『冬は一緒に』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
Theme:冬は一緒に
「ウィンター・ブルー」という症状がある。
秋から冬にかけて憂うつな気持ちが強くなったり、過眠や過食の傾向が強くなったりするそうだ。
所謂「冬季うつ病」「季節性の反復型うつ病」のことだ。
日が短くなる、つまり日光を浴びる時間が短くなることが原因らしい。
日常生活に支障が出るほどでなくても、誰でもウィンター・ブルーの傾向が現れることがあるそうだ。
この時期になると私は何となく寂しさや憂うつさを感じることがある。もしかすると、他の人も同じなのかもしれない。
ウィンター・ブルーの症状を和らげるには、積極的に日を浴びることやなるべく人と繋がっていることが効果的らしい。
そういえば、たまたまなのだろうけど、秋から冬は行事が多いような気がする。
ハロウィンやクリスマス、大晦日に正月。
大騒ぎすることはあまり好きではない私でも、ハロウィンやクリスマスは何となく外を見て歩きたくなるし、年末は帰省し大晦日は除夜の鐘を聞きながら年越し蕎麦を食べたり、正月は家族で近所の小さな神社に初詣に出掛けたりする。
「全部ルーツが違う行事なのに、我ながら節操ないなぁ」と自分にちょっと呆れるけれど「冬は誰かと一緒に外に出掛けたい」と体が無意識に求めてるのかもしれないな。
そんなことを考えながら、友人とのささやかなクリスマスパーティーの計画を今年も練る。
お題︰冬は一緒に
誰かと一緒に何かをするというのはあまり得意ではない。他人に気を遣わないといけないし、調子を合わせないといけない。疲弊してしまうから一人のほうがいい。
でももし、気遣いもしなくてよくて調子も引きずられることがないなら、誰かと一杯乾杯がしたい。冷える空気に、澄んだ空に、朝霜にでも、今日という冬の一日に。
冬は一緒に
家でこたつに入って
みかん食べたり
鍋を囲んだり
ダラダラと漫画読んでみたり
トランプしてみたり
ボードゲームやってみたり
たまには
それぞれ違うことやってみたり
一緒に会話をしながら
ゲラゲラ笑ったり
思い出せば
一緒にやってること
たくさんあるなぁって
意識してみると
感謝が込み上げてくる
私は幸せの中に生きてるって
[ #49. 冬は一緒に ]
「冬は一緒に居られない」
恋人の言葉に足を止める。振り返れば項垂れて突っ立つ少女が。
「...なんで?」
私はなるべく刺激しないようにそっと触れた。一瞬びくりと身体を強ばらせ、彼女はゆっくりとその顔を上げた。長い前髪の隙間からは迷子の子犬のような瞳が見える。
「...ひ、引越しだって。おとうさんが言ってた」
再び瞼で半分ほど目を隠し、彼女は私のシャツをキュッと掴んだ。今にも泣き出しそうな震えた声に思わず苦笑いを浮かべる。
「うん...そっか。じゃあ、いいよ」
そう言って頭を優しく撫でれば、彼女は「本当!?」と目を輝かせた。
「ほんと、本当の本当に!?」
若干吃りを含む口調で、彼女は嬉しそうに私に抱きつく。愛らしい恋人の行動に溢れる愛おしさを押し殺しながら、その背をぎゅっと抱いて体温を確かめる。
「...本当だよ。来週の月曜日にでも」
一緒に死のう。
[題:冬は一緒に]
冬は一緒に
冬は一緒に炬燵で暖まり
冬は一緒に蜜柑を剥いて
冬は一緒にテレビを見て
冬は家族と笑いあったり
冬は家族と仲良く眠って
思い出話で盛り上がると
君も私も一緒に微笑んだ
冬。
大嫌いな季節。
子供の頃は雪が降ると嬉しくてウキウキしてた。
大好きだった。
いつから冬が嫌いになったんだろう。
あちこち乾燥し潤いのなくなった肌、
発熱し咳が出る子供の看病に明け暮れる日々。
寒さで背中を丸め俯く私。
寒さなんて何も感じない何もかもが楽しくてしょうがない時期は遥か昔に過ぎ去ってしまった。
冬の寒さはネガティブも一緒に運んでくる。
早く春が来ないかな。
