『半袖』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
・半袖
最近の暑さはもう夏だ。
夏は嫌いだ。
エアコンの効きは悪い。
晴れていたとしても、どこへ行くにも汗をかく。
でも夏の景色や風情はとても好きだ。
夜に咲く花、流れるような入道雲、
どこからが聞こえてくる風鈴の音。
自分は夏に運動をすると
貧血も相まっていつも頭痛などの熱中症に襲われる。
少し暑く、涼しいくらいでいいのに。
生きている者たちは太陽に殺されかけている。
秋の半袖から少し肌寒いと長袖にする瞬間が好きだ。
私が当たり前にやっていることを人はすごいと褒める。嫌ではない。嫌ではないが、努力していることは他にもある。それを褒めてほしいのだ。しかしそれはきっと、他人から見れば当たり前のことだから目立たないのだ、人並み以下なのだ。
私はこれからもずっと、私自身を誇ることはない。
半袖
『えっ?半袖ドレス作り大会のモデルさんが熱を出して
欠席⁉︎』
死柄木たちがデザインしている半袖ドレスにも関わらず、
彼らの手が止まった。
『何だと?』
『半袖ドレスを着用するモデルが熱を出して欠席だそうだ』
着用モデルの体型は、アイドル並みのスラリとした体型で、麗日お茶子は、違うイベントに参加するため、
着用モデルは出来ない。
『おい、緑谷出久』
『ハイ!』
『急きょだが、半袖ドレスを着るモデルを探して行ってくれないか?』
と、緑谷出久(愛称はデク)を指導している相澤消太が
緑谷を指名したが、彼1人では大変だろうと私たちも
手伝いをした。
雄英高校から近い街で
着用モデルを探している。と、声かけしたのだか、、
若い女性1
『ごめんなさい。今から、用事があるので』
女性2
『ゴメンなさーい…友人との集まりがあって…』
轟焦凍
『暑いよな…近くにコンビニがあるから、全員分
ドリンク買ってくるな』
と、1人で買いに行ったのだ。
デク
『〜〜着用モデルを探していまーす!』
プルルル
プルルル
『〇〇ちゃんのスマホから電話鳴ってるよ』
デクが私のスマホを取り出して私に渡してくれた。
『デクありがとう』
デクは、爽やかな笑顔の汗顔で
モデル探しを開始
そして、私は、電話をかけた
『もしもし?』
『オレ、死柄木だけど』
『死柄木くん…なに?』
『着用モデルなら、、着用モデルになりたいという
友人がいる』
『ほんと⁉︎』
私の嬉しい声の反応で
コンビニで、買い物していた轟も
嬉しさのあまりに私と死柄木の声を聞き取っていた。
そして死柄木の声から、違う女性の声が交替された
??
『もしもし〜?私、着用モデルになりたいんです〜。
アイドル並み体型も自信ありますぅ♪』
ビッ、
プープー
『あれ?電話、切れた?)
ブルルル
『勝手に切ってごめんよ〇〇』
『死柄木くん大丈夫だよ』
『トガ、、勝手にスマホを切るときがあるから
じゃあ後で会おう』
『またね』
ピッ
『着用モデル決まったよ。トガさんなんだって』
デク
『決まったの?⁉︎』
2時間後、私たちは、半袖ドレス会場でもあり、
着用モデル会場でもある大きな会場へと待ち合わせしていた。
『死柄木くん』
死柄木
『〇〇…待たせたな…悪りぃ悪りぃ…』
と、金髪少女と共に、死柄木くんは、やって来た
少女は、『トガヒミコです。』と、トガヒミコと
名乗った。
『よろしくお願いします』と挨拶して、
前のモデル幅丈を決めていた轟が少し
トガの身長を見て驚いたのだ。
このサイズだとピッタリだ。と、
そして、半袖ドレス大会の当日、私も含むトガちゃん
率いるチームの、死柄木弔がデザインしたシックな黒色の半袖ドレスを身を包んだトガちゃんチームが優勝したのだった
