『何でもないフリ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
昨日休みで今日から2日間仕事だけどさ
そう言えば・・・仕事うんぬんだとか
生産性がどうのこうの良く言ってるけど
それより毎日元気に会社に出勤してる
方が偉いと個人的には思う
まぁ会社ってそう言う所だからある程度
しょうがないだろうけど
自分が傷ついても、なんというか、心配されたくない。
心配されたくないから、なんでもないフリして「いつも通りです」て顔していつも通り振る舞っている。
でも傷ついた心はそのままだから、気づくと涙が出そうになる。
おかしいね。なんでもないはずなのにね。
〜なんでもないふり〜
誰かに否定されて傷ついても
ほんとはめっちゃしんどくても
なんでもないふり
いつも通り笑顔振りまく
でもね
そんなことないんだよ
ほんとは今にも泣き出したくて
だからさ本当は気づいてほしい
優しい言葉をかけられたい
辛いって言えたらいいのに
彼は目が覚めた、
大学生だ。
「あ~~っ、寝たわ~」
10時36分。9時30分に友達と
会う。
彼は、起きると時は止まった。
「えっ何時?」
10時36分
「えっ何時?」
10時37分
「とっ、友達と会うんだ~!」
10時38分
彼は、友達に会えるのか?
それは、誰にも分からない。
11時・・・。
友達だちは・・・死んだように寝ってた。
ちなみに今日は、木曜日です。
そんな友達同士。
何でもないフリ
何でもないフリは得意
私はいつもそう
元気そうなフリ
平気そうなフリ
傷ついてないフリ
わかっていないフリ
全部そこそこ上手に出来ると思う
そういう自分が嫌だと思う時もある
でも考える前に反射で出てくるこの反応は
誰かを
何より自分を守るための反応なんだとやっとわかってきた
弱くて怖がりな私が
できるだけ他人と自分を傷つけないように作ってきたもの
愛せなくても
許したいなとは思う
何でもないフリをしてくれてたんだと思う。無理して平気な顔して頑張っててくれたんだと思う。これからは、そんな思いをしてほしくない。だから、心から笑えるように私ができることをしていきたいんだ。
テーマ【何でもないフリ】
何でもないフリをする君
何でもないように見えない俺
【何でもないフリ】
「うーん、やっぱ変じゃないか?」
兄様がボソリとつぶやきます。
その先にはお母様とお父様。私にはいつも通りに見えますが……。
「僕もはっきりとは分からないのだけど」
そう前置きをして、私の方へ顔を近づけます。ひしょひしょ内緒話の形ですね。お顔がよろしいので妹であってもドキドキしてしまうので、やめていただきたいです。
「おや、スーにも反抗期かな」
私が少しだけ距離をとると、寂しそうな表情を取られるお兄様。あぁ、そんな傾国の美女さえ憂慮してしまいそうな顔をされてはいけません。ぎゅう。
「まだまだ甘えん坊だね」
くすくすと私の頭を撫でてくださるお兄様。将来は多数のお人を誑かすわるーい人になってしまいます。私が守って差し上げなければ。
「それで、話の続きなんだけどね。今日はなんだかお父様とお母様がよそよそしい気がするんだ」
「そうですか? おはようのぎゅうとちゅうはありましたよ?」
「ハグは僕にもあったよ、キスはさすがにスーにだけかな。でもお話する時、すぐに切り上げてしまわれるというか外に出てほしがっているというか……」
そう言われると、私も心当たりがなくもないような。午後のお散歩にお母様を誘おうとしたらお断りされて、お出かけ自体を辞めようとしたらお兄様を連れて行ってきなさい、と諭されたりとか。
むぅ。
「そう考えると、お母様とお父様にもっと愛されないといけない気がしてきました」
