっと普段なら焦って言い訳を並べるだろうが今日はそんな気が起きなかった。
机に伏せてこちらを見ずに話し出す。
「嫌いだ、憎らしい」
そう言って寝てしまった彼を尻目に笑みが止まらない。
俺たちが友人と呼べるのはとうの昔で、今ではライバルが良い所。けれどお互い同じ気持ちだから、たまにこうして安心感を求めに来てしまう。
今日も友人だった頃のアイツを思い出しながら、酒を一口煽るのだった。
「思い出の箱が開かないんだ」
困り果てて友人に相談する。
「なんの箱?」
「思い出が詰まった記憶の箱さ。箱の鍵が見つからないんだ」
友人は笑った。
「それじゃ探しに行こうか」
友人と鍵を落とした場所かもしれない場所を探し始めた。
学校、お互いの家、よく遊んでた公園。
どこにも落ちてない。
思わず泣きそうになると友人が困ったような笑顔で言った。
「もしかしたら……」
友人が、胸に手を当てると鍵が現れる。
記憶の箱がガチャリと開いた。
中には昔書いた未来への手紙が入っていた。
『友情は永遠に、鍵は心のなかにある』
僕の家は金持ちだ
母はとある病院の院長の一人娘 父は腕が立つ外科医
両親は政略結婚だった、らしい
僕も医者になるため昔から勉強漬けの日々だった
学校 課題 テスト 家庭教師 毎日勉強に明け暮れた
それが当たり前だった 他の道なんか知らなかった
その日は早く目が覚めて、どうしても眠れなかった
気分転換に近くの公園まで散歩することにした
近くまで行くと公園の方からなにか聞こえた
気になって少し早歩きで公園まで進んだ
そこに居たのは僕と同じぐらいの年の少女だった
ベンチに腰掛けて、心底 楽しそうに歌っていた
僕は音楽に詳しくなかったけど 聞き入ってしまった
歌い終わった彼女に声をかけた
「その歌 素敵だね、なんて曲なの?」
僕に気づいておらずびっくりしつつも答えてくれた
『え この曲?名前 まだつけてないんだ〜』
「もしかして、自分で作った歌なの?」
彼女はちょっと照れたようにこくりと頷いた
『歌が好きなんだ 歌うのも作るのも』
『また聞きに来てよ、晴れの日は練習してるから』
この日から僕は早起きが習慣となった
彼女が引っ越す日まで、ずっと歌を聞き続けた
これは僕の大切な友達の思い出
【友だちの思い出】
額にじわりと汗をかく8月。
この季節に思い出すのは、この指輪をはめてくれたあなたとの淡い青春の日々。
貴方と友だちだった時、とても楽しかった。
そして今は、貴方の隣でとても幸せ。
#友だちの思い出
私、椅子に座ろうとしただけなのにさ
お前が、椅子を引いたせいで
私大股開けて転んだの忘れないからな。
私、スカートだったんだぞ。
腹よじれるくらい笑いやがって…。
…まあ、いいかな。なんか楽しかったし。
さらさらと手触りのいい髪を掬いあげる。
暑いからと少し開けた窓からは、夏独特の熱を帯びた風が吹き込んだ。
掬い上げた髪は吹き込んだ風によって逃げていく。
その瞬間、焦燥感が込み上げて逃げていった髪を包み込むように手を添えた。
ふと、寝ている彼女の首筋に汗が滴る。
いつか彼女にした小説の話を思い出しながら、首筋に口付けを落とした。
彼女との関係は、物心ついたときから続いている。
病弱な彼女は療養のため、人間よりも動物の方が多くいる自然しか取り柄のない田舎町へやってきた。田舎町では一生見ることは出来ないような品のある上質なワンピースを着て、隣家の私たち家族へ挨拶にやってきたときは、何処ぞのお嬢様がやってきたかと驚いたものだった。
同い年で家は隣同士、仲良くなるのは一瞬だった。ただ田舎町のコミュニティで、都会生まれの彼女は田舎町の垢抜けない子どもたちの中では群を抜いて浮いていた。顔立ちも良く品もある。病弱さによってどこか庇護欲を掻き立てられる彼女は同性からは妬み、異性から好意からくるちょっかいをかけられるのはもはや必然となっていた。その度、女子には間を取りもち交友を。男子には制裁を。ちょっとした騎士気分を味わいながら、彼女のそばに居る事が当たり前となり、気づけば高校生になっていた。
しかし、口実だった彼女の病弱さも高校生になると安定し、日常生活を送ることに関しては殆ど問題はなくなっていた。
更には、顔立ちと品の良さには磨きが掛かり、彼女にちょっかいをかけていた男子の目も変わっていた。
それは、彼女を自分のものにしたいという欲。学校内で彼女と並んでいると、嫌でも聞こえてくる声。可愛い""綺麗だ"などと外面ばかりしか見てない男、下品な男は"ヤリたい"といった身体目当ての欲望の押し付け。
彼女にいつか好きな人が出来るまでは、自分が守らないと勝手に自分に誓いを立てていた。
いつか好きな人が出来たら、その男から彼女を守るこの立場を奪われるのだろうか。
そんないつかに底知れない嫉妬心を感じながら、目の前で読書に耽る彼女を見つめながら考える。
いつか彼女が教えてくれた小説の求愛好意を思い出す。
ふと、風に靡く彼女の髪が目に入り、手に取る。
-髪へのキスは、愛おしいって意味だっけ-
彼女は「どうしたの?」と目を合わせてきた瞬間、我に帰って理性を取り戻した。
なんでもないと言いながら、不貞寝を決め込む。
「えーもうどうしたのー」と笑いながら、撫でてくる彼女の手のひらに心地よさを感じながら、眠りについた。
-友達-
大人になるにつれ、会わなくなる人がいる。
たまにあの人どうしてるのかなぁ、と友人同士で思い出す。
わたしと同じく、学業が落ちこぼれだったあの人。
「やべ〜〜」って笑いながら、一緒にゲームしていたあの人。
実家を継ぐために遠方の資格の学校へ行ったあの人。
その人はちゃんと資格が取れたのだろうか。
うまくやれてるだろうか。
まぁ私も人のことを言えた義理じゃないけど。
少なくとも私は、なんとかやれてるよと言いたい。
友だちの思い出…
私の友達は、ほとんどの人が思い出。
みんな疎遠になったし、
連絡を取る用事もない。
良い思い出より先に、
辛かった思い出が来る。
楽しかったり、嬉しかったり、
あったハズなのに。
一緒にいた時は楽しかったし、このまま続いてほしいと願っていたけれど。いざ終わってみると意外とあっさり次の方向を見て進んでいたりする。たぶん僕は、他人にそこまで興味がないのだ。
そんな僕だから、思い出というものが思いつかない。過去の写真もあるけれど、その時の感情が蘇ることはない。写真の中にいる笑った自分を見て、楽しかったんだろうな、と思うくらい。
寂しい、とは思わないけれど、つまらない人間だな、とは思う。嫌だった事は記憶にあるのに、楽しかったはずの事は写真でしか残っていないのだ。
『思い出』が『記憶』のことを言うのであれば、僕に『楽しかった思い出』はない。