『列車に乗って』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
夜明けから日の入りまで
真っ赤な列車に乗って
小さなカバンにメモ帳とペンを入れて
お金をポケットにねじ込んで
どこか遠くへ行ってみたい。
何もかも忘れて
どこか遠くへ
行ってみたい。
あぁ
僕にはもう
そんなことも
叶わないのか。
真っ白のベッドの上で。
空を切り取る正方形の中で。
日付が変わる頃
僕は
『列車に乗って』(創作)
法律は平等だ。でも公平ではない。
理不尽の末の防衛であっても、犯行であれば罰は下される。
ちょうど、50年も逃亡していた指名手配犯が世間を騒がせている。俺にも出来るかもしれない。
足元に横たわる男を見下ろしながら、そんなことを考えていた。正当防衛だった。こんな事になるなんて思っていなかったが、こんな奴のために刑務所へ入るのはごめんだ。出来ることなら逃げたい。よし、列車に乗って逃げよう。
1週間後
俺は捕まった。駅には無数の防犯カメラがあり逃げおおせるわけがなかった。50年前とは時代が違う。列車に乗って逃げるのは悪手だったことを思い知った。
夜9時を回っているのに多くの人が電車に乗っている。目に入る乗客はさまざまで、思い思いの時間を過ごす。つかれた体をシートに預けて眠りにつく人、壁に凭れてスマホを眺める人。
列車といえば、私は高校生・大学生の頃電車通学だった。定期更新の時期が近づくと憂鬱な気持ちになった。最近のニュースで、とある市が通学定期の無償化を検討しているというものを目にした。これを機に全自治体でも通学定期の無償化をすべきだと思う。
学割を使用することで通常より割安で定期券を購入できるとはいえ、何年も通学するわけだからその金額は合計するとかなり高額になる。同じ学校に通うという目的なのに、人によってかかる費用が異なるのは不平等な気がする。じゃあ学校の近くに住めばいいではないか、家のちかくの学校に行けばいいじゃないか。という人も出てくるだろう。たしかにそのような気持ちも分かる。しかし、家庭や金銭の事情で引っ越しができない、自分の学力に見合う学校が近くにないという人がほとんどだろう。だから皆、電車で通学してるのだ。
通学定期が無償化になることで、1つでも多くの家庭の負担が減れば良いと願ってる。
今日はおばあちゃんがお迎えで車に乗ったら妹が泣いていて一瞬焦ったけど内容を聞いたら「先生に怒られた」と言っており私はものすごく腹が立った。
泣いた妹はすぐに寝た。
きっと辛かったんだろうな…。
妹…。
妹にはお姉ちゃんとママ達が付いてる
いつでもちなの味方です…。
列車に乗って。
旅に出たい時ってある。異国の地に赴き、思うままに流れて、未知の体験をしてみたい。
僕は時々、沈む様に寝る時がある。それは、疲れている時だったり、ストレスが溜まってたり、ただ単に眠い時なのかもしれない。そして、決まって妄想する。自分には無い完璧な妄想。理想。
私はいつも悩みを解決できずに、クヨクヨと起き上がっては転びに行く。あれ程誓った警告を、いとも簡単というように飛び越え、忘却したままに失言をする。あぁまた言ってしまった。思い描いた自分なんて、産まれてこの方会った事がない。
いっそ旅に出て、生まれ変わって、一から初めてみようじゃないかと、思わなくもない。
言葉の伝わらない、食も違う、服装も習慣も、礼儀作法なんてのもまるっきり違う場所。全く違う世界へ行って、自分は何がしたいのか。
少し、ほんの少し、思ってたのと違う。たったこれだけ、本当にちょっと違うだけで、もう別世界だって思う時もあるのに。
歪みがあればそれだけ躓く。その溝に、谷に、海峡に。でも時たま、そこに橋をかけて、電線を通し、列車を走らせ、そして乗車を試みる。
案外それだけで、国境だって越えられてしまう。
それにまだ、この勇気だけは落としていない。
列車に乗って。
列車に乗って
大阪に行きたい。
列車に乗って
どこに行くのも
楽しい。
週末は大阪へ。
5.『列車に乗って』
行先も決めず
どこか澄んだ風が
吹いているそんな場所
に行ってみたい。
今背負ってるものを
全て投げ出して
ほっぽって
どこかに行きたい。
駅のホームから車体を眺めていると、その窓枠の内側からガラス面へ張り付いていた小さな子と目が合った。
まだ警戒心よりも好奇心が勝っている幼子の、あどけなく笑う様子に、なぜか私も自然と反応を返してしまった。
その後こちらの様子に気づいた親も、私の手の 動きを見て「ぺこり」と会釈をしてくれている。
しばらくすると発車時刻になったのか、その車窓は線路の上を滑り出し、目の前から去っていった。
ニコニコと笑顔で手を振って景色の中に溶けていったあの親子にも、なんであれ、なにかしら良いことがあるといいなと願ってみる。
我ながらお節介な思考だろうけど、今日はすこぶる気分が良かったのだ。
【列車に乗って】