「スーは素直でいい子だね。でもお二人共お仕事もあるだろうし、そういう日もあるのかも。今日は2人で遊ぼうか」
そう言うと、兄様は顔を隠して私の手をお引きになります。きっと私を抑える為、お二人の邪魔をしたくないという心持ち、この2つがお心の大半を占めてらっしゃるのでしょう。けれど少しだけ、私よりも抑えていらっしゃるでしょうが、少しだけ、同じ気持ちがあるはずなのです。愛しのお兄様にそのような憂慮は似合いません。世界から愛されているべきなのです。
「お兄様、少しだけご用をたしてきてもよろしいですか?」
「あぁ、気づかなくてごめんね。もちろんだともスー」
すみません、お兄様後でいっぱい愛しますから少しだけお待ちくださいな。
部屋から廊下に出てお二人の行方を探します。いつもなら執務室にいらっしゃるのですが……。むぅ。
屋敷内を歩き回っていると、普段使わない広間から何やら物音が聞こえました。皆あまり立ち寄るとこを見ないので、もしかしたら泥棒さんかもしれません。そう考えると非日常を感じて不謹慎ながらちょっぴりの冒険心が湧いてきます。少しだけ覗いて見ましょう。
そーっと扉に近づき、気づかれないように少しだけ。
隙間から見た部屋の中は何やら色々な料理が用意されていました。パーティの準備中だったのかしら。執事の皆様やメイドの皆様も飾り付けを各々行っており、その真ん中にいるのは……。
「なるほど」
私は何も見なかった振りをして、その場を後にします。そうして、屋敷をはしたなくも疾く駆けお兄様の元へ。寂しそうな顔から一転、目をまん丸くするお兄様に息を切らした私は手を差し出します。
「ね、お兄様。今日はお花を摘みましょう、お2人に差し上げれば喜んでくださいます。でも、できるだけ何でもないフリをしてくださいね?」
少しくらい頭痛がしても
少しくらい疲れても
優柔不断にイライラしても
嫌な思い出が過る場所でも
それでもやっぱり一緒にいたいから
「何でもないフリ」
体調が悪くても何でもないフリするのは、社会人アルアルだと思う
「多恵子さん、何かあった?」
殿山くんが言う。シンク前で並んで食器を洗いながら。
食洗機はあるけれど、二人分のワンプレートぐらいなら、手洗いでササッと洗ってしまいたい。
「え、なんで? 何ともないよ」
水で洗剤を洗い落としながら言うと、「そう?」と深追いはしてこない。
「……」
「……」
微妙に気まずい。私はきのう掛かってきた父親からの電話を思い出していた。
いなかの父が、上京してくるという。久しぶりに顔が見たいと。
大学に進学して、こちらで就職してから、実家にはお正月とお盆に帰省するぐらいだ。母が他界してからは、あまり足が向かない。
父はホテルと取ると言っていたけれど、やはり私のマンションに誘った方がよいのではないか。田舎暮らしのひとだし、東京を一人で歩くのも老齢で、たいへんなんじゃ。せめて私のうちに泊めてあげたい気もする。
でも……。
「あのさ、多恵子さん、何でもないフリしなくていいんだよ。何かあったら、俺、聞くから」
遠慮がちに、でもしっかりした口調で殿山くんは切り出す。いろいろ考えた末ということがわかる、声音で。
「何ができる訳じゃないけど、聞くだけならできるから」
「うん。ありがとう」
好きだなあと思う。こういうとき。
8つも年下の、部下のこの男の人が、私は好きだ。まっすぐに私を愛してくれる。
私はぴとっと彼にくっついた。彼はお皿拭きをしていた手を止めて、私を見た。うっすら赤くなっている。
可愛い。
私から背伸びして殿山くんにキスをしながら、私は「問題は、彼と同棲をし始めたことなんだよねえ……」と内心思った。
#何でもないフリ
「紅茶の香り9」
【何でもないフリ】