のすのす。ふみふみ。ふんふん。
「んー…なんだよ…」
にゃぁん。ぐるぐる。
「ったく…」
ぐいぐい。もそもそ。くるん。
「はい、よしよし。おまえさ、俺のこと冬専用の湯たんぽかなんかだと思ってんだろ。」
んなぁ?ぺろぺろ。
「(笑)一緒に寝る俺の気持ちにもなってくれよ。おまえのせいで動けねえから、朝から身体バッキバキなんだぞ。」
ぎゅっ。くいくい。むぅ。
「ふふっ、…まあいいか。お前のおかげで、俺も冬の湯たんぽには事欠かないからな。」
(冬は一緒に)
寒くなる前には想いを伝えて
冬は一緒に過ごしたかったな
【冬は一緒に】
寒いから
くっついて
コタツに入って
鍋でも食べて
温まろう。
寒いから
は
言い訳。
あなたと
くっつけるなら
理由は
何だっていい。
一緒に
あったまろ。
#冬は一緒に
寒い冬は大切な人と一緒に居たいな
だって寒いからその人と一緒に居ればその分温かい気持ちになるんですもの
身体は寒いけれど心が暖まる
幸せな気持ちになれるから冬が好き
No.63
お題[冬は一緒に]
#冬は一緒に
冬は1人で過ごすことがあまりない
初冬は寒く心友と身体を近づけ互いに身体を温め合う
クリスマスとイブは恋人と幸せな時を送り
お正月は家族と新しい年の祝福するとても楽しく
だから冬は身体が冷えるが心は温まる
さぁ私も大切な人と冬は共に過ごそう
『冬は一緒に』
雪しかない山のふもとっぱらに一人立ってスコップをざんと突き刺す。
「今年も来ました」
山のてっぺんに向かってお辞儀をし、雪中キャンプの設営を始める。地ならしをし、ペグを埋めてポールを立ててとひとり忙しく動いていると、視界にひとつふたつ鹿の姿が映る。鹿からの視線に若干の監視のような雰囲気を感じながらも作業はしばらく続き、今夜の寝床が完成する頃には鹿の数は両手では足りないほど集まっていた。コーヒーでも入れて一息つこうと思っていたがそれどころではなさそうだ。荷物の中から日本酒の入った一升瓶を取り出すと同時に、鹿の群れが割れてひときわ大きくて白い鹿が現れた。
「どうぞ、お納めください」
のしのしと近づく白鹿は雪の上に置いた紐を結わえた一升瓶をあらためるとふんと鼻息一つを鳴らして口に咥える。そして踵を返すと鹿たちを引き連れて山の奥へと消えていった。今年も満足していただけたようだとほっと胸を撫で下ろし、荷物の中から同じ酒が入った半升瓶を取り出してぐい呑みにとくとくと注ぐ。
「ご相伴させていただきます」
山のてっぺんか、それとも森の奥深くかで開かれているかもしれない酒盛りをほんのりと想像して、一息にぐいと飲み干した。
冬は一緒に飾りつけをしよう。
クリスマスの大きなもみの木に。
「クリスマスツリーなんて、大っ嫌い!」
とメリーは言ったよ。
だって、お母さんがプレゼントをくれないんだもん。
メリーは知っていた。
サンタクロースが両親だってことも。
貧乏な家には、プレゼントがやってこない理由も。
そりゃ、五歳ぐらいの時には、枕元に靴下を吊り下げて思ったさ。
(明日になったら素敵なプレゼントが、絶対詰まってるんだ!)って。
でも、クリスマスの朝、お母さんは怒鳴ってこう言った。
「本当にもう、いけない子! サンタクロースってのは、親のことなんだよ。そんな夢なんていつまでも見ていないで、仕事を手伝いなさい!」
ってね。
それで、メリーは末の弟を、背中におぶったよ。
そして、八歳の朝。
初めて彼女はクリスマスプレゼントをもらいました。
叔父さんがやって来て、メリーを養子に迎え入れるというクリスマスプレゼントを。
それは、メリーにとって、新しい幸せの扉を開ける鍵でした。
そして、メリーの波乱万丈な、人生の始まりでもあったのです。
冬は一緒に暖まろう。
一気に冷えてきたから、炬燵とカーペットを引っ張り出して団欒の支度をしよう。
しばらくまったりしていいように、TVもつけてみかんも用意して、準備バッチリ
あれ、取り出したのは……アイスクリーム!?