【半袖】
半袖を着るのには、少々勇気がいるのだ。
今暑いと思っても、一日通して半袖で大丈夫か寒くならないか、暑いなら日焼け止めは必要か、腕の無駄毛は、等々。
何より。
「おっ、今日半袖?あっついもんなー」
そいつに笑顔で話しかけられて。頑張って笑顔を返しながら、
「うん、暑いね」
(ああ、見せて良い生腕だったかな、太く見られてないかな、汚いとか思わないかな)
緊張する。
だから、半袖は勇気がいる。
半袖
半袖だ思い浮かべるものと言えば
夏だ。
正直1年ずっと長袖の僕には余り関係無いが
半袖で思い浮かぶものと言えばもう一つある。
それは僕とは真逆の
年中半袖短パンの男子だ。
小学生によく見かける光景だが、
よくもまぁ、寒くないものかと思う
と言うより見てるこっちが寒くなる
けどよくよく考えれば
冬でも足出して歩いてる人も居る訳だし
そんなに不思議な事では無いのかもしれない。
けれど年中タンクトップなのは流石に理解に苦しむな
題名:半袖
中学時代、
初夏の時期の衣替えが嫌いだった。
移行期間は気温的に半袖の方が過ごしやすかったりするのに。
完全に『夏服のみ』になった途端、雨降りで気温下がって半袖では寒い、なんてことが多かったから。
学校に着いたら、ジャージの上着を着てもいいけれど、通学中は夏服制服のみ、という校則も意味がわからなかった。
通学中に濡れて寒いんですけど。
濡れて体温下がりきってから上着着ても後の祭りで、必ず風邪ひくんですけど。
訴えたところで『規則だから』と一切の考慮がなされないことも、子供心にすごくショックだった。
その夏服も。
最初の中学校は、生地がやや薄い紺色のベストがあったけれど。
転校して卒業までいた二つ目の中学校は、白ブラウスにクリップ式の小さいリボンのみ、という物だった。
ブラウスは、当然スカート・イン。
夏用の白ブラウスは生地も薄いから、必然的に白い厚めの肌着を下に着る必要があった。
冷感素材もなかったし、暑くて不快だったなあ。
それを着たところで、体型カバーできる要素はまるでない。
中学生だよ。
多感で、成長期な時期、おまけにホルモンバランスで色々崩れやすい時期でもあるのに、一体誰が考えたんだあの夏服は。
真夏になったら、ジャージの上着はおるのも禁止だったし。
頭オカシイとしか思えなかった。
(異性の目が実際に気になる、あるいは過剰に。
また同性との差異を気にしてしまいがち。
心もまだ成長期。
差異を自らの個性、美しさとは考えられず
過剰に気にしすぎて、長くその価値観から
抜け出せなくなったり、病んでしまう子もいる)
最近は、水着もお洋服みたいなデザインの物が出来て素晴らしいねと思ったけれど。
未だ意味のわからない校則は残っているようで。
何のための規則なのか、本気できっちり考えて変革していってほしいと切に思う。
……なーんてことを思いながら。
いつも通り、ベッドでゴロゴロしながらスマホでポチポチ打ってみた。
部屋着はもう半月ほど前から、半袖短パン。
その半袖は、もう外で着るにはちよっとヘタれてるかな、という一軍落ちのもの。
襟首とか若干伸びてるけれど。
部屋着だから問題ない。
というか、まだ着れるからもったいない気がして、着ちゃってる。
受け取りしなきゃいけない郵便物や宅急便来た時だけ、慌ててメッシュ素材の上着はおって誤魔化している。
うーん、もしかして。
こういう服装だから、家でダラダラしちゃうのかも。
服装の乱れは心のなんちゃら、的を得ている——と言えるかも。
いやでも。
家の中でダラダラできなきゃ、どこでするのよーというね。
改める必要があるか否か。
夕食時に、のんびり呑みながら考えてみようかな。
……覚えていれば!
