刹那』の作文集

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刹那』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

4/29/2023, 4:21:19 AM

貴方に恋に落ちるまでの時間
ほんとに刹那だったよ
このキモチ、貴方に伝えたいな。届くといいな
大好きだよ♡

4/29/2023, 4:15:12 AM

今日のことは、" 2人だけの秘密 " だよ。
そう言われた午後6時。
ついさっきまで青だった海も、夕陽に照らされて明るい朱に変わってゆく。
あんなにも刹那的だったのに、忘れられなくて。
海の青と夕陽の朱が混ざり合う致景も、微風に吹かれる目の前の少女も。
全部全部、私にとってかけがえのない記憶だから。
2人だけの秘密、だよ。

4/29/2023, 4:12:56 AM

刹那


「刹那」って言葉、普段あまり使わない。
刹那って、仏教に由来する言葉なんだって。

時間の最小単位。きわめて短い時間。

「刹那主義」というのを調べてみた。
瞬時に至福や悟りを得ることができるとする仏教思想のこと。
忙しい生活やストレスから逃れるために、刹那主義に基づいた瞑想とか、流行ってる(?)よね。

そういう時間って普段意識しないけど、
意識するとまた違う考え方が出来るかも。

4/29/2023, 4:09:04 AM

「刹那」

  東の果ての男と 西の果ての女

  果てなく長い旅に出た

  やがて交わる

  東西南北 朝と夜 天と地 男と女
 
  刹那にすべてが混沌と…

  やがてまた男は南 女は北へ

  次なる刹那に向けて果てない旅へ

4/29/2023, 4:02:03 AM

あの子と話して、一緒に笑って、
会話に花が咲く。
楽しい、嬉しい、幸せだ。
笑顔に見惚れたその刹那、
天使のいたずら、時が止まる。

【刹那】

4/29/2023, 3:54:01 AM

【刹那】

「せつな」という名前の由来を知ったのは、小学生高学年のときだった。学校の授業で自分の名前の由来について調べる機会があって、両親に聞いてみたのだ。

母が、私が生まれたときのことを話してくれた。



あなた、生まれてくるときよっぽど胎内で暴れたんでしょうね。首にへその緒が2重3重に巻きついていて、それはもう大変だったの。もしかしたらダメかもしれない…担当医の先生がそう覚悟を決めるほどだったのよ。

でもね、私は何が何でもあなたを産みたかった。

あなたが生まれてくる数年前、初めて新しい生命が宿ったの。無事、生まれてきていたらあなたのお兄ちゃんかお姉ちゃんになる子をね。でも、それは叶わなかった。おなかの中で順調に育っていたんだけど、ある日突然消えてしまったの。まるで、ろうそくの火がふっと吹き消されてしまったように。

だから、あなたのときにはただただ生まれてきてくれることを願っていたの。どんな形でもいいから、この世に生を受けてほしいってその一心だった。

巻きついていたへその緒を首から外してから、
あなたが産声をあげるまでの時間の長かったこと!

ようやくあなたの声が聞こえ、力んで真っ赤になったあなたの姿を見て、出産に立ち会ってくれたお父さんにこう言ったの。

「この子の名前『せつな』にしたいんだけどいい?」

極めて短い時間、瞬間を表す言葉である「刹那」。
困難を乗り越えて生まれてきたあなたに、この先も一瞬一瞬を大切にして生きていってほしい。そう思ったから、それまでに沢山挙げてきた候補を全部やめて「せつな」 という名前にしたかったの。



生まれるとき、そんなことがあったなんて初耳だった。父も母も担当のお医者さんも、みんなで私の未来を守ってくれたんだ。その想いが「せつな」という名前に込められていると知り、心があたたかくなった。

ちなみに、3歳下の弟の名は「英剛(えいごう)」という。こちらは、父が「刹那」とは逆の意味を持つ「永劫」からつけたのだという。末永く、丈夫で優れた者になってほしいという願いの下、弟は中・高ではかなりイキってたものの現在では手に職をつけ、2児の父となっている。