兄貴が俺の世話をやかなくなった。
ああ、それはそれで幸せだって、思っていたんだけどな。
両親を幼い頃に亡くしてから、何かと兄貴が親代わりだった。これをしろ、仕事を覚えろ、家を継げ。みたいな言葉が口癖だった兄貴。
鬱陶しくてうんざりしていたはずなのにな。
兄貴が結婚して家を出てから、俺が家督を継ぐと、兄は何も言わなくなった。
俺の周りは静かだ。
静かすぎて。ちょっと孤独だ。
寝坊しても怒られないけど、おはようという相手もいない。
狭いはずの家は、今は広い。
喧嘩相手も特にない。
あぁ、なんつーか。こう。
兄貴の声が懐かしいっていうか。
そんなことを考えていたら、スマホが鳴った。
短い言葉で、「子供が生まれた」と兄から届く。
ちゃんと飯食えてるか、とも届いて、急に声が聞きたくなった。
急いで電話しようとして、立ち止まる。あっちは今頃賑やかなんだよな。
……。
「うん。子供おめでとう」
素っ気なく返す。寂しさなんて何もないふり。
なのに兄貴は「今度、久々に会おう」と言葉をくれるから。
俺の胸が少しだけ騒がしくなった。
そんな事出来ない。
私は今日、大切な君を失った。
毎朝起きて挨拶から
寝る時のおやすみまで
毎日同じ時を過ごしたね。
今日はそんな君を見送る日。
泣かないなんて出来ないよ。
何でもないフリも出来ない。
私にとって君は
たった1人の親友で
たった1つの宝物。
『何でもないフリ』 RISU
【何でもないフリ】
親友が恋をした。相手は穏やかでかっこいい聖歌隊。
親友はたまに彼と通っている教会内で話すようだった。
かっこいい。目が離せない。
そんな言葉を何度も聞いた。
彼の事を聞けば、親友は心から楽しそうな顔で何度も話をしてくれた。彼女はこんなにも輝いているのに。
あなただけが好いている相手だから、愛想良く返してくれても仲良くしてくれることはない。
あなたから手紙を送っても、相手がその手紙を待つことはない。そして、彼から手紙をくれることもない。
相手からあなたに近づいて、あなたに愛の籠る目を向けることはない。
私の占いには、彼女の淡くて深い心が彼に届くことはないと出ていた。彼女が可哀想で仕方なかった。
せめてひとときの幻でも。それか禁術を。
そう思った。でも、親友はいつもの幸せな顔で呟いた。
「叶わないことは分かっているの。でも良いのよ。」
「…分かっているの?なぜ?良いはずないわ」
「未熟な私はまだ愛を分かっていないから。ただ執着するのが好きなだけ。叶う恋は早いんだわ。」
ああ、彼女はきっと、心が引き裂かれても笑うのだろう。「幸せな夢だった」とでも言いながら。
何でもないフリをして、自ら破滅の道を行くのだろう。
あなたの間違いも嘘も、
私はいつも笑いにして流してあげていたの。
気づいてなかったわけじゃない。
傷ついてなかったわけじゃないんだよ。
なんでもないフリをして、
馬鹿で単純なあなた好みのいい子を演じて。
都合よく利用されてるだけでもよかったの。
あなたの笑顔の理由に私が一瞬でもなれるなら。
あなたの中に私がずっと存在できるなら。
あなたが私を求めてくれるなら、
それがどんな理由でもよかった。
でもね、ずっと我慢、我慢、我慢、我慢。
辛いのに笑って誤魔化して、
苦しいのになんでもないフリをして、
あなたに本当は気づいて欲しかった。
私の些細な表情や行動の変化で、
本心まで見抜いて欲しかった。
偽りながらずっと、私はあなたに理解されたかった。
___なんでもないフリ
将来について不安はいつしか消えた。会社を辞めたのがもう三年前、求められていた人生はなっていないが遠からず自分の理想の人生にはなっている。
何度も言うが不安は無い。生計を立てる術、どういう生き方を求めているかを理解したつもりだからだ。