#半袖
ー半袖が似合う君との出会いー
今日は、貴方と同棲して200日記念日💍㊗️🫶🏻𓈒𓏸︎︎︎︎そして、明日は、貴方と交際1年4ヶ月記念日💍㊗️🫶🏻𓈒𓏸︎︎︎︎今日に明日、記念日続き🫶🏻𓈒𓏸︎︎︎︎そして、5月24日は、私の誕生日だった🥰💗さて、いよいよ、本題へ…もう辺りは、半袖を着る方が増えて来て、いよいよ夏本番ですね(*^^*)そんな中、一つだけ、惚気けても良いですか…?私の彼は、暑いのも寒いのも天候の変化も嫌いだけど、私にとって、彼は、誰よりも夏が似合う夏男だと思ってます🥰💗何故なら、私から見て、誰よりも半袖が似合うから。と言うのも、私が彼を溺愛しているからだとは、思うけど、私は、彼が半袖を着る度に萌えてしまう。彼が半袖をまくしあげて、腹チラさせる度に、バドの練習中や大会中で腹チラする度に私は、萌えキュンするけど、その裏でハラハラしてしまう。何故なら、彼の体は、誰よりも色気が有り過ぎて、女性や女子には、刺激が強過ぎるから。と言うのも、彼の体は、めっちゃ痩せていて、ただでさえ色気漂ってるのに、今じゃ、うっすら浮き出て来たシックスパック…あと何年も経てば、まだ彼のお腹の中に隠れているシックスパックは、剥き出しになり、ちゃんとした筋肉となっているだろう。そんな彼とこれからもそばにいられる。彼の隣でこれからも笑っていられる。これからも彼と幸せになれる。そう思うだけで、私は、何もかも頑張れちゃう(*´˘`*)♡これからも愛してるよ😘❤︎私の愛する未来の旦那様•*¨*•.¸♬︎私がよそ見しちゃう前に早く迎えに来て、結婚申し込んでね💕︎
半袖
わたしが何も考えずに、半袖着られるのは後10年かなと思います。
気づいたのは義母が70代になった頃。半袖を着なくなったのです。オシャレな義母は、季節を先取りでトレンドにも敏感な人。聞いたら、二の腕のたるみや、腕のシミが見えてイヤだからと。夏はもつぱら7分袖を着るようになりました。
言われないとわからないこと、有りますね、その年齢になってみないとわからない事が。
歳を取るのは辛いこともあるけど、わからなかったことを感じれるのはここまで生きてて良かったと思える一つです。
心理的なものは特にそう。鈍感なわたしがセンシティブになれる部分だから。加齢を、マイナスと取るか、プラスと取るかの境目ね。
目が合いそうになると慌てて逸らして、声をかけられるたび不自然に逃げた。身体中から好きが溢れて、いつか君のこと食い尽くしちゃいそうで怖かった。本当は、真っ黒な海の中で、真っ白に輝いてる君の腕が好き。パピコの蓋もちゃんと等分するとこも、たまにぼーっとして階段を踏み外してるとこも、全部、全部大好き。
「おはよーございまー、なんやお前かい」
「なんやとはご挨拶な。そっちこそ早いやん」
「そら、急に隣が涼しなったからな。黙って帰ることないやんけ」
「昨日の格好のまま出社なんかできるかいな」
それもそうだ。昨日が休日ならまだしも週の真ん中で、それも
明らかによれたシャツなんか着てくれば、朝帰りですと言っているようなものだ。
でもなにか引っかかる。それが何かは分からないが。
「おはようございます〜、あー今日暑いわぁ」
そう言って入ってきたのは同期の大倉。もう既にネクタイは外されており、シャツの袖を捲りながら愚痴を吐く。
「起きた時寒かったからさ、長袖着てきたんやけど駅着いたらもう日出てきて暑いやん。満員電車地獄やったわ〜、ほんま着てくん失敗した」
「クールビズやからネクタイは付けんでよかったのにな」
「ほんまそれ………うっわ、何その格好。暑ないん?村上くん」
「……そうや」
それだ、俺が感じていた違和感は。身だしなみが整いすぎてるのだ。流石にジャケットは着てきてはいないが、シャツは第1ボタンまで閉められておりネクタイもキッチリと締めている。
腕捲りすらしていない。家では冬場でも半袖Tシャツの男が、だ。それもお天気お姉さんが夏日だと言っていた今日。
「それや、なんでお前長袖やねん。いつも半袖やのに、ネクタイまで」
「それは……」
「見てるだけで暑いねん、脱げ!」
「わっ、大胆!!」
「……れのせいで」
「あ?聞こえへん」
「誰のせいで半袖着られへんと思っとんねん!!!!」
うわ、ゴジラが火ぃ吹いた。長い付き合いやけどこいつの沸点未だに分かれへん。顔真っ赤で鬼みたいやな。
「ドアホ!!」
「どこ行くねん」
「頭冷やしに行くんじゃボケ付いてくんな!」
バタンと乱暴にドアが閉められる。
「こっわ……アイツなんやねん」
「んふふ、耳まで真っ赤やったね」
何故かニヤけている大隈。あいつキレてるんとちゃうんか?
