『冬になったら』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
Theme:冬になったら
コートを着て外出する日が増えてきた。もう、冬が近いのかもしれない。
冬になったら、今年もまた花を咲かせてくれるだろうか。
彼女から貰った、クリスマスローズが。
彼女は花が好きだった。
病室の窓から見える公園に咲く、四季折々の花をいつも眺めていた。
彼女が喜んでくれたらと、俺も見舞いに行くときはいつも季節の花束を持っていった。
行きつけの花屋の店員には、さぞ花が好きなんだろうと思われていたかもな。
見舞いに鉢植えは縁起が悪いからといつも切り花を持っていっていたが、きっと彼女は鉢植えの花が欲しかったんだろうと思う。
クリスマスローズの世話をしながら、ふとそんなことを思った。
こうやって日々の成長を楽しむことができるんだから。
彼女が亡くなったのは冬の日だった。
葬儀の帰り、いつもの花屋につい足を向けてしまった。
そこで目を惹いたのがクリスマスローズだった。
「冬は花が少なくなって寂しい」と彼女はいつも言っていたから。
俺はそのクリスマスローズの鉢を購入し、彼女の写真の隣に飾った。
冬に咲く花が、彼女の元にも届くといいなと思いながら。
形見分けに貰った彼女の植物図鑑には、クリスマスローズの栽培方法も載っていた。
クリスマスローズは多年草で、上手に育てれば翌年も花をまた咲かせてくれるらしい。
今年も冬になったら、また花を咲かせてくれるだろうか。
冬になったら、なんて言葉にときめかなくなった。昔は、そりゃあ、冬になったら新しいコートを買って、セーターを買って、ブーツも買おうとワクワクしていた。冬の冷たく澄んだ空気と街のイルミネーションが好きで好きで、1番楽しい時期だった。そうね、なにかが変わったのかもしれないけど、子供があまりそういう華やかなものに興味を示さないし、この30年給料も上がらなかったし、気がつくと生活になんの楽しみもなくなってきた。
…けど、実は、そう言うのも、悪くない。上手に歳を重ねたんだと感じる。
今の自分も悪くないよと、たまには街のイルミネーションに目を細める。
ヒートテック
ニット
マフラー
手袋
コート
ブーツ
春の引越しで
だいぶ
処分してしまった。
使い古してないものは
持ってきたけれど
足りないものを
買い足さなくちゃ。
こちらは
洋服を買うところが
色々あり過ぎて
どこに買いに行くか
困ってしまうし
そもそも
迷わず買いに行けるのかだし
いっぺんに買うと
お金もキビシイ。
―――あんなに
処分しないで
もうちょっと
持ってこれば
良かったかなぁ。
#冬になったら
冬になったら
私は、冬になったら、大きな雪だるまさんを作りたいです!✨あとは、お年玉をたっくさん貰いたいです!✨あとは、、新学期の為に勉強も沢山します!✨
「いい作文ですね!流石です!」
「えへへ〜、ありがとうございます!先生!✨」
「冬休み、楽しんでくださいね」
「はぁ〜い!✨」
ここから後書き
今回は小学生の書いたような作文を書いてみました〜!笑
、、言う事ない、、からまたね!笑
『冬になったら』
冬になったら、彼に告白する。
そう決めてから何回の冬を過ごしただろう。
小学校からずっと一緒の彼。
中学生の時からずっと決めていたこと。
今やもう高校の卒業式を間近に控えてる。
彼にはなんでも話せる人良き友人ぐらいにしか思われてないんだろうなと思いながら、
『冬になったら告白する』と決めていた。
でも…実際冬になっても勇気が出ずに出来たことがない。
さらに、彼は大学生からは離れ離れになる。
今年が最後なのだ。
ふぅー…
白い息を吐く。だいぶ寒くなったものだ。
さぁ、彼に告白を。
「ご飯できたよー」
「ありがとう」
「あのね今日はね…」
あの冬から付き合い始めた私たちは結婚し、今は暖かい家庭を築いています。
さぁ。今年も寒くなってきた。
冬になったら
「冬になったら迎えに来るからね」
そう言い残して去って行った
夏が駆け抜け
秋が過ぎ去る
風が頬を刺すように吹き抜けていく
「もう、冬になったよ」
呟いた白い息が黒闇に吸い込まれる
ずっと待ってた
迎えに来るって言ったのに⋯
1人ぼっちにしないでよ
冬になったら。
冬になったら何をしようか。
私は冬になったら毎度冬の海を楽しむという日課がある。 もちろん夏もだけどね。
冬の海は冬の海で良さがある。
雪と海が意外にもマッチするのだ。
静かな場所で海の波の音は心が浄化される感覚があるから大好きだ。
今年も冬の海を見に行こうかな。
冬になったら
君のポケットに手を入れて
ひっついて歩くんだ。
そんな理想がある…
きっと幸せなんだよ♡
「起きな」
一人の男が公園の噴水の中で寝ていた。その男を良く似た顔の女が揺さぶった。
