『入道雲』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
入道雲
入道雲を見ると
夏だなぁ
と感じる
急にはげしい雨が降ってきたり
雷が鳴ったり
人生も自然も急にハプニングが起きるものなのだなぁ
と感じ
どうやったら上手くハプニングに対応できるのか?
私という人間の技量がためされて
失敗したり
成功したり
ハプニングをワクワクととらえることができたのなら
あなたの人生何が起きても
楽しいことしかない
そう思う
入道雲が広がる もう少しで雨が降り出しそうだ
雷の音、ピカッと稲妻が走る
車を猛スピードで運転し、また家路を急ぐ人が行き交う
雨足は強まる 夏だ 夏だ 夏だ
新しい1日のはじまり
今日も私はあなたを想ってスイカの世話をしています。
あなたは今、トウモロコシかキュウリの仕事をしているのでしょう。
大雨のなかで求めるような感情は、もう失くなってしまったけど。
本当にいい天気でしたね。あなたの畑の辺りに入道雲がでてきています。会いに行けるけど、行きません。
まだしばらくは記憶のなかでだけ会いましょう。
入道雲
今時この言葉知ってる若者っているのかなぁ
夏に子供達が外で遊ぶのも見なくなったし
こんな田舎なのにこうなんだから
青い空と入道雲
一度は絵を描いた事あるよって人は
昭和生まれだねw
青空と雲の描き方って
実は結構コツがあって難しい
絵筆を水に浸して画用紙に広げる
水が乾かないうちに予め作っておいた青を乗せる
そこからは肺活量!!
色んな青を乗せる分量も考えてひらすら吹く
そこに広がる青が空になって行く
雲には余白と極薄いグレーを
これがまた難しい
画用紙が水でふやけてダマが出来たりして
これ、よくやったなぁー笑
青空と雲の描き方を教えてくれた美術の先生
めちゃくちゃブサイクだったけど天才だったな
うんうんw 感謝感謝!
入道雲
夏の暑い日、どこまでも続く青い空
大きく白い入道雲はまるでソフトクリームのようで
あるいはわたあめのようで
見ているだけで夢中になっていた、そんな幼少期
『 入道雲 』
暑かった。とにかく暑かった。
梅雨が明けたばかりだというのに蝉は鬱陶しい程
鳴いていて、アスファルトには影の下まで辿り着けなか
った悲しいミミズ達がそこかしこに転がっていた。
空にはでっかい入道雲。
雨降ってくるんかなー。と呑気に思いながら、
ふと思ったことをあいつに言った。
「なぁ、俺達夏はもういいが、会わなくて。」
「なんでさ。これからなのに。」
「いや、夏だからさ。」
「あーまぁそうか。」
「うん、じゃ。」
ほら、あっさり了承する。あいつはそういう奴だ。
夏だからという言葉に明確な理由が俺にはあるが、
普通は意味がわからないだろう。夏だからなんだよ。
俺達は週の半分は会うような仲だった。
いや、ただ沢山会うだけの、それだけの仲だった。
俺達の絆は堅い様で、あまりに脆かった。
俺達の関係は綺麗なようで汚く、色褪せていた。
今でも入道雲を見ると、
その姿とは似ても似つかないあの頃の2人を思い出す。
『 入道雲 』
いつも独りで 帰る道 、 今日は 隣に大好きな君がいる 。
ふと空を見上げると そこには 大きな 入道雲があった 。
入道雲 、 別名 積乱雲 。 雷雲だ 。
家までの距離が 長いせいで 、 独りが寂しかった 。
君との 別れる道 まで 、 あと少し 。
嫌だな 、 という気持ちを 神様が 読み取ってくれたのだろうか
急に 雨が降ってきた 。
「 やべ 、 雨じゃん ! どうすっかな … 少し雨宿りしてから帰ろうぜ ! 」
と 、 曇った空には 見合わない程 明るく 微笑んだ 。
夏も 、 雨も 、 帰り道も 全部全部 大っ嫌い 。
でも 君と居られるなら 話は別 、
こんな 時間が あってもいいかな 。
〆
空を見ると大きな雲に覆われていることに気がつく
覆われていると気づく頃にはもう遅くて、大粒の雨が降り出した。止まり方を知らないかのように、これでもかというほど私に降り掛かってくる。
私の恋愛を連想させるそれは、真夏の入道雲だった
「入道雲」
夏の始まり、
夏の匂い、
ふと見た蒼空を引き立てる"入道雲"。
まるで現実ではないような、物語の中の存在のような。
絵空事の世界のような。
君が居るのが、当たり前なこの世界、人生が。
____"入道雲"の向こう側は、
一体どんな世界が広がっているのだろう。
ふわふわしてるのに
存在感バツグン!
夏の濃い青空に映える白
食べたらどんな味だろう
春の雲は
綿菓子のようにふんわり甘いのかな
秋は‥ 雲がない‥
冬の雲は 香ばしい黒ゴマの味?
夏の雲は かき氷!
甘くて冷たくて爽やかな甘さ
蜜の味はハワイアンブルー?みぞれ?
練乳はおかけしましょうか?