私もいつか家族を持ち、我が子にその名前の由来を話すときがくるのだろうか。そのときは、私の名前に込められた想いについても話をしよう。

「せつな」の未来は、まだまだ続いていく。

4/29/2023, 3:43:21 AM

『刹那』


高校になった僕は何部に入ろうかと悩んでいた2年前のことを思い出した。

特にしたいことも無く、そして部活に熱を入れたい訳ではなく。

こう言っては失礼かもしれないが、とにかく楽そうな部へ。そう思って入ったのが写真部だった。

当時の先輩たちは、僕に、僕たち1年生にとても優しく接してくれて、半年も経つと写真に夢中になっていた。


今も転部はせず、3年生として写真部に居続けている。

あれからいくつか賞を取ったが、最近、いやここ数ヶ月の間はこれだ、と思う写真が撮れていない。


僕自身、風景写真や不思議さ、謎さを感じさせてくれる自然が好きで、そんなような写真ばかり撮っていた。

今まで賞を撮ってきた作品たちもそう



池の水面で反射した、もうひとつの鏡の国


普段見ようと思って見ることのない、花の雄蕊


蟻の目線から見た世界


色々なものを撮ってきたけど、人は撮ってこなかった。
何故って、人を撮るのが苦手だから


そんな中、今はスランプ中で、とりあえず、何でもかんでも手を出してみよう。と思い

人を撮る

という思考に至った。


運動部の姿や、下校する生徒の写真、何種類もの写真を撮っては見たものの、納得いくものは取れなかった。


人は動くから、ここぞと言うタイミングでシャッターを押すのが難しい。

これも僕が人を撮ってこなかった理由の一つだ



そのことを同じ写真部の奴とはなしていると、

同じ写真部で3年の内村さんが来た、彼女は写真部に来るものの、全く喋ったことは無い


彼女のカメラを持つ横顔が好きで、密かに僕は思いを寄せている。

笑ったところを見た事は無いけれど

でも、どこか引かれる儚さがあった。



いつものように横目でチラ、とみていると、開いた窓の間から蝶が入り込んできた

その蝶は、ほかのものには目もくれず、一直線で彼女の構えるレンズの先へ飛んでいくと、彼女が取ろうとしている花に止まった。

それを見他彼女の口角は僅かだけど、確かに上がっていた。


その瞬間、僕の中でなにかがブワッとなって、
彼女に引き込まれたように感じた。




やっぱり人を撮るのは難しい


刹那の瞬間にも、画面に移る1枚は変わってしまうのだから。

4/29/2023, 3:34:24 AM

その日、彼女は刹那のように過ぎ去った。

昨日までは私の隣で笑ってたのに。

数分前まで私の指に触れていたのに。


彼女は頭から血を流し

不協和音が響いている交差点。


“ごめんね”


彼女の声がうっすらと聞こえた。
少し微笑んでいたが、たちまち体に力が入らなくなった。

心肺蘇生を行っても、人工呼吸を行っても、彼女心臓の音は呼吸の音は聞こえてこなかった。

4/29/2023, 3:32:20 AM

それが繋ぎ合わさり日々は始まる

ふりかえれば

残る刹那の香り

僕が生まれる前からそれはあり

風のなかへと消えていった

時の止まった白い箱の中で

今日も刹那に流され目を覚ます

4/29/2023, 3:00:32 AM

刹那ってなに、???分からないから親友の事語る
親友は本当に私の生きる意味になってる
めっちゃ依存してるし親友からの連絡がないと
すごく心配するもん大好きだし私は恋愛的な意味で
親友が好きでも、親友は好きな人がいるらしい
それでもわたしは親友がずっと好きだよ

4/29/2023, 2:54:42 AM

思い返してみると、彼といた時間はとても短かった。
僕は、彼のことが好きだった。
彼は刹那な人だった。
考えすぎて不安になる僕とは正反対で、今を大事にしていて、憧れていた。だんだんとその憧れは好意へと変わっていき、僕は彼に恋をした。
彼は男で、僕も男だ。
告白をしても彼が良い返事をくれる確率は低いだろう。
それでも、彼を嫌いになることはできなかった。
どんな関係でも、そばにいたいと思っていた。