「……」
目は覚ましたが、頭はまだ起きていない。
「光」
叱るような、冷たい声で呼ぶ。男の名前は光といった。
「真冬にこんなところで寝たら死ぬ」
「……うん?」
「起きたか」
「なんだよ、うるせえな……」
光は溜まった水に肩まで浸かりながら返事をした。顔まで入ったこともあるらしく、頭の上まで水浸し。彼には今が猛暑日である様子。
「千沙」
千沙というのは女の名前だ。どうやら、この二人は兄弟のようだ。
「何?」
千沙は小さな声で返事をした。深夜二時。
光は噴水の水を千沙にかけ始めた。幸い照準は最悪だったから、千沙は咄嗟に避けて濡れずに済んだ。
「やめて、犬コロ」
ははは、と、乾いた笑い声。とても眠いらしく、やっと立ち上がらせたのに次に光はまた膝を突き、顔から水の中に突っ込んでいった。
「バカ!」
千沙はうっかり持っていた酒瓶で光の頭を殴りつけそうになった。けれどもやめておいた。束の間の苛立ち。千沙は光ほどに感情的ではない。
「さっさと上がって、寒いでしょ!」
光のTシャツの襟元を掴んで、無理やり引き上げる。
びちゃびちゃ音を立てながら雪の上を歩く。彼の服や靴から落ちた大量の水が雪面に道を作っていった。目を開けた街はとても明るい。いろんな色が光って、点滅して、飾りをなしている。
大掛かりなイルミネーションも今は虚しいだけだ。こんなにバカな弟もいる。バカ。どうして死なないのか不思議。
「早く、家に帰りましょう」
千沙は本気で心配をしていた。震えた肩に、悪い顔色。
「冬になったら、お前も心配してくれるんだな」
光が感心したように波打った声で叫ぶ。歩き方も話し方も、思考も全て不安定。
「冬ってのはすげえや」
笑いながらそう呟く。尊敬の念がこもっている。謎。
「そうかよ」
千沙はびしょ濡れの光を抱えて、家へと帰っていった。
体を熱くして、ベッドに唸りながら横たわっている光。眩しい太陽に冷えた冬。
冬になったらコンポタ飲も。
みなさんすきですか?
コンポタージュ。
冬の飲みものと言われて真っ先に思い出すのは私はコンポタです。
でもあれ飲むのむずいんだよなぁ。
一粒残さず飲みたいのになかなかね…………。
はい。好きだって言う人ハート💕よろです。
#38『冬になったら』
今年もこの季節になったね
一緒にしたいこといっぱいあるよ
こたつ出してぬくぬく温まりたいし
イルミネーションも見に行きたい
ケーキも作っちゃったりしてさ
プレゼントはどうしよう
誕生日とクリスマス近いもんね
欲しいものは何?
今までより何かもっと
特別なものを渡したいな
冬になったら、何をしましょうか。
冬になったら、どこに行きましょうか。
冬になったら。貴方は何処へ行くのでしょうか。
こんなことを聞いても答えは返ってこないけれど、それでも貴方の声を探すきっかけにしたくて聞いてしまうのです。
また一つ、貴方が居ない季節を迎えてしまいました。
それは儚い雪のようで、手の温度に耐えきれず溶けてしまう。きっと今私が見ている世界は幻想そのもの。
びゅうびゅうと私の横を通り過ぎていく風は、冷たく痛く。それを受け止められても、貴方が居ない現実だけは受け止めてあげられない。弱い。私は弱い。
今も貴方はどこかで笑っているのでしょう。そうに違いない。きっと、温度の下がったこの街でコートのポッケに手を入れて、可愛い白い息をふわふわと出し、ほっぺは赤いリンゴのように熟しているのでしょう。
私はそれを見られないけれど、きっとそうに違いない。
冬になったら、何かが変わると思っていた。
貴方の居ない現実を受け止めて、前に進めると。
けれど、そんなことは無くて、貴方が居ない季節をただ葉っぱのように風に飛ばされてしまうのみ。
本当に冷たく痛く。私の意思など関係なしに、全ては流れのって進む。
貴方は、今どこに居ますか。
ちゃんと、ご飯を食べて、寒いながらも胸をはり、笑顔で生きているでしょうか。
きっと、本当は私も季節のように変わりつつある。けれどそれは、良い方向なんかじゃなくて。
貴方の背を追い求めて、雪のように溶けてゆく。
冬になったら、貴方に会いに行きましょうか。
冬に向かう頃に切なくなる…
俺だけではないと思うけど…
「1989」そんな好きな歌が思い浮かぶ
冬のはじまりな季節に…
今日夕方に訃報…
好きな歌のアーティストが…
悲しくて悲しくて…
年末の音楽祭の大賞に選ばれた歌
アルバム「野球少年が好きだった」を
貸しレコード店内で初めて耳にした中学生の頃の俺…
若い頃に切なくなる恋をしては…
あなたの歌に胸を締め付けられ
切なくなる恋が加速がして…
好きを告げて…
玉砕した事も…(笑)
最近は歳を重ねて…
最近少しやる気が終わっていた…
今日夕方…
若い日の痛みと憧れが…
俺に向かう何かを思い出させた!