ガタン、ゴトンーー
揺れる車体に身を任せ、力を抜いて、ただそこに座っている。周りの人はスマホを見るか、居眠りするかばかり。誰も私のことなんか気にしない。
このまま、どこか遠くへ行ってしまいたいな。ただただ電車に揺られて、誰も知らない街へ行って、美味しいご飯を食べよう。温泉に浸かって、日々の疲れから解放されるんだ。そしたら思いっきりーー
聞き慣れたアナウンスが妄想に走る私の脳みそを引き止める。夢のような誘惑を振り払い、足に力を込める。さ、今日も仕事だ。
『列車に乗って』
列車に乗って…
思い描くのは
渓谷の中を走る様
鉄橋の上を走り眼下には
湖が広がり
壮大な自然の中を優雅に走る様
おそらく自分の人生ではないような
そんな景色の中を走る様
列車に乗って、そんな旅が
できたなら
毎日、こまねずみのように働いて
家計のやりくり考えて…
わたしの現実はそんなもの
列車に乗って…なんて優雅な旅は
夢の中で楽しもう
列車に乗って 遠くの街へ
現実からの逃避行
君は今 物憂げな空の下
小さな命を燃やしてここにいる
Love you 太陽のようなあなたと
0からやり直すことが出来るなら
同情から始まる恋でもいい
枯葉に埋もれた 今日にさよならしたいから
あなたのお気に入りの歌
他の誰よりも上手く歌えるわ
10年後の私から手紙が届くなら
10回目のバレンタインをあなたとどう過ごしたか
知りたいけど 待って言わないで
伝えたい気持ちは 隠しておいて
この場所で誰もがみんな祝福の
花束を抱えてスマイル スマイル スマイル
誰にも言えないことがあるとすれば
時計の針は 戻したくてももう戻せないってこと
溢れる気持ちに嘘はないけど
Kissをするたびに不安になる
1000年先も変わらないものはなく
勿忘草でさえ いつかは枯れてしまう
ブランコに揺られるような旅路の果てに
あなたに届けたい I LOVE…今だけは…
特に行き先は決まってなかった。
近所の友達のお兄さん、それはこの国を代表するトレーナー。その人から、旅には必要不可欠な、最初の一匹を貰っただけだった。
言って仕舞えば成り行きだった。
トレーナーとしての、第一歩を踏み出す。
「あ、ま、まって!乗せてください!」
「ちょ、ちょっと待つんだぞ!」
あまりに息ぴったりに言うものだから、二人でくすっと笑い合った。
旅の始め方なんて、少しの好奇心で十分だ。
それだけで人は、
「『今ここに!新たな王者が生まれた!』」
変わるのだから。
_2024.2.29.「列車に乗って」
剣と盾。旅の始まりはぶらっしー駅からだったなって。
ハートマークありがとう!
列車に乗って旅へ出る
最寄り駅から列車に乗って少し離れた場所へ足を運んだ。特に目的があったわけじゃない。見たことない景色、初めて嗅ぐ匂い、初めて耳に残る自然の音など… 五感による初めての感覚を一つでも得るために本当になにげなく、旅へ出た。今日はどんな発見があるだろうか?列車を降り、高鳴る心臓の音を聴きながら一歩を踏み出した
11時半には駅に着くと思うから。
空港? 違うよ、新幹線で行くから。
飛行機のほうが安いでしょって、いいじゃない私のお金なんだし。
それにホテルとセットの切符ならそんなに変わらないし。
え、泊まらないよ?
気にしていないって? それはそうかも知れないけどさ、気まずいって。
行くだけ感謝してよ。
うん、とにかく明日、駅でね。
明日、別れた相手が義理の家族になる。
列車に乗って
向かうのは
ここではないどこか
列車に乗って
向かうのは
悲しみのない場所
列車に乗って
向かう先に
あなたがいたら
うれしいです
水平線が見えて、車と並行して走ってる。
列車に乗って、時々揺れる感じが
僕の眠気を誘う。
今日の夕方には、あなたの元へ着くだろう。
長い道のりが、徐々に終点へと近づいて
海沿いから、いつの間にか家が立ち並ぶ街並へ。
列車だったから、こんなに僕は、
あれこれ思い出を巡ったんだ。
今度は、あなたと列車に乗って
遠くに行って、また違った景色を見に行こう。
列車に乗って進んでいた
敷かれたレールの上を
気付いたら自分でレールを
敷いていた
分岐を何個も作り敷いていた
今日も敷いたレールを進んでく
列車に乗って進んでく
「見知らぬ街へ」で書いた街への移動手段も列車である。
長時間揺られてやって来た。
過ぎ去る景色を楽しむのが好きなのだが途中眠ってしまったので記憶がなかったりもする。
街中の移動手段も列車。大きい街だからかどれもロングシートだった。
ロングシートは座るとあまり景色が楽しめないから旅行の観点からして個人的にあまり好きではない。
「現実逃避」「見知らぬ街へ」「列車に乗って」
自分からすれば「旅行」を連想させるお題が続いてますます「旅行」に想いを馳せてしまう。
行きてえなあ……行きてえよお。
毎日疲れるような日々だけど
列車に乗って、綺麗な景色みたいな。
癒しを求めます。