彼と初めて出会ったのは職場。
両親の都合で行かされている憎たらしいあの会社で。
僕は、初めて両親と会社に感謝した。
行かないと下の弟たちが生きていけない。
高校まで行かせてもらえていたのが唯一の救いだ。
だが、子2人養うというのはとても大変なことだ。
いつも通り重い足取りで会社に向かっていたその日。
僕は、彼と出会った。
彼は本社の方から派遣されてきたらしい。
僕は職場の人が嫌いだ。
年のせいなのか、貧乏な故の見た目のせいなのか。
真意は確かではないが、そんな表面上で人を判断し、僕のことを無視したり、そんな奴らが嫌いだ。
どうせこいつも同じだ。
関係ない、さっさと仕事を始めようと席に向かう。
すると突然、
「佐々木さん、今日からよろしくお願いします!」
という大きな声が後ろから聞こえた。
声をかけてきた人物は、さっき派遣社員として紹介されていた男だった。
というか?なんで急に僕に声をかけてきたんだ?
これまで派遣されてくる奴はいたけど、話しかけてくる奴は初めてだ。
そのことについて聞こうと思った矢先、
「佐々木、漁さんですよね?って言うか、
なんでさっきから他の人と喋らないんですか?」
とよくわからない質問をしてきた。
来てそうそうなんだと思ったが、愚痴を言える相手ができたと思うことにした。そして、
わざと聞こえるような大きい声で言ってやった。
「みんな僕のこと無視するからな」
彼は、思っていたのと違う反応をした。
「そうなんですか?佐々木さん、かっこいいのに。」
僕は困惑した。今なんて言った?かっこいい?今までの僕の人生とかけ離れた言葉堂々のNo. 1だ。
というか、かっこいいってどう言う意味だ。
だいたいお前も綺麗な顔立ちをしているだろうが。
今まで僕に見向きもしなかったあの女子社員たちの熱い視線がお前には分からないのか!!
「どうかしましたか?」
とそいつに声をかけられて我に返る。
今考えるべきはこれではない。
なんでこいつが僕に声をかけてきたかだ。
「なんかぼくに用か?」
「え?佐々木さんって、僕の教育担当ですよね?」
間髪入れずに答えが返ってくる。
ん?待てよ?教育担当?
今日、初めて聞いたんだが?
上司や同僚に文句を言おうかと思ったが、どうせ無視されるだけで何も変わらない。
諦めて、なんとかこいつを教育する方に目を向けよう。
教育っていっても、何をしていいんだか、、、、、
それから数ヶ月。
結局初日聞けなかった名前は、福井秋。
それから福井とは、一緒に仕事をするようになった。
なんとかそいつを教育して、今に至る。
今思えば、こいつが僕に回されてきた訳もわかる。
相手が上層部だろうが取引先だろうが、自分がおかしいと思ったことはとことん問い詰め、解決しないと気が済まない。本当に困った奴だ、、、
何度僕が頭を下げたことか、、、、、、、
でも、意外とらしくなってきた。
もしかして僕、こんな才能が?教師にでもなったほうがよかっただろうか。まぁ、そんな金はないし今更だ。
それにしても、やけにこいつが僕に懐いてくる。
他の奴らの言うことは聞かないのに、何故か僕の言うことは聞く。
本当に問題児だ。
まぁ、言うことを聞くだけマシか。
それから僕たちは長い間仕事を共に過ごし、お互い
「漁さん」、「秋ちゃん」と呼ぶ仲になった。
僕の中でいつの間にか、秋ちゃんが、とても大切な存在になっていた。
そして、彼が女性社員たちと楽しそうに話すのを見ると、胸が痛むようになった。
そんな自分に戸惑いながらも、
秋ちゃんと過ごす日々は楽しかった。
多分、僕は秋ちゃんのことが好きだったんだと思う。
眩しい笑顔や、一見真面目だけどふざけた内面とか、優しく明るい声とか、秋ちゃんの、全部が好きだった。
でも、終わるのは急だった。
それは、秋ちゃんと出会って2年経った秋。
僕はすっかり、会社に行くのが楽しみになっていた。
いつも通り会社に向かう。
あまりにも当たり前になった日常が、僕に錯覚を起こしていたのかもしれない。
僕が幸せになれるはずなんて、なかったのに。
会社に行くと、いつも僕よりも先に来て、明るく迎えてくれる秋ちゃんが、今日はいなかった。
僕は、不安に駆られる。まさか。
いや、そんなことない、あるはずない。
冷静になって、L○NEを送ってみることにした。
結局、朝会の時間になってもあきちゃんは来なかった。
真っ先に秋ちゃんについて聞かれたのは僕だ。
当時の教育係を引き継いで、僕は秋ちゃんの上司になっていた。
秋ちゃんは、僕と違って同僚たちとは仲が良いほうだった。ただ、最初の頃に起こした無礼のせいで、上層部からは嫌われていた。
「おい佐々木!!福井はどうした!!!」
いつにも増して大きな上司の声に
痛めながら、
「僕は何も知りません。一応L○NEは送りましたが、まだ返信は、、、既読すらつきません。」
「上司であるお前の管理不足じゃないのか!!!」
「すみません、、、、」
それしか言えなかった。
あいつのことを庇いたい気持ちもあったが、僕には権利など何も無い。
むしろ秋ちゃんの方が、同僚からの信頼があるだろう。
同僚の秋ちゃんを心配する声と、僕を悪く言う声、クスクスと僕を笑う声。
その日は、本当に地獄みたいだった。
一向に秋ちゃんからの連絡は来ないし、ますます心細くなった。いつもの楽しみがなくなった僕は、抜け殻のようになってしまっていた。
幸い、僕のことを心配し、
声をかけてくるうざったらしい人はいなかっ
た。
次の日は休んだ。
妙な胸騒ぎがして、昨日から秋ちゃんの家に来ていた。

