『光と闇の狭間で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
光と闇の狭間で生きてる、そんな人がいる。
一歩外に出れば、
ニコニコして元気そうに色んな人とお話ができる。
でも1人になったら、
考えて辛くなって布団の中で1人で涙を流す。
辛くても寂しくても何とか踏ん張って夜を超えて
次の日の朝には無理矢理頑張れてしまう。
誰にもバレずに、平気そうに振る舞えてしまう。
この辛さを誰よりも知っている私。
光と闇の間の住民、
隠れるのがすごくすごく上手なみんなだから
私だけかなって不安にもなる。
大丈夫、ちゃんと頑張れてるよ。
人は闇を知ることで光の中で輝くし、
闇の中にいる人を助けることができる。
ちゃんとあなたの強みになる。
だから生きて、生きてさえいれば
ちゃんと認められるときがくる。
「なあ。俺とお前ってまた会うの?」
休憩という名目でほんの3時間ほどの時間を共に過ごした相手。私がどうしようもなく愛する人。薄暗いベッドの上で、帰るための身支度をする時、いつも決まってこの質問をされる。
「会うよ。会いたいから」
「......」
「逆にもう私とは会いたくない?」
「いや、別に」
この関係性になってから、拒まれたことはただの一度もないけど、彼のほうから会いたいと言われたこともない。そもそも彼は、こんな形で2人きりで会っていい相手ではなかったりする。もし2人揃ってこの建物から出る所を私か彼を知っている人に目撃されたとしたら、きっと2人とも社会的に抹殺されてしまう。
無遠慮に響く、ライターで火をつける音。帰る前に1本だけ、煙草を蒸すのも彼の習慣らしい。
「お前普通にしてたらいい出会いありそうなのにな」
「要らないよそんなの。他の人なんて要らない」
彼に、そして私自身に刻み込むように吐き捨てる。何があっても凝りもせず遊び歩く彼も大概だとは思うけど、そんな彼から離れようとしない私だって同罪だ。
光なんて要らない、ずっとずっと彼と闇に堕ちて、その中で生きていきたい。
「またな、近いうち連絡する」
「ん」
彼が部屋を出てった後、彼の煙草の匂いの残る部屋の窓から外を見つめる。まだまだ明るい、日中の陽の光が今の私には眩し過ぎた。
多分服と髪に染み付いてしまった彼の煙草の匂い。ずっと消えなきゃいいのに、って思う。
『ありがとうまたな』
彼からの素っ気なくも優しいメッセージの通知に、恍惚とした笑みが漏れるのを自覚した。
陽の光を浴びて並んで歩くことは出来ない2人。暗く狭い部屋の中が全てな罪深い私と彼。でもこの闇から抜け出す意思は、私にはない。
違いすぎる。
あなたはそっちなのに、自分はこっち。
天使のような考えと、悪魔のような考え。
それが重なり合って僕の耳元で囁いてくる。
「先に勉強しちゃいなよ」
「いや、遊んでからでもいいんじゃね」
どちらも正反対の考え。
自分は……自分、は――
〜距離〜
〜光と闇の狭間で〜
ビックリマンチョコが再アニメ化されてるらしい。
昔のビックリマンのEDが好きでよく口ずさんでたんだよな。
(ちなみにアニメは観たことがない)
♪スーパーヒーロー、スーパーウォーズ
負けたら くやし涙
スーパーヒーロー、スーパーデビル
夢も希望も 黒くぬりつぶせ
夢も希望も 白くぬりかえせ
口ずさむたびに何ともいえない気持ちになってたんだ。
世界はスプラトゥーンみたいに飽くなき闘争で
延々と白黒オセロが続いていって
まったく終わることがない。
それでも決して希望が絶えることはなくて、
でも決して悪夢も消えることはなくて。
リアル世界は絶望の合間のささやかな幸せを糧に生きていく。
黒くなってしまった夢と希望を
白くぬり返し、ぬり返し、ぬり返し、ぬり返し。
狭間のほうが絶望が深いよな。
希望と絶望のその狭間。
みんな狭間に足を踏み入れる。
スーパーヒーローはいないんだし。
白くぬり返すエネルギーを振り絞る市井の人たち。
白くぬりかえせ。
白くぬりかえせ。
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【6】光と闇の狭間で
光と闇のはざまで
光と闇のはざまって生物だね
どうってことはない
または奇跡的で
有限で時間がある
光にも闇にも死はない
もしかしたら存在しない
私達が捉えているだけの幻想かもよ
そのはざまには生がある
生をどう捉えたいのかが課題
我々は生きていて
それをどう思うのかはさておいて
なんてことなしに呟いている
それが光と闇のはざまでだったりして
光と闇は対てはなくて
光と闇を対として人間がいるぽい
そんなことを思い付いたり
【光と闇の狭間で】
光にも闇にもなれない
表に出る様な闇を抱えているはけでもない
みんなを照らす様な光になることも
一体僕は何者になれるんだろう
「ここは?」
眩しいのか暗いのかよく分からない。前に進んでいるような気がするのだが後ずさりしているような気もする。
僕は何してたんだっけ?
