『冬晴れ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
冬晴れ
冬のある日、
俺は独り、冷えた街を彷徨う。
寒さに肩を竦め、息を白く吐きながら、
足早に過ぎる人波に、逆らって歩く。
仕事に追われつつも、
楽しい仲間に囲まれ、
親友として君が側にいる日々。
けれど、それでも。
心の奥にぽっかりと空いた、穴。
刃の様な北風が吹き抜ける度、
その空洞は広がり、俺を凍えさせる。
冬晴れの空は、
余りに澄み渡り、何処までも高い。
その蒼さは、何処までも透明で、
まっすぐで凛とした君みたいで。
青空を見上げる度に、
胸の奥が締め付けられる。
君と過ごす日々が、
親友という言葉で縛られる現実。
隣にいるだけで幸せだと、
そう、自分に嘘をついてきたけれど。
心の奥底では、君に惹かれている自分を、
隠し切れないんだ。
冬晴れの空に手を伸ばしてみる。
冷たい風が掌をすり抜け、
僅かな温もりすら奪い去っていく。
掴めるものは、只の空虚。
どれだけ手を伸ばしても、
この地上からでは届かないんだ。
まるで、俺と君…みたいだ。
君はあまりにも眩しく、
俺の手の届かない場所にいるから。
俺はただ、青空を見上げながら、
自分の無力さに、目を閉じた。
冬晴れ…私はあほなので意味を知りません、笑
ですが、一応書いてみます。今回はストーリです!
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
僕は暖かい布団の中で目覚めた。
「さむっ…絶対外でたくないよぉ…」
ぁ、今日はあいつと集まる日じゃん!!
「遅刻する ~ !!!泣」
「おーい!!!」
僕を呼ぶ声が聞こえる。
「ごっめ ~ ん普通に遅刻☆」
「なにやってんだよ」
ベシッ
「いった!?ばかじゃないの!?」
「バカはお前だろ」
「違うし!!」
今日も平凡な毎日が続く。
「なぁ、見てみろよ」
「んぇ?どしたの?」
「雪、」
ふと周りを見ると、雪が少し溶けていた。
「わぁ…✨️雪って溶けてもめっちゃ綺麗じゃん!!」
「これが冬晴れってやつ!?」
「もうすぐ春だな」
「まだ早いでしょw」
「…なぁ、」
「どしたの?」
「ん…これやるよ」
「ぇっ!?珍し…」
「うっせこれやらねぇぞ」
「ごめんって ~ 笑」
「なにこれ、イヤリング?」
「お前穴空いてないから…w」
「はぁっ!?うるさいな!!」
「俺空いてるし ~ ♪」
「ちぇっ、…」
「ぁ、左耳につけてな?俺右耳やから」
「?わかった」
相変わらず不仲だけど…
今年の春も、2人で迎えられますようにっ!!
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
はい、おしまいですっ!ピアス?イヤリング?の意味調べて見てくださいっ!
あとこの2人の名前はいつか決めます!
ではでは、さようなら ~
あなたは私の目を見つめ優しく微笑んだ
柔らかいその笑顔に包まれて
ほんのひととき癒された
また、あなたに会いたい…
そう願ってもここには居ない
ガラーンと広い部屋
あなたと共に過ごした
ワンルームのすこし狭い部屋
私のとなりが寂しく切ない
あなたが居なくなったのも
今日みたいな冬晴れの日だったね
すこし暖かくて心地よい
こんな日が続くと思ってたのに…
#冬晴れ
#遠いあなた
冬晴れ
冬晴れ 穏やかな気候
こういう日って心も体もふにゃあって緩んでくる
年始早々気合いが入らない
お布団が強すぎるのが問題だ
題名 冬晴れ
正直私は冬晴れという言葉を初めて知ました
冬晴れかー
ずっと家にいるからわからないや
もうすぐで冬休みが終わります
学校に行ったら新しい言葉を知った、覚えたって言ってみようかな
冬はオリオンが綺麗だ・・・
冷たさと清々しい空気が何か、全てを洗い去ってくれる。
冬は空気が澄んでいるのか、星や星座がありありとみえる。この季節は、星々が俺の気持ちを慰めてくれる。
アスクレピオスだったか?へびつかい座。俺は今年巳年、4周期、親しみを感じる。
ただ、星を愛でるこのひと時を大事にしたい・・・
(冬晴れ)
冬晴れ
寒い冬でも晴れの日はそんなに寒くないと感じる
冬晴れの青い空と枯れ木を見上げる度に
待ち焦がれる、暖かな春を。
#冬晴れ
きっかり六時にサルサの部屋にやってきたウィルは「今日からそろそろこの世界の常識とかをお教えしましょうね」と言った。
しかし、そこからすぐに勉強会が始まるわけではなく、部屋の外へと連れ出されエレベーターを待つことになっていた。