怒鳴られた。
今日も秋ちゃんは無断欠席をしているらしい。
僕は、疲れていたのか秋ちゃんの家に着いたところで、車の中で眠ってしまっていた。
慌てて会社に電話して今に至る。
こんな時にも会社に連絡をする自分に、呆れた。



つくづく社畜だなと思う。
思い返してみると、こんなに身勝手に会社を休んだり、人のために動いたりするのは初めてだった。
自分を縛っていた何かが緩くなった気がした。
急いで秋ちゃんの家に向かう。
インターホンを押しても当然反応はない。
もしかしてここじゃ無いかと思ったが、
きっとここで合っているはず。
こんな時、合鍵を持っていて良かったと本当に思う。
急いで家に入る。
念の為、
内側から鍵をかけて彼の寝室を兼ねた自室へ向かう。
部屋の扉を開けると、あの時と同じ光景が広がっていた

僕の弟は、1年前に死んだ。
殺された、の方が正しいのかもしれない。
その日、僕は具合が悪く
休憩室で仮眠をとって、念の為早退した。
家に帰ると、異臭がした。
鼻につく、吐き気を催す不快な血の匂いだ。
嫌な予感がした。
急いで部屋に入ると、そこには1番下の弟が変わり果てた姿で横たわっていた。
僕は呆然とそこに立ち尽くした。
長い間、弟の死を受け入れることができなかった。
金がないのはしょうがないが、立派な葬儀をあげられないことがとても申し訳なく思えた。
ただ、辛いことは1つでは終わらなかった。
上の弟はこの事件で心を閉ざしてしまった。
持病の発作も起こりやすくなった。
それに、何故かその日から、上の弟が僕のことを怯えた目で見つめるようになった。
ただ怯えるというだけじゃなくて、どこか、恐ろしい犯罪者を見るような、冷たい目だった。
徐々に避けられるようになって、顔を合わせることもほとんどなくなった。
そんな時、そばにいてくれたのも秋ちゃんだった。
いつも通りの明るさで。
でも、決して辛いと感じさせない。
不思議な心地よさで、僕のことを慰めてくれた。