この空間にいるのはいつから?
朝も昼も夜もない。自分の体すらどんな形なのかさえ見えない。
「僕は、、、死んだのか?」
その空間に音も響かない。声に出して言ってみたつもりだがそうではなかったようだ。
普段、何気なく過ごしていることが幸せだった。朝がきて陽の光を浴びて鳥たちが鳴いたりキッチンから聞こえてくる朝食を作る音。昼間、会社で声をかけてくる同僚。夜の疲労困憊でのる電車も。毎日が過ぎ去って行くことも。今はきらきら輝いて思い出される。なにもなくなったら日常すら送ることができない。今までの悩みなんか贅沢だった。
なくならないと分からない、こんな幸せの知り方なんてあっただろうか。ああ、あの鬱陶しがっていた朝食を作る音が聞きたい。邪険に扱っていた同僚に会いたい。疲労困憊になるまで働きたい。
僕はこの空間を漂い続ける。なにかがわかるまで。なにかがひらけるまで。いつになるのか、いつ抜け出せるのか分からない。だだひたすら漂う。海に浮かぶ海藻のように。
hallelujahと声が聴こえる。声のようなものが。あなたの耳にはhallelujahとして届くが、あなたに向けられたものではない。それはよくよくあなたも解っている。光と闇の狭間すら手に入れたらあの人はどうなってしまうのだろうかとあなたは怯えている。このhallelujahは光側からの声なのか、闇側からの声なのか。それとも今から失われる狭間の自由の断末魔なのか。祝福と呪いの音である。鉛が貫くその瞬間をあなたは見守っている。ねえ、すべてを失い尽くして、すべてを奪い尽くして、すべてに奪われ尽くして、あなたはどこで眠るというの。
【光と闇の狭間で】
美しい世界が大好きだった
まるで光が降るかのような輝いている街
静かな朝の澄んだ空気
開けた窓から差し込む陽光
この世は光に満ち溢れていると思っていた
けれど街は一瞬にして破壊され
朝から飛び回る戦闘機の音が不安を煽る
闇の中に一日中いるような苦しさが
自分や人々を支配した
あれから時が経ち
街は少しずつ以前の姿を取り戻している
人々の笑顔も戻りつつあった
だけど
二度と元に戻らないものもあった
生涯消えない悲しみもある
それでも生きる限り
人は前を向かければならない
そんな残酷な運命(さだめ)を抱えながら
光と闇の狭間で、生きていく
光と闇の狭間で
私はどこか居心地よく感じてる。
光はまるで父のように力強く
闇はまるで母のように優しく
どちらかを選ぶことはない。
どちらも大切な必要なものなのだ。
n:意味を理解しているのか。
e:嗚呼、勿論。
w:賛成だ。
s:ハハハッ、面白い。私も賛成しよう。
e:盤上一致だな。
n:私は賛同していない。
s:まあ、良いじゃないか。
w:あなたなら、大丈夫だろう。
n:はぁ、分かった。賛同しよう。
e:よし、ならば決まりだ。
『我ら四人の名に誓い、
いつ如何なる時も、我らは何より民を最優先し、
己が滅びの道を辿ることに成ろうとも、
民の自由と平和を守ることを、此処に誓う。
N.E.W.S』
光と闇の狭間で🕶
「愛してる。」
その一言が私を天国にも地獄にも連れていく、
マフィアの彼に全てを捧げてもいいのか
善に生きるか悪に生きるかなんて選択なんて出来ない、なぜなら彼が私の全てだから。
「君は俺を裏切らないよね」
信用を失うのも勝ち取るのも一瞬。
「もちろん」
私の身体も心ももう全てあなたのものなのに
きっとこの質問は私を信用してないからだろう
そう考えてしまう私もあなたを信用していないのかもしれない。
白とも黒とも言えないこのグレーな世界で私たちは生きてる、
「愛してる。大丈夫だから」
「…」
何も言ってくれないのはあなたが私を信用していないから?それとも私を愛してないから?
