何気ないふり』の作文集

Open App

何気ないふり』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

3/31/2024, 6:37:19 AM

放課後は、決まってカラオケに行くのが僕らのお決まりだった。

「やっとテスト期間終わったね。またこれからカラオケ行き放題だね」

隣にいる君が僕に呟く。
いつもの通学路を歩き商店街のひとつに行きつけのカラオケがある。
最初に来た時は大丈夫かここ…と心配するほど外観が寂れていた。まるで幽霊が出てきそうな廃墟だ。

「廃墟は言い過ぎだよ?」

「あっ…ご、ごめん」

声が聞こえていたみたいで、受付の人を含め周りの人達がジロジロとこちらを見ている。

「ドリンクバーは飲み放題ですので」

受付の人に番号が書いた紙と空っぽのコップが1つ渡された。

「すみません。もうひとつコップをお願いします」

「えっ?は、はい」

ちょっと濡れているので洗ったばかりだろう。

「私はコーラ飲みたいなぁ」

「じゃ、それにするかー」

「他に飲みたいものがあるなら飲んでいいんだよ?」

「いや、君と同じのがいい」

コーラのボタンを押すと勢いよくコップに流れていく。
しゅわしゅわと小さな音を立てて泡が弾く。

「あっ…そういえばまた5号室だね」

「そうか…また5号室なのか」

紙で部屋番号を見れば5号室。
いつも通りだ。

「今日は何を歌うの?」

「いや、僕はあまり歌う得意じゃなくて…それよりも君が歌ってよ。僕は君が歌う姿好きなんだから」

「そんなに言われたら歌いにくいじゃない」

照れたように頬を染めてはにかむ笑顔を僕に向ける君は、何も変わっていない。
例え、明日世界が終わろうとも僕と君の何気ない日常は変わらないのだろう。

「ほら、歌ってよ」

今だって僕と君がここにいるのも変わらない。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ごめんね。お会計してもらって」

「いいんだよ。この間、君に払ってもらったし。やっとお返しができた」

「それは私が行きたいって言って…金欠中の貴方を無理矢理連れて来たお詫びだよ」

「でも、女子に払わせるのは…ちょっとね」

あれから1時間30分経った。

いつも通りの時間まで僕らはカラオケで時を過ごす。
駅で別れ家に帰りまた学校で会う。
そしてカラオケでまた何気ない時間を過ごす。

「あれ〜今、帰り?」

「まだ帰ってなかったのか?」

カラオケ店を出れば帰宅中の同じクラスの友人に出会った。

「オレは部活。きついよ。いいなぁ〜ヒトカラ。オレも行きたいよ」

「何言ってるんだよ。今、大事な時期なんだろう。応援してるから頑張れよ」

肩をパシリと叩くと「暴力反対だ〜!明日覚えておけよ」とよく聞く台詞を吐いて友人は行ってしまった。

「相変わらず変わらないね」

「あぁ…本当に騒がしいやつだよな。駅まで送るよ」

「ありがとう。いつも駅まで来てもらって」

「いいんだよ。いつも送ってるだろ」

18時にもなれば帰宅ラッシュで帰る人が多い。
そんな中を君ひとりで歩かせるのは心配だから。
いつも思っていたことだ。

「ねぇ……私たちこのままでいいのかな?」

「何が?」

「いや…だって…」

君のくぐもった声がする。

「なんで…?僕たちは何も変わらない。いつも通りじゃん?何気ないこの日常が…僕は…」

「君が周りに可笑しいって思われるのが…私は嫌だ」

「可笑しくないよ。僕は変わらない。君がいて僕がいる。僕の何気ない日常は何一つ変わってなんかないよ」

君は何も言わない。
僕は可笑しくなんかない。
例え、世界が終わっても僕らのどちらかが欠けても、僕と君の何気ないこの日常は変わらない。

「僕は知らないし知りたくもない。わからないしわかりたくもない。まだ……何も知らない何気ないふりをさせてほしい」

3/31/2024, 6:36:08 AM

何気ないふり

私は、何気ないふりはいつからか得意になっていた。
人一倍、人のこと気にするからかもしれない。
自分がこう思っていたとしても、
それを隠して生きてる。
誰にもバレていないはずだ。
本性を知っているのは、数少ない人間だけだ。