そんな秋ちゃんが、今、
目の前であの時と同じように横たわっている。
その顔は、恐怖で歪んでいた。
僕は、もう、どうしたらいいのか分からなかった。
でも、そんなひどい姿でさえ、僕には綺麗に見えてしまった。僕はゆっくりと彼に近づく。
「秋ちゃん。みんな心配してたよ。
 だから、だからさ、いつもみたく笑ってよ、、、、」
僕はそっと、彼の頬に触れる。
まだ、微かに、彼の温もりが残っていた。
僕は、彼にキスをした。
乾き始めた血が、生に縋るように纏わりついた。

あーあ、、、、、、
俺、流石に性格悪かったかなぁ。
実の弟にこんな仕打ちは流石に可哀想だったか?
でも、どれも漁を想ってのことだったのに。
1番下の弟の時。
あの時は、下の弟が中学に入って、上の弟の持病が悪化して。
ますます、漁は働かなくちゃいけなくなっていた。
漁が楽になればって思ったのに。
お葬式まで考えて無かったや。

今回は、叶わないかもしれないのに、もう絶望はして欲しくないのに、恋をさせたお前が悪い。

これで少しは漁が楽になればいいけど、、、、


小さな頃から優秀で、頑張り屋な漁が、俺は好きだった。
いつも明るく「狩!」と名前を呼んでくれるのが嬉しかった。
もう、俺のことは忘れてしまっただろう。
でも、両親が離婚して、
漁は母の方。
俺は父の方へ行くことになってしまった。
でも、漁の役に立ちたいと思って勉強するのは苦じゃ無かった。
むしろ、漁への思いで、刹那にも思えた。

まぁ、漁に見た目が似てることで上の弟にトラウマを植え付けちゃったのは、流石に漁が可哀想だったけど。

、、、、、、、
これからどうしよう。
もう、守りたいものは何も無くなった。
秋ちゃんとの日々を思い出した。
あの時は長い長い楽しい日々で、
これからも永く続いていくものかと思っていたのに。

こうしてみると、刹那に思える。




もっといろんな思い出作りたかったな。



「狩、、、、ごめんね。僕があんなこと言ったから。」



「!!」
もしかして、俺のことがバレて、、、、?
確かに、俺は、漁が

「狩とお別れやだな。悲しいのはやだ。」
「大丈夫だよ。俺がすぐ戻ってきて、漁を守るから」

それから俺は、漁のために生きるって決めたんだ。

「ありがとう。お兄ちゃん。」
掠れた声で漁が言う。

「漁、、、、」
初めて、漁との時間が、
刹那でなく、永遠に感じられた。

4/29/2023, 2:45:05 AM

♯刹那

_俺、お前と居られて良かったよ
お前に出逢えてよかった
本当に心から想う
真夏、一緒に帰っていた透瀬(とうせ)が今にも泣きそうなしどろもどろの透き通った声で、急に言ってきた
「え、急にどしたん?w」
透瀬「え、俺なんも言ってないけど」
「は?今言ったじゃん」
透瀬「何言ってんのお前、威瀬(いせ)こそどしたんー?w」
威瀬「え、、あー、いや。なんでも」
透瀬「大丈夫か?しっかりしろよー」

気のせい、、か

透瀬「ってか、久々にあそこのばあちゃんのとこでアイス買いに行かね?」
威瀬「あー、うん。いいよ」
透瀬「おっ、ベンチあるやん。座ろーぜ」
威瀬「うん」
透瀬「1年ぶりだなー。」
威瀬「…」
透瀬「いせ、さっきからどうしたー?なんか顔色暗いぞー」
威瀬「ああ、ごめん」
透瀬「…よし!帰ろーぜっ」
威瀬「、そうだ、ね」
透瀬「いやー、それにしてもここの道も久しぶりだなー。…よくお前と帰ってたな」
威瀬「透瀬、、さっきからおかしい、よ…? 」
威瀬「…え」