優しい強い歌声に…
「うつ向かないで行こう!」
「とりあえず笑らおうよ!」
今日も…
星くずの帰り道に…
1989に…
健全安全好青年に…
君の丸いお尻が許せないに…
まゆみに…
プロポーズに…
言えずのアイラブユーに…
インザネーオブラブに…
愛はチキンカツに…(笑)
愛は勝つに…
強くて優しく歌う声に励まされて…
KANさん ありがとう!!!
"冬になったら"
「…へくしっ!」
ぶるり、と寒さに震え、くしゃみをする。すると足元から「みっ」と小さな鳴き声のようなものが聞こえた。驚いて机の下を覗き込んで足元を見る。
居室のケージに入れていたはずの子猫が何故か足元にいて俺のくしゃみに驚いたらしく、目を見開いて俺を見上げながら固まっている。
「お前っ!どうやって出てきた!?…けど、驚いたよな?悪ぃ…」
子猫に謝り、キーボードの脇に置いている箱ティッシュから1枚摘み取って鼻をかむ。
きっと先程、替えのボールペンのインクを取りに居室に行った時だろう。布を被せてケージを覆っているので、中にいたかどうかは分からない。つまり、あの時既にケージの外に出ていて、それに全く気付かず部屋を出た時に滑り込むように扉の外に出てしまったのだろう。
だが幸いか、それ以降患者が来ることはなかった。
こいつの脱走対策をこれからどうするかは、今は置いといて…。
少し前より着込んでいるし、ストーブもつけているというのに、まだ寒さを覚える。やはり日に日に寒くなってきている。
街を歩いていても、街路樹の葉がはらり、またはらりと道に落ちて、歩道はまるで赤や黄色の鮮やかな絨毯が敷き詰められているようで、木の枝は葉がほんの数枚程度で寂しい様子のものが幾つも。
まだ少し先だが、天気予報で雪マークを見るようにもなってきた。
冬はもうすぐそこまで来ているのだと実感する。
──これぐらいなら、もう少し厚手のものを出すか。……でも…。
足元の子猫を見る。元の調子に戻ったらしく、自身の背中をせっせと毛繕いをしている。
──俺は着込めば平気だけど、こいつは……。
子猫は、
体温調節が上手く機能しない。それに、冷気は下に集まる。平気な顔で毛繕いをしているが、地面に近いところを歩く子猫にとっては堪える寒さだろう。
「……」
──隙間風とか、対策しなくちゃな…。
ひょい、と子猫を両手で持ち上げ、シャツの裾をたくし上げて子猫を服の中に入れて、Vネックの襟元から顔を出させる。
一先ず、応急処置でなるべく高いところに、それと俺の体温で少しでも暖を取れるように、と服の中に入れた。
余程ぬくいのか、先程から気持ちよさそうに喉を鳴らしている。
良かった…、と胸を撫で下ろす。…が。
──まだ業務中……。
昼休憩まで、まだ約一時間ある。今患者さんが来たら…、恥ずかしくて消えたい……。
「みゃ」
子猫は今の状況などつゆ知らず、短く鳴いた。
「全く…困った奴だな、お前」
ため息混じりに呆れた声で、俺の顔の下で呑気に喉を鳴らす子猫に言う。だが
「みゃあ」
と一蹴される。その鳴き声に、はぁ…、とため息を吐いて肩を落とす。
「仕方ねぇか…」
と、子猫を服の中に入れたまま、デスクに向き直り業務再開。
──ケージの扉の鍵少し強くするか…。いや、扉以外から出た可能性もある。ケージ周りも軽く見て、隙間があったら閉じないと…。あとタオルケットも、もう何枚か追加で入れてやらなきゃ…。
カタカタ…、とカルテに打ち込みをしながら、昼休憩にやる事を頭の中でリストアップしていった。
あの子に会いたいな。
あの子さズタズタに潰したい。
潰してボロボロになって泣くきみを見たい。
自分より格下だって確信してただろ。
おれが弱いことを知ってただろ。
きみは何も出来なかったと悔やんでるだろ。
おれはきみが嫌い。
きみはどうかな。おれを友達だって呼んでくれたその瞳に嘘は…有っても無くてもどっちでもいい。
おれはきみを好きでもあった。おかしい、ってきみは笑うかな?
