タラン♪
闇に覆われた地図の中、新たに見えてくる街へと向かう。
そこは安全な場所さ。
運命のロトの勇者の足跡が残り、一度その街を訪れたなら、後は魔法のルーラでひらりと戻れる。
より強力な勇気の剣と、愛の盾をそろえて、再び新たな街へと旅立つのだ。
敗北が訪れても、ただリセットすればいい。
勝利の歌の後には、眠たい目をこすりつつ、明日のための眠りにつくのさ。
「街へ」
ん?優しさについてかい?
そうだな、例えば、自分のために時間を使ってくれたことや、さりげなく気遣ってくれた言葉なんて当初は普通に感じてた。
それが、時が経つにつれて「ああ、あの時の優しさが今の自分を支えてくれてるんだな」なんて思うことがある。
優しさって、ある瞬間、じわじわと心に染みてくるものなんだよ。
でも、正直なところ、優しさについて語るのって、ちょっと嘘くさくてダサい気もする。
だから、普通におしゃべりしてる中で優しさを考えるとしたら、そうだね、お肌に優しいキュレルのクリームみたいなものを思い浮かべるかな。
「優しさ」
「ねぇアビー、"猫の町内会長選挙"のお知らせ、届いた?」
と、茶々丸はしっぽをちょっと揺らしながら尋ねた。彼の目は将来に期待して輝いていた。
「うん、届いたよ」とアビーは、少し考えながら答えた。
「じゃあ、公約を読んでみるね」と言いながら、茶々丸はメモを取り出した。
「サバトラのマロン候補者は、"遊び場を増やして新しいおもちゃを導入すること"を掲げているみたい。楽しそうだけど、マロン君は少しお調子者だから、少しばかり不安になっちゃうなぁ」
アビーは耳を傾けて、微笑んだ。
「一方、ラグドールの大福先生は、"美味しいご飯を無料で配ること、そして素敵なお昼寝スポットを増やすこと"と公約しているよ。これはなかなか実用的だけど、夢みたいな響きだね」
そうして、選挙の日がやってきた。猫たちはそれぞれの候補者を応援するために集まった。
結果は、接戦票だったため、町内会は2人の代表によって共同運営されることになった。
彼らは力を合わせて、猫たちが安心して住める憩いの町を作ることを約束したのさ。
「安心と不安」
どこか遠くで君は待っていた。
僕が振り向くと、君は光を背に、自由を謳歌するかのように揺らめいていた。
その姿は夢幻の世界に迷い込んだように思えた。
君の影がくっきりと映し出され、髪の毛に差し込む光はその影を追いかけるようにキラキラと輝いていた。
君は、前方へ逃げる光を追いかけ、時を止めようとしているかのようだ。
その影は逆光の中で美しく揺れながら、今や自分の存在を疑わずに確信している。
この瞬間、僕は君を決して手放してはいけないことに気付いたんだ。
「逆光」
世界では、いつの時代もさまざまな出来事が繰り広げられ、哀しみが心の奥へと忍び寄る。
だからこそ、僕は筆を走らせるのさ。
遠くから聴こえてくる人々の思いが、そこに新たな勇気を与えてくれるから。
「この世界は」