︎︎ ︎︎ ︎︎"︎︎小さなあの子と僕の記憶︎︎ ︎︎ ︎︎"︎︎
あの子の声が聴こえなくなって
もう3日目の朝を迎える。
世間体で考えれば、
「3日しか経ってないじゃん」「所詮3日だろ? 」
と口々に云うだろう。
でも違うんだ。
周りには世間にはわかることの出来ない。
あの子の存在感。
何故なら僕にとってはあの子は
かけがえの無い存在であり
僕の命が誕生したその瞬間から
存在していたのでは無いかと思えるから。
これが根拠か分からないが
あの子を思う気持ちは誰にも負けない。
決して負けることの出来ない。
だからその3日間が重く長く感じる。
そんな気持ちを抱きながら声に出してみた。
窓から見える その景色を見届けながら
愛おしさの想いが募り
僕のなり愛情表現で
誰よりもどんな人よりも
力を込めて
「また、僕の元へ。」
「僕の軌跡という小鳥」 と発した。
でも僕は
何時もと変わらず
決まって布団の中だ。
終。 #003 「力を込めて」
10/8/2023, 7:11:41 AM