#入道雲
《入道雲》
ゆっくりと、入道雲の下を飛行機が横切るのを目で追った。
まだ蝉も鳴かないのに、夕時になっても陽の登ったままのこの季節の中で、ただ1人取り残されたような気がして立ち止まる。
昨日までは雨が降っていた。それも、傘を強く打ち付ける耳障りな雨。
いつだったか、傘に落ちる雨音は銃声に似ていると言った人がいた。
深く息を吸えば、濡れた土や植物の匂いと過ぎた湿気で、鼻が鋭い痛みを訴える。
雨というのは色々と思い出す日だと思う。
母は一度足の骨を骨折してから、いまだに雨の日はその骨が痛むと苦笑していた。
古傷、それは身体に限らず、人々の心までしっかりと刻まれて残り続ける。
それでもまた、雨が止み、空が晴れれば存在を消したように影をなくす。
飛行機を見上げるのは平和の印だと誰かが言った。
昨日までの雨が嘘のように晴れた青空に、堂々と浮かぶ入道雲を、もう一度眺めて祈る。
もう二度と、雨が降ることのないように。
入道雲のもこもことした立体的な形を見ると、手が届くなら触ってみたい気持ちになる。もちろん、実際に触ったら霧のように手がすり抜けるだけだろう。いや、上空の雲は微小な氷の粒の集まりだと聞いたことがあるから、手がすり抜ける瞬間に冷たいのだろうか。ずうっと高い空からスカイダイビングで落下していって、入道雲に上から突っ込んだらどんな気分だろう。雲に突っ込む瞬間に、ボフッという抵抗があったりしないだろうか。できることなら、ちょっとやってみたい。
みんなが嫌いな雨の象徴は
夏の代名詞である入道雲。
嫌われてるのに好かれてるって不思議。
*入道雲*
#40『入道雲』
ソフトクリームが食べたくなっちゃう。
『入道雲』
遮断機の降りる音が電車が通過することを知らせる。
普段は気にしないその音が、今日はやけに響いて聞こえた。
遮断棒の前で立ち止まる。
このままずっと立ち止まっていられたらいいのに、と思いながら手元の紙を見下ろす。
「進路希望調査票」
いつもなら簡単に読めるはずのその6文字が、今は別の言語にしか見えない。
電車が通過する。
それにより生じた風がスカートを揺らす。
電車は通過して、遮断機が上がる。
止まっていた全てのものが動き出したのに、私だけが立ち止まったままでいる。
不自然に立ち尽くしている私の横を手を繋いだ親子が怪訝そうな表情で通り過ぎていく。
もう帰らなくてはいけない。
ため息を一つ吐く。
足を進めようと顔を上げる。
思わず声が出た。
空に浮かぶ、大きな入道雲に目を奪われた。
自然の雄大さに圧倒される。
白い、大きなそれを見ているうちに、自分はなんて小さなことで悩んでいたんだろう、と思わず失笑する。
進学だろうが、就職だろうが、どちらでも良いではないか。本当に大切なものはその先にある。
どちらを選んだとしても、辿り着くまでの時間が変わるだけで、結果的には同じ場所に到着する。
結局は直接行くか、遠回りするかだけの違いなのだ。
肩の荷が降りたような、爽やかな気持ちになる。
その状態で、もう一度入道雲を見上げる。
重厚感のある、もくもくとしたその白さが今度はソフトクリームを思い出させた。
サクサクと香ばしいコーンの上に螺旋状に乗せられたアイス、食べた瞬間舌の上に広がる冷たさと優しい甘さ。
この暑さの中で食べるソフトクリームはいつもよりも格別に美味しいことだろう。
考えれば考えるほど、頭の中はソフトクリームでいっぱいになる。
今日は近所のコンビニに寄ってから帰ろう。
己の欲望の忠実さに苦笑しながらも、今度こそ前を向いて歩き出した。
・入道雲
あの入道雲に乗って
空の散歩をしてみたい
入道雲
雲を見るのは好き。
ボーッとできるから。
息を吹きかけたら
壊れるように動くみたいなのないかな?
#入道雲
入道雲は短い間に一気に雷雨が降るもので
夏の代名詞として有名である
青と白のコントラストがとても綺麗で
まるで空にそびえ立っているかのような印象を受ける
色々な形に変化しながら
雨を降らせ、人に影響を与える様は
まるで様々な感情を持ち合わせながらも
生き続けているように感じる
真っ白でもこもこな入道雲。
触れそうな程存在感があるのに、
手を伸ばせばどこか遠く感じる。
あれが質量を持たないなんて、
見えているものだけを信じるべきではないと、
優しく教えているようだった。
「入道雲」
青空を背にそびえる堂々たる雲。
夏の日差しを受け輝かしいまでに白い。
ひとたび入道雲の足元へ入れば辺りは暗く。
割れんばかりの稲光と轟音。
地面にたたきつけられる雨粒。
優美な姿に内包される荒々しい雷雨。
雨が上がれば暑さは鎮まる。
優しさと厳しさを合わせ持つ入道雲。
人々が何を思おうと素知らぬ顔でそこにある。