『友だちの思い出』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
#15【友だちの思い出】
小学2年生の時に出会ってから
今も仲良くしている友達がいる。
割とあっさりとした関係で
気がついたら、なんかいる。
そんな感じ。
中学生になったら
美術部に入ると思っていた彼女は
なぜか私と同じ吹奏楽部にいたし
推薦が決まっていた私に
「高校、離ればなれになっちゃうねー」と
話していたのに
入学式には一緒に参加した。
ある日の事。
「明日、遊びにいこう!◯時に迎えに来てね」
そう連絡をもらって家に向かうと
玄関に出てきたお父さんが教えてくれた。
「え?約束してたの?まだ寝てるよ?!」
マダ、ネテルヨ。
ちょっと何言ってるのかわかんないっす状態で
目をぱちくりさせる私。
「取り敢えず上がって!朝ごはん食べた?」
「フルーツ食べる?ジュースもあるよ!」
「ホントごめんねぇ!すぐに準備させるからね!」
あまりのお父さんの慌てっぷりに
怒る気も失せた。
妹ちゃんとテレビを観ながら待っていると
ご本人登場。
私は彼女の第一声を忘れてあげない。
「ごめーん…起きたら今だった。」
友だちの思い出
この頃、ふと思い返す。
君の声、君の手の温もり、君の背中。
春は桜舞い散る中、お花見をした。
夏は入道雲の下、キンキンに冷えたラムネを飲んだ。
秋は落ち葉を蹴散らして、追いかけっこをした。
冬は雪が降る中、霜焼けになるまで遊んだ。
記憶の中に残っている君との思い出は、鮮明だ。
スマホの連絡先に登録されているのに、今の君のことはよく知らない。靄がかかったようにぼやけている。
この頃思い返すのは、君に会いたいからなんだろう。
友達の、思い出話を聞くのが好きだ
田舎の野山を駆け巡った話など大好物
珍しく川が凍ったときに歩いて渡ろうとして
割れた穴から冷たい水に落ちた話
得意の木登りで樹上に秘密基地を作ったけど
数日後大人たちに片付けられてしまった話
うどんを餌に堤防で魚を釣りまくった話
採れたてのホタルイカを漁師さんに分けてもらった話
わたしが経験してこなかった話が
まるで異世界の物語のように楽しく
自分の人生の横幅まで
ぐんと広がるような楽しいひととき
「友達の思い出」
#157
友だちの思い出
友だちとの思い出、たくさんあります。
でも、このお題見て思いついたのは、幼稚園にも行ってなかった頃の友だち。潤子ちゃん。一つ年上で、わがままなわたしに良く付き合ってくれました。子供なのに、穏やかな人だったな。家も近く、ずっと友だちだった。
高校も同じだったけど、学年が違ってたからその頃にはあまり話さなくなってたな。
大学進学前に、お父さんを病気で亡くしてね。進学せずに就職したの。みんな進学するような高校だったけど。その話し聞いた時、彼女なら辛くてもやって行く筈って、わたしは思ったの。
実家の母から聞いた話しだけど、潤子ちゃん結婚して、旦那さんの理髪店を手伝って、資格も取って頑張ってたみたいで。良かった〜。
今も元気にしててほしいな。
何だか、思い出話になってしましました笑
友達の思い出
あまりいい思い出はない。
小学校の時、
遊んでいたら友達は途中でいなくなり、私は1人で帰った。
お気に入りの服を着ていけば、似合わないと言われた。
友達とは、なんだろう?
