récit

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むかしむかし、ゾワメムという尊大な魔女がいました。
ゾワメムは本当はとても劣等感が強く嫉妬深い心を持っていました。

ある日のこと、ゾワメムは、山向こうの白い魔法使いが育てている花の方が、ゾワメムの毒草花よりも美しい色をしているのを見つけました。

ゾワメムは悔しくて、白い魔法使いの美しい花に向かって
「ふん、こんなちっぽけで不細工な花なんか役立たずじゃ」
と悪態をつくのでした。

すると、ゾワメムの目には、自分の毒草花の方が立派に映ったので満足しました。

ゾワメムはいつもこんな調子で、比べては他者をけなすことで自分を上げ優越感にひたっていましたとさ。

「優越感、劣等感」

7/14/2024, 1:07:10 AM