『優越感、劣等感』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
うまく練れた優越感
練れなかった劣等感
いずれ一時的なものに過ぎない。
ねるねるねるねの色はすぐに変わってしまうから。
平日に休みをとって街を歩くと
ちょっと優越感
手を繋ぐカップルを見ると
ほほえましいような羨ましいような
でも劣等感じゃない
とりあえず心の状態は悪くなさそう
君の膝の上に寝ていいのは僕だけ!
君に抱っこしてもらえるのも僕だけ!
君からおやつを貰えるのも僕だけ!
君の全部、ぜーんぶ僕のなの!
なのにアイツは何なんだ!
僕から君の全てを奪って、我が物顔で威張りくさっている。
あのバカでかい芋虫!
君は芋虫に付きっきりで、僕は下僕のカチコチしてる腕の中でイライラ。
むしゃくしゃして下僕の腕で爪研ぎしてやった。
ぎゃあぎゃあ五月蠅い下僕にパンチを何発かお見舞いしてから、ピョンっと棚の上に乗っかって、そのままゴロンと横になる。
君が芋虫に飽きるまで籠城だ!
テーマ「優越感、劣等感」
あなたの恋が終わるたびに、
私に生まれるのは優越感
あなたが私の恋を祝うたびに、
私の胸に灯るのは劣等感
つらい時
あんな奴に比べたら私のほうが〜って
優越感に浸って 心を守る
劣等感を自覚できるときは
意外と心に余裕がある時
私の場合は。
優越感、劣等感
まぁこのどっちかだったら劣等感のほうが馴染みあるな。生まれも育ちもあまりよくないもので。
底辺とまではいかなくても下のほうだったのは間違いない。だから親が教育に熱心じゃなくて当然俺も勉強とかに力入れなかった。
頭が悪いのには教育だけじゃなくて遺伝子とかもあるんだろうな。結果、中卒のフリーターができあがったってわけ。
俺一人だけなら努力不足と言われても反論は難しいかもしれないけど兄も高校中退だからな。やっぱり頭のできとか学歴は環境に大きく依存すると思うわ。
そんなわけで俺はかなり強めの学歴コンプレックスを抱いている。それとシンプルに頭が悪いからそれにも劣等感があるな。
優越感はなんだろうな。ソシャゲのガチャで神引きした時とか?すげー頭悪そうな発言。実際頭悪いんだけど。
ま、とはいえ今さら人生をどうこうできないからね。年取ってから勉強して大学に、なんて人も時々聞くけど勉強にそんな興味も熱意もないんだよな。
優越感は、他人を見下す事になりかねず、調子に乗るだけ。
劣等感は、挑戦することを恐れ、諦めが早くなるだけ。
自分に取っては、どっちもポジティブワードじゃないから、避けてるワードだなー
-#優越感、劣等感
誰かと比べて優越感
下を見て安堵して
上を見ずに今を見る
誰かと比べて劣等感
下を見て苦しくなって
上を見て諦める
優越か劣等か
それを自分に負けない強さだ
私は芸術
風景画を描くのが好きだった
少し描くだけで
皆に褒められるから
音楽も好きだった
絶対音感だから
少しピアノを弾くだけで
皆に褒められるから
優越感だった
あの子は勉強
私は五教科が苦手だった
頑張って勉強しても
全然できないんだもん
あの子が羨ましかった
少し授業を聞くだけで
すぐにできちゃうんだもん
みんなに褒められてるんだもん
劣等感だった
結局、人は優越感と劣等感の狭間で、マウントの取り合いを繰り返す下等動物なのかな? 人間て面倒臭いね。
あの子は勉強もスポーツも出来る優等生、それに比べて私は何も出来ない劣等生でもそれで良い劣等生の私でも愛してくれる貴方がいるから
お題 優劣感・劣等感
つまんないね
全部はプライドだ
そんなもん捨てて
カッコ悪く生きよう
カッコ悪いのがカッコ良いよ!
