『冬のはじまり』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「落葉する巨木」
「あーあ。全部色付かないまま落ちちゃったか」
せっかくここまで来たのに──余計な一言は口の中だけで呟く。
はらはらと落ちていく黄緑色の葉。
地面を覆い尽くしているそれらを踏みながら、彼とふたり、巨木の周りを歩く。
「今年の秋は紅葉が遅かったね」
いつまでも暑かったせいだ。
温暖化は春夏秋冬の秋を削り取ろうとしているかのよう。
「このまま温暖化が進んだら、どうなるんだろうな。来年もこんな感じだったら……そのうち、秋が無くなるかもしれん」
彼はそう言って巨木を見上げた。
強い風が吹き、枝がわさわさと揺れて葉を落としていく。
「そうだね」
来年はこの木の紅葉を見ることが出来るだろうか。
その頃、私たちふたりはどうなっているのだろうか。
まだ一緒にいるのか、それぞれ別の道を歩んでいるのか。
いつだって私の未来は白紙で、彼が持ってきた具材で夢を描いてきた。
これからもずっと、このまま彼を頼っていて良いのだろうか。
「来年はきっと大丈夫だよ。そう信じよう」
そう言って彼は私の手を握った。
いつだって彼は私より温かい。手も、顔も、体も、心も全部。
ひんやりとした風に乗って遠くから聞こえてくる、童謡『雪』
灯油の移動販売車だ。
秋はもう、終わり。
────冬のはじまり
先日、大学の学園祭にヘルパーさんと行って来ました🎵道の途中で出会ったお姉さんがチラシを配られていたから、もらったらカワイイ〰️クリアファイルだった🌟ラッキー🌟✨️と、思った。
お姉さんが、もう一つ上げる🎵と、言って下さいました。ヾ(。>﹏<。)ノ゙✧*。私は、素直に、お姉さん、ありがとうございました😊💐と、その場で行った。
目指すは。似顔絵屋さん〰️🌟と、ルフィのような気分で行ったの🎵すごい〰️、行列だった。ヘルパーさんのおじさんは、時間は、大丈夫かな〰️(^_^;)と、しきりに心配されていました。
出来る所まで🙏🌟✨️と、祈るような気持ちで待っていた。暫くすると空が時雨た。前のお姉さんたちが『通り雨ネ)とお友達と話されていた。
ーー昨年、想先生と描いてもらった似顔絵のお兄さんが通り過ぎた。😯❢私は、こんにちは〰️(*^^*)🎵お兄さんに、昨年お世話になってありがとうございました☺️🎵と、伝えたくて、眼で追ったが。すごく忙しそうだったので諦めました。( ´Д`)=3雨が、ちょっとキツくなって来たので、帽子は忘れたので。さっき、お姉さんが下さったカワイイクリアファイルてしのいだ。😌ありがとう、お姉さん♡✨️もうちょいで、タイムリミットなのだ。となりのブースで演奏されていた方たちが。
『桜散る、桜散る。ヒラヒラ舞う文字がキレイ✨️。ーー新しい街に行っても元気でネ✋️』と、お兄さんたちは、チューニングをされていました。ん?!何処かで、聴いたことがある歌だなぁ〰️🤔と思った。
それから、暫くするとお兄さんが、『クリープハイプの栞です。聴いて下さい😊』と、言った。ーー元気でネ✋️と言う二文字が私が私の胸を狭めた。想先生と会えなくなって丁度一年。
想先生の鼻歌や、ちょっとだけ歌って下さった『金曜日のおはよう🌄のサビ🌟(;_;)私の中の栞です🌸🌸🌸🌸✨️✨️
私も、元気でいまヨ……。と、時雨空に呟いた。想先生と会う日もこんなお天気が多かったなぁ〰️。忘れません。(。>﹏<。)
アップテンポの中にある切なさが、素敵な曲。✨️お姉さんたちも、私も、拍手をした。今日のヘルパーさんのおじさんさんだし、まじめな方。だから、あんまり。お話しも出来ないから、ちょっと、寂しいなぁ〰️。想先生なら、『あんずさん、ん?!』と、傾けてくれるやさしさが大好きだった……。やっと、色々な風景が見れるようになりましたヨ〰️(^_^;)
