『冬のはじまり』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
昨日は1日中強い風が吹いた
これが俗に言う
「木枯らし」と言う
「冬のはじまり」を知らせる
突風だろうか…
我が家から見える山は、
ちょっと富士山を想像させる
綺麗な三角の頂上が春夏秋冬、
衣替えをしながら色々な景色を見せて
季節の移り変わりを見せてくれる…
今日は、頂上に厚い時雨雲がかかり
その雨が裾野にある我が家まで
冬の寒さを一気に運んでくる1日だった
「寒いね〜!」「ホント寒い!」
家族やご近所さん、馴染みの顔から
合言葉のように繰り返される会話…
肩をすくめ小刻みに足を踏みながら
これから来る冬本番に皆体を慣らして
いるように見えた…
寒さが無事に開けて来春も綺麗な
桜を皆元気に見られますように…
【冬のはじまり】
最近、すっかり寒くなった様に思う
毎年毎年、寒暖差が激しくなって来ていると思う
最近、車や道端の草に霜が降りるようになって来た
毎朝、車に付いた霜を除く作業を行う
大変だけど、これを行わないと
車を走らせられないから大事な作業だ
この作業を行っている時
最近、肌寒いなと感じる様になった時
ふと吐く息が白くなっていた時
冬のはじまりを感じる
子供の頃は
雪が降ることも
降りた霜を踏んで歩くことも
楽しみだったのに
雪が降ることも
霜が降り、白くなることも
面倒くさいと嫌だと感じる様になってしまった
きっと、大人になってしまったのだろう
あぁ、これから
きっと、冬になることが
だんだん億劫になっていくのだろう
あぁ、これ以上大人になりたくなぁ
早く春になれば良いのになぁ
気がついたら寝る時に毛布が手放せなくなっていた。ちょっと前までは風呂上がりなどは服を着ていることすら暑いと感じるほどだったにも関わらず。
気がつけば机にもこたつ用の布団が被せられ、風呂上がりにはストーブをつけていないとやっていられなくなってしまった。
コンビニの新商品を見ても鍋やらおでんやらあったまるものが多く出てきている。
もう冬の始まりだ。
次は暖かい羽毛布団の出番だろうか、それともコタツの電源を入れる日が先になるのか。
冬本番はすぐそこだ。
窓の外から重いものが落ちる音がして目が覚めた。
いつのまにか日も短くなってしまって、いまが朝か夜か見分けがつかない。まぶたを無理やり上げてカーテンを開けると、昨日とはまるで違う銀世界に目を剥く。もうすっかり冬じゃないか。
冬の、肺を凍てつかせる空気が好きだ。吸った瞬間に体中霜が降りるような心地は寝覚めが良い。暖房を切って、脇の下で丸くなる猫と寄り添う時間が何よりも幸福だ。
降り積もった雪で窓の半分が埋まっていると、なんだか自身がもぐらか何かになった気分になれるのも楽しい。誰の足跡もない雪を踏みつけるたびに消耗する体力、感覚の無い手足や耳、身震いさえないほど冷え切った体。真っ白の視界の中でたった一人枝を燃やすと、そこだけ黒い煙が上がる。
それさえ何故か愛おしいのだ。
何の生命の匂いもしない季節。
冬が始まっていた。
空白を愛でる、静寂を聴く。
冬のはじまり
自販機が
冷たいから
ホットに入れ変わった瞬間
冬はもうそこまで
来ているんだと実感した
なぜかわたしは
今年初のホットコーヒーを買って
家でこたつに入りながら
ホットコーヒーを
飲んでいると
天気予報の時間がやってくる
すると
北海道で初雪が降ったと
天気予報のお姉さんが
少し驚いた表情で伝えている
外気が
寒くなればなるほど
冬の音楽も
なんだか恋しくなって
無性に聴きたくなる
冬のバラードには
素敵な音楽がいっぱいで
目を閉じて聴いていると
好きなひとと
手をつないで
温め合ったりもした♡
冬のはじまりは
体温に感じながら
一気に襲いかかってくる
狼の群れのような気持ちになった
肌寒くなってマフラーを新調しようか悩みつつ
久しぶりに私の一番好きなクリスマスソングをかける
明るいのにどこか切ないイントロに
胸がぎゅっとなったら、冬のはじまり
