『別れ際に』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
もう会えないあの子いつもは別れ際では、「またね」って言っていたでもその子が転校する時別れ際、「じゃあね」そう言って転校していったあの時は全然気にしていなかったでもあとから「あぁ、あの子がじゃあねって言っていた意味がわかった」もう会えないからそう言ったんだなそう言う意味だったと気づいたんだ
最後のデートだと分かっていたなら
別れ際にキスをしたかった。
最後の思い出を最高にするには
君の好きなカフェラテの味のキスで幕を閉じるのが
最適だと思った。
だけど、もう遅いかな。
僕たちはもう会えない。
なぜなら、君は僕の知らない街に行ってしまったから。
もう一度会えたら言いたい。
「僕にとって一番最高の言葉をくれたのは君だよ。
『外見以上に貴方の心は男らしいよ』
なんて言ってくれた人は後にも先にもいないから」
これでもう二度と会わないとか
自分の身内が絶対関わらないとか
必ずしも言えないから
例え不快な思いをさせられた相手との別れでも
極力波風立てないようにしないとね。
(別れ際に)
去るもの追わず、来るもの拒まず、と言う言葉がある。
それの言葉の意味を考える。
これは主体的な言葉でしょうか?
「私たちは、来るものも拒みません、去るものは追いません」
そういうと、傲慢に聞こえる。
「私たちは、来るものを拒めません
(たとえ来て欲しくなくても)、
私たちは去るものも拒めません
(たとえここにいて欲しくても)」
そういうと、とても苦しく聞こえる。
そもそも、去るもの追わず、来るもの拒まず、という言葉は、私たち自身から生まれたものでは無い。言葉を作ってきた先人たちが、我々に言い伝え聞かせてきてくれた言葉だ。
それなのに、私たちはそれをさも自分から溢れてきた言葉のように扱う。
では、先人たちが言いたかったのは、
「来るものを拒んではいけません。
去るものを追ってはいけません」
ということなのでしょうか。
しかしそれも、来て欲しくない、追いかけたい、という己の自由に枷をかけることになってしまう。
来るもの拒まず、去るもの追わず。
私には、居心地のいい場所がありました。
そこに、一人の迷子が入ってきました。
やってきたその子を、私は拒みませんでした。
その子は私に懐いて慕ってくれたけれど、たまに癇癪を起こして暴れてしまいます。
私は耐えてきたけれど、ある日、手に負えなくなりました。居心地がいい場所が地獄のように感じられるようになっていることに気づきました。
そう思ったら、私はその場所から去らずには居られませんでした。その場所には、やってきた迷子以外にも、私の友人や仲間がいました。その人たちと離れるのは耐え難かったけれど、迷子が癇癪を起こすのは、私に対してだけだったのです。
私には行き場がありませんでした。
迷子になっていると、友人の一人が追いかけてきてくれました。
疲れたので、休んでいます、そういうと、友人は、そうですか、と言って離れていきました。私はそれを見送ってから、途方にくれました。
この中で、来るものを拒まず、去るもの追わずを実行出来ていたのは、友人以外の全ての人でした。
けれど、私は、追いかけてきてくれたこの友人に、心が救われたのです。
「さよなら」
草木の音と共に冷たく放たれたその言葉。
二度と会えなくなる気がした。僕は咄嗟に君の腕を掴む。
目の前にいるのに。ぬくもりを感じているのに。
君が遠いように感じる。焦って君の腕を抱きしめる。
別れ際に
いつもは「またね」って言ってたけど、今日は「さよなら」って言ったの気づいてる?
