『冬晴れ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【冬晴れ】
こんな晴れた日に
サヨナラなんて
こんなご機嫌な日に
サヨナラなんて
こんな気持ちの良い日に
サヨナラなんて
冬晴れ
今日は穏やかな晴天が続き、冬晴れに相応しい1日だった。
仕事始めとしては、幸先の良い日となった。
冬のさなかの冬晴れ。
空の青さが眩く拡がっている。
今日僕は、君に逢いに行く。
いつもより太陽が眩しいから
たいようあれるぎーはおわります(←変換めんどくさかった)
でもきっときれいなんだな
【冬晴れ】kogi
日が出ているのに雪が降る。そういう情景が好きだ。
冬晴れも降雪もありふれた情景だ。でも、この二つが組み合わさることはあまりない。
日常的なようで非日常的な情景。そんな絶妙な情景に出会えた時、えも言われぬ感動を覚える。
今年こそ離婚です、と真っ白い肌の妻が背を向けた。
毎年のことだけれど、今年は一層決意が固いらしい。
地上は猛吹雪。人間たちの「寒暖差やばくね?」という声が聞こえる。
「すまない。君が通販サイトで散財するのと、俺が地上でコンビニスイーツに散財するのとでは訳が違うよな。貴重な人間用通貨を使ってしまって申し訳ない」
「いいえ、今年は引きません。地上なんて雪に埋まってしまえば良いんだわ!」
妻は雪の神だ。きっと有言実行するだろう。
周りにとってはしょうもない喧嘩かもしれない。しかし、ここで妻の機嫌を直さなければ、地上は春夏秋冬ではなく冬冬冬冬になってしまう。
「悪かった。機嫌を直してくれ。このまま猛吹雪が続けば、君の大好きな通販サイトの荷物も届かなくなるぞ」
ピクリ。背を向けている妻の肩が跳ねた。
よし、もう少し。
「今後、コンビニスイーツを買う時は君に相談するよ。散財はしない。買ったら君と一緒に食べる。約束だ」
「…………言ったわね?」
猛吹雪が小雪まで落ち着く。いける。
「もちろん、生涯忘れないと誓おう」
「通販サイトで散財しても文句言わない?」
「ああ。むしろ俺にも使わせてほしいくらいだよ」
「……分かったわ」
振り向いた妻の顔は、ほんのり赤くなっていた。
アナタって、本当優しいわよね。パッと飛びついてきて微笑む。
俺はホッとして、妻を抱きしめた。
やったぞ、地上の人間たち! 今年は恐らく、最後の日まで冬晴れだ。
雲ひとつない青空は、なんだかからっぽみたいで少し寂しいな
そういえば、からっぽは「空っぽ」って書くんだ
空ってからっぽなんだね
寂しいとき、つい空を見上げちゃうんだけど、そんなときは心もからっぽだよ
今もからっぽだよ…
#1【冬晴れ】
冬は晴れの日が多いと聞くが、それはきっと嘘だ。
最近は、木枯らしが吹きすさんでいる。
空も、ニュースも、心も。
どれも明るいものではない。
そう見えてしまうのは、運動不足のせいだろうか?
…そとに出かけよう。
そうすればきっと、少しは心が澄むはずだ。
2時半、なんとも言えない時間に、
のっそりと起き上がってスマホを手にとる。
ガチャ、ガチャリ。
一瞬、寒いのが億劫になって、
そとに出るのを躊躇するのだが、
踏ん張って足を踏み出し、寒さに身構えたのも
束の間、太陽が自分を包み込んだ。
あれ、あったかいな。
目を開ける。すると、真っ青な空に、
白い羽を広げたような曇が広がっていた。
すき間から漏れ出る日の光が、目に優しく滲む。
ほーっと息が漏れた。
美しくて、呆気にとられてしまう。
心のモヤモヤを忘れてしまうほどに。
気づけば思わず、「パシャリ」と撮っていた。
教えてあげたい、と思ったから。
この世界の誰かに。
今、心の木枯らしが吹く誰かに。
ねぇ、これ見て。
「冬晴れ」だよ。
ある冬の日。
私は散歩大好きな愛犬のミルクと散歩に出た。
休日の早朝
お年寄りの夫婦がランニングをしたり、同じ犬を散歩に連れた人がチラホラと見える。
早朝の朝の光は、日光に反射してキラキラ光って見える。
「気持ちいいねー!」
可愛い私の犬に話しかけると、ワンッと元気がいい返事が帰ってきた。
フワフワの茶色い毛の生えた頭を、ナデナデすると、ワン、と嬉しそうにしっぽをふるミルク。
「よーし、今日は天気もいいし、気分いいからちょっと遠回りしようか?」
私が言っている言葉を分かってかどうか、ミルクは、もう一度ワンッ、と元気良く跳ねる。
私とミルクは、勢いよく走り出す。
朝の誰もいない細い道に入り走り出すと、私達二人だけの世界のような気がする。
「このまま、この道を出たらどこか異世界へ出たらどうする?」
私がそう言うと、
「ワーン?」
