優しくしないで』の作文集

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優しくしないで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

5/2/2023, 4:55:34 PM

ほとんどの人を見下している高身長、険しい顔は整っているだけに威圧感があり、現実主義者で論理的。彼を知る人からの総評は、人間っていうよりロボットっぽいよね。そんな男性が、私の先輩だ。
 趣味とか好きなこと、ないんですか?
 ひょんなことから知り合ってわかったのは、雑談に誘うと意外と乗ってくれるということ。しかも真面目に考えてくれるので、今日も私は自販機前で偶然出くわした彼に会話をもちかけている。アーモンド型の目が虚空を少しの間見つめた後、私に向き直った。
 喫茶店で本を読んだりはする、と答えた彼に愛読書を伺うと、私もかなり読み返した小説のタイトルが挙げられる。すっかりテンションが上がってしまいオススメの本を連ねて今度貸すことを約束していると、自販機から飲み物が吐き出される音がした。ハッと我に返った私に差し出されているのは、私がお財布事情を考慮して諦めた少しお高めのココア。
 飲みたかったんじゃないのか。
 僅かに困惑したような彼にお礼を言いながら、恐る恐るそれを受け取る。だって、買おうか迷っていたことを見ていて、奢ってくれるなんて想像もしていなかった。
 すらりとスタイルの良い高身長、端正な顔立ち、理知的で芯があって、ミステリアスな彼。
 優しくされては、もっと、近づきたくなってしまうじゃないか。


『優しくしないで』

5/2/2023, 4:37:47 PM

僕は君を殺した



痛い。辛い。苦しい。
誰か助けて。

「ねぇ、やめなよ」

誰だろ。僕を助けてもいいことなんか無いのに。

「大丈夫?」
「え、うん...」
「名前は?」
「僕は...律」
「りつ?」
「うん...平井 律...君は?」
「俺の名前?」
「うん...そう」
「俺は朝霧 天音」
「あまね...いいな」
「え?」
「いや、あまねって名前いいなって」
「そうかな?」
「うん」
「ねぇ...朝霧さん」
「あまねで良いよ」
「え...あ、うん」
いきなり呼び捨てか。何なんだろ...この人。
「ねぇ...あまね」
「ん?」
「なんで僕を助けたの」
「...」
「僕が殴られてんのなんか無視した方がいいのに」
「だって痛かったでしょ?」
「......」
痛かった。殴られるのも、暴言吐かれるのも嫌だ。
辛かった。助けて欲しかった。でも...
「でも僕に関わったらあいつらが―」
「そんなのどうでもいい」
「え...」
「りつが助かるんだったらなんでもいい」
何なんだ。今まで僕の事見向きもしなかったのに。
今更助けられても信用できない。
今の言葉も信用しない。
きっと僕のことを裏で嘲笑ってんだ。
弱くて何も出来ない雑魚だって。
だったら...
「とにかく僕とはもう関わらない方がいい」
「なんで」
「君には関係ない」
「ちょっと待っ―」
僕はずっと前に決めてた。人は信用しない。
もういい。全部一人でやる。邪魔しないでくれ。


「ねぇ、やめなよ」
「大丈夫?」
「だって痛かったでしょ?」
「そんなのどうでもいい」
「りつが助かるんだったらなんでもいい」
「俺は朝霧 天音」
...何なんだよ。もう、人は信用しない。
皆助けてくれない。皆、僕を嘲笑う。
弱いやつだって。可哀想なやつだって。
皆、僕のことなんか...
「りつが助かるんだったらなんでもいい」
弱いやつ、可哀想なやつだって......
「だって痛かったでしょ?」
痛いよ。苦しいよ。辛いよ。悲しいよ。悔しいよ。

「りつが助かるんだったらなんでもいい」

もし...もしあまねが本当に思ってるんだとしたら。
もし、本当に助けてくれるとしたら。
助けて。


「......」
人の机に花瓶なんか置くなよ。
僕はまだ死んでない。
またあいつらだ。
なんで同じクラスにするんだろ。
先生も皆、僕のことなんか―

「朝霧が平井と話してたらしいよ」

「マジか」
「えー朝霧君かっこいいのに勿体なぁーい」
「ねーほんと、平井ってあの雑魚のことっしょ?」
「おいやめろよw可哀想だろ」
あまねが僕と話してるところ見られたのか。
だからやめろって言ったのに。
「りつ」
あいつら、ついでに僕のこと言ったし。
ほんとに同じ人間とは思えない。
「りつ」
いつもそうだ。周りの奴らも見て笑ってるだけ。
皆、ヘラヘラして。気持ち悪い。

