『力を込めて』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
これが最後だ。
自らの拳に力を込めて、精一杯パンチを叩き込む。
体が悲鳴を上げるが、今だけは持ってくれ、と自分に言い聞かせる。
これが終わったら、オレは---
パンチを叩き込んだ相手が倒れ込む。
10カウント。
勝利の鐘が鳴り響いた瞬間、オレも精魂尽きたように地面へと身を預けた。
「ごめ、また、俺のせいで…」
そう俺の親友が目を伏せて言った。得点板を見ると、既に相手はマッチポイント。対して俺たちは五点遅れで相手を追っている。
緊張からかサーブをネットに引っ掛けてしまった親友は今にも泣き出しそうなほど不安そうな顔をしていた。
「大丈夫だって! まだ負けてない」
「でも…」
「でもじゃない。後悔も反省も試合が終わってからだ。まずは今に集中。大丈夫! お前のスマッシュはめっちゃ強い。落ち着いていこう」
そう言って俺は彼の背を叩く。それは、下を見がちな親友を鼓舞するための癖みたいなものだった。
「ああ、そうだな」
「絶対勝つぞ」
「おう!」
そう笑った親友の背を俺はもう一度叩いた。
俺の気持ちが届くよう、精一杯の力を込めて。
力を込めていきんだけど
産まれてくる気配がない
帝王切開に切り替えたけど
麻酔科医がいない
副院長に頼んだけど断られたらしい
結局、別の病院の先生が到着するまで1時間
出てこないのに迫り来る陣痛との戦い
いざ、手術が始まったら
麻酔があまり効いていなくて切腹状態
ただ痛くて、産まれた時の感動もクソもない
それが私の出産経験です
︎︎ ︎︎ ︎︎"︎︎小さなあの子と僕の記憶︎︎ ︎︎ ︎︎"︎︎
あの子の声が聴こえなくなって
もう3日目の朝を迎える。
世間体で考えれば、
「3日しか経ってないじゃん」「所詮3日だろ? 」
と口々に云うだろう。
でも違うんだ。
周りには世間にはわかることの出来ない。
あの子の存在感。
何故なら僕にとってはあの子は
かけがえの無い存在であり
僕の命が誕生したその瞬間から
存在していたのでは無いかと思えるから。
これが根拠か分からないが
あの子を思う気持ちは誰にも負けない。
決して負けることの出来ない。
だからその3日間が重く長く感じる。
そんな気持ちを抱きながら声に出してみた。
窓から見える その景色を見届けながら
愛おしさの想いが募り
僕のなり愛情表現で
誰よりもどんな人よりも
力を込めて
「また、僕の元へ。」
「僕の軌跡という小鳥」 と発した。
でも僕は
何時もと変わらず
決まって布団の中だ。
終。 #003 「力を込めて」
「待って」
思わず、去ろうとした彼の手を握る。
やっちまった。
その言葉が頭の中を駆け巡る。
やってしまったことは仕方がないので、振りほどかれないように、力を込めて握る。
振り返り、怒ったような顔で私を見る。
そりゃそうだ。
さっきまで別れ話をしていたのだ。
これ以上何の話があるというのか。
衝動的にとはいえ、引き止めてしまった。
なにか言わなければと思うが、頭が真っ白で何も出てこない。
このままでは、無事に別れることはできない。
別れる?別れる!