優越感、劣等感
優越感、劣等感はどちらも感じたことはあるけれどそれが何であったとかどんなときだったとかは
記憶に残っておらず、その瞬間だけのこととなってしまう
そのくらいの気持ちで毎日を過ごせたらいいと
私は思っている
【優越感、劣等感】
最初は優越感だったと思う
小さな世界の王子様
根拠のないその自信は
世界が広がる度に小さくなって
気付けば長い時間を
劣等感の中で過ごす
ある時
差し伸べられた手により
すくい上げられる
見違える景色の明るさ
心地よい浮遊感
劣等感の中で培った
バランス感覚は
割と上手く身体を浮かせてくれた
借り物の万能感を纏った
裸の王様
当然失脚は早く
再び劣等感の海へ
ようやく
自分を理解した
もと王様
海の中を上へ下へ
右へ左へ
泳ぎも少し上手くなった
潮の流れにも乗れるようになった
負荷のかかる海中の方が
成長出来るのかもしれない
暗闇に目が慣れると
今まで気付かなかった景色も見えるようになった
海面でジャンプも出来るようになった
案外悪くない
のんびり泳いで
プカプカ浮いて
心配される事も無い
投稿ボタンをタップする。
今流行りのダンス動画。自分史上いちばん良い出来だったと自負するくらいには満足のいくものになった。
「あ、こんな時間。もう行かなきゃ」
今日は友達と遊びに行く予定だった。
マンションのエレベーターに乗って、地上に降り立つ。
刺すような日差しに目を細め、日傘を取り出した。
「わー久しぶり、元気だった?」
「久しぶり!元気、元気。そっちは最近どう」
近況を話しあいながら、私たちは人ごみにのまれていった。
よく冷えたアイスコーヒーとクリームソーダ。私たちのテーブルに並んだふたつのコップは汗をかくように、水滴をつくっている。
「そういえばさ見たよ。ダンス、すごいね」
「えーありがとう。たいしたことないんだけどね」
目の前のクリームソーダに口をつける。甘くておいしい。
服を見に行くために席を立つ。
駅の近くの繁華街には人が集まっていた。
なんだろうと背伸びすると、中心にはひとつの絵画ができていた。
「路上パフォーマンスってやつかな」
色とりどりの線が躍動し、縁取られていく。魔法みたいだった。
私はスマホを取り出す。
息苦しくなるくらいのはやさで、帰路に立つ。
私の動画再生数は1000回もいかない。だけどあの絵画パフォーマンスはもう2万回再生もいっている。そして、くらべものにならないほどのいいね数。
私のダンスはだれかのコピーでしかなくて。
でもあの絵画はきっとオリジナルなのだ。
悔しかった。私はだれかに認めてほしい。だれよりも優れていたい。
だれかの真似をすることでしか得られない優越感なんて、いらない。
むかしむかし、ゾワメムという尊大な魔女がいました。
ゾワメムは本当はとても劣等感が強く嫉妬深い心を持っていました。
ある日のこと、ゾワメムは、山向こうの白い魔法使いが育てている花の方が、ゾワメムの毒草花よりも美しい色をしているのを見つけました。
ゾワメムは悔しくて、白い魔法使いの美しい花に向かって
「ふん、こんなちっぽけで不細工な花なんか役立たずじゃ」
と悪態をつくのでした。
すると、ゾワメムの目には、自分の毒草花の方が立派に映ったので満足しました。
ゾワメムはいつもこんな調子で、比べては他者をけなすことで自分を上げ優越感にひたっていましたとさ。
「優越感、劣等感」
【優越感、劣等感】
優越感についてはなーんにも思いつかなかった
劣等感は、うーん…学歴とかお金持ちとかの世間的にはわかりやすいものだとあまりピンとこないけど、コミュ力のある人と英語が話せる人はものすごーく羨ましい
劣等感はちょっと言葉が強すぎるか?