「りつ」

「...!」
「...あまね」
「おはよ」
「なんで来たの」
「昨日、中途半端な感じで終わっちゃったから」
「僕にはもう関わるなって言ったよね」
「関わらない方がいいって言われた」
「同じ意味だよ」
「いや違う」
「あまね、君は僕に......」
皆がこっち見てる。
「りつ?」
「あまね、違うところで話そう」
「わかった」


「りつ...関わるなってどういうこと」
「矛先があまねに向くってこと」
「...」
「クラスで言ってたんだ」
「「朝霧が平井と話してる」って」
「俺がりつと話して何がダメなの」
「わからないの?僕が気持ち悪いからだよ」
「気持ち悪い?」
「弱くて何も出来ない無能だから気持ち悪い」
「...」
「そんなやつとあまねが話してたら―」

「なんでそんなこと言うの」

なんで...なんであまねがそんな顔をするの。
辛いのはこっちなのに。痛いのは僕なのに。

「僕は矛先があまねに向くのが嫌だ。
僕が殴られてるのを助けてくれた。
でも僕を助けたから次はあまねが殴られる
かもしれない。暴言を吐かれるかもしれない。
それが嫌だから。もう関わらないで」
「わかった」
「...じゃあ、あの時助けてくれてありが―」
「嫌だ」
「...え」
「りつが関わって欲しくない理由はわかった。
でも、嫌だ。俺はりつと関わる。それは
俺が決めることだから」
「ねぇ...なんで今なの」
「...え?」
「今まで僕のことなんか見向きもしなかったのに」
「りつってあんま周り見ないでしょ」
「は...?」
「俺、転校生だよ」
「うそ」
「ほんと」
「え、じゃあ尚更なんで」
「俺と似てたから」
「...え、今なんて――」
「なんでもない」

あまねの顔が、見たこともないくらい悲しかった。
触れちゃいけないってすぐに理解した。


それからあまねとはいっぱい話した。あいつらの
僕に対する暴力とか暴言は変わらなかった。
変わったことは、皆のあまねへの対応だ。
あまねが僕と関わったことで矛先があまねにも
向いた。
そして...最近あまねのケガが増えた。


「あまね...大丈夫?」
「え?何が?」
「最近ケガ増えてる」
「あーwうん、大丈夫」
「本当に?」
「うん」
「やっぱり僕なんかに関わらない方が――」
「そんなこと言わないで」
「でも...僕のせいだ」
「りつのせいじゃないよ」
「ごめん」
「なんで謝るの?」
「僕は助けて貰ったのにあまねのこと
助けられてないから」
「俺は助けられなくても平気だよ」
「......」
「心配かけてごめんね」
「...」

ごめん。あまね。
僕、君を助けることが出来ない。
僕が弱いから。僕が無能だから。
胸を張って「あまねのこと守らせて」って
言えなかった。守れる自信がなかった。

「...あまねは優しいね 」
「...? なんでそう思うの」
「いつか話すよ」
「なんだよそれw」


あまねと出会ってから、あまねが助けてくれてから
半年経った。
あれから、だんだん僕への暴言、暴力が減った。
それと同時にだんだんあまねの怪我が増えた。
そのことについて何回もあまねに大丈夫か聞いた。
でもいつもあまねは笑ってあしらった。
助けたい。
でも本人が大丈夫と言う限り何も出来ない。
僕は、なるべくあまねの発言を意識して生活した。
助けて欲しいような発言を探してた。
でも、あまねからのSOSは見つからなかった。


僕は今日普通に登校していた。
普通に学校に行って、普通に上履きを履いて、
普通に教室に入って、普通に朝会に参加した。
朝会では悲しいお知らせがあるって
校長が言ってた。
僕は あまり僕には関係ない話だ って思った。

「今日は皆さんに悲しいお知らせがあります」

――朝霧 天音さんが亡くなりました――

「は...?」
なんで...事故?交通事故とか?
それか事件?誰かに殺された?なんで?
なんで死んだの。

「昨夜、自宅で自殺を――」

嘘だ。自殺なんて、嘘だ。
あまねは...大丈夫って..ずっと.........
え?いない?もういないの?
あまねが死んだ? 嘘つけ。
昨日まで...一緒に.....