その時、別れるという言葉に天啓を得た。
彼の顔を真っ直ぐ見る。
「さよなら」
そう言うと彼は少し困った顔をして、
「さよなら」
と返してくれた。
よくある別れの挨拶。
こうして私と彼は別れた。
そして私の手から、彼の手がスルリと抜ける。
これ以上引き止めてはいけない。
彼には次があるのだから。
「カーット」
監督の声が響く。
その言葉に、現実に引き戻される。
私は周りに聞こえるように声を出す。
「すいません。台本にないことしちゃって‥」
「いいよ。アドリブ良かったし、君のアドリブは有名だからね」
思わず苦笑する。
視界の端に去っていった彼が戻ってくるのが見える。
「びっくりしましたよ。だめかと思いました」
「ごめんね。私、役に入り込んでしまうの」
大丈夫ですと彼は笑う。
「じゃあ、僕この後別の収録あるんでもう行きますね」
頑張ってねと、衝動的に手を差し出す。
また、やっちまったと思ったが、彼は握手に応じてくれた。
彼の素敵な笑顔を見て、握手の手に自然と力がこもる。
仕方ない。
君は私の好みのタイプど真ん中だからね。
力を込めて
辛い時こそ、包むようにマイクを握る。
そして声に力を込めて、遠くまで届くように歌うんだ。
私は誰かを救いたくて歌手を目指した。
私の歌を聴いてくれた人が、ほんの少しでも前向きになれるように。
嬉しいことに、私の歌が好きだって、よりどころになってるって、言ってくれる人が増えてきた。
気づいたのは、そんなときだった。
私は、私の歌を生きる意味にしてるって。
だから、どんな時だって私は歌う。
私の生きる意味を見失わないように。
まず、私にとって力とは愛ということを知っていて欲しい
あと2ヶ月で私は遠距離のパートナーに会いに行くことができる。
その時は力を込めて、愛をこめて君に伝えたいことがあるの
聞いてくれる?
「力を込めて」
途絶えてしまったか細く不安定なあなたに安らぎをと、
力を込めて。
ごめんなさい、アプリを消します。
詳細
アプリを消す。
理由は携帯が重いから。
次のところへ来ていただくと嬉しいです。
アプリ名 『テラーノベル』
ユーザー名 『天華🎧📖』
良ければお話ししましょう。
見てくれていた皆様。
『帚星』を見守ってくれてありがとうございました。
さようなら。
★力を込めて★
目の前のドア。
このドアの向こうで待っていてくれる大好きな人。
鼓動が速くなる。
小さく深呼吸。
取手を握る手にギュッと力を込めて
私はドアを開けた。
「先生こんにちは、よろしくお願いします」
【力を込めて】
君の髪はサラサラしていて、子どもの頃と変わらない。
全然ヘアケアなんかしてないのにね。
シャンプーなかったらボディソープで頭洗っちゃうのにね。
そんなことを思いながら君の髪に顔を寄せると、君は嬉しそうに目を細める。
「何、甘えてんの? 珍しい」
「違うし。ハゲてないか、確かめてんの」
「お前なぁ〜、久しぶりに会えたってのに、もうちょい言い方あるだろ」
「久しぶりだから確かめてるの」
力を込めて君の背中に腕を回す。
子どもの頃とは違う2人だから、力を込めて。
力を込めれば、心が込もる。
心を込めれば、必ず誰かの心に響く。
その心に響いた音は波紋を呼び、動かなかった心臓に雷を落とすように変わりゆく。
響いたその心が力をまた込めたとき、それに応じ揺り動かされた波紋が誰かの心へ届く。
心配せずとも良い。
世はこうして変わってゆくのだと。
『力を込めて』
力を込めて
力を込めてドアを開く。これが最後の砦だ。ここがダメならもう諦めるしかない。心臓の鼓動が速くなる。何度もネットや電話で調べた。どこもダメだった。
ふと通りかかったショップ。もしや、、、。ダメ元で聞いてみた。
「すみません、四ヶ月男の子、ブラックのシュナウザーいますか?」
「いますよ〜。あそこの隅っこにいる子。抱っこしてみます?」
いた〜。シュナウザー犬。
かわいい!欲しかったの〜シュナウザー犬。
即買いした。
諦めないで良かった〜。
今日からよろしくね〜。
力を込めて決意したことは
意外にやり遂げられるもんだなと
最近になって気がついた
普段飽き性な、僕
【力を込めて】
夢を見ていた。からには、覚めないでくれと思った。死に至る予行練習なら毎晩しているはずなのに、昔よりも駄目な人間になったような気がして。
毎日、少しずつ、少しずつ、壊れていってしまう。いつこの胸中の如何に不誠実なのかが周目に晒されて、はりぼてに針を刺されてしまうのか、それについて恐れながら。
明かされてしまうのであれば、知られないまま終わりたい。神聖さのために生きられるほどの強さは、持ち合わせていないように思えた。そうであるなら。
叶わないことに意味のある夢だってあるのだ。できなくなっていくことばかりの時間の中で、そう。そのまま、力を込めて。どうかこのまま眠らせて。
力を込めて。何をするにも気力がいる。自分の意思で何事も動かしている。たとえ望んでいなくとも。だから責任を持たないといけない。重荷として感じる必要は無いが、責任は持たなきゃ行けない。人に対して迷惑じゃ無ければいいんじゃなく、自分のために責任をもたないと。いつの日かやろうと動き出したその勇気を無駄にしては行けない。絶対に後悔しないのならその時だけは責任なんかは投げ捨てその事を忘れるがごとく遠くへ逃げ出そう。
~力を込めて~
ボタンを押す
それで早く閉じないと分かっていても
アイツと同じエレベーターには
乗りたくない!