「え、ニブニブやん。鈍感が可愛くて許されるのは真ちゃんだけやで」
「……もしかして、あいつ恥ずかしがってるん?」
「照れと怒りが半分半分ちゃう?原因が覚えてへんねんもん」
胸に手を当てて考えてご覧よ、と茶化す同期を一発しばいた後、昨日のことを思い出す。
……なんやねん、昨日は可愛かったのに。キスマつけるのへたくそやから全然つけれんで、俺も付けたい言うて駄々こねて…
あ、そうや。それで噛み跡やったら付けれるんちゃうかって。
つまり、あの下には俺の歯型が付いている。
そう考えただけで腰周りが重たくなった。
あかん、何考えてんねん職場やぞ。
「その様子やったら無事に思い出せたみたいやね、けだもの」
「返す言葉もございません……って、なんでお前が分かんねん!」
「昨日2人で帰ってたし?というかいつも半袖の人が長袖着てるだけで怪しいやろ。全然気づかずにデリカシーないこと言うた人もおるけど」
「ほんま面目ない……」
「それは信ちゃんに言うて。でもそのニヤケ面何とかしてからな」
「え、俺ニヤけてる?」
「めっちゃキショい」
薄々気づいてたけどお前って俺に厳しない?
作者の自我コーナー
いつものパロ。みんなオカン派だけどオカンはオトン派。
ガサツってよく言うけどそっちもそっちでデリカシーないとこあるよねっていうお小言
ただいま、私の故郷
まだ蝉も鳴き始めない、青々とした夏の始め
爽やかな風と見渡す限りの自然
目を瞑れば、あの頃の思い出が蘇ってくる
ほら、あそこ
あの子とザリガニ釣りをしたところ
ほら、あそこ
あの子と親に隠れて駄菓子を買ったところ
ほら、あそこ
あの子と新しい制服に手を通して登校したところ
ほら、あそこ
あの子が部活引退で泣いている私を慰めてくれたところ
ほら、あそこ
あの子と付き合い始めた場所
ほら、あそこ
大きくなり隣にいるこの人と今から挨拶しに行くところ
今も昔も変わらない笑顔で
ずっと私の味方でずっと支えてくれた
小さくて、半袖に半ズボン、麦わら帽子だったのに
今はこんなにも立派な頼れる人
これからもずっとこの人一緒にいたい
「なにぼーっとしてんの!!早く行かないとー!」
「今行くってー!」
ふふ、またひとつ思い出が増えたね
『半袖』
いつでも、ヘンテコな柄の半袖Tシャツを着ている君
音楽をものすごく愛していて、
突然変なことをしたりして、
大勢の人に好かれている君。
歌というのはどこまでも人間性が出るものだと思う。
どんな声色で歌うのか、どんな感情を出しているのか。
君の歌声は優しくて、暖かくて、少し寂しそうな時もあって、でもいつでも芯があって。
きっと君の魂そのものなのだろう。
君の魂に惚れ込んでいるからいつまでも君が歌っている姿を見たい。
だから今日も私は君の歌を聴く。
【半袖】
小麦色の肌がよく似合うね、なんて言われてるあの子の肌が本当はひどく白いことを、いったい何人が知っているのだろう。
季節外れの真夏日がささやかれるたびにあの子を思いだす。あの子はいつもきれいだ、けれど半袖と素肌の境目にくっきりと引かれた線、あれだけはどうにも残酷で好きになれないよ。
太陽はいつもあの子にだけ厳しすぎる、あなたがそんなに頑張る必要はないんだよと、誰が言ってもあの子は困ったように微笑むだけだ。あなたには届かないから美しいんだ、そんなフレーズが頭を過る。
今年の夏はあの子に優しくしてくれるかな。
だったらいい、と切に願う。
あなたには太陽より月が似合う、それでも日の当たる所にしかいられないんだろう。
(半袖)
五月は好き。美しい思い出がたくさんあるから。
立派と背を押してもらったこと。
風の爽やかなドライブに行つたこと。
あの子と一日遠出したこと。
あの子と街を巡つたこと。
文具屋を調べ步いたこと。
茶色い化石の眼窩を眺めたこと。
新綠の木漏れ日が美しかつたこと。
乾きのグラウンドで一人黃昏たこと。
終わりを密かに意識したこと。
旅の計畫をしていたこと。
一人生きる未來を思い描いていたこと。
午前の水が美味なこと。
美しい音樂を聽いていたこと。
人閒であることについて考えたこと。
中原中也を思い出すこと。
あの子と朝まで通話したこと。
文化的な日々であつた。人生の中で唯一な。
豐かで詩的な日々であつた。
半袖
寒い。今日は暖かい長袖で過ごす。
…それはさておいて、年をとってから、夏の強い太陽光を「痛く」感じるようになった。半袖から出る腕はもちろんジーンズを履いた脚も、じりじり痛い感覚がある。なので、場合により長袖を重ねたり、腰周りに厚手シャツを巻き結んだりする。おかしい、私はもともと地黒でサンバーンに縁が無くて目玉もまっ黒で太陽直視も平気だったのに、今ときたら太陽湿疹で痒くなり、目玉の色も薄くなって眼精疲労がお隣さんな近さ。地黒だけが相変わらず。これがトシということかッ…!
