『仲間』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
今日のテーマは『仲間』ということで。
私が『仲間』という単語を見て思い浮かべることは、ありきたりですが「仲間とは何か」ということで。
例えば「友達は仲間なのか」「会社で一緒に働く人は仲間なのか」「家族は仲間なのか」とか、そういった具合のことを思い浮かべるわけです。
『仲間』という単語が特定の関係性の名称なのはわかっているのですが、どういった関係性を指すのかということについては、ぼんやりとしか思い浮かべることができないのです。
思考ををぼんやりとさせ、これまでの私の交友関係で仲間に該当する関係性があったか思い浮かべてみると、一つだけ「仲間だったのではないか」と思う関係性があります。
私は不登校だったのですが、そのときに出会った私と同じく不登校という背景を持った人たちは、少なくとも当時は「仲間」と思っていたように思うのです。
ただ、過去形で書いている通り、現在も彼らに対して仲間意識があるかといえば、不思議なことにありません。
それは私が不登校という過去を清算して生きているからかもしれませんが、そのことはおいていきましょう。
この文章を書き始めてはや30分。
辞書を引くという野暮なことをせず、私なりに仲間とは何かをまとめてみると「アイデンティティに影響するような共通の背景を持ち、情緒的な交流のある関係性を指す名称」ぐらいになるのではないかな、と。
はい、こんなものかと思います。
これにてこのテーマは終えたいと思います。
仲間
みんなが言う仲間と
自分が思う仲間
同じ言葉だけど意味が違う
そんな差異を伝えられないのに
仲間なんて思ってるわけないよなーと
思いつつ
今日も返事だけして
ただいるだけの私
おもんないなー
【お題:仲間】
ユークドシティの中心には、警視庁の建物がある。
大陸レークスロワには元々法律がなく、幾度と殺し合いが行われた末に、強い魔法を扱える者と周辺諸国の責任者10人が集められ、10王として、法の番人が誕生した。
その中の一人、サラは警視庁の一室……特殊部署、通称特殊警察の資料室に居た。
彼女は、特殊部署の副署長であるため、この場所にも出入りは自由。
そもそも、特殊部署とは何なのかであるが、レークスロワに現れる、凶悪犯を対処する部署。最終手段を唯一許されている。つまり、許可なく相手を殺すことが可能だ。
その特殊性から、この部署に居る者は、元犯罪者であったり、各国の元軍事であったり、人を殺すことに迷いがない者が選ばれている。
サラもまた、元はとある国の子供兵であった。もうない国ではあるが。
彼女の生い立ちは、戦で始まり、戦で終わるはずであった。いつなん時も戦いの中にいたのだから。
それが、当たり前とでさえ思っていた。一人の男に出会うまでは。
資料を巡る音だけが室内にこだまする。
その中の1ページで、手を止めた。
【特殊警察事件ファイル、0018 雨ざらしの死神】
特殊警察で現在主に追っている事件は2つ。0017 Sugar Bloodと0018 雨ざらしの死神である。
どちらも犯人不明の殺人であり、日時も場所も、殺される人間すらも不規則。
私はこのファイルを見る度にとある一言を思い出す。
国が失くなり、行く宛てもなく、たまたま警視庁に拾われた私は、一人の男性とペアを組んだ。
無節憖(なぶしぎん)。人間も人外も、能力者も魔術師もいるこの世界で、どれにも属さない異端な種族。
異端児と呼ばれる者の一人。
異端児は通常、人間に対して敵意を持つものだが、憖は違った。人間と対話し、理解し、共存していた。
好きや嫌いを表さない彼が、雨の日だけは少し憂鬱そうにする。
一度だけ、理由を聞いてみたことがある。そうしたら、こう返ってきた。
「雨は嫌いだ」
と。なぜ嫌いなのか、それは結局最後まで教えてはくれなかった。
無口で無愛想で、けれどとても優しい先輩。
子供兵として働いていた時ですら、仲間なんてものは無いも同然だったのに、彼は私を一人の人として扱い、仲間として傍にいてくれた。
そんな先輩は、何かを調べるために闇市場に出入りしており、それが上にバレて解雇になった。
仲間を失った私だが、すぐに特殊警察に属することとなる。
10王として、法の番人として働けと。
そもそも10王だって、地位があれば先輩を探しやすいから所属しているのであって、番人になったつもりはない。
まぁ、凶悪犯の多くが異端児だから、都合は良かったのだが。
もう一度、ファイルに目を落とす。
雨の次の日、複数人の血溜まりが現れる。その全てが原型を留めておらず、とても強い力で引き裂かれたとだけ理解できる。