早く閉まってくれ(泣)
~過ぎた日を想う~
かつての日々は色褪せ
過ぎた年月の残酷さを知る
在りし日の面影をたどり
行く先を憂える
昔はフサフサ
今はうっすら
そうなると将来は…
~星座~
はい、空を見上げてください
ここに身近な鳥の星座があるのが
分かりますか?
全く分からない?
はい、カラス座です
黒いから見つけづらいかったですね
その近くには、これまた身近な道具の
星座があります
分かりますか?
どうせ同じようなネタだろ?
もっと素直に星空を楽しみましょう!
はい、コップ座ですよ
透明だから見つけづらかったですね
星座には「なぜ、それ採用したの?」と
思うものが沢山ある
(注 二つとも由来となる神話があり、ちゃんとした星座です。)
~踊りませんか?~
毎日なんやかんやで
てんてこ舞いなのに
これ以上?
~巡り会えたら~
何かと鈍いので
例え運命の人とかに会えても
気づかない自信がある!
~奇跡をもう一度~
奇跡って まず起こらないからこそ
それをもう一度なんて
贅沢だぞ!
~たそがれ~
向こうにいる人が誰だか分からない
そんな薄暗い時間帯 逢魔時
誘惑に屈してはいけない
そう分かっていても
商店街のお肉屋で
コンビニのレジ横で
魔(カロリー)と出会った時
人は選択を迫られる!
~きっと明日も~
明後日も暑いと思っていた
でも、朝晩には涼しくなり
少し肌寒いほど
季節は移ろい
いつもの毎日も
やがて変わっていく
だから 明日に「きっと」はない
ないけど
きっと明日もどうにかなる
~静寂に包まれた部屋~
何故だろう
あんなに雑多な音に溢れていた
この空間に静寂が訪れる
天使が通る、という諺があるらしい
会話が途切れ、ふと静けさが現れる
ぷぅ~
気づかれないはずだった
あんなに話し声がしてたら
絶対分からないと思っていた
どうする?
素直に謝るか
笑い飛ばすか
しらを切るか
今まさに決断の時
力を込めて叫んだあの言葉は今誰の中で響いてるのだろう
力を込めて握ったあの手は今誰の手を握り返してるんだろう
私は今大切な人の手を握って大切な人の声を聞いて過ごしてるよ
貴方とは違う大切な人。大切にしたい人。
はーい♡力と愛を込めて~~~~~?♡
萌え萌えギュンッッッッ
「力を込めて」
2人目の子供が生まれたとき、子乗せ電動自転車を購入した。
なかなかの出費ではあったが、子供2人と一緒に移動できるため、とても便利である。
日常的に自転車に乗るのは、高校生以来だろうか。
自宅が標高の高いところに位置しており、学校まではほとんど下り道だったため、楽に登校ができた。
しかし下校となると、精一杯力を込めてペタルを踏み、坂道を登る必要があった。
夏場は汗だくで、来ていた服はびしょびしょになり毎日大変な思いをしていた。
今では、あの頃のように坂を上ることはほとんどなく、前後に子供を載せながらでも電気の力ですいすい進むことができる。
かつての自分のように、一生懸命自転車を漕いでいる学生たちには、心から熱いエールを送りたい。