『冬のはじまり』
〈冬のはじまり〉
マツモトキヨシに行くと、レジ前に「今年もお疲れ様でした!」とポップアートの張り紙が、ぺらぺらと風に揺れていた。
毎年恒例の冬のはじまり。
冬が始まると
なぜか夏が恋しくなる
夏の間は
冬が恋しかったのにね
なにもかも投げ出したくなった。
無意味な呼吸を続けることに意味を見いだせず、どうして生きているのだろう、なんてぼんやりと考えていた。
高校一年の、秋のおわりだった。
冬の冷たい空気を肺にめいっぱい取り込む。
それだけで自分の中の何かが新しく生まれ変わってくれるような気がした。
実際には私は私のまま、なにも変われていなかった。
理想像はやはり理想像だ。
数年前、数ヵ月前、数日前、数秒前に思い描いた自分にはなれていない。それが現状だった。
じゃあ、将来、未来からしたら過去だという今に思い描いた人間に私はなれているだろうか。
やはりどうしても、無理だと思えてしまう。
どうして私は無意味な呼吸をくりかえすんだろう、ふと当てはまるように言葉が降ってきた。
高一の、冬のはじまりだった。
─冬のはじまり─ #127
読書をし忘れた
あの子に貸してもらう予定だった宮本輝
スポーツをし忘れた
あの子に教えてもらうはずだったバドミントン
絵を描き忘れた
次会ったときに観察するはずだったあの子の横顔
そして電飾を灯し忘れたのを
あの子のせいにする冬がはじまる。
˗ˏˋ 冬のはじまり ˎˊ˗
「冬のはじまりに咲く想い」
冷たい風が街を包み込む午後、さやかはコートの襟を立てながら歩いていた。空は曇りがちで、雪が降り始めるのも時間の問題だろうと思う。彼女の手には、手作りのマフラーが握られていた。
駅前の広場には、すでにクリスマスのイルミネーションが飾られている。木々の間を通り抜ける光が、どこか暖かさを感じさせる。しかし、さやかの心はそれとは裏腹に、少し緊張していた。
今日、彼女は勇気を出して高校時代からの友人、蓮に告白をするつもりだった。
蓮とはもう5年以上の付き合いだ。気取らず、優しい彼はいつもさやかの隣にいてくれた。失恋したときも、就職活動で苦しいときも、彼の言葉に何度救われたことか。それでも、友人としての関係が壊れるのが怖くて、自分の気持ちを伝えられずにいた。
広場のベンチに座り、彼が来るのを待つ間、さやかは自分が編んだマフラーをじっと見つめた。茶色の毛糸と青のラインを組み合わせたデザインは、蓮に似合うだろうと何度もイメージしながら作ったものだ。
やがて、遠くから聞き覚えのある声が聞こえてきた。振り返ると、蓮が手を振りながらこちらに向かってくる。いつもの笑顔だ。それを見るだけで胸が熱くなるのを感じた。
「さやか、待たせた?」
「ううん、大丈夫。」
蓮は隣に座り、さっそく軽口を叩き始める。さやかは少し笑いながらも、心の中で言葉を組み立てていた。そして、ふと蓮が「どうしたの? いつもより静かだね」と尋ねた瞬間、彼女は深呼吸をして覚悟を決めた。
「ねえ、これ。」
マフラーを差し出すと、蓮は目を丸くした。
「え、これ、俺に?」
「うん……。ちょっと早いけど、クリスマスのプレゼントみたいなもの。」
蓮はマフラーを手に取り、じっと見つめた。
「すごく綺麗だな。ありがとう、さやか。」
「それでね……実は、ずっと言いたかったことがあるの。」
さやかは手をぎゅっと握りしめながら続けた。
「私、蓮のことが好き。友達じゃなくて、もっと特別な存在になりたいって、ずっと思ってた。」
その瞬間、周りの音が遠ざかったように感じた。蓮は何も言わず、さやかの顔をじっと見つめている。
やがて彼は小さく息をつき、口を開いた。
「さやか、実は俺も同じことを思ってた。ずっと、でもタイミングがわからなくて……。」
彼の言葉を聞いた瞬間、さやかの頬は熱くなり、目頭がじんわりと熱くなった。
「ほんと?」
「本当だよ。」
蓮は笑いながら、さやかにマフラーを巻いた。
「寒くなってきたけど、これで暖かくなるな。」