その異様さから付いた名前が、雨ざらしの死神。恐らく異端児の仕業だと思われている。
異端児は、人間よりも遥かに強い力を有しているからだ。ただし、魔法や能力を使える者はごく少数であり、見た目は獣人に近いが、獣人にしては、角と獣耳と羽があったりなど、複数種族の特徴が見られる。
だからこそ異端、何にも属さない唯一無二の種族。人間が、粛清すべき者達。
私の唯一の仲間もまた、そのような種族だからだろうか。それとも、雨が嫌いだと言った先輩の瞳が、あまりにも切なげだったからだろうか。
なぜか、無関係に感じれないのだ。先輩と雨ざらしの死神にどういった関係があるかなど、私は知りようもないというのに。
ファイルをとじる。
何にせよ、私は私の仲間を探すだけ。もし、雨ざらしの死神がその突破口となるのなら……。
空を見上げる。今にも雨が降り出しそうな、暗く淀んだ空であった。
ーあとがきー
今回のお題は仲間。
仲間と言われると、いくつかの機関が頭に浮かんだのですが、広げた風呂敷を畳まず、別の風呂敷を用意するのもはばかれ、だからって更に広げるのもなぁとなり、とりあえず、話題に出したことのある雨の夜の死神こと、雨ざらしの死神のお話。
と言っても、特殊警察とか10王とか、やっぱり風呂敷は広がりましたが。
語り部サラの先輩、憖さん。一言しか出てませんが、まぁ、とてつもなく寡黙な男です。いつか、本人の話をしたいですね。
今まで出した内容は、記憶図書館での2つ以外は、時間軸はほぼ一緒、前後一、二年となります。この辺りが、一番書きやすい。
他の時代を書いてもいいのですが、風呂敷を変えることになるので検討中、お題次第かな…。
今回内容について語ることがないので、まぁ、この辺で。
それでは、またどこかで。
エルルカ
今日は休みだからまじで幸せだわぁ
このまま永遠に休みな訳に
行かないか😓
宅配業者から「お届け物です」と言われて受け取ったダンボール箱は思ったより小さかった。中に試供品の仲間が入っているとは、あの配達員の男性も思わなかったのだろう。
「はじめまして。私はあなたの仲間です」
そこに入っていたのは男か女かよくわからない、すくなくとも人間のかたちをしてはいる、見た感じ二十歳前後の若者だった。
「仲間、あげます」という怪しいハガキを受け取って、SNSで話のネタにでもなればと思い無料お試しサービスに応募してみたものの、まさか人間っぽいものが送られてくるとは思わなかった。SNSに投稿すれば確実にバズるか、炎上するか、嘘つきよばわりを受けるだろう。ただいま目の前にある光景だけが俺の現実だ。
「えっと……なんの仲間なの?」
とりあえず聞いてみた。なんの仲間なの、そう問われた彼だか彼女だかは首をかしげる。
「仲間ですよ。なんの仲間かはあなたが決めることです」
仲間……なんだ? 大学の同級生? 同じサークルの人? SNSの相互フォロワー? ネトゲで遊んでいる友達? どれも繋がりが希薄に思えた。それはそうだ、ほんとうに仲間だと思える人間がいればこんな怪しいサービスに応募しようなんて考えないのかもしれない。
「わからない……」
「わかりました。では明日からもっと仲間を増やしましょう」
――なんだって?
それから仲間の宅配は食品のサブスクの如く毎日届き続け(宅配業者もさすがに怪訝な顔をし始めた)、俺の部屋は同年代と思わしき何者かでいっぱいになった。
特に水や食料も必要としないようだし、手はかからないが、何をやるわけでもなく、それぞれの個性があるわけでもない……どんどん足の踏み場をなくしていくだけの仲間たちをかき分けて、あのすべての発端となったハガキを探そうとする。けれどとっくに捨てているらしかった。いや、こいつらの中の誰かが捨ててしまったのか?
だが、この空間には奇妙な安らぎがあった。
何者にもなれない俺という人間を埋め尽くしてくれるような何かが……いや。今理解した。
「「「私達はあなたの仲間です」」」
そういうことか。
【仲間】
僕等は仲間だ
お月さまと
お星さまと
闇にうごめく動物と
夜が棲み家のゴーストと
輪になって踊ろう
僕等は仲間だ
仲間
あなたがこれまでの人生をどう生きてきたかなんて知れるはずがない
だけどあなたと友に生きるこれからは知れるから
久し振りに文庫本を新品で購入。
鈴木忠平著「嫌われた監督〜落合博満は中日をどう変えたのか」。
落合博満氏はNPB史に燦然と輝く名選手名監督ではあるが、特に監督としては好きなタイプではなかった。だが、気になる謎めいた存在ではあった。
なぜいつも薄ら笑いを浮かべているのか、なぜあそこまで冷酷になれるのか?嫌われるのが怖くないのか?