羨ましい≠劣等感よね、むずかしー
私が生まれ落ちた時そこには有ったのだろうか
それは雫のようにひとつふたつと溜まった水
気付いたときにはいつも水たまりが有った
繰り返し繰り返し感じていた重さ
誰かがそれを言ったからとか何かを出来なかったからとかそういうたやすい理由じゃない
言葉に出来ないものだから
この一つの単語に頼る
劣等感それはヒトが人として生きていくうえで
当たり前にあるものとして存在しています
なんのためにそれがあるのか
そしてそれは必要なものなのか
私が生まれ落ちた時そこには有ったのだろうか
それは人として生きるためにすでにそこには有ったのだろうか
俺はクラスメイトの深瀬琉生が、この世で1番大嫌いだ。
理由は単純。深瀬は何もかもが俺と正反対で、意見が一致しない度にあっちが突っかかってくるから。
今まで何度衝突を繰り返したか分からない。ある時はテストの点数で賭けをして自分が負けた悔しさに。またある時はクラスみんなで遊ぶ時の場所決めに。しょーもない喧嘩を繰り返しては、クラスのやつらに「琉生と勇またやってるよ」というような目で見られていた。
喧嘩といっても殴り合ったことは1度もない。理由が理由なだけ、殴り合う必要はないし、人を傷つけるなんて度胸もお互い持っていなかった。
ただお互いに「ちょうどいい」距離を保ちながら、「ちょうどいい」具合に学校生活を送っていた。
「なぁ、三島。俺、告白失敗した」
そんな言葉を深瀬から聞いたとき、俺はどきりとした。
深瀬がクラスメイトの相澤咲希を好きなことは、ずっと前から知っていた。
深瀬は柄にもなく俺に恋愛相談をしてきて、人に散々話を聞かせた挙げ句、結局は自己解決して戻っていく。そんなことを3ヶ月前から続け、今日とうとう告白したらしい。
「何がだめだったんだろう……」
珍しく弱音を吐く深瀬。涙目になって、それを隠すように机に突っ伏している。
「別にお前がだめな訳じゃないと思うけど。ただ合わなかっただけなんだろ、色々と」
俺がそう言うと、深瀬はばっと顔を上げて俺を睨みつける。
「合わなかったってなんだよ。お前、けっこう応援してくれたじゃんか。なのに、なんでそんなあっさりしてんだよ」
がたりと音を立てて椅子から立ち上がり、深瀬は俺の制服の襟元を掴んだ。身長の低い深瀬に引き寄せられて、俺は前につんのめる。
「お前、やっぱ俺のこと見下してるよな。今もざまーみろとか思ってんだろ」
吠えるように言う深瀬の手を、俺はやんわりと包みこんだ。
「……当たり前だろ」
「――っ!」
予想した通りの言葉を返しただけだが、深瀬はショックを受けたように息を呑む。
「人にいちいち突っかかってくるわ、恋愛相談とか言っておいて1人で突っ走って失敗するわ……。俺はそーゆーお前が大嫌いだからな」
絶句。そうゆう表現がピッタリだと思った。
「お前の話聞いてるときも、適当に相槌打って、早く終わればいいと思ってたよ」
眉を八の字にして、唇をわなわなと震わせて、深瀬は俺の襟を掴んでいた手を静かに下ろした。
「な、なんで……。だってそんな素振り、全然……」
おろおろと後ずさる深瀬を追い込むように、俺は1歩を踏み出す。
今にも溢れてしまいそうな涙を見て、俺は心の底から何かが満たされていく感覚がした。
優越感というものだろうか。どくどくと自分の心臓を満たしていくぞわりとしたものが、どうしようもなく気持ち良い。
俺はふと思い至る。もっと、もっとこの感情を味わうには、どうすればいいのか。
「なぁ三島、なんか言ったら――」
深瀬の唇は柔らかかった。ふにゃりとした感触が俺の唇を通して伝わってくる。
「なっ、何して……」
口を抑えた深瀬が俺を押す。耳も頬も、夕日で照らされたように赤く染まっている。
「俺にしとけばいいんだ」
「は?」
「お前が俺以外のやつのこと考えてたり、俺以外のやつに振り回されるなんて反吐が出る。俺はクラスメイトとしてのお前が大嫌いだ。深瀬琉生は俺のものだ」
俺が常日頃から感じていた違和感。なんでこんなにも深瀬琉生という男が憎いのか――それは、深瀬琉生が俺のものではないからだった。
深瀬は俺のことだけ考えていればいい。他に深瀬を振り回すものなんて必要ないのだ。
先程感じた優越感は「深瀬が俺のことを考えて、泣きたくなるほど頭が混乱している」ということに対するものなのかと、俺は改めて気づいた。
「深瀬の方こそどうなんだ。俺が嫌いか?」
深瀬の目を真っ直ぐと見つめる。視線がそらされ、深瀬の首は横に振られる。小さく、控えめなその動作に、俺の心臓は再びぞくりと震えた。
「三島のことは別に、嫌いじゃない……」
呟くような、自分に言い聞かせるような、そんな声だった。
俺はふっと頬を緩めた。深瀬が可愛い。どうしようもなく愛おしく思える。
もっと俺で満たしたい。深瀬が俺以外のことを考える余裕を無くしてやりたい。
止めどない欲求が、次々と己の奥底から湧いて出るのに、自分でも驚いた。
これが恋愛感情なのかは分からない。
重すぎる愛が、1周回って劣等感にすらなっているのかもしれない。
けれども、分かることが1つある。
俺はこの深くドロドロとした沼から抜け出せそうにないことだ。
No.1【優越感・劣等感】
スマホを親に没収された。
理由はテストの点数が低かったから、
だから、今は
優越感なんかに浸ってる暇はない。
仲の良い友だちはクラスで1位。
絶対に超えてやる!