今夏の暑さは厳しいとの予測について、年寄りの体調管理方針や家屋設備の確認を介護事業者さんたちと打ち合わせることもぼちぼち出てきた。着せる服も半袖になっていくのだが、痩せてショックアブソーバー(筋肉・脂肪)の無い、軽くぶつけるのもケガのリスクに直結する祖母に半袖…ジレンマだ。
半袖
いつから着なくなっただろうか。
暑い夏でも、ここ数年は長袖である。
まずは、二の腕が冷えるようになったこと。
もう、冷たくて冷たくて。二の腕を出していると、酷く、エアコンで冷えるのだが、寒いかというと、身体は暑いのだ。なんでこんな体質になってしまったのか。
もう一つは、日焼け止めの為。
ま、以前から、気にはしていたが、
四年前に左の脇のリンパを取ってしまったので、
日焼けは厳禁。
それもあり、夏の外出も必ず長袖の羽織を羽織って出ている。
夏用の薄い羽織り。
今のがだいぶくたびれてしまった。かなり気に入っているのだが。。。
新しいものに出会えるだろうか。
お題『半袖』
小学生の頃、袖から腕を出していたら毛深すぎて一時的にあだ名が『ゴリラ』になった。
それが嫌で学生時代は毛の処理には気をつけてきた。
今年も半袖を着ないといけない時期がやってきた。私は今や社会人でお金が出来たから全身脱毛に通っている。
大学時代に出来た彼氏とは今も付き合って結婚を前提に同棲しているが『毛を処理するのに金かけるの? バカじゃん』って言ってくる。自分はTシャツの袖やズボンの裾から毛むくじゃらの手足を出している。こいつ曰く『男が気にしてたら気持ち悪くね?』だそうだ。こっちの努力を努力と思わず無駄と言ってくることがむかつく。
だから私は今、いたずらを決行することにした。
この男はなかなか起きない。だから私はカミソリを手にして、彼の手を取る。毛むくじゃらの腕にカミソリを進めて、手で払うと意外と白い素肌が現れる。床に落ちた毛はあとで責任を持って掃除機かけると心で呟く。
しかし、自分の肌の上で行われていることに気づかず、目を覚まさないのがなんだかおかしい。
起きた時の反応を楽しみにしながら、私は彼のTシャツから伸びる片腕の毛の処理を笑いをこらえながら続けた。
『半袖』
教室でうちわや下敷きやハンディファンを見かけることが増えてきた。クラスには強めな女子が多いのでスカートの中に風を送ろうとはためかせるのを意図せず見てしまうことも増えてくる。もうちょっと周りの目を考えてほしい。
週が明けると衣替えとなるのでもはや暑苦しいぐらいの学ランやブレザーともしばらくお別れとなる。クラスの気になる子はいつも制服をぴっちり着るタイプだったので夏服はどんなふうに着こなすのだろうと内心楽しみにしていた。
週が明けて朝からよく晴れた暑い日。学ランを着てないだけでこんなに快適なのかと感動しつつ教室に入ると長袖カッターシャツやサマーニットなど昨日まで見かけなかった服装ばかりだった。気になる子の装いは半袖カッターシャツにベスト。むきだしの腕がスカートをはためかせられるよりも見ては失礼なものに思えて直視できない。なのにそんなときに限ってあいさつされる。
「おはよう。今日は暑いね」
「お、おはよう。……半袖、似合ってるね」
「ありがと。ちょっと早いかなと思ったけど、けっこう快適だね」
うふふと笑うその笑顔もまぶしい。見たい、けど見たくないと葛藤を繰り返す内に響き渡るチャイムが始業を知らせるのだった。
半袖…
半袖の季節と言えば…蚊の季節!
あいつら服の上からでも刺すからね。
最近、巷でウワサの「耐性蚊」
殺虫剤かけても効かないとか悪夢か
このところ転生もののマンガ読んでるんだが…
自分が転生するとして、蚊だけはイヤー!!
半袖に袖を通すと、夏って感じがする。
こないだまで寒かったのに、季節はあっという間に過ぎていくのね。
でもちゃんと日焼け止めを塗らないと、この袖の境界線がくっきり現れちゃうから
ダサくならないように忘れないようにしないとね。