俺の家は貧しくて、食うにも困る暮らしだが、幸せだった。
家は港の横にあるから、海に潜って魚を取れるし、行商の親父の手伝いで遠くまで出稼ぎに行ったら、お代をちょろまかして、ちょっとした小遣いだって作れた。
でもよぉ、俺は戦争には行けねぇんだわ。
まずは長男って事があった。そんでもって、海に入りすぎたのか、鼓膜が破れて無いらしくて耳が悪いらしい。
しかも、目がロンパリだからなかなか赤紙が貰えんで、友達が戦争に行くのを見送ってばかりだった。
近所の者は、俺に石投げたりした。
俺が中等教育終わる間際に戦争が終わった。
卒業したら働くもんだと思ってたら、ある日、家に先生がきた。どうやら俺は成績がいいらしい。どうにか高等学校に行かせてやれないかと、親父に話に来たらしい。
下の妹達を食わせてやらんとならんのに、無理だろうと思ってたんだが、なんやかんやで親父は俺を高等学校に行かせる事にした。
おかげで片道2時間の徒歩での通学が決まった。
俺の町ではまずお目にかからねぇ立派な外套きた同級生やら、入学の祝いと新しいカバンやら靴の者ばかりで驚いた。俺は下駄で2時間歩いて来たんだぞと。
しかしながら、高等学校の新しい同級生はどいつもこいつも人を疑わねぇ心根の綺麗な奴ばかりでな。
聞けば、医者やら議員やら金のある家の子供ばかりだった。
俺は貧乏だが、勉強はできる。
友達に教えてやったりもした。
友達は貧乏な俺を見下しもせず、かわいそうだとも言わなんだ。
しばらくして学生運動が活発になった。
俺たちも徒党をくんで参加した。
ある時、警察に捕まった。
俺は本当は上手いこと逃げたんだが、捕まったやつの家は名家だったから、代わりに俺が拘置所に入ってやった。俺は飯代もかからんし困る事もないからな。
そん時に、学生帽子を潰して被ってた事が気に入らない警官が俺の帽子のツバをチョキンとハサミで切りやがった。
拘置所から出て、また学校に行くと、ツバのない帽子を被る俺を友達が笑って、俺のあだ名は「チョッキン」になった。
俺たちが卒業したら、住む世界の違いからだんだんと疎遠になったが、どいつが言い出したか知らんが毎年同窓会をしようと。
その頃、俺は親父の後は継がんで国鉄に勤めとった。
毎年、どんどん出世していく友達に負けるもんかと一念発起して、国鉄をあっさり辞めて商売を始め、議員を目指した。
俺は金持ちは心根の綺麗なやつばかりだと勘違いしとったんだなぁ。
俺が選挙に出馬表明しに行く朝、俺は商売で騙されとった事を知った。そん時の借金は400万円。
もう、首括って死ぬしかねぇと思った。
でも、嫁も子供もおったから死に損ねる毎日でよ。
そんな時だ、あいつが六畳一間の我が家に来たのは。
あいつはこんな狭くて汚ねぇところに来るような人様じゃなくて、きっちり親の後継いで立派な会社を営んでよ。
俺と小一時間くだらねぇ昔話して帰って行きやがった。
それからあいつが高等学校の同級生に声かけてくれてよ、みんなで400万円もの大金集めてくれて、しっかり言ったんだ。
「借金返してこい。俺らに借金キッチリ返せ。ついでにチョッキンが同窓会の幹事だからな」
って。
それから俺はガムシャラに働いて、商売が上手く回るようになった。借金も返せたし、子供を大学まで行かせてやれた。
その間も毎年一度の同窓会は続いた。
何十年この同窓会を開いただろうか。
同窓会の参加者は少しづつ減ってって、皆が88になる年に、コレで終いにしようと決めた。
後は、みんなあの世で同窓会でいいじゃないか。
みんな精一杯生きたから、話は尽きる事ないだろ?