想先生も、お元気ですか〰️??想先生も、お元気でいて下さいネネ🌟と、やさしくてちょっと冷たい時雨空をやっと受け入れることが出来なるようになった、あんずです。
でも、私は、何時もこの歌を聴いた時は、星野ディスコさんバージョンで聴いていました〰️🎵🎵🎵
終わり
似顔絵は、何とか描いてもらえることになりましたヨ😌諦めなきゃとスマホの時計とにらめっこしていました(^_^;)苦笑。
冬のはじまり
先生!その定義を教えてください。
季語で言うなら立冬を境に冬なのですが、ザックリ11月は冬とも言えます。しかし、各個人の感じ方が優先されるべきでしょう。時間は連続しているのですから。
暖冬や冷夏といった言葉があったり、気温とは関係のないはずの経済が冷え込んだりします。人間関係だって冷え込めます。
気候が比較されての四季とも言えるので、
「日本経済の冬は20年を迎えた」とか、
「彼女との春は、その後2日続いた」などと使います。
ですから気温や、ある場の空気の落差が低い方へ発生したら〝冬のはじまり〟と呼んでいます。しかし、時間は連続しているのですから、昨今、冬ははじまりません。2~3日かもしれませんが春が待ち遠しいてますね。
朝の空は澄み切り、
夜の星は一等輝く。
冷える空気が体を通り抜けていく間、
日差しを見つけて歩く。
“冬の始まり”
【冬のはじまり】
ついに
自動販売機で温かい飲み物を買った
外で冷えた指先に
ペットボトルのやわらかい温さか気持ちいい
少し前は冷たい飲み物一択だったけど
環境が変われば
求めるものも変わる
自分が変わったつもりは無くても
時と共に変わってるんだろう
いつか体温を失う時には
やはり温度を欲するだろうか
山々は白い雲を纏い、鳥たちは朝を知らせ、澄んだ空気で鼻が潤わされる今朝は冬を知らせた。
冷たい風に吹かれ、震える我が身は冬を迎えた気がした。
どこか懐かしいこの肌寒さは、
君と食べた氷菓子のよう。
冬のはじまりに私はまた寂しさを覚えた。
最近寒すぎて布団から出れない朝
はぁ~学校行かなきゃなぁ~
冬の始まり
何度やっても分かりようのない確定申告
『ああ、冬の匂いがする…君は冬が好きかね❓』
片思い中の彼が問いかけてくる
実際私は冬は苦手だ。
彼の為におしゃれしても外套を着て仕舞えば
見えないしお化粧をしても
寒さで顔が幼児みたいに赤くなる
今の私には好きになることなんて
なかった
『私は苦手です。あなたは好きなんですか❓』
彼は少し先を歩いていたが
立ち止まり振り返った
『ああ。好きだね。雪の降る景色も実に綺麗だ、
…あと、寒いことを理由にこうやって君に触れることもできる』
と、私の腕に腕を重ねてきた
この人は私があなたのことを好いているとわかってやっているのでしょうか。
そんなことを考えながら彼を見つめていると
彼から見透かされたような顔で話しかけられた
『君は私が気づいてないと思っていたのかい?
君が私のこと好いているとわかっていたさ。
そして私も君を好いている、だが、付き合うには
冬を好きになってもらわないとね。
おしゃれな服は私だけに見せてくれたまえ。
赤い顔は私は可愛いと思うがね。
さてもう一度聞こう。
君は冬が好きかね?」
ああ、私の負けだ、
嬉しさと悔しさで感情がぐっちゃだ
『好きです。貴方も冬も」
これから私も彼も好きな冬が始まる
人生で初めて好きと思えた冬が始まる
《冬のはじまり》
手足が冷えるけれど、耳は熱くなる!
顔が真っ赤っか!