3/31/2024, 6:21:44 AM

何気ないふりで流してきた本音が喉を塞いで声を出せなくした。声を出すとそれが出てきそうで怖くて怖くて息も出来なくなってしまった。
何気なく流していくために全部全部我慢してきた。今それが屑れれば私の存在は、ずれてしまう。人に恐れられ軽蔑されてしまう。笑われてしまう。
笑われて強くなることは私には出来ない。何気なく流すことも出来ない。

3/31/2024, 6:14:18 AM

『メイク💄』
 今日、朝起きて化粧水をぬりながら、何気なく外の音が聴こえた。
ーーサエズリだった😯❣春が、来たんだなぁ~。🌸🌸🌸
一昨日、開花🌼宣言も天気予報士さんあったもんなぁ〜。
 あれからほぼ一年が経ちますねぇ~⭐✨✨
幅が、聴いている斉藤由貴さんの『悲しみよこんにちは』、状態だった、私。
 色々なことがあったなぁ〜🤔
いっぱいいっぱいだったから……🥺
創作活動_φ(・_・、夢みることを忘れずに頑張っていま〜す(*^^*)V
髪の毛も、美容師さんのミスでミディアムショートカットになって😱(;´д`)トホホ…
 一昨日、通院の帰り道に美容室によって、三つ編みにしてもらったの❤(*^^*)🎶
証明写真で、写真を撮ったんだぁ〜❤📷
嬉しくて、自宅に帰ってから、メイク💄をしたの🎶
アイラインは、まだ難しいけれども、マスカラなんて出来るようになりました。
ピンクのリップ💄、チーク瞼もほんのり淡くピンク色、昨年は、ブルーがお気に入りだったなぁ〜(*^^*)🎶
お気に入りの、新しく買ったギンガムチェックの黄色のリボン。💛
 チークがぬり過ぎだと両親に笑われたwww😂
私の好きなユーチューバーの蒼さんが、『パジャマパーティー』という歌の動画で歌われていたの(*^^*)🎶
 実習先の保育園を想い出したの。⭐✨(*˘︶˘*).。.:*♡
超、可愛かったなぁ〜(*^^*)🎶元気いっぱいで歌われていたの(*^^*)🎶
私の胸の中が桃色に染まるようでした(≧▽≦)ずっと、オノマトペで出来た歌のようでした(*´∀`*)❤
苺さんなら、この歌、ご存知なのかな〜??また、聴いてみようっと(*^^*)🎶全力で、ほめてあげたくなりました(*^^*)🎶すご~いネ(。>﹏<。)💛
れいんやかなこちゃんや文也くんや…みんな元気かな〜??保育士さんって大変だけれども、素敵だな〜(*^^*)🎶
 私らしいという曖昧な定義は理解らないけれども、でも、👣ちょっとずつ頑張っていま〜す(*^^*)🎶
終わり

3/31/2024, 5:57:38 AM

テーマ 何気ないふり

可憐でか弱そうな君に恋心を抱いている



彼女はいつも話しかけてくるが



この気持ちなんて気づいてるはずがない。



ある日、「ねぇねぇ私彼氏出来たんだ!」



何気ないふりで「よかったね」

3/31/2024, 5:51:47 AM

随分と1人でいる時間を経て、現世との別れが間も無くかなとのんびり見守りながら、怯えるわけでもなく生き残っています。

できれば迷惑かけず逝きたいわ笑
などと思いますが、もしもの時はどうぞごめんしてあげてくださいね。
できればすぐ見つけてくれると嬉しいわ笑
鍵なんか閉めることも最近はしなくなりました。