友達の思い出
あの子は私の一番だった。
大好きだった…
あの子は私じゃない子を一番の友達にした。
お揃いのストラップ色違いのお洋服
私とはした事も無いのに…。
あの子は私じゃない男の子を大好きな彼氏にした。
アイコンはその子との匂わせだ。
私と写真すら撮ったことないのに…。
一番に…。
大好きだったのに…。
あの子は糸を指に結ぼうとしてはくれなかった。
私の紫の糸は涙に染まっただけの赤い糸でした。
説明
同性愛の小指の糸は紫らしいです。
学校で本を読んでいると、クラスの同級生に肩を2回叩かれた。何事かと、本から肩を叩いた同級生に視線を向けると、その同級生に教室の外に貴方を呼んでいる人がいると言われた。仕方なく、教室のドアを開いて一足踏み出すと、肩を思い切り掴まれて思わず間抜けな声が漏れでた。
肩を掴んだのは、別のクラスの部活友達だった。その友達は、何度も声をかけたのに身じろぎもせずに、本を読み続けるから私のクラスの同級生に呼び出して欲しいと頼んだそうだ。
私が、一言謝罪をすると友達は屈託のない笑みで、そんな事より面白い話があると言って、私の手を引いて、友達の想い人がいる教室に足を運んだ。今日も、本を読み進めることができないと心の中で愚痴をこぼしたが、今、教室に戻ろうものなら友達に半殺しにされかねないと思うと、結局、友達の想い人の教室に留まる選択肢を取った。なんだかんだ、私は友達に甘いらしい。
何よりも、大切なことがある。
お終い
#友達の思い出
ねぇ、俺らに思い出ってあったか?
答えは否。
友達だったのに、
友達だった証がひとつもないんだ。
どうしてだ?
俺はいつかお前を忘れてしまいそうで怖くなる。
友達の思い出はずっと心の中にある
それは、いい思い出ばかりではない…
喧嘩をした思い出もあるし、
一緒に怒られた思い出もある
でも、全部
私にとっては大切な思い出…
忘れていいものなんてない
10年先も覚えておけるかな…?
あの時、めっちゃ怖かったよ〜。
ほら!あの時だって!
確か…あの日は雨が降ってたな。
けど室内だったから濡れる心配は無かったなw
俺は白い部屋に居たけど…お前は?
なんであんな服着てたんだよ。
全身黒いし…あんな服はお前には似合わない。
んで、なんかめっちゃ眠たくなる話聞かされた。
木琴…?みたいな音も聞こえてたな。
なんだったんだ、あれ。
そうそう。怖かったのはこの後だよ。
台に乗せられたかと思えば、めっちゃ熱くなって…
めっちゃめっっっちゃ熱くて、
俺の身体、骨だけになったんだぜ?
それみてお前、泣いてんのw 面白かったよ………。
ー友達の思い出ー
友だちの思い出?
友だちとの思い出、じゃないんだ
友だちの思い出話を聞かされた話をすればいいのかな
そんなことあったかな
まあ、あーだこーだしゃべっていればね
自分の思い出話をすることもあるかもね
コレコレこんなことがあったよ
ふーん大変だったね、等と
お互いにあんまり印象に残らない会話だったりするけど
でもそんなんでも、おしゃべりするだけで
楽しかったりするんだよね
ありがたいね
友だちって
あの頃は楽しかったなあと、つくづく思う。とある人に、告白して振られ、それでも尚親しくしてくれ、夜遅くまでLINEもしていた。つまらない話題を振っても、ちゃんと楽しそうに返してくれた。
え? その人と今は? 今は、嫌いの両思いだから、全然話してないなあ。
#友だちとの思い出
『友だちの思い出』
一期一会の出会いの中で
あなたが
私を見つけてくれた
笑顔の日も
涙の日も
ケンカした日も
すべてが
2人で作った思い出
これから出会う
どんな人とも違う
あなたとの
大切な日々
友だちの思い出
道すがら
はしゃぐ子どもたちとすれ違う
子どもたちは