僕はあちこち探しまわった。
いないはずない。昨日までいたんだ。

あまねのクラスに行った。
あまねの机には...花瓶が置かれていた。
あまねの荷物も何も無くて
本当にあまねが死んじゃってるみたいな。
でも、まだわからない。
死んでなんてない。そんなわけない。

僕は今まであまねと歩いた場所を駆け巡った。
学校は早退した。学校なんかより大切だった。
僕にとってあまねは...
ダメだ。あまねがいなくなったら僕は...
嘘だ。嘘だ嘘だ嘘だ。
嫌だ。そんなの考えられない。

そうだ...昨日あまねから教科書を借りてた。
届けに行こう。返さなきゃ。
会わなきゃ。あまねに。

僕はあまねから借りてた教科書をもって
家から飛び出そうとした。
その時――
1枚の紙が教科書から落ちた。
僕は...その紙を手に取った。
その紙は、メモ用紙のようなもので
そこまで大きくはなかった。
紙には...ただ一言......

「ごめんね」

そう書かれてた。





僕は今、学校にいる。
手の中にあるメモ用紙のような紙は、
強くにぎりしめたせいか
くしゃくしゃになってしまった。
僕はあれから2週間。あまねを探した。
今まで行った場所。あまねが好きな場所。
よく立ち止まって話した場所。
初めて会った場所。
隅から隅まで探した。だけど
どれだけ探しても
あまねなんてどこもいなくて。
皆があまねの死を忘れて笑顔で過ごしていた。
どれだけ探しても
どれだけ呼んでも
いない。
僕がどれだけ殴られても
あの時みたいに...

「ねぇ、やめなよ」

あの時みたいに...助けに来てくれない。

こうやって振り返ると
最悪な人生だったな......
でも...あまねに出会えたことが唯一の救いだった。
最悪だったけど、良かった。
ごめん。あまね。僕は助けてもらったのに。
僕は君のことを助けられなかった。

「ごめんね」

なんで君が謝るの。僕が悪いのに。
僕と関わらなかったら、こんなことには...
僕のせい...僕のせいだ。
僕が悪い。あまねの優しさに甘えてた。
最期の最後まであまねは優しかったな。
それに比べて僕は...
ごめん。あまね。ごめんなさい。


もう...そっちに逝くから。
待ってて。すぐに会いに逝くから。
もう...一人で抱え込ませないから。
また、会ったらちゃんと謝るね。
ごめんね。あまね。


そういえばあの時――

「俺と似てたから」

なんで僕を助けたか聞いた時にあまねが答えた。
どういう意味だったんだろう。
また会ったらちゃんと聞こう。

―――あれ。
頭から落ちたのかな。
飛び降りって...こんな痛いんだ。
血が出てるのがわかる。
痛い。
あれ...何だっけ。
僕にとって大切な人。
忘れちゃいけないこと。
何だっけ。
誰?
痛いよ。
痛い...



痛い。辛い。苦しい。
誰か助けて。
















END

5/2/2023, 4:31:34 PM

私を叩く時は、強めにしてください。

優しく撫でるようにするのも構いませんが、それでは私は力を発揮出来ないかもしれません。

私は痛みを感じません、ですので思う存分叩いてください。

遠くまで、私の声をアナタの思いを、届ける為に。

 きっと、それで救われる人がいるでしょう。

私を叩いてください、私の音を響かせてください。

 いつか朽ち果てる、その日まで。

私は、ただのピアノですから。

テーマ「優しくしないで」

5/2/2023, 4:27:03 PM

【優しくしないで】


ふと、そんなことを思う時があった。
自分の問題で勝手に家に閉じ籠ったはずなのに、両親はずっと態度を変えることなく接してくれた。自分勝手なその行動に、嫌な顔一つせずに。

何かを食べるには買うか作るかしか基本的には選択肢はない。ただ、外に出たくないし、料理は得意ではないし…で母をいつも頼っていた。
家にずっと籠るということはお金を稼ぐことなんてほぼできない。それでも父は働き続け、私の分の生活費も払ってくれていた。

そして頼ることしかできずに籠る私は、より一層焦りを駆り立てられることになる。外は怖い、けど、これ以上迷惑なんてかけたくない。……いっそのこと…いや、それも怖い。何もできていない私が、ここに居る意味は果たしてあるのだろうか?
まだ、冷たく突き放された方が幸せだった、かもしれない。……もう、お願いだから、これ以上優しくしないで。

5/2/2023, 4:25:32 PM

枕に顔を埋めてジタバタしたくなるような黒歴史がある。

それは中学時代、帰宅後の秘密の日課である。


その①、家に誰もいないことを確認。
その②、戸締まり確認。
その③、アクションスタート。


私「ゴホン。……待って!誤解なの、私本当にあなたのことが……」


私「信じられるかよ!お前も俺を利用してたんだろ!」


時は大厨二病時代、私の趣味はお気に入りの少女漫画を家で音読することだった。

お分かりいただいているとは思うが、劇団ひとりである。


妄想の世界でイケメン達が私を取り合っている。

私「あなたが好きです!付き合ってください!(渾身の叫び)」

完全に自分の世界に酔いしれていた。


しかし、ふと気づく。
いつもより声がよく通るような?