気がかりなのは、今まで遺してきた思い出の品々たち。
身内はもういませんから、私が去れば片されてしまうだろうから手元に置いとく必要はないのだけれど。
捨てられてしまうくらいなら、私の手で片さなければと仕分けいると、なんだかいつも楽しかったなあと自然と涙が溢れます。

本当はずっと記念に持っておきたいのだけれど、気持ちくらい持っていけるかな。

私の魂、すぐに成仏してね。迷惑はかけたら嫌よ。
だけどお疲れ様。よくやったよ!
いつかまた会える日まで。

3/31/2024, 5:25:28 AM

声を掛けても何気ないふり。
 でも知っている。本当はこっちが気になっているでしょ?
 だって、ほら、耳がこっちを向いている。尻尾の先がパタパタと動いている。
「かーわいいねぇ」
 そう声を掛けると君は更に尻尾を激しく動かした。


『何気ないふり』

3/31/2024, 5:21:31 AM

遅くまでお仕事大変だから、たまにこうして掃除しに来てるけど。何気ないふりして今日もここへ来たわけだけど。もうそろそろ限界かもしれないな。掃除が、じゃなくて私の心が。
女物の靴下、見慣れない化粧品のゴミ、なんとなく部屋中に漂うムスクみたいな香り。私以外にこの部屋に出入りしてる人がいる。こんなにその痕跡隠さないってことはつまり、このことを私にバレたいのかな。暗に“もうここへは来るな”ってことを示しているのかな。今まで気づかないふりをしていたけど、そろそろもう限界みたい。こんなにあからさまに見せつけられちゃ貴方のこともう好きでいられない。ずっと一途に思っていたのに。どんな冷たいこと言われても許してきたのに。こんなに尽くした私を見捨てるっていうんだね。ズルい。酷い。許せない。
それなら私だって考えがあるから。浮気したこと後悔させてあげる。今日貴方がここへ帰ってきたら、さぞかしびっくりすると思うよ。そんな“イタズラ”を仕掛けといてあげるね。私が命をかけて仕掛けるイタズラ。下手したら貴方が犯人だと思われちゃうかもね。遺書にはたっぷり貴方へのことを綴っておくから。

3/31/2024, 5:16:11 AM

『何気ないふり』

人で賑わうイベント会場。その一角のスペースを目指して私は歩いている。ネット上で神と崇める絵師さんのオフラインイベント参加のお知らせが投稿されたその日に夜行バスを手配し、来たるべき日に備えて服屋を巡り、差し入れのお菓子を吟味した。寝不足気味の早朝からイベント開場待ちの列にも並んで携帯食を齧りつつSNSで絵師さんの行動を逐一チェック。イイネを飛ばしつつ士気を高めていった。
そして開場後の今。カタログを手にそのスペースを目指して歩き、けれどまっすぐに向かう勇気がなぜか持てない。胸の中に沸き立つ思いはめちゃくちゃにあるのに何気ないふりで一度素通りしてしまった。カバンの中の差し入れを思うと手に汗が浮かぶ。端まで来てしまったのでもう一度戻るために隣の列の端から端まで歩き、辿り着いた二度目の景色に緊張が隠せない。このまま帰ってしまおうかと一瞬思うが、本末転倒さに心の中で首を振る。視界には絵師さんがすでに入っている。勇気を出して行くしかない。今日はそのために来たのだから。

3/31/2024, 5:08:31 AM

帰りの電車で珍しく座れて、ついうとうとしてしまった。
…ハッ、やべ!
気が付くと電車がホームに停まってて
既に人が乗り込んで来ている。
待って!降りる!降りる!
すいませーんと人波に逆らって何とかドアに向かうが
あと一歩間に合わず無情にも扉は閉まった。
ちょっと間があって動き始める電車。
あー、見慣れたホームが遠ざかっていくーくーくー…
扉の前で立ち尽くす。
降り損なった一連を目撃した方達の痛い視線を
何気ないふり出来るほどの肝は持ち合わせていない。
後ろが向けない。
次の駅到着までガラスに映る残念な自分の顔を凝視して
いたたまれない時間をやり過ごした。