冬のはじまり
秋の終わりの休日。
街角のカフェで、
俺は一人、
静かな、カフェタイム。
温かなカフェラテに、
少し季節を先取りした、
真っ赤な苺のタルト。
今年の冬も、俺は一人。
街を行き交う、見ず知らずの、
幸せそうなカップルたちを、
窓越しに眺める。
職場では、同期も先輩も上司も、
この季節になると、
恋人自慢に花が咲く。
甘い笑顔で語る、
同僚達の姿を眺めて、
俺は心の中で、
そっと溜息を吐く。
カップを両手で包み込む。
カフェラテの温もりが、
少しずつ胸に染み渡る。
ラテアートのハート模様が、
俺の心にチクリと刺さる。
フォームミルクの泡の、
口元でそっと弾ける、
僅かに擽ったい。その感覚が、
俺の心の淋しさを、
ひとときだけ、
忘れさせてくれる。
温かくて、甘くて、
ほろ苦い、カフェラテは、
俺の凍えた心を、
そっと抱き締めてくれる。
冬のはじまりが、
静かに訪れた。
でも、冬が来たなら、
春の訪れも、
…きっと遠くない。
君がくっついてくる時間が長くなった時、冬なんだなって思うよ。
朝、布団から出ようとして寒気が飛び込んでくると
「冬が始まったな」と身に染みて思う。
そうなると
もう時間をかけた意地との戦い。
「もう少し、あたたまろう」
「仕方ない。起きて寒気と戦うか」
その両者がいつまでも頭を駆け巡る。
最後は後者になるけど、
昨日の夜更かしなどがあるとすぐには厳しい。
冬は、温かいもので癒されるのが一番だけど
その『温かいもの』が朝は布団なのだ。
37. 冬のはじまり
冬に気づくときあるある〜パチパチパチパチ
・影、長ってなる
・真昼も横から陽射し
・朝の布団が憎い
・ズボン履くとき寒い
・みかんが輝いて見える
たまたま手に取ったみかんが甘かったり
猫の日向ぼっこの定位置が
縁側からソファに変わったり
今年、秋短かったなぁと思い始めたり
そういえば栗も焼き芋も紅葉狩りも
秋らしいこと一つも出来なかったと
来年の予定がが決まったり
少し寂しく感じたり。
冬のはじまり
寒いっ!
もう外出時はパーカーくんではしのげないな…
今年もよろしくね ダウンジャケットくん
今まで押し入れにしまっていたネックウォーマーを取り出した時に。。
『あれ、今年まだ秋らしいことしてないけど、もう冬になったんや。。』
と思う
冬のはじまり
秋が終わりイチョウの葉が道路に降り積もる
車でその横を通ると風で落ちている葉が舞い上がる
普段はシンプルな風景が綺麗な黄色に染まる
ただし落ち葉がイチョウではなかった場合
下の方をコロコロ転がるか踏まれて破れてしまう
ザクザク音を立てながら歩くのは楽しいが綺麗では無い
やっぱりイチョウが空に舞う姿が1番綺麗だ
まだ見た事がない人や気に止める事がない人は是非見て欲しい
秋の終わりと冬のはじまりを綺麗な風景と共に
感じることが出来ておすすめだ
【冬のはじまり】
え!?あと2ヶ月で今年終わるよぉ〜
年々1年が早く感じるわぁ〜
今年もこの話ができて嬉しいです。
来年もよろしくね。
『冬のはじまり』
ある日いつものようにコンビニに入るとこれまでなかったガラスケースがレジ前に鎮座していた。もうそんな時期なのか、と思わず声に出し、そしておもむろに近づく。ケースは内側が水滴で曇っているところもあり、内部の湿度の高さを物語っている。中におわすのはふくよかなボディに肉やあんこやピザを内包したバラエティに富んだ饅頭たち。そう。コンビニ肉まんの季節がやってきたのだ。
「肉まんください!」
思ったより大きな声が出て顔なじみの店員さんに笑われたけれど一切かまわない。会計を済ませて店の外に出るやいなや、火傷しそうに熱い肉まんに早速かぶりついた。およそ1年ぶりの邂逅に過去の記憶の中で消えつつあった肉まんの味が新たに書き込まれる。
「始まったな、冬」
ひとり呟いたあとは肉まんのおいしさに感謝を捧げつつ、無心に味わい尽くすばかりだった。