いい加減潰れるやつも出てきた飲み会を抜け、自室に戻ろうと廊下に出ると月が煌々と中庭を照らしていた。いい夜だ。火照る顔に当たる風は心地よく、季節が進んでいるの感じた。
明日は昼からとはいえ、水でも飲んで休むとするか。
そう思っていると視界に違和感を覚えた。動くものではないけれど普段はそこにはないものがあるような。しばらく立ち止まって考えていると、さすがに寒さが身にしみる。水じゃなくて白湯にするか。諦めて歩き出そうとしたときだった。
廊下からぎりぎり見える向かいの棟の端に、人影が見えた。
「おい、何してんだよ」
そう声をかけるとハッとしたようにやつは顔を上げた。普段から血色が良いとは言えない顔が月光を反射するように白んでいる。チッ。
「ほらよ」
角盆ごと脇に押しやると無言のまま目を丸くしている。柄じゃねえのはわかってんだよ、ったく。
「ついでだ、ついで。さみいから飲む気だったんだ」
湯気が立ち上る湯呑を持つ気配がないがそんなの知ったことか。自分の分を取って柱に体重を預けた。
ズッ。ズズッ。
ようやく飲み始めたのを見て膜が張り始めた中身を無言で飲んでいく。やっぱさみぃな。飲み干した器を盆に戻しながらやつを見れば、少し赤みがさしていた。
「んで、何してたんだよ」
ズズッ。
すぐには応えは返ってこなかった。こういうのは別のやつの領分だろうが……。誰か呼びに行くかと立ち上がりかけた時声がした。
「この静寂にとけたくなるって言ったら、笑う?」
涙など流れてはいないのに泣いていると思った。
@光と闇の狭間で
闇を、乗り越えて、光があるなら、今を、負けるまい。
今から6年前。大学を卒業した私は幼稚園教諭として地元の幼稚園に務めていました。
何もかもが手探りで、わからなくて、沢山泣いた1年目。「向いてないかもしれない」と落ち込むことが多く、毎日真っ暗なトンネルの中を歩いているような気分でした。
そうして歩きながら迎えた2年目。少しずつ仕事に慣れてきてトンネルの先に小さな明かりが見えるようになりました。しかしまだまだ上手くはいかなくて、もどかしくて悔しかったことを今でも覚えています。
今思えば、仕事に慣れてきて見えた光とまだまだ続く長く暗いトンネルの狭間で必死にもがいていたように思います。
そして3年目、4年目と月日が経つにつれ、仕事が楽しいと思えるようになり、社会人5年目の昨年、児童館の職員てして新しい1歩を踏み出しました。
今の私なら、不安だらけだったあの頃の私に胸を張って言えます。
「選んだ道は間違ってなかった」と。「私には先生という職業が向いている」「自信を持って」と。
【光と闇の狭間で】
何事にも2面性がある。
青木会社は、中堅どころの老舗メーカー。商品は、決して質が悪くはないが、かと言って優秀だとは言い難い。
たまに、欠陥商品を出してしまう。それでも35年続いたプライドと人脈があって世間を堂々と渡り歩いている。
敏腕女社長が、若い頃に起業してコツコツと信頼を築いてきた証だ。社会貢献だってそこらの新会社なんかよりよっぽど貢献してる。だが、未だトップダウン型の青木は、組織が大きくなっても変わらないため上手く機能してないのだ。
光と闇の狭間で
光と闇の狭間って、
普通の世界のことなのでは…?
光が強いほど、影は濃くなるって
聞いた事がある。
それなら、光が強いほど闇は深くなる。
と言うことかな。
全てが上手く行くこともないし、
全てが報われないこともない。
光と闇の狭間が、
1番居心地が良い。
…どうしても、狭間に良いイメージしか
持てない。
何か違う気もするけど。
paki
光と闇の狭間で
光と闇。
どちらもあるから、どちらも知ってるから、
輝きや暗さを感じられる。
ずっと光もいいのかもしれないけれど、
闇を知っていたらきっと、輝きを何倍にも感じられるだろう。
あなたはどっちへ行く?
あなたは今、‘’光があって明るい道筋”と‘’闇に包まれて暗い道筋”の狭間にいるとしましょう。
多くの人は光がある道に進むと思います。
しかし、光があって明るいからといってなんなんでしょうか。
別に暗い闇に進んだっていいじゃない。
光があって明るいからといって‘’安全”だなんて言えるのでしょうか。
闇に包まれ暗いからといって‘’危険”だと言えるのでしょうか。
さぁ、私には分かりません。
聞いてみただけですから。
ではまたどこかで。
心の中はとても暗いのに、人前に立つと、どうして明るくなちゃうんだろう、人に自分の弱みを見せるのが怖いのかな。