「…………どこに、行くんですか……?」
サルサが沈黙に耐えきれず恐る恐るそう尋ねれば、ウィルは軽く微笑みながら答える。
「先程言った通り、常識とかをお教えするためのお部屋に行きます」
「そんな部屋まであるんですか……!?」
「ないです」
「…………え」
淡々とした声で否定され、困惑と共に固まってしまったサルサに対してウィルは楽しそうに笑った。
「……嘘ですよ。文献がある方が勉強しやすいでしょう? だから、書庫に行こうとしてるだけです」
「な、なるほど…………」
サルサの返事とワンテンポずれてエレベーターが到着した。
「行きますよ、サルサさん」
「ここが書庫です。どうですか?」
「…………広い、です」
高さ二メートルくらいの本棚に本がびっしり詰まっている。それがどこまでもどこまでも奥まで続いていた。
「はい、とても広いです。でも、いずれ奥が見えます。覚えておいてくださいね」
「…………え?」
意味深な言葉を吐いたウィルはサルサの困惑に対して答えを明示することなく、書庫の奥まで進んでいく。しばらく歩けばテーブルが並んでいるスペースへとたどり着いた。
「ここが勉強スペースです。今日はここでやりましょうか。文献を持ってきます。少々お待ちください」
窓の近くのテーブルを指し示してウィルはその場を離れた。おずおずと座って辺りを見渡せば窓の外に目が入った。
「わ…………」
綺麗な夜空だった。レグヌス王国の夜空とは確かに様子が違い、赤色の月が煌々と光り輝いていたが、赤色の月と深い紺の空が反対色でありながら綺麗な光景になっていた。
「……空、綺麗でしょう」
本をテーブルに置きながらウィルがそう呟いた。
「…………あ、はい……!」
「ここは窓が大きいですからね。……貴方はまだ遠慮してるというか、お客様……供物、でしたっけ。そんな態度ですからね。綺麗なものを見せるのもいいかと思いました」
「あ、ありがとう、ございます…………!」
嬉しそうに目をキラキラさせながらウィルの方を見やったサルサに対して、慈しむような顔を見せたあとに一つ咳払いをした。
「さて、そろそろ始めましょうか」
「はい、よろしくお願いします……!」
1月6日月曜日。今日から仕事の方も多いだろう。年末年始はどうお過ごしだったろうか。わたしは家でのんびり過ごしたが、昨日は母と買い物に出掛けた。信号待ちの時、母が空を見上げ「ずっと曇ってるね。空が暗いと気持ちも下がっちゃうね」と言った。言われてみれば太陽が出ていない。青森では記録的な大雪が降ったそうだし休み明けで憂うつにもなるが、無理はせず、天気も気持ちも晴れるまで気長に待ちたい。
「日差しが暖かいな」
今日は風があまり吹かない。ここ2、3日冷たく強い風が吹いていたけど。今日は朝から晴れで、気温も上がるとか。いつもより暖かいとは言え、やはり手は冷える。
俺はダウンジャケットのポケットに手を突っ込んで、カイロを揉みながら近所のコンビニに向かっていた。
「でも寒い」
ブルリと身を震わせ、背中を丸める。
「全く……自分で行けよ」
俺はコンビニまでの道をブツブツと愚痴りながら歩いていった。
こうなったそもそもの流れだが、
暖房の効いた部屋で兄と俺は、買い出しをしようと言う話になった。
「はー。こういうときはあれが欲しいよな」
こたつで丸まって、テーブルに顎を乗せていた俺は思わずつぶやいていた。
「そうだな」
兄も同感だったらしい。
「兄さんもか。じゃあ兄さん買い出しに行って」
俺が頼んだら速攻で断られた。
「何を言ってるんだ。先に言い出したお前が買ってくればいい話だろう」
しばらく俺たちはこたつの中から互いを追い出そうとしていたが、なかなか決着がつかない。
「じゃあ勝負だ、勝ったほうが負けた方の言うことを聞くということで」
そう自分の方から言い出して兄に拳で挑み、平手を出されて負けてしまった俺の自業自得である。
「またこの道帰るのか〜。寒い」
買い物を済ませた俺は、手に目的のものを下げて家に帰る。
冬の晴れた空に、小さな雲がひとつ浮かんでいた。
「やはり暖かいところで食べるアイスは美味い」
兄は少し笑みを浮かべながら、バニラをすくっている。
俺はイチゴ味をスプーンですくって口に入れた。暖かい部屋の中で、口に広がる冷たさが気持ちいい。高級カップアイスは実に美味しかった。
おしまい。
おまけ:
冬晴れに 木枯らし休んで 雲一つ
今日は1/6。季節は冬。君の笑顔は冬の寒さを吹き飛ばす、温かく優しい冬晴れのようだ。
冬晴れの日は
気持ちも緩む
縄跳びの宿題
まだやってない?
