中学時代、
初夏の時期の衣替えが嫌いだった。
移行期間は気温的に半袖の方が過ごしやすかったりするのに。
完全に『夏服のみ』になった途端、雨降りで気温下がって半袖では寒い、なんてことが多かったから。
学校に着いたら、ジャージの上着を着てもいいけれど、通学中は夏服制服のみ、という校則も意味がわからなかった。
通学中に濡れて寒いんですけど。
濡れて体温下がりきってから上着着ても後の祭りで、必ず風邪ひくんですけど。
訴えたところで『規則だから』と一切の考慮がなされないことも、子供心にすごくショックだった。
その夏服も。
最初の中学校は、生地がやや薄い紺色のベストがあったけれど。
転校して卒業までいた二つ目の中学校は、白ブラウスにクリップ式の小さいリボンのみ、という物だった。
ブラウスは、当然スカート・イン。
夏用の白ブラウスは生地も薄いから、必然的に白い厚めの肌着を下に着る必要があった。
冷感素材もなかったし、暑くて不快だったなあ。
それを着たところで、体型カバーできる要素はまるでない。
中学生だよ。
多感で、成長期な時期、おまけにホルモンバランスで色々崩れやすい時期でもあるのに、一体誰が考えたんだあの夏服は。
真夏になったら、ジャージの上着はおるのも禁止だったし。
頭オカシイとしか思えなかった。
(異性の目が実際に気になる、あるいは過剰に。
また同性との差異を気にしてしまいがち。
心もまだ成長期。
差異を自らの個性、美しさとは考えられず
過剰に気にしすぎて、長くその価値観から
抜け出せなくなったり、病んでしまう子もいる)
最近は、水着もお洋服みたいなデザインの物が出来て素晴らしいねと思ったけれど。
未だ意味のわからない校則は残っているようで。
何のための規則なのか、本気できっちり考えて変革していってほしいと切に思う。
……なーんてことを思いながら。
いつも通り、ベッドでゴロゴロしながらスマホでポチポチ打ってみた。
部屋着はもう半月ほど前から、半袖短パン。
その半袖は、もう外で着るにはちよっとヘタれてるかな、という一軍落ちのもの。
襟首とか若干伸びてるけれど。
部屋着だから問題ない。
というか、まだ着れるからもったいない気がして、着ちゃってる。
受け取りしなきゃいけない郵便物や宅急便来た時だけ、慌ててメッシュ素材の上着はおって誤魔化している。
うーん、もしかして。
こういう服装だから、家でダラダラしちゃうのかも。
服装の乱れは心のなんちゃら、的を得ている——と言えるかも。
いやでも。
家の中でダラダラできなきゃ、どこでするのよーというね。
改める必要があるか否か。
夕食時に、のんびり呑みながら考えてみようかな。
……覚えていれば!
5/29/2024, 5:59:47 AM