僕は思い出した。透瀬は1年前、余命宣告されていて、亡くなっていたことを。
僕達はよく、一緒に帰ってた
毎日古いおばあちゃんの店のとこで、ベンチに座ってアイスを食べていた
この道も
…本当に、一瞬だったなぁ、

透瀬「ごめん」
威瀬「…」
透瀬「泣くなよ、俺も悲しくなるだろ」
威瀬「透、瀬…泣」
透瀬(ハグ)
透瀬「急に居なくなってごめんな」

透瀬は、僕のために天国からわざわざ来てくれたんだ

威瀬「…ありがと…う泣」
透瀬「ありがとう…?」
威瀬「ずっと傍に居てくれてありがとう!泣(なきじゃくる)」

なんだが、恥ずかしいな
帰り道、僕が1人で泣いているところも
いじめられている情けない姿も
見られてたのか

「…でもさ、透瀬。僕、今でも忘れられないよあの言葉が、」

4/29/2023, 2:09:50 AM

窓に映る空には、何かが欠けていた。何処に何を忘れて来たのかも解らないけれど、決定的な何かがそこには無かった。周りからは、クラスメイトの話し声や騒いでる音が聴こえてきた。休み時間にはどことなく孤独を感じる。別に仲の良い人が居ない訳では無い。けれど、嫌われているのでは無いかという強迫観念に近い思いが僕が誰かに話しかける勇気を奪っていった。他人や自分に期待したり信じたりするのは辞めた。勝手に期待したり信じたりしては勝手に傷つくなんてあまりに身勝手だし、何より傷つきたくないから。
…生きるのって、辛いな。嗚呼、神様。もし居るなら、何故僕の様な出来損ないを消さないんですか。しかし、問いには誰も答えなかった。ただチャイムが鳴り響き起立礼着席をするといつもの様に授業が始まり気が付けば5時間目も

4/29/2023, 2:01:28 AM

#刹那


放課後、2人。

小さな時間に閉じ込められた

蚊取り線香の香り。

ほんの少しの記憶の欠片。


私はあなたを忘れられない

あなたとの時間を忘れられない


毎年夏が来ると焚かれる蚊取り線香が

憎いぐらいあなたを思い出させる。















この"刹那"をあなたは覚えているだろうか

4/29/2023, 1:58:40 AM

『刹那』

 視界の外から迫ってきた軽自動車。
 あ、と思った次の瞬間、空を飛んでいた。

「いやー、生きててよかったな!」
 ケラケラと笑う友人は、自分で持ってきた土産の果物をもりもり食べている。
 空を飛んだ俺は運良く歩道に落ち、全治ニヶ月の骨折と打撲と擦過傷で入院するだけで済んだ。
「相手の運転手、心臓発作だったんだって?」
「向こうのほうが重症なんだよ……。手術してまだ意識戻らないって言うし」
「ふーん……。お前は被害者だからな。あんまり気にすることないぞ」
 葡萄をひと粒口に放り込んだ友人は、思ったより真面目な顔をしていた。
「お前も人がいいからな。自分は生きてたから、とか思ってるかもしれんが、ちゃんと貰うもんは貰えよ」
「わかってるよ。俺もそこまでお人好しじゃない。交渉は保険会社の方に任せてるから大丈夫だよ」
「ならいいけどな。なんかあったら言えよ」
「おう」
 心配性な友人は、いつも我が事のように俺のことも心配してくれる。いいやつだが、お前持ってきた果物自分で食い尽くす気か。俺一口も食ってないんだが。
「お前、それ俺への見舞いじゃねぇのかよ」
「ん、なんか思ったより元気そうで安心したら腹減っちまってな」
「俺にもよこせ」
 口を開けると、一口大に切ったメロンが放り込まれる。うまい。
 飲み込んで口を開け、また果物を放り込まれる流れを繰り返す。
「ほういえばはぁ」
「飲み込んでから喋れよ。何言ってんのかわかんねぇ」
「空飛んだ時にさ、走馬灯っぽいものを見たわけよ。今までの人生がばーっと。今思うと、それがほとんどお前と一緒でさぁ。笑っちまうよな。どんだけ一緒にいるんだっての」
「……これからもぜってぇ離れねぇけどな」
「え、なんか言った?」
「いや? ほら、こっちも食えよ美味いぞ」
 口にパイナップルを突っ込まれて大人しく咀嚼する。
「めちゃくちゃうまい」
「だろ。次もうまいもん持ってきてやるよ」
「やった〜。助かる〜」
 食事制限がなくてよかった。友人の選ぶ食い物に外れはない。入院中の楽しみになりそうだ。
 まさか、こいつがこれから毎日おやつを持って見舞いに来て、退院の日にはレンタカーで迎えに来て、いつの間にか一緒に暮らすことになるとはこの時の俺は想像もしていなかったのだった。