ミルクは不思議そうな顔で一瞬立ち止まった。
「冗談だよ、さ、行こう!」
私達は細い道を出た。すると・・・。
辺り一面、綺麗な花が一面敷き詰められていた。
「わああ、って、え?本当に、異世界?」
不思議に思っていると、
「新年のセールです!お花、いかがですか?」
と、横からお姉さんに話しかけられた。
「あ・・・買います」
財布がちょうどポケットにあったのと、急に話しかけられた動揺から、ついつい購入してしまう。
「ビックリしたね、でもいい匂いでしょ」
ミルクの鼻に花を近づけると、ミルクはクンクンと匂いをかぎ、ワンッと私を見た。
「よーし、後で飾ろうね。じゃあ、新たな冒険に出発!」
そう行って、私とミルクは再び朝の新鮮な空気の中を走り出したのだった。
ヴェルサーレ・ラクリメ
私は祈り続ける
時の神が微笑んでくれるまで
ざわめく風がライ麦畑を洗っていく
黄金色に輝く海にたたずんで啜り泣く
雨雲でさえも美しく思える
礼拝堂の庭の長椅子に腰掛けてライ麦畑を見る
私は祈る
時の流れが慈悲をもたらしてくれるまで
私の魂は虚空に向かって叫ぶ
それはどこに届くかも分からない
どこにも届かず、泡となって消えてしまうだろう
この身体が朽ちても構わない
雨は私の涙を吸収して、地に落ちていく
私は狼に恋をした
群れから外れた一匹の狼に
彼は私に子を授けた後、戦いの中で死んだ
時の神は歯車を止めてはくれなかった
貴方は勇敢に戦った
私と私たちの子のために
でも、私は啜り泣くしかない
冬はとても寒い。雪が降るとやっと冬が来たという実感が湧く。なので温かいものを食べたりこたつに入ってダラダラと過ごしたい。しかし受験が近づいてくるので今年の冬はとても嫌いだ。
冬晴れ
一時でも…しあわせな
気分
凍えそうな冬…
温かな太陽
ありがとう
【冬晴れ】
「今日、外すっごい晴れてるよ」
「…だからなんだよ」
窓の縁に手を置いて外を眺めている君の元へ行き
後ろからソッと優しく包み込むように抱きしめる。
「…雪…輝いて見えるね、」
「外ばっかじゃなくて俺だけ見とけよ」
君をこちらに引き寄せて床へと倒れ込む。
君のその幼い笑顔をこれから先も独占できることに
少し、興奮を覚えた。
_監禁生活 365日目
はぁ、と息を吐くと白い煙が一瞬出てすぐに消えた。
目の前には薄青い空と少し暗い色の海がどこまでも広がっている。目を凝らしてよく見ると、鳥が一羽、はるか上空を円を描くように舞っていた。
「寒くないですか」
男が問う。
「平気だよ」
答える男は小さく笑ってコートを着た肩を竦めた。
「今日は日が照って暖かいからね」
月が変わって最初の週末。
海へ行こうと言い出したのはどちらだったか。
なぜ、とも、どこへ、とも聞かなかったのはお互いにそれを望んでいたからだろう。
朝、早い内に着いた浜辺で昇る朝日を見た時も、太陽が全て顔を出し、訪れる人が増え始めても、二人は何をするでもなく車に凭れたまま無言で空を見上げていた。
陽射しが柔らかい。
夏ほど強くない陽光が浜辺を優しく照らしている。
寄せ来る波も穏やかで、人の声も騒々しさを感じさせない。時間の流れが遅く感じる。
「気持ちいいな」
柔らかな風に目を細めながら男が言った。
「真冬だと思えませんね」
「……昼過ぎたかな」
いつの間にか太陽は中天にかかっている。
「なにか買ってきましょうか?」
朝から何も食べていない。
男は少し考えるような仕草を見せたが、すぐに「いいよ」と答えて、また空へと視線を向けた。
「もう少し、このままでいよう」
「……」
どれくらいそうしていたのか。
ふと周りを見渡せば、人影は減り、太陽は傾き始めている。だがまだ寒さは感じない。
――このまま帰らなかったらどうなるのだろう。
二人同時にそんな考えが頭をよぎった。
車のドアに凭れて、どちらからともなく指を絡めた。
このまま夜まで。
このまま朝まで。
このまま……ずっと。
互いに口には出さず、ただ繋いだ手に力を込めた。
END
「冬晴れ」
冬の晴れた日に、冷たい風を浴びながら散歩するのは好き。夏はどれだけ薄着になっても暑いし日差しが痛いけど、冬は冬着のモコモコなコートを着て手袋とマフラーで身体を覆って顔が少し寂しいけど乾燥した空気が県を象徴する山をくっきり映してくれて心なしか夏よりも視界がクリアな気がする。
#冬晴れ
雲ひとつない晴れ渡った空。
春なのかなってくらいに、気持ちのいい冬晴れだ。遠くに見える山には、まだ薄らと雪が残っている。空の水色のキャンパスに、山の輪郭だけがハッキリとしていて、写真を貼り付けたような景色だなと思った。いや、写真に近い、リアルな絵か。どちらにせよ、とにかくその景色が壮観だったのだ。