言葉より服装とか表情が大事って言ってたんだから気づいてないよね
なにが「あなたのことわかってるのは私なんだからね」
だよ
全然わかってないじゃん
バイバイ
別れ際に #14
彼と付き合って初めて迎える今日。
付き合った、と言っても特に今までと変化はなく、何気ない会話をして下校する。
「…あ、じゃあ」
彼の家の近くに着いたみたいだ。
「うん、ばいばい」
世の恋人たちはこの別れ際でハグなどするのだろうか。でも付き合って1日だし…?いろんな思いが頭の中でぐるぐるする。
次からは勇気を出してみようかな。
今日も大好きだったよ
帰り道の途中。
いつも通るT字路で
いつも同じ言葉を言う。
またね。
"また"、会えるといいね。
そう、想って、
笑顔をつくって、
背中を見届けるんだ。
『別れ際に』
別れ際に言われたの、「今までありがとう。大好きだった」って、何その過去形。私も大好きだった。
それを壊したのはあなたでしょ。
意思の伴わぬ悪夢でした。
美しい声は出なくなりました。
どれ程だったか残っていないが、
それは綺麗な歌声でした。
別れ際に関するエモい話など無いが、呪術廻戦がもうすぐ完結してしまうのは何だか寂しい。
久しぶりにどハマりした漫画なので、早く読みたいんだけど、まだ終わりに直面したくないなんて気持ちもあったりする。
また最初から読み直そうかと思ってはいるけど、好き過ぎてまだ読めない。何故だ。
つくづく面倒くさい奴だなと自覚はしている。
(夏油傑とパパ黒の顔が好き)
さて君、これは経験論だけれども、自分に対する好感度というのはヘンテコな嘛術を使わずとも図れるものであると私は思うのだよ。
それは如何様にすればいいのかといえば、とりあえず予定をこぎつけてやること。それぞれ一通りの動作を終えた後、誰もが別れるだろう。その別れ際の動作、発言、行動によって、好感度がわかるのだ。嘘だと思うなら思い返してみてほしい、嫌いな相手にわざわざ、「またね」と言ったことはあるか?来週の予定を聞いたことは?夜道は危ないなんて、街灯のきらめく大通りを二人で並んで歩いたことは?大抵無かろう、私だってどうでもいい他人なんぞに好んでこんなことはしない。
済まない、どうでもいい前置きが長くなってしまった。風の噂で聞いたけれども、御父さんが床に附せているそうだね。私にできることがあればなんでもしよう、手を借りたい時は言ってくれ。遠慮なんてする仲ではないだろう。また何かあったら何で言ってくれ給え。
追記、ところで、この間贈った花束はお気に召しただろうか?先の手紙をみる限りただの花束だと思っているようだれけども、君、鈍感なのも大概にしたまえよ、餌を前にしてしびれを切らした狼が何をしでかそうとするかくらい、君でもわかるだろう。
別れ際に
別れ際に言った。
「また会おうね」
会えるはずはもう、永遠にないのに
ここに来る度、親友に向かって言ってしまう。
「うん」
そう返事が聞こえた気がした。
心の中で呟く。
君は死んだんだよ、もう成仏したらいいじゃん。
何で返事なんかするのさ。
また涙が出てくる。
明日も同じように私は、親友の墓石の前に立ち成仏してくれと言うのだろう。
別れ際に
「なんか、思ってたのと違うって言うか」
放課後、誰もいない教室、男女が2人。
「や、俺もさ、彼女が欲しかっただけで君じゃなくて良かったんだなーって感じになっちゃって、なんかごめんね、ほら君芸能人のあれあの人に似てるからほら、でも君全然一緒にいて楽しくないし会話できないし暗いし。告白してくるくらいだから好きにして良いんだと思ったら違うし。ふざけてんの?とにかくこれ以上俺に関わらないで欲しいんだよね」
押し殺しきれなかった嗚咽。床に落ちる涙の音。
「じゃ、バイバイ」
そのまま一度も振り返ることなく、男子生徒は教室を後にした。
スタスタと軽い足音が廊下に出て、聞こえなくなってようやく、女子生徒の涙が溢れた。
夕暮れに染まって1時間後、涙の跡が残るものの、女子生徒は1人帰路に着いた。泣きすぎて痛む頭を鬱陶しく思いながらも、足取りはしっかりしていた。
そして俺たちもようやくお家に帰れたのでした。
ずっと縮こまっていた体を解す。教卓のしたって意外と広いんだよな。覗かれたらめちゃくちゃ気まずかったけどなんとかなって良かった。
「いきなり別れ話始まった時まじでびっくりしたんだが」
「なんですのあの生徒!なんですのあの男!!」
「忘れ物取りにきただけなのに1時間かかっちゃった…」
「なんですのあのろくでなしー!!!」
「おちつけお嬢、ずっと服引っ張ってた俺の手がそろそろ限界」
「あいつの髪の毛全部ひっこ抜いてやります!!」
「やめてお嬢流石に可哀想だから」
「じゃあ…じゃあ!一発殴らせてください!」
「お嬢が一発殴ったら骨折案件だから駄目」
傷害罪が発生してしまう。事案です。
それに正当性を考えるなら殴るべきは彼女だろう。
あの女子生徒が全部飲み込んだのなら外野が出るのは野暮でしかないだろう。
「……我慢が美徳とは限りません」