まあ、それも一興かな。
冬は一緒に
高校の再考査は友達と一緒に
クリスマスは恋人と一緒に
正月は家族と一緒に
ひとりぼっちなんて存在しない
もしそんな人がいるのならば
その人は「一緒にいてくれる人」の存在を
まだ知らないだけ
そろそろ冬支度を始める日。私は物置から少し小さめの箱を1つ取り出した。両手で持てる程の大きさしかないそれは特に何かロゴや柄がある訳でもなく、とてもシンプルな茶色の箱だった。
私はそれを宝箱にしていた。蓋を開けると、散らかったようにも見えるまとまりのないあれやこれやが無造作に入れられている。整頓しようにも『大好きなものがたくさん入っている』この光景が愛しくてなかなか掃除することが出来ない。
例えばおはじき。ガラスでできた色とりどりの平たい玉が5つくらい、散らばって入っている。
例えば人形の服。何度見てもどうして服だけ入っているのかしら? と思うけれど、かつての私はこれにひどく心動かされたらしい。
例えば可愛らしいボールペン。もう壊れてインクは出ないけれど、青とピンクの模様がとてもお気に入りだった。
その中から1つ、真ん中に入っていた球体を取り出す。平べったい台座と丸いガラス、中には小さな小屋の置物と赤い服を着た人形。
そう、サンタクロースのスノードーム。私はこれが宝物の中でもいっとうお気に入りで、冬が来ると宝箱から取り出して眺める。毎年の冬の恒例行事だ。上下をひっくり返してから戻すと、小さな雪がひらひらと降る。この手のひらの中の冬が可愛らしい。
表面を布で綺麗に拭いてから本棚の一角に飾る。しばらく眺めて、またひっくり返して、元の位置に戻す。雪がぱらぱら降ってくる。
ここは温暖な気候で、雪は滅多に降らないし積もらない。だけど冬の夜はひどく寒くて、それでも雪が降らない土地が恨めしかった。雪が降る土地への憧れもあった。
だからこのスノードームはお気に入り。ここで唯一雪が降る場所。私の手のひらの中で、小屋には今日も雪が降る。
「他にもたくさん入ってるのよ。私の宝箱、見せてあげようか?」
「同じ話を毎年聞いてるから今年はいいよ……」
「何回話しても足りないわ! それなら今年も付き合ってもらおうかしら」
「ええっと、用事を思い出したから、僕は今日この辺で失礼するよ……また今度、お菓子を持って来るからその時に聞かせてね」
とりとめもなく話せる、私の宝箱。
お題:冬は一緒に とりとめもない話(昨日分)
春も夏も秋も全然会えなかった。一緒にいたかったのに、お互い忙しくて会えずにいた。
たまにの電話で、「あいたい」その言葉だけがひっそりと漏れた。
そして、雪が舞い始めるこの季節こそ人肌が恋しくなり、恋人との時間が欲しくなる。率直に言えば、"触れていたい"それだけ。
夜に街を歩けば、恋人達が寄り添い合い仲良く歩いているのを見ると、羨ましいなぁなんて思う。
ねぇ、冬こそは一緒にいよ?