時に不満そうに声を荒らげ
でも結局
楽しそうに笑い合っている
僕にもあんな時代があっただろうか
ああいう風に
喧嘩したり
笑い合ったりした
友だちがいただろうか
思い出せない
僕は暗いやつだった
だいたいひとりだった気がする
だけど
おぼろげな記憶の中
誰かが僕に笑いかけていた
そんな気がするんだ
「友達の思いでではいつも貴女の話は出てこなかった。誰に聞いてもまるで誰も貴女を覚えていないみたいに。」
こんな一文が日記に書いてあったか?貴女って誰だ?そんなことを思っていた夏の日はすぎて未だに貴女のことは思い出せない。確かに大事な人だったのに顔も髪も声も何もかも貴女のことが思い出せない。どれだけ何を探しても面影は感じても貴女を思い出すことはできない。貴女を思い出せない友達の思い出は私の思い出にもなりつつあった。
横に並んで歩くから
手を繋いで歩くようになり
指を絡めて
抱き寄せ合って
キスをするようになった。
"気になる奴"から友だち
友だちから"恋人"になるまでの思い出は最短。
「愛してる」
「ああ、わかってる」
#友だちの思い出
きみがぼくに一輪の花を贈ってくれた。
そのときはただ嬉しくて感謝の言葉を述べた。
でもきみは苦しそうな表情でぼくを見つめていた。
家に帰ってその花を飾ったときに気づいた。
その花、マリーゴールドの花言葉を。
「また明日」とぼくが言ったのにきみは「さよなら」と言ったこと。
全てに気づいた時には遅かった。
きみは届かないところへいってしまった。
きみのSOSに気づかなかった。
ぼくがきみを殺した。
#友達の思い出
その日はたまたま家に寄った友達と、二人で犬の散歩に行くことになった。
せっかくだから、いつもと違うルートを通ってみる。
すると、家から少し離れた川の土手の先に、小さな小さな公園があるのを見つけた。
置かれていたのはブランコくらいで、僕らはそこに腰掛けていろんな話をした。昨日見たテレビ番組のこと、好きな人のこと、夢のこと、未来のこと――くだらない話から、僕らにとって大切な話まで。
繋がれた犬は暇そうに僕らを待っている。
沈みかけた夕日はキラキラと輝いて、春の終わりの湿った土の匂いが漂って。まだまだ僕らは話し足りなくて。あぁ、まだ今日が終わらなければいいのになって、そんなことを考えていた。
あの頃の僕らは、今、どこにいるんだろう。
あれから何年もして、犬は遠い空の向こうへ行ってしまって、僕も地元を離れ、君は地元で働き素敵な人と出会って結婚もしてしまった。
朝起きて、仕事へ行って、夜遅く帰ってきて、後は寝るだけ。そんな色のない毎日を繰り返す。
そこへ、たまに君から届く「元気してる?」「予定が合えばご飯でも」のやりとりも、今は近くにいないものだと改めて実感して、少し寂しく感じる。
――今でもたまに思い出すんだ。
楽しかったあの道のり。キラキラと輝いていたあの日。笑い合ったもう戻らない日々。
『友だちの思い出』
通り雨
僕は今、ひとまず安心したんだ
ちょうど雨が降ってきたから
傘も持っていない
雨に打たれてよかったよ
君に泣き顔を見られずにすんだからね
君は車の窓から僕を見ていた
一瞬で通りすぎて行ったけど
泣いてたのはバレなかったかい?
ならいいんだ、それで
僕だって君なんか大嫌いだから
君の優しさなんかいらない
だから僕があげた優しさも捨ててくれ
思い出も、幸せも、全部無かったことにしよう
大丈夫さ
僕らはどうせすぐに切り替えていけるから
ほら、雨も止んだよ
僕の心の雨も止んだ
髪も服もずぶ濡れだけど
大丈夫さ
どうせすぐに乾いて元通りになるのだから
爽やかな風が吹く
太陽が顔を出している
ほら、言ったろう?
日常はすぐに戻ってくるんだ
大丈夫さ、僕らなら。