公園に行こっか
やりますよ~
数のカウント係🤭
✴️263✴️冬晴れ
「去年は『冬晴れって4種類あんねん』っていうネット知識のネタを書いた、気がする」
東京は今日も含めて、当分の間、「晴れ」の状態からは縁遠い天気が続くっぽいわな。
某所在住物書きはスマホで天気予報を確認しながら、ぽつり、ぽつり。
リアルタイムの天気予報、時事情報等々を投稿内容に反映させがちな当アカウントにおいて、
「晴れ」のお題の投稿日に物語舞台の天気が「くもり」というのは少々書きづらいものだが、
まぁ、まぁ。しょうがない。
「いざとなったらお題に適当な文字くっつけて、『今年の冬、晴れの夜空を巡る大冒険が始まる!』とかにすりゃ、別に天候関係ねぇしな」
お題の第一印象から、どれだけ離れた視点を持てるか。どれだけ切り口を増やせるか。
「書く習慣」開始3年目を間近に控えた物書きは、お題への文字追加で、ネタ枯渇の回避を目指す。
――――――
「冬晴れ」で思い出すのは……といっても、私の「冬晴れ」の使い方が合ってるか、ぶっちゃけサッパリなのは、気にしない方向で申し訳ないけど、
ともかく、去年の晩冬、2月の丁度終わりの頃に、
雪国出身の先輩の里帰りに同行した日に見た、一面の白と見渡す限りの青だ。
先輩自身が「雪国の片田舎」って説明する故郷の景色は、東京と違って空を区切るビルが無い。
東京で空を見上げると、だいたいどこかに建造物が映り込むけど、先輩の故郷はそれが無い。
満天の青。限りなく少ない人。静かな日中。
「冬晴れ」って言葉を聞いてパッと浮かぶイメージに、一番近い光景。
「田舎に移住したい」って人は、きっとコレを求めて、東京の利便性を手放すんだと思う。
ちょっと分かる(なお「ちょっと」の模様)
メッッチャ寒かったけど、あの冬晴れの青は、都心じゃゼッタイ見られない。
ちょっと、分かる(大事二度宣言)
私は、都内でゲリラ開催される、推しゲーの小さなオフ会を捨ててまで、その冬晴れを日常的に欲しいとは思わない派閥だけど、
去年里帰りに同行した「2月」が近づいてくると、
ぼんやり、あの冬晴れの青を思い出す。
大量の人からも、大量の建造物からも離れた、
静かで広い雪国の空を、思い出す。
要するに何が言いたいって、今年も先輩、同時期に里帰りしないかなっていう。
更に突っ込んだハナシをすると、
先輩の故郷のエモい喫茶店で食べた
エモいミルクセーキと、
エモい冬季限定スイーツを、
可及的すみやかに、摂取したい衝動が、
ごにょごにょ、もにょもにょ。
非常に、湧いてきたと。
スイーツ摂取欲登場の理由は簡単だ。
2025年早々、私が一時的に勤めてる私の職場の支店から、貴重な人材が離職してったのだ。
そのひとは、お菓子作りがトレンドだった。
そのひとは、自分でたくさん作っちゃうから、作った分のほとんどを支店に無償で提供してくれた。
私と支店長と、それから真面目で引っ込み思案な新卒ちゃんと、その他2人の従業員は、
お菓子作りがトレンドの「そのひと」のおかげで、
程度の差こそあれ、大なれ小なれ、癒やされてた――だってバチクソ美味しい無料スイーツで心の健康が常に維持されてたから。
え?
