『別れ際に』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
人の出会いは一期一会。
出会いあれば別れあり。
友達と違う道を選ぶ機会は多いけれど、離れるのは寂しい。
そんな時は「また会おう」
#別れ際に
この道を右に行けば彼女の家で、左に行けば私の家だ。
そこで彼女は別れ際、いつものように「じゃあ」と言ってさっさと帰ろうとする。
いやいや、じゃあ、じゃないでしょ。と慌てる私に彼女はきょとんとしている。卒業式の後なんだよ、もうちょっと余韻があってよくない?
「え、でも近所だし、明日も会う予定でしょ?」
なんて言われる始末。まあ、そうなんだけど、ゴニョゴニョと言う私。
「じゃあめんどくさいから」と言って彼女は私の頭を撫でた。そして「じゃあね」と足早に背を向けた。
ますます余韻が必要になってしまった。
別れの際に彼は言った。
「僕達、性別が違ければ今でも愛し合うことができたのかな」
僕は
「そんなこと言うなよ、性別が違くても、一緒でも、僕は君を愛しているさ」
彼は
「じゃ僕は幸せ者だな」
彼は泣きながら、後を去った。
それから僕は大人になり、今でも彼の事を頭によぎる。僕達のような思いを他の人達が味合わない世の中になってほしいと、僕は思う。
君との別れ際にいつもなにか忘れていることに気づいたりする。
その時は思いつかなくて、家に帰ってから気づくこともあれば、帰路の途中で気づく時もある。
だが、そういうときは、次会った時でいいか!で終わる(笑)そういう感じだ!
だから、いつでも会える時がまた来てほしいな
『別れ際に』
あなたが去って行ったことは覚えているけれど
何を言っていたのかは覚えていない
最後は笑顔で。と思っていたのに
あなたの顔を見たら涙顔になってしまった
【別れ際に】
小学生の頃に感じていた別れ際の漠然とした不安
「これが最後になってしまわないか…」
家まで無事に帰ってほしい
また遊びに来てほしい
そして、
これからもその人の優しい笑顔を見たい
大人になった今でも、形を変えつつも残る気持ち
いつまでも当たり前であってほしいとても幸せなこと
「みんなが今日も無事に家に帰り着けますように」
2022.09.28
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特に親戚が帰る時に感じていた不安
どうしてそんな気持ちになったのかはわからない
「(その親戚に)帰りに何かあったらどうしよう」と怖かったことを覚えてる
帰ったら到着の報告が欲しい人、他にいないかな?
家庭を持った今、実家からの帰りは「到着」と無事を伝える側に
そんな報告いらないかもしれないけど、自分が逆の立場なら心配で…
今日もみんなが無事に帰ってきてくれて本当によかった
#別れ際に #別れ際に
あなたが私に 愛してると
さよならを告げたあと… 囁いてくれる
離れたくないと
別れ際に見えたのは… ココロがふるえる
あなたの優しさだった そして握りあった
手と手が
あまつさえ… 固く結ばれる
後悔も… その手が緩む瞬間
不安になるの
だから ずっと一緒に
私のするべき答えは いて欲しいと
ひとつしか無かった… 願ってしまう…
この想いを
大好きだかこそ 貴方は知らない
あなたに幸せを祈り
突き放すこと…
それが私にできる
最大限の愛情だった…
別れ際に
まだ一緒にいたい…の一言が
言えなかったあの頃の私。
素直に言うことができていたら
私の未来は変わっていたのだろうか
今よりは他人のひとの
カップへと最初に伸びる指すら、わかる
君との別れはいつも怖くて、
時が経つにつれ日が経つにつれ、
不安な気持ちと悲しみは大きくなっていく。
初めて出来た友達、そして''初恋の人''。
『好きだよ。』