その日の空は灰色のままだったが、二人の間には小さな春が訪れたようだった。冬の始まりは、彼らにとって新しい物語の幕開けとなったのだ。
冬が始まると、寒くなるよね。それは私の寂しさのように。私は、ちゃーんと、家族や友達親友が居る。だけどね、他の友達に親友をよく取られる。家族は、親に可愛いがられる事もあるけど、ほとんど妹。妹なんか産まれて来なければいいのに。。。って思う事あるけど、多分1番の味方だよ。。。親友は、目付きが悪いし怖いから、別にそんな好きでは無い。まぁでも「大好き♥️」って思う事も凄くある笑私コタツ好きだから、コタツのように暖かくなりたいなぁ
人間の心には小さな灯りがある
希望や目標に近づくと灯りは次第に大きくなる。
希望や目標に遠くなると灯りは次第に消えていく。
私はその灯りが見える能力がある。
幼少期の頃には皆見えるのだと思っていた。
自分の能力に気づいてから、私は看護師になった。
少しでも人々の弱っている灯りが
大きくなって欲しかった
冬のはじまり。街も輝いて、
子どもや大人の心に灯りが付く。
クリスマスはみんながとても楽しみにしている。
だけど、その楽しみな気持ちが味わえない
子どもたちだって沢山いる。
弱った体で毎日病と戦っていたり
家庭環境のせいで傷ついている子たち。
そんな環境で病と戦う1人の女の子が入院してきた。
その子の担当になってから毎日会う度に
「今日も頑張ろうね」と伝えていた。
心開いてくれなかったあの子も
徐々に話してくれるようになった
「退院したら、お母さんと一緒に遊園地に行くんだ!」
そう笑顔で私に伝えてくれた。
『お母さんもきっと喜ぶと思うよ。』
あの子にはまだ生きて欲しい。そう思った。
あの子は自分自身の余命が
わずかだと分かっていたのに。
心の灯りは大きいままだった。
だけど、そんな彼女の心の灯りも
月日が経つと徐々に消えかかっていく。
あなたはまだ生きるべきなのに。
あなたは必死に戦っているのに。
私は何もしてあげられなかった。
私は彼女の手を握って、
『頑張れ』と言うしかできなかった。
もっと幸せにしてあげたかった。
だけど、そんな彼女は、私の手を握り返して
笑顔で声を絞り出して言ってくれた。
「あ…りが…とう…」
「…来世でね…。」
あの子には、幸せになって欲しい_
明日には世界の風が澄みわたり六花を運ぶ準備ができる
冬のはじまり
電車の足元がふぁーっとあったかいとき
冬のはじまり
寒くてトイレで起きる朝
こたつにかけこんで
何もしたくなくなる
溜まりがちな洋服サンド
片付けないとなーと思いながら
サブスクで映画を見る
家に食べ物がなくなったら
やっとこさ腰を持ち上げて
買い物にいく
沢山買い溜める
まるで冬眠の前のよう
冷凍庫がもう少し大きければいいのに
食べるものも必然的に温かいものに
ああいつになったら春になるのか
冬には冬のいいところがあるというが
うちには生き残ったコバエが一匹いるんだよね
冬なのなんなのはっきりしてくれ
そんなこと考えてるうちに
今日も終わるんだ
明日はもう月曜日?
コタツスーツでも流行らないかしら
バカなこと言ってないで
早く寝ようかな
ああ冬のはじまり
ああ無情
「冬のはじまり」
ここらでは見かけないが
私の地元では
ゆきむしという小さな
白い虫が飛ぶようになる。
すっかり忘れていたよ。
本物の雪のように白いんだ。
冬の始まり
冬になると私の手は毎回カイロ代わりにされる
ほんとにあたし手暖かいんだよね。
どれくらいかって言うと鉄曇らせれるくらい。
中学の時は「手袋あっちぃ」つってカゴに手袋投げ入れて友達に引かれたっけな。
そんで今日、友達に手をカイロ代わりにされた
あー、冬が来たわ。って思った。以上。
『冬のはじまり』
少しずつ寒くなって行く
人肌が恋しくなる
どこにも私を抱きしめてくれる人はいない
これからの冬を1人で乗り越えなければいけないのか
抱きしめてくれなくてもいいから
この世界に一つ私の居場所が欲しい
お祝いもご馳走もいらない。春を迎えるには、先の長い夜を越えなければならない。
/お題「冬のはじまり」より