冬は一緒に____
2023.12.19
【冬は一緒に】
少し太り過ぎな猫が、でろーんとこたつの上で寛いでいる。
野良でたくましく生活をしていた面影は消え失せて、お腹をちょんちょんとつついても面倒な目でこちらを見るだけだ。
そんな目もとても可愛く感じられるものだから、猫という生物のフォルムはよほど人間にフィットするのだろう。
「…あんまやっとたら噛まれんで」
猫と同じくこたつで寛いでいた姉が、私に緩く忠告をした。
こたつの上に置いていたみかんを剥きながら言うものだから、私も少し言い返す。
「猫は柑橘系だめやで、姉ちゃん」
「分かっとるわ、やけんわざわざこんなに離れてんねん」
どうやら姉も姉なりに配慮していたらしい。
確かにいつもはこたつの上でみかんを剥くのに、今はゴミ箱の近くで皮を剥いている。ゴミ箱の近くなのは、効率を考えてなんだろう。
猫を触りながら、やっと皮を剥き終えた姉を眺める。
「いて、」
手にちょっとだけ何かが食い込む感覚がしたと思ったら、猫だった。
怪我は絶対しないような甘噛みをされていて、優しさを感じる。
はよやめんかい、とでも言いたげな猫の顔に「ごめんごめん」と言いながら手を退けた。
猫はぴすっと鼻を鳴らして寝る体制に入ったかと思えば、直ぐにすーすーと寝息が聞こえてきた。
あんまり気持ちよさそうな寝姿に、こっちも眠くなってきてしまう。
そういえば最近よく眠れていなかった。
そのことを思い出すと、今まで意識していなかった分の眠気がぶり返すように私を襲う。
「…うちも寝よ」
「あんた体バキバキなるで」
「…それもまた一興やろ」
もうすでに微睡み始めた意識は、続いた姉の言葉を認識せずに暗闇に落ちていった。
ーー
「あ、もう寝た? はっや、寝不足やったんか」
どうしようもない妹の姿に苦笑いしつつ、私は寒くないように肩に毛布を掛けてやった。
絶対に体はバキバキになるだろうが、それもまた一興とか妹がほざいていたのでそこはまあ良いか、と考える。
気持ち良さそうに寝ている一匹と一人を目の端に止めながら、私は食べかけだったみかんを口に入れた。
シルクジャスミン ミリオンバンブー
エバーフレッシュ アジアンタム
ハーデンベルギア ロニセラオーレア
デンファレ プルメリア
冬は一緒に。冬の相棒は電気毛布。昔は使ってなかったけど今はもうこれなしじゃ冬は越せない。
一度生活レベルを上げると落とせないってのがよくわかる。
昨日はジャンプ読むの遅くなって感想を書いてなかったし今日書いとくか。
まずは呪術だな。芸人の話で大分呪術の熱が高まっていたけどすくな戦で収まってきたな。すくなは魅力なさすぎる。
弁護士は好きだから活躍してほしかったけど無理そう。まぁどうやって決着つけるのかは気になるから読むけど正直あんまり期待してない。
次は鵺。日常回においろけ回が終わってなんだか久しぶりな気がするシリアスが来そうでワクワクする。
日常回とかもいいけどやっぱ少年漫画はバトってなんぼだよな。敵のビジュアル以外わかってないからどんな展開になるのか。期待しちゃうね。
最後がままゆう。いい感じに主人公が活躍しそうな展開でいいね。これ最初のほうでやってくれてればなという気持ちがあるけどそれは置いておいて。
ヒロインと因縁の相手とのバトル。他の場所でもバトルが展開してるけどこれを書く力量が作者にあるのか正直不安ではある。
どうか打ちきりにならんでくれと毎回願うのがきつい作品だ。早く人気が出て安心して読める作品になってほしい。