「へぇ?だからって他人が馬鹿なことしていいって話にはならないだろ」
「声を上げなければ、侮られていくばかりです。声を上げなければ、どんどん軽く見られていくのです」
そして最後には、存在することすら認識されない。
「だから、乙女の純情を弄んだ輩にはそれなりの報復が必要だと思うのですよ」
「……その意見には一定の理解を示すが」
「でしょう!?」
「そもそもマジで他人が今出てってもね、マジで…近寄ったら駄目、お嬢あんなやつに近寄ったら駄目」
「………………あぁ、なるほど」
「帰ろーぜお嬢、それこそとばっちり食う前にさ」
教卓に隠れていた時は角度的に見えなかったのだろうお嬢が、窓の外をみて納得したように頷いた。校庭には、さっきの女子生徒とは別の女子と腕を組んで歩く男子生徒。二股とか最低。
そして男子生徒の影がずるりと蠢く。目を逸らす。俺は何も見てない見てない。
「………………私達も別れの挨拶とか決めておきますか」
「いや何の為に!?別に俺らってそういう仲じゃないですよね!?」
「何も言えずに別れるって、やっぱりなんというか、寂しい?いえ…恨み言くらい言っておけば良かったな、と後悔しそうで」
「察するにそれって多分死別だよな?嫌だよ今から最期の言葉考えて生きるとか」
「いざと言う時に後悔したって遅いんですのよ!もっとかっこいいの考えておけば良かった!って」
「それ考えてる時点で結構余裕だしもう恨み言とか関係ないだろかっこよさとか言ってるし」
「あなたの入れるお茶、人生で5番目に美味しくて好きでしたのよ、とかどうでしょう」
「なんで今から人生クライマックスのネタバレされてんの俺」
「順位の内訳は5位が貴方、4位は私、3位は矢ツ宮殿、2位は石蕗、1位は笹本です」
「納得の人選、悔しさも起きんわ」
「貴方はどうですか、かっこいい別れの言葉」
「……いやまず俺が去るって事は」
「晴れて一人前の陰陽師って事ですわね」
「今度は俺がお嬢を助けますからね!とか……?」
「再会が約束されてるタイプの別れ言葉は何か……違いますわね」
「……お嬢、健康に気をつけて元気でいてくださいね…?」
「悪くないんですが典型的な挨拶っぽさがきになりますわ」
「縁起でもねぇしやめようぜこれ!!」
翌朝。例の男子生徒がバイク事故に巻き込まれて全治6ヶ月の大怪我。
「天網恢々疎にして漏らさず……」
「まぁあれだけ恨まれて呪われていればまぁ、そうなりますよね」
「…………『あれだけ』『恨まれて』『呪われて』…?」
「愚問だと思いますが確認しますよ。聞きますか?」
「聞きません…」
「賢い判断ですね」
思ってたよりクソ野郎でした。やっぱりあの時お嬢を止めて良かったなと思いました。
別れ際には笑い合おう。
少しの笑みと何かを期待するような視線を送ったわ。
何も言わずに。ただ。
その『ただ』の笑みと、『ただ』の視線が
あなたの心を揺さぶると…
____私は知っているから。
別れ際に接吻なんて少女漫画のような事はしないの。
笑みだけの会話…それでいいの。それがいいの。
オトナ特有の歪みのある『恋』もいいじゃない_______?
…という夢を見た中学生であった。まだまだ子供。
別れ際には好きと言うよ。
「別れ際に」
何を言おうとどんなことをしようと
別れることは変わらない。
二度と会わないかもしれない。
だけど、お互い後腐れがないよう
「さようなら」だけでそれで終わり。
思い出を大事に抱えて別の方向を見据える。
先輩との別れ際に私は心がいたむ。先輩は他の女の子が好きだと思うとこれからの事が考えられなくなってしまいます……
「さよなら」
それが、君の最後の言葉だった
さっきまで繋いでいた手のぬくもりが
今もかすかに残っていて
縋るように君を見つめた
けれど君は振り返らなくて
もう私に会うつもりはないんだと
痛いくらいにわかった
次に合う約束をしたいそれだけを言えない自分をぶん殴る夜
「別れ際に」
はあ?
お前みたいなやつ好きになるわけないじゃん。
早く消えろ。
これが私の初恋の終わり方。
ずっと好きにさせるために頑張ってきた。
そんなのも無駄なんだって思うと苦しい。
苦しいよ。
君が好きだから毎日を生きてきた。
君が私をいらないと言うなら
私は明日目覚める理由などない。
依存と呼べるほどに好きなひと
あなたは私がいらないんだね。
あなたは私の告白など見向きもせず
この屋上から立ち去ろうとしている。
そんなの嫌。
別れ際の最後の一押しのように、彼の手を捕まえる。
彼は私の手を振り払おうとする。
離さない。
怒りと悲しみと無気力な気持ちが混ざって、もうどうでもいい。
気持ち悪いほど満面の笑みを浮かべる。
屋上の端へと彼を引っ張る私を見つめる彼の顔は、みたことのないほど引き攣っている。
「お前どこからこんな力が」
彼は叫ぶ。
まあそうだよね。
私はヴァンパイア。
恋に飢えた私を傷つけたあなたは、もう私と離れられないね。
ずーっと一緒だよ。
真っ白な腕で彼を抱きしめながら私は屋上の端を蹴り
共に宙に舞った