ありえないほどの眩しさで目を覚ました。
カーテンの隙間という隙間から、白い光が漏れ出している。
起き上がらずとも、吸い寄せられるように手を伸ばし、カーテンの裾を捲る。
久しぶりの青空。
最近はずっと曇りだったので少し心が跳ねる。
今度こそ起き上がりカーテンを思い切り開けた。
雲一つないスカイブルー。
窓をゆっくり開ける。
一晩中エアコンをつけて温めていた空気が逃げ出し、代わりに水蒸気をはらんだツンと冷たい空気が前髪を濡らした。
息が白く染まる。
ベランダに出ると地面が光っていた。
雪が積もっている!
遠くの公園から甲高い声が聞こえてきて、心が弾む。
さすがにパジャマで長時間耐えることはできず、早々に部屋の中に退散したが、まるで春が来たかのように弾んだ心は暖かかった。
1/6/2025, 4:15:29 AM