そういう新聞やテレビでは知り得ない、落合博満という人間の内面を、凄さをこの作品で窺い知ることができた気がする。
そして今日のお題の”仲間“や組織がどうあるべきなのかについても考えさせてくれた、とても良いノンフィクションだった。
しっかし、文庫本ってこんなに高くなっちゃったんだな、びっくり。500ページ超の長編だからだけど、1180円(税抜)!
#仲間
仲間
友達とか仲間って言葉は使うのちょっと恥ずかしい。でもいいもんだよな。
現代だと仲間といえるのは学校のクラスメイト、職場の同僚とかか。同じ趣味を持つ人なんかもそうだな。
でもそういった関係の人を改めて仲間と呼ぶことはあまりないだろうな。だって既にクラスメイトとか同僚って呼び方があるんだから。
だから仲間という言葉は基本的にフィクションの世界で使われるもので聞くのもアニメや映画くらいのものだ。
でもだからと言って仲間という言葉を使っている人がいないわけじゃない。むしろ使っている人は多いだろうな。
仲間という言葉はクラスメイトとか同僚という言葉より仲がいい感じがある。だから団結を深めたい時とか実際に仲がいい人たちは結構普通に使ってそうだ。
あっちへこっちへバラバラと
意識も方向性も何もかも違うのに
とある一つの目標達成のために
各々持ち得る知識と技巧を
出し惜しみせずに施して
幾多の困難も乗り越えて達成してみせる
用が済めばあっさり解散できるところも
俺がこの仲間を信頼している一因かな
『仲間』
本当にこれでいいの?
何度も確認されて買ってもらった早めのクリスマスプレゼント
ワクワクしながらパッケージを開けて電源を入れて亡き巨匠の代表作をフルで聴く
あの頃は武闘家、魔法使い、僧侶
今はまものつかい、盗賊、商人
「仲間」
→短編・祭りの後
ライブ後、会場から観客が帰路につき始めていた。昂揚した面持ちの彼女も、その1人である。
1人でライブに参加していた彼女は、火照った頬をひんやりとした外気で冷めしながら最寄りの駅に向かっていた。同志たちの間を足早に縫って歩く。
「今日のセトリも最高!」
「あの曲が入るとは思わなかった〜」
「ライブの時のあの曲、化けるよね」
耳に入る感動の一つ一つにウンウンと心のなかで頷きく。ライブの余韻に浸る帰り道が彼女は大好きだった。ライブ会場よりも仲間意識が高まる気がするんだけど……、これってアーティストにとって、褒め言葉になるのかな?
電車に乗って、スマートフォンでさっそくセトリのプレイリストを組む。視線を感じて目を上げると、ライブグッズを持つ同年代の女性と目があった。
お互いに軽く会釈した後、彼女はイヤホンを耳に入れた。
テーマ; 仲間
仲間
来し方を振り返ってみたが、「仲間」という表現が腑に落ちる人間関係の憶えが無い。「友」ならあるけどね。なので調べてみたが、「目的を同じくする人間関係」だと。……やはり憶えが無い。
走る 走る
階段を駆け下りる
学生 サラリーマン
年齢も仕事もバラバラ 赤の他人
改札抜けて
地下鉄へ飛び乗る
この瞬間 一緒に走った
数分だけの仲間
言葉にはしない
きっと
きみもしない
一緒に見た
薄紫色の夕焼け
一緒にいられなかった
底知れぬ闇夜
きみのまっさらな
笑顔を思う
それだけで
まだ歩いていける
未来がある
下手くそなまま
今日も
【仲間】
仲間
仲間はいいよ。
仲間なんかいれば居るほど良いんだから。
仲間はいいよ。
一緒に苦楽を共にできるんだから。
仲間はいいよ。
楽しい時間を過ごせるから。
仲間はいいよ。
けど、裏切られるよ。
リセット
走り続けた数十年
その場の仲間
その時の仲間
その事の仲間
深くなく
近くなく
私にとっては、それがいい。
でも
寂しさは大きい
今日も
スマホの電話帳を整理する私
テーマ
「仲間」より
やっべ!
ゴミの収集日なのに油断した。
ゴミ袋に無理矢理詰め込めても
絶対口を縛れないのでガムテする。
急いで収集所へ。
遠目に収集車がきてるのが見える。
猛ダッシュで何とか間に合った。
安堵して息を整えてると
収集車がきた方から
猛ダッシュおじさんが走ってきて
収集する人にガムテしたパンパンゴミ袋を
手渡ししていた。
団地内の収集所なので
前の所から遠くはないが
収集車を追っかけてきたおじさんに
強いシンパシーを感じずにはいられなかった。
(仲間)
一人でいいと思った
本だけあれば良くて
じっと窓の外を見ていた
そんな私に無かったもの
仲間
仲間
昔は温もりを感じる心地よい言葉だったのに、今、目に入れた瞬間胃が痛くなってる。それでも仲間は欲しいよね。