2023.04.28

4/29/2023, 1:58:30 AM

―刹那―

「せつな、たせつな、ろうばく、むこりった」

とある映画に出てきた台詞

何かの呪文のような言葉

夕日に照らされた空の色が生まれては消える時間の流れというような意味だと語られていた

その響きがなんとも素敵で、ずっと耳に残っている

4/29/2023, 1:41:52 AM

お題「刹那」

その時間は僕であり
僕ではない

音に意識を集め
メロディに言葉を乗せる

その時間は僕であり
僕ではない

声を出した疲れは確かにある
けれど

その時間は僕であり
僕ではない

紡がれた言葉の世界に漂い
積み上げた音の海に揺れる

ほんの数分のステージは
僕であり
僕ではない

4/29/2023, 1:33:54 AM

ウゥン___ウゥゥゥン___。

一畳にも満たない個室に取り付けられた手水の座椅子が唸る。

私はその座椅子に座り込んでいる。
あまつさえ、今現在、手袋を被せられた両手でスマートフォンを滑らかに扱って、この小説を書いている。

ちなみに手袋をして手水に居る理由は、
鶏皮の唐揚げを作ろうと思った刹那に、自身の下腹部が尋常ではないほどの振動と悲鳴をあげたからであった。


私はゆっくりと右を向いた。トールサイズの煙草箱三つ分の備え付け機器がある。それにはボタンが沢山あり、よく分からないものまであった。


暫し眺めたあと、気になるボタンを一つ見つけた。

『おしり』と記載されたボタンを、目を細くして眺めた。


アルファベットのダブリューの角を削って丸くしたような絵文字に、噴水を象った点々がある。




これは、なんだろう?

おしり……お知り?

もしや、私に問いかけてきているのか?



私は一度トイレを立ってから、そのボタンを恐る恐る押してみた。

すると、ゥゥゥン___ウゥゥゥン。

今度は怒ったような音を鳴らす座椅子。
穴をひょっこりと覗いてみると、何やら細い棒が私に向けて動き出しているではないか。

その細い棒には小さな穴がぽつんとある。

刹那____何が起こったのか。



それは、ここまで読んでいる賢者ならば気づいたのではなかろうか?

4/29/2023, 1:19:50 AM

刹那/2023.4.29

世界なんてほんの瞬きの間に変わってしまう。
ぱちり。
ズレが生じて、
ぱちり。
歪になっていく。
一体何が悪かった?
瞬き、くしゃみ、蝶の羽ばたき。
一体何が悪かった?
それは誰にもわからない。
時間を細かく輪切りにしていった、ほんの薄皮一枚で、私の世界は崩れていく。
連写した世界に埋もれて、間違い探しを繰り返す。
悪魔が写った時間を探す。
悪魔が写った時間を探す。

4/29/2023, 1:07:51 AM

周囲からのアドバイス
 自分が熟考した上で出した結論
 諸々の思考や反射神経
 生存本能など

 こういった様々ある僕を動かす原動力の中で
 心という僕にとっていちばん不可解な部分が
 いちばん躊躇わずに動いた瞬間は
 僕にとって何にも代え難い結果を生み出す

 反省することはもちろんあるかもしれませんが
 後悔はありません



【刹那】

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