自分より格下で、小さくて、オドオドしてて、弱くて、理不尽で、苛ついて、そんなおれが、その辺の弱すぎるNPCのようなおれが!
主人公みたくなんでも持ってるきみに勝つ!
これ最高のシナリオ!
きみもそう思うだろ?
そう思えよ。
君に会いたいな。
君のズタズタな心に寄り添いたい。
寄り添ってボロボロになってる君をさらにボロボロにさせたい。
自分より強くはない。
君が弱さを悩んでいたのは知ってる。
そんなとき自分は何も出来なかった。
自分は君が好きだよ。
君はどうかな?君を友達だって呼んだときの瞳は優しさを含んだ水草のように暖かった。
自分は君を嫌いでもあった。なんで?、って君は言う。
自分とは違う強さ、弱さ、理不尽さ、想い、それら全てを持つと信じた主人公みたいな自分がライバルに勝つ!
王道で最高なシナリオ!
君もそう思うでしょ?
そう思ってよ。
おれが一番強いってことを証明する。
自分が君を否定する。
クリスマス
そんな 冬 になるかもしれない。
_2023.11.17「冬になったら」
冬になったら
もうすぐ冬だねー!
冬になったらみんなは何する?
雪合戦とか、雪だるまとか作ったりするんだよね!そう考えれば冬ってとってもいい季節!寒いけど、人とおしくらまんじゅうし合ったりとかね!
私ももうちょっと元気に動けたらいいけど…まぁ現実はそう行かないよ。もうすぐガンでなくなるんだもん。
あと余命1ヶ月。あと1ヶ月で12月だなー。
冬になったらあの人と会える、かな。
2作目
冬になったら
暖かいコートを着て、マフラーをぐるぐる巻いて、
白い息を吐きながら、頬と耳を赤く染めて、
外に出掛けよう。
冬になったら
もう冬の季節か
時って早いな
冬風が少し耳に当たり冷たかった
それにクリスマスとか色んな季節があるのか
この冬らしい
真っ白な風景が私とってはなんだか
好きだった
秋は匂いが好きだから朝、外に出たくなる。
冬は寒い。冬になったらきっとまた早起きは失敗してしまう。
早く起きるのは苦手な質だが嫌いな訳では無い。早起きは三文の徳とはよく言ったものだとしみじみ同意する。
しかし寒さに布団が合いすぎる。
友人は早起きは練習だと言ってのけた。確かにそうかもしれない。そうでないかもしれない。
私はそうでない方だから、彼がそう言うならそういう人もいるのだろう。願わくは私の上司であって欲しくはないが。
最近は指先が震えるほど寒くなってきた。
この時期は家の近くで知らない人をたくさん見かけるようになる。
母様によれば、どうやら私たちの国は冬には力が弱まるらしいから、他の国から人を雇うらしい。
魔力がなんとか?とか言ってたけど、ちょっと難しくてよく分かんなかった。
それに、私も外に行ける機会が減るから冬はつまんない。
(あーあ、また冬になっちゃうなー)
私が窓に張り付きながら外を見ていると、母様が後ろから声をかけてきた。
「……もうすぐ冬になるわね」
「うん」
「今年はね、とっても寒くなるから雪が降るらしいの」
「ゆき?あの白くて冷たいやつ?」
「そ。積もったら、一緒に遊びましょう?」
「!本当!?」
その言葉に私は窓から離れて母様の方を見る。
「えぇ、本当よ」
「やったー!」
それを聞いた私はさっきまでとは全く違う気持ちで窓の外を眺めた。
(早く冬にならないかなー)
ー冬になったらー
ライト・オーサム