このあたりで、体に満ち溢れていた謎の万能感とエネルギーが消えた。

なんとなく直感で分かる。これ、私の声の調子がいいとかそういうのじゃなくて、環境の問題だ。


背筋が冷たい。私はベッドの上で寝転がっているのに、ミシ、と床がきしむ音がする。
いや、そんなはずない、だってこの家には私以外誰もいなかった。


しかし確実に背後から冷気を感じていて、腹をくくった。

いやだなー、怖いなー、と思いつつ、いちにのさん、で振り返る。



自室のドアが、開いていた。




「……ただいま。」
「あ」



「……」
「……」



「その、ごめんね、ノック忘れてた……」
「……うん」

お前いつもしてねーだろ、というツッコミはぐっと飲み込んだ。普段のその辺のデリカシーの無さを改めてもらう絶好の機会だ。

というか、この突発イベントがせめてそれくらいの良い変化をもたらしてくれないと、割に合わない。手放したくても手放せない理性が頭の片隅でそう囁いていた。



「……今日、お母さん仕事半休。」
「うん」

「……スーパー行ってて、今帰ってきて、靴あるの気づいてさ」
「うん」

「…………アイス、買ってきたんだけど。食べる?」
「うん」

遠くからそっとクーリッシュが差し出される。私は動物園の猛獣か?

小声かつ高速でお礼を言って受け取るも、目を合わせられず、ひたすらにパッケージのロゴを見つめていた。意外とシンプルだった。

沈黙があまりにも重く、地獄のような時間だった。


「……えっと、今度からはそっとしておくから」
「もうやめてください」


こうして私の厨二病は痛みとともに終わった。



#優しくしないで


いたたまれないので

5/2/2023, 4:25:06 PM

優しくしないで、と思ったことは生きていてこのかた一度もない。そんなおセンチな心境になれるような性格はしていない。優しさ、好意は有り難く受け取る、よく言えば素直で悪く言えばゲンキンな性格をしている。

 優しくされたくない人ってどんな人かなと考えてみる。
 これ以上優しくされたら好きになっちゃう♡みたいな禁断の恋まで5秒前の女、自分なんか優しくされる価値なんてないから…の自己肯定感低め系、自己満足の偽善的な優しさに辟易とする人?
 
 最後の人が言うのは多分、優しくしないで、なんて生ぬるい言葉ではなくもっと尖った言葉だと思う。
 結局のところ、優しくしないでという言葉選びをする人は優しくされたい人な気がする。

5/2/2023, 4:19:47 PM

『 優しくしないで』

好きでもないのに優しくしないで…思わせぶりな態度取らないで…これ以上貴方のこと好きになったらダメな気がするから…

5/2/2023, 4:18:15 PM

私は人に恵まれてる

私の周りには優しい人達ばかり

暗い顔をしていると心配してくれる。

何か間違えたことをしても
大丈夫だよって許してくれる

そんな優しい人達がいるのに
なのに、私は死を望んでしまう

そんな自分が大っ嫌いだ。

5/2/2023, 4:10:08 PM

いくらでもきみからはわたしがほしい言葉があふれてきて、それが見事なくらいにたのしくって、それをすぐそばで共有できるひとでありたかった、さくらをみつけてあっ春だっ、て認識するみたいにわたしの中でやわらかくありふれたものであってほしかった

5/2/2023, 4:05:13 PM

好きじゃないなら、
私に優しくしないでよ。
冷たくしてほしいわけじゃない。
でも、優しくしてほしい訳でもないの。
我儘かもしれない、けどあなたに優しくされるたび心の何処かから崩れて、あるはずも無い希望を抱いてしまうから。
諦めたいけど、諦めれない。
こんな恋辞めてしまいたい。
きっと貴方が私を拒否すれば諦められる、だから、好きと伝えることにする事にするよ.
「好きです。ずっと前から好きです。」
涙をこらえて言う私。同性なのに、、何でそんなに笑顔なの?
「よろしくお願いします」
えっ?何で?叶わないはずだったのに叶っちゃた、、えっ??

それから6年経った今、私の隣で指輪を大事そうに握って寝てるのは、私に、恋を教えてくれた人です。

「同性愛」「両想い」
「恋している人頑張れ!!!」

5/2/2023, 3:52:55 PM

自己肯定感が 低いの ワタシ。
卑屈なのよ。

偉そうに言うことじゃないけど。


だからさ そんな風にしないでくれる?