10年後の未来よりもとにかく今日は寿司が食いたい、肉もいい、いずれにせよビールは必要だ。
『なんでもないフリ』
「あいつは妹みたいなやつなんだよ」
彼はそう言っていた。茉莉というその女友達も、彼のことをお兄ちゃんみたいな存在だと言った。
きっと嘘ではないのだろうと思った。少なくとも彼は本当にそう思っているようだった。だから私は、もやもやした気持ちを一旦心の奥に閉じ込めることにした。
2人が気に入っているという喫茶店で、3人でのんびりお話をした。彼の他の友達と同じように接することを常に意識しながら。茉莉も、少し素っ気ない気はしたけど、恋人を紹介されたただの友達のような態度で接してくれていた。
1ヵ月後に迫るバレンタインの話になったとき、茉莉が「彼女さんが妬いちゃうなら、お兄ちゃんにはお菓子あげない方がいい?」と聞いてきた。私に聞いたと言うよりは彼に聞いたような言い方だったが、私が先に「気にしないでいいよ」と答えてしまった。貰える方が嬉しいけど私の気持ちも大事にしたいという対立からか、彼もすぐには答えづらかったように見えた。茉莉は無邪気に喜んでいたし、彼もホッとしたようだった。あぁ、これが正解だ。と私も安心した。
本当は全部、嫌だった。私以外の女の子からお菓子を、特に茉莉から貰うのも、茉莉の聞いてくるタイミングと聞き方の巧妙さも、おふざけのようにしつつも強調するためのあえてのお兄ちゃん呼びも、何も気にならない彼の鈍感さも。
でも私は、これで良いと思った。私は誰からも嫌われないで済むし、彼は幸せだし。これで良いのだと自分に言い聞かせた。
#何でもないフリ
ダンスが下手な王子様だっていいじゃない。
ドラゴンを倒せない王子様だっていいじゃない。
眠りから覚めた時キスをしてくれるだけで
充分素敵な王子様じゃない。
無理に笑わないで、何もないフリしないで。
貴方は私が選んだ人。
もうそろそろ本気出して
あたまとからだとこころ
繋げてゆこうか出来るよ
決めたら動いてゆくから
優しいキミを悩ますのは
他でない自分だってこと
気付いていたかい?夜は
長いから考えるなら陽の
光が満ちる時を選んでね
最善の答えを導き出せる
全くキミの優しさったら
誰にも真似出来ない程に
『何でもないフリ』
『何でもないフリ』
これは私の生まれもった特技だった
と言っても、
これは決して特技にしてはいけないんだ…
いずれ、私のように心が壊れる
これが出来ると良いようにも思うかも知れない
例えば、悲しいフリ、寂しいフリ
そうすれば周りの人は困らないのかもしれない
けれど、これを繰り返すと…
悲しいとき、苦しいときすら
自分ですら行方不明になるんだ
それだけじゃない怖さはね…
嬉しい、楽しいってことすら
分からなくなってしまう
『何でもないフリ』なんかさ、しちゃダメだよ
ちゃんと自分の気持ちに真っ直ぐに
意思表示しないと…人間は壊れる生き物なんだ
大人になれば仕事上、大人の事情で
時には必要かもしれない
けれどこの『何でもないフリ』は
自分を壊すことになるよ
これは私が身をもって思いしらされた結果が
今なのだ…
ここまで来たら、
自分でも救いたくても救いきれないという
現実なのだ…
どうしても『何でもないフリ』を
しなければいけないのなら…
最低一人でも理解してくれる誰かをもっておこう
そうしたフリをした後に
ちゃんと事実を受け止めてくれる誰かを…
じゃないと…
私のように壊れてしまうから
私のように誰にも受け止められること無く
さ迷い続ける大人になってしまうから
だから、あなたは、君は
ちゃんと見つけてね!
私のような人を一人でもなくしたいんだ!
みんなには
自分の気持ちに素直に生きて欲しいな