負の感情が自分の伝えたい思いを毎日邪魔する。
君といる時は笑顔でいなきゃ行けないのに、
いつ君から声、目線、表情、記憶、そして身体に触れられなくなってしまうのだろうか
そんなことばかり考えてて。僕は君を失うのが怖い。
『君が今日も呼吸をしてますように。』
そう願って病室のドアを開けた。
…察した。
君の両親、看護師さんや友達が、君を囲って泣いたり声を上げたり。
気分が悪くなって僕はその場から逃げ出した。
『…すきだったよ。』
拭いても拭いても永遠に出てくる雫。
僕は自分の気持ちを伝えられないまま、君との別れに終止符が打たれた。ーーーー。
別れ際に
久しぶりに君に会った
何年も会ってなかったのに
つい最近まで一緒にいたように思う
一緒にいた時間より
一緒にいなかった時間の方が断然多い
それなのに
君のことを鮮明に覚えてる
いつもは「またね」と
笑顔でお別れをするが
今回はなぜか「バイバイ」と
悲しそうな声でお別れをした
その日を境に君は姿を現さなくなった
いや、もっと前から君の姿(心)はもう
なかったのかもしれない
別れ際
あんなに暴れたおじいちゃんが
バイバイする時
いつも後姿だけが小さく寂しそうにみえた
なぜだったのだろう
とんでもない人だったけど
本当は孤独な人だったのだろうか
今になってはわからない
聞いてみてもよかったかな
別れ際に
いつもの帰り道、いつもの見慣れた景色
いつもあなたは振り返り笑顔をくれた
いつもの帰り道、いつもの見慣れた景色
あなたは立ち止まらず、振り返らず去っていった
いつもの返り道、いつもと違う景色
別れ際に手を振りあってた頃に戻りたい
坂道の下で先生を見つけると舞い上がってた頃に
でももう戻れない きっと戻っても辛くなるだけ
急いで家を出る私の背中に、妻が言う。
「犬1匹、うさぎは5匹もらったけど、犬は散歩が大変だからね。返したよ」
「うん、……え?何の話」
振り返るとすでに妻の姿はなく、トイレからうっすら声が聞こえる。妻の声だ。
「うさぎ5匹はかわいいからね」
声に押し出されるように、私は家を出た。
うさぎ一羽であっても飼うのには生命を預かる覚悟がいる。それに友人の話によると、うさぎは懐いてくれるかが怪しい。
そして、我々はわんにゃん動物ふれあいパークを経営していない。複数の小型哺乳類を他人からもらうことがまず起こり得ない。
出かけている間も脳裏、いや脳表にうさぎ5羽が遊びに来る。万が一本当にうさぎたちがやってくるとしたら。生活はもっと大変になる。犬は返されて大丈夫だったのか、幸せに生きていけるのか心配だ。うさぎは耳のねているタイプか、長毛なのか……。
帰宅して聞けば、あれは昨夜の夢だと言う。
夢の話を興味を持って聞いてもらえるタイミングは、別れ際。
貴方に“思いやり“だと思ってしていた事が、貴方にとっては'重いやり"だったんだね…。結局私の勘違いだったのね。ごめんね、貴方を好きすぎるがあまりつい重くなっちゃったみたい。
連絡をするのが貴方にとって苦になってないかとか、忙しいから後の方がいいかな、なんて貴方を気遣っていたつもりが、それが重かったんだね…。
私の自分勝手って事は分かってる。貴方を気遣ってるつもりとか、心配してるつもり、全部私の自己満足なんだよね…。
でも、貴方を本気で愛していたから、貴方に傷ついて欲しくないからしちゃってた事なんだよ。貴方とずっと一緒にいたいからしちゃってたの。それだけは分かって欲しいな。自分勝手でごめんなさい。
あゝ、どうしていつも空回りしちゃうんだろう。愛が重いのがどうしていけないの…。こんな事も分からないから、貴方は教えてくれようとしたんだよね…。失ってから初めて人は気づくから…。そうだよね、きっと。
それが分かったら、また一緒になってくれるかな…。
もう私に飽きたの?
それとも罪悪感?