あなたを疑うことしかできなくなる。





#優しくしないで

5/2/2023, 3:52:23 PM

『優しくしないで』

これ以上優しくしないで

いつもみたいに、殴って、蹴って、突き飛ばしてよ

貴方から逃げたいのに

優しくされるから

逃げられないの

5/2/2023, 3:47:03 PM

「優しくしないで」

優しくしないで……。
お願いだから、優しくしないで。

苦しくて苦しくて、もうどうしようもなかった時、あなたの優しさに救われた。
だけど、今はその優しさが私を苦しめるの。

あなたの優しさに触れるたびに痛くて痛くて、苦しくて辛くてどうしようもなくなる。

「君なら大丈夫だよ。きっとできる」

そうかな。私にできるかな?

「これまでだってそうだったじゃないか。僕は君のことを見ていたよ」

そうだね、見てくれていたね。ありがとう。

「すごい!この前より上達してる!」

してないよ。あなたの言うとおりに治しただけだよ。

「泣かないで。君は笑顔が似合うよ」

そんなこと、あなたしか言ってくれないよ。

「どうしたの?辛いの?こっちおいで」

辛い。あなたの優しさが、辛い。

あぁ、あなたのことが好きだ。
あなたの優しさが、あなたの声が、あなたの匂いが、あなたの温もりが、あなたという存在が、好きだ。
“好き”って、“恋”って楽しいものだと思ってた。
でも実際はただただ辛いだけ。
あぁ、こんな感情知らなければよかった。
あなたが私に優しくするたびに、私の心は熱く燃え上がる。
燃え上がれば燃え上がるほど痛くて、苦しい。
だって、だって……。
私は、

人間じゃないから。

5/2/2023, 3:45:57 PM

「もうやめてくれ。もうこれ以上、俺を惨めな気持ちにさせないでくれ」
三上は嗚咽で胸の奥がぐっと痛くなるのを堪えながら言葉を絞り出した。
目の前には、三上が昔ひどく傷つけた相手の慈愛に満ちた表情がある。佳澄はその表情のまま、何も言わない。

こいつの「普通」を奪ったのは俺なのに――
それなのに。佳澄はまるで壊れ物を扱うかのように優しく丁寧に三上に触れるのだ。
三上の犯した罪を、その大きな手でまるごと包み込むかのように。

ひどく乱暴にしてくれれば、こんな苦しい思いもしなくて済むのに……。
佳澄は、三上の左頬を流れる涙を親指でゆっくりと拭った。

「やさしく…しないでくれっ、お願いだから……」

5/2/2023, 3:40:25 PM

また裏切るんだから
もう優しいフリしなくていいよ。

生まれ変わったら違う時代で
こいつらと二度と消滅するまで
ちっさいの関わりもなく出会いもしませんように。

泳がして恨まないだけ「幸」と思え。
平和ボケの
人を蹴落とすためにだけ命かける
悪魔に身売りして子供まで巻き込む
もはや慣れない妖怪。

可哀想に勘違いして悲しい人よ。
1度高野山に登れ。
清めて人生振り返ってください。

5/2/2023, 3:36:44 PM

今までそんなに
優しくされたことないよ
慣れてないから戸惑うよ
お姫様扱いなんて
ないない
モテない女の代表だよ
あなただけだよ
わたしを特別扱いするのは

そんなに優しくしないで
わたしにそんな価値ないよ
応え方が分からないよ
わたしの方が大好きなんだよ

なんだこの幸せは

5/2/2023, 3:29:21 PM

「優しくしないで」
こう言われたら、優しいと思われていると、思ってもいいのでしょうか。
それとも、優しくないと、思われてもいるのでしょうか。
どちらにせよ、こんなふうに言うあなたを、柔らかく包んでさしあげたい。
やって来たばかりの春風のように。

5/2/2023, 3:22:07 PM

これ以上気持ちが大きくならないように、
 他の子と同じように軽く冷たくあしらってほしいのに
 自惚れなんかじゃなく私だけにはこれ以上ないくらいに優しいから
 これ以上本気で好きになる前に、どうか


(優しくしないで)

5/2/2023, 3:21:00 PM

優しくしないで、、他人に優しくされると
なぜか自分が情けなくて惨めに感じちゃうから。

でも、自分は他人に優しくしたいと思う。
…なんでだろうね

5/2/2023, 3:19:58 PM

優しくしないで


ちょっとぶっきらぼうに笑って話すのは馴染んでる証拠。
だからそんなに優しいばかりだと距離を感じてしまうよ。

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