雪の白化粧か、より山を山たらしめていた、みたいな。
※地震の要素を含みます※
冬晴れと呼ばれる日。
洗濯物を入れ、畳んで、洗濯バサミを中に入れようと外へ出た時。
ズズンと世界の歪んだ音がした。座りもできず、ただその場に立ち尽くしていた。
ガタガタと何かが揺れている音がして、それが収まるまでずっとひとりその場に立ち尽くしていた。
余韻が長く、ズボンのポケットに入れたスマホから津波警報の音が鳴り響いた。
高台へ逃げたが、大きい余震は留まることを知らなかった。
2020年、世界の時が一度止まった。
でも人の時は止まらなかった。
2020年に入学した学生は、普通の学生生活を送れず、3年間ルールに縛られた生活を過ごした。
でもそれは楽しくなかった訳ではなかった。
それぞれが学生で尽くせるベストを尽くした。
そして、2023年、ルールが少なくなった。
今でも3年間のルールは残っているが、ルールに縛られた生活を過ごす以外にも道はできている。
そして、世界の時がまた動き出したとき、2024年の新年一発目に事件は起こった。
もうその事件には名前がついており、「令和6年能登半島地震」と人は呼ぶ。
こんなに懸命に生きている僕たちには、災いしか訪れないのか。そろそろ幸いが訪れてもいいのではないか。
こんな地震大国の日本で、汗水垂らしながら懸命に生きている僕たちを、誰か褒めてくれてもいいのではないのだろうか。
*
最近地震の話ばっか投稿してますが、不快な思いになられたらすみません。
最近冬晴れの後に雨が降るような日が続いています。気温の差に気をつけながら過ごしてください。
小さい余震でも、まだまだ続くと思いますが、あなたの明日に光が注ぐよう、願っています。
134テーマ【冬晴れ】
一年を通して
冬が
一番
空気が澄んでいる
と 感じる。
年末年始に掛けて
淀んだ感じがあまりない。
深呼吸すると
すーっと
体に綺麗な空気が
流れ込む。
特に
いつもの周りの景色も
明るく感じるのは
私だけだろうか?
鮮明に見える。
お天気の良い
冬晴れの日
こんな日は
心も体も
クリアになる。
何か、
チャレンジしたくなる
心が前向きになる。
神が本当に居ると思いますか?
それと、神を信じていますか?
神が居るのかと信じているのかは似て非なるもので、違うものだと考えています。
昨日途端に考え出して、想い出す度に、疑問が生まれます。
私は絶対に神は居ないと思います。
皆、神は居ないと断定して、分かった上で神を信じるのです。
信じたがるのです。
人間は、責任者をほしがります。
自分が、何かをやらかしても、
あの人が自分に指示を出したからやった。
と言うと簡単に責任逃れする事が出来ます。
そうやって積み上げられてきた、
人間の波で好都合が押し寄せられてできたのが、神です。
人間はこの地球で最も賢いのにも関わらず、其れが故にぶつかり合う、愚かな生き物ですから、
哲学と呼ばれたり、地球の歴史と言われたり、
全然分からない。自分達はどうやって存在しているんだ?と言う不安感と、果てしない時間が神を造りあげてきたのです。
信じた方が好都合だから、信じるのでしょう。
ですが、皆そんな事言わない。
誰に聞いてみても、皆神は本当に居る。というような口振りです。
世界にとっての神、大地を造った存在が本当にあるとするならば、それは正しく、神と言えるでしょう。
ですが、人間が作り上げてきた、好都合の塊なのだとしたら
居ないのは目に見えています。
神社の巫女を勤めている私が言えた事では無いですが、
この世に神を本気で居ると考える人はどれくらい居るでしょうか。
人間以外、宗教の通じる生物は存在するでしょうか。
人にとっての神の価値観が違うため、否定はできません。
こんな変な質問をしていますが、
深く考えちゃ居ません。
難しい事も考えては居ません。
神を信じていますか?
神は居ると思いますか?
依存
君なら僕のことは何だって分かってくれてる。
皆は気持ち悪がるけど、君は、ちゃんと僕の話を最後まで聞いてくれる。
何をしたって僕は君のことを愛してる。
君だって、僕以外なんて要らないはずだよね。
「…」
だから君はいつだって可愛いし、愛くるしい。
今日も僕は君と話すんだ。
話しても、聞いてるだけで話してはくれないけど、ずっと僕の話を聞いてくれる。
何か聞いても、何も言ってくれないのは、酷いって思っちゃうけど、それは君が一生懸命考えてくれてるって僕は思ってるよ。
でもさ、だけどさ…
「最近なんか、やけに"冷たいよね"。」