安定した愛がそんなに恋しいか
そんなに守りたいか
そう思うほどに対抗心が湧く
私は知っている
あなたの心をそそる方法だって
あなたを焦らす方法だって
知らないその子と比べなよ
本能のわがままが聞こえてるよ
ねぇもっと聞かせて
優越感に浸りたいの
だからおいで私のところ
それでもあなたは優しいのね
まだこんなに明るいのに
#別れ際に
別れ際に
去っていく君の姿を見て
頑張ってねって思った。
小さい頃からいつも一緒、双子のように育ってきたね。
でも、君は未来を追いかけて遠くへ行く。
私に君を止める資格はない。
だからせめて言わせて、「さようなら」
いつでも帰ってきていいからね、辛くなったら。
根気強い君は、きっともうこの場所に戻ることはないって、知ってるけど。長い付き合いだったから、そのくらい分かってるけど―。
いつもの帰り道。
よく見る二人組が今日もいる。
全力で青春エンジョイしてます!みたいな二人。
いつも、別れ際に拳を合わせてる。
少し先にいる二人とは真逆の私。
それが憎たらしいのか羨ましいのかわからない。
いつもの帰り道。
今日は二人じゃないのか。
なんだか寂しそう。
一人で手を開いて閉じて。
二つ離れた電車のドアの前に立つ私。
何故こんなにも二人組の事を観察しているのかわからない。
季節が二つ変わっても彼は一人だった。
三つ目の季節に入った頃の全校集会。
一人の生徒がいなくなったと知らされた。
彼らがいつも別れ際にやる拳を合わせる動作。
まるで、何かに勝ったようなあの動作。
気がついたら、私も親指を中に入れ強く握っていた。
名前も知らない彼に挨拶をするように。
#別れ際に
【別れ際に】
「お兄ちゃん!大好き!」
「お兄ちゃん、いつもありがとう。」
「お兄いつもゲームし過ぎ、またお母さんに怒られるよ?」
「お兄なんて嫌い。気色悪い、近寄らないで。」
「……あいつなんて…知らない。ほっとけばいいんじゃない?」
「……ごめんなさい。」
ある日お母さんにスーパーへ私の大好きなシチューの買い出しを頼まれた中学2年生の土曜日の話。
シチューが食べられるのは嬉しいけど、今日は友達と遊ぶ約束があるのに、なんで私が…。
と文句を垂れてとぼとぼと交差点を歩いていると、青信号なのにも関わらず突然キィーと音が鳴った。
振り返ると、約時速100kmで突進してくるトラック、そしてそのトラックが向いている先には私が居て、今すぐ避けないと轢かれてしまうということを理解するのに少々時間がかかってしまった。
脳が現在の状況を理解し終え再度トラックを見据えた時、既に足掻いても手遅れだと悟り、車に轢かれて死ぬんだと覚悟した。
その瞬間周囲の人は目を丸くして私達を見ていただけだった。
でもそのうちの勇気ある1人の男性は、自身を顧みずにこちらへ向かって走ってきて両手で私の背中を力強く押した。
私はそこで気を失った。
後日、病院で目を覚ました私は地面に打ち付けられ痛む体を起こし、近くにいた看護師に
「あの男性は…、
私を助けてくれたあの方は一体誰なんですか…?
生きているんですよね…!!?」
と震えた声で問いただした。
主)寝ます、続編は気が向いたら追記します。
(1度で最後まで書けない人)
φ(..)メモメモ
私が大好きなシチューはお兄ちゃんも大好き。
お兄ちゃんっ子(?)
ある日を境に一通の置き手紙を残し家を出た兄。
助けてくれたのは今も変わらず大好きなお兄ちゃん。
お兄ちゃん死んでる
最期の別れ際に、「……ごめんなさい。助けてくれてありがとう、大好き。」
ちなみにトラックの方は意識を失っていらっしゃる
ありがちなシチュだけど、定期的に読みたいですよね。(