最終的なハナシとして、「冬晴れ」と関係無い?
いやいや。美味しいスイーツは、美しい冬晴れと美しい自然、それから静かな環境の中で食べるのが、
多分、一番、美味しいのです。
知らんけど(突然の責任放棄)
そんなこんなで。
「うぅー。ミルクセーキ。スノーケーキ……」
「冬晴れ」といえば思い出すのが、職場の先輩の故郷の青で、職場の先輩の故郷のスイーツなワケで。
「今年、来月、食べれるかな……」
去年の2月に食べた甘さと冷たさを、自分の職場の昼休憩中に思い出しては、
その先輩に対して、グルチャなどしてるのでした。
冬晴れ。
冬晴れは気持ちいいよね!
寒ーいなか日差しが差し込んでるとぽかぽかして。
ありえないほどの眩しさで目を覚ました。
カーテンの隙間という隙間から、白い光が漏れ出している。
起き上がらずとも、吸い寄せられるように手を伸ばし、カーテンの裾を捲る。
久しぶりの青空。
最近はずっと曇りだったので少し心が跳ねる。
今度こそ起き上がりカーテンを思い切り開けた。
雲一つないスカイブルー。
窓をゆっくり開ける。
一晩中エアコンをつけて温めていた空気が逃げ出し、代わりに水蒸気をはらんだツンと冷たい空気が前髪を濡らした。
息が白く染まる。
ベランダに出ると地面が光っていた。
雪が積もっている!
遠くの公園から甲高い声が聞こえてきて、心が弾む。
さすがにパジャマで長時間耐えることはできず、早々に部屋の中に退散したが、まるで春が来たかのように弾んだ心は暖かかった。
冬晴れの雨の日。
ちらほら雪が舞う地面に。
冷たさを感じて雪が溶けた。
吐く息は白く…濁って固まった。
晴れてくると何もなかったようね。
私の始まりは冬晴れの日。
✡
お題『冬晴れ』
また悩むお題だ。なので再びGeminiに頼ってなんかヒントがないか探すことにした。
それにしてもGeminiは有能である。
冬晴れの定義から、魅力、過ごし方、豆知識、写真、さらには冬晴れを題材にした俳句まで出てくるのだ。
聞いたことに対して、求めていた回答以上のものを出してくれる。すくなくとも長い会話が苦手で、ある程度のところで止めがちな私よりも有能なのでは?と思う。
さて、気を取り直して、「冬晴れの時のおすすめの過ごし方」のところを読む。ふむふむ、ピクニック、読書、温かい飲み物を飲む、か。
ピクニック、読書は無理だ。日中は仕事している。だが、温かい飲み物を飲むならすぐに実現可能だ。幸い在宅勤務だからいつでも好きな飲み物が飲み放題なのだから。
とはいえ、仕事初めの今日、接続先の会社のサーバーが落ちたので休んで正直ピクニックやら読書やらに興じたい気持ちではある。でも、さすがに無理なので仕事に戻ることにする。
「冬晴れ」
雲ひとつない空は気持ちいい。
冬晴れは正に雲ひとつない。
空気がピーンと張っているような、シャキッとした気持ちになるね。
都会の空は小さいけど、それでも絵の具で塗ったような綺麗な空を魅せてくれる。
この季節だけの空を堪能しよう。
冬晴れ
生命の誕生は、いつになっても「神秘」だと思う。
この子で三人目。だというのに、いや。
きっとどれだけの子を迎えても、こんな感じだろう。
子供二人のほうが、落ち着きさえ感じていて。自分が父親だというのに、これでは示しがつかないような。けれど「慣れる」気はしない。
まったく、なんと言えば良いやら。
だって。
早くに産まれることで未熟児どころか「超」の未熟児になるでしょう。
そんなことを言いわたされたのが数時間前。妻の、苦しむ声の先。
長く、永く感じた時間の末に。
――おめでとうございます、女の子ですよ。
声は、なかった。そのまますぐ、どこかへ連れていかれてしまった。今腕に抱くには、あまりに小さすぎるから、と。
一瞬見えた。小さい。とっても。手のひらサイズもいいところだ。
名前は、決めていた。
冬の晴れまと書いて「冬晴れ」、今日のような日に。
――ひより、と。