(何気ないふり)

3/31/2024, 5:06:05 AM

それは出来るようで出来ない気持ち

ふいにペットボトルを分別すること
さっと落ちているゴミを拾うこと

それは自分じゃなくてもできるでも自分だからできる

立って譲ること
イタズラをイタズラにしないこと
言葉のナイフを見せないこと


きっとそれができる人はかっこいい



#何気ないふり

3/31/2024, 4:54:12 AM

今日を何気なく生きれるほど

大人じゃない。

それでも取り繕って

今日を生きているのだと思う。

何気ないふりをして、

自分を守って生きているのだと思う。

そんな自分を責めないだけ、

前の私よりちょっぴり大人。

3/31/2024, 4:40:59 AM

何気ないふり

結構得意なほうだと思っていたけど、
あの人の前ではおかしいほどできない。
いつもみたいにすればいいだけなのに
キョドってしまう。

「理由はもう明確だよ」
「うん、あんなにかわいい笑顔を向けられたら、ね。」
「そう、好きなんだ、あの人のことが」

3/31/2024, 4:33:25 AM

何気ないふり              
          気づいてるよ

3/31/2024, 4:27:38 AM

何気ないふりって

何気ないふりをしているんだから

何気なくない

3/31/2024, 4:20:19 AM

何気ないふりで君と同じメニューを選んだり
君が好きなキャラクターの柄の靴下を履いてみたり。
さりげなく君と接点をつくりたくて必死だった。
格好つけたかったんだ。
賢い君にはばれていたかもしれないけれど。

そういえばあの時
急に髪型を変えたよね。
実はあれ、俺がいちばん好きな髪型だったんだ。
かわいい君が更にかわいくなってたまらなかった。
偶然ってすごいよな。


何気ないふり

3/31/2024, 3:51:28 AM

何気ないふり
何気ないふり。そう。貴方は、いつもそう。私がどんなに愛の言葉を伝えても、逆に、私が貴方の事でキュンとしても…貴方は、「大人だから」と、照れ隠しばかりする。ねぇ、たまには、貴方も、照れ隠しばかりしないで「素の貴方」で照れてよ。私が照れてるのも何気ないふりばかりしないでよ…同棲してから、沢山すれ違いや、言い合いとか増えて来ちゃったね💦それでも良い。それでも良いから、ずっと貴方のそばにいたい。私、何があっても、貴方の事、嫌いになれなくて…やはり、私には、貴方が必要なの…貴方も、きっとそうでしょ?私が必要でしょ?これからもずっと貴方のそばにいたいよ…例え、この先何があっても…それじゃ、駄目…ですか…?

3/31/2024, 3:41:45 AM

友達に気づかれても何気ないふりをする自分が情けない
堂々とすれば良いのに

3/31/2024, 3:08:39 AM

「何気ないふり」

知ってるんだよ君がどこで何をしてきたのか。
でも私は知らないふりをする。

私の嫌いな香水を身にまとって何気ないふりして帰ってくるあなた

何気ないふりして私にキスをするあなた

何気ないふりして食事をするあなた

いつだって家族を大事にするあなた

子供が大好きなあなた

何気ないふりして笑顔を作るのが得意なあなた

本物のあなたはいったいどこにいるの。

きっとあなたでさえ知らないんでしょうね。

3/31/2024, 3:07:17 AM

何気ないフリをしながら、そっとキミを見ているよ。
私はキミの大切な存在。一つ一つの成長が、キミの喜びであり、私の生き甲斐なんだ。

Next