仲間』の作文集

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仲間』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

12/11/2024, 10:09:53 PM

「仲間、ねぇ?」

にたり、と唇の端を歪めて笑う。

「キミたちの言う仲間とやらは、キミたちにとっての都合の良い存在の事かな?必要な時だけ甘い言葉を囁いて、それ以外は忌避する。そんな使い棄ての人形の事を言っているのかい?」

腕を広げて大仰に語りかければ、目の前の少年少女達の肩がびくりと震え。
隠しきれない恐怖をその目に認め、噛み殺しきれなかった嗤い声がくつくつと漏れた。

「残念ながら、ワタシはキミたちを仲間と思った事は一度もないんだよ。良いように使われるのは業腹なんだ。綺麗事を並べ立てているのを聞くだけで、虫唾が走る」
「なんで、そんな…」

呻くような微かな声。
親友だと宣った少女が、目に涙を浮かべながら一歩、前に出る。
それを見遣って、笑みを消し。冷たく見下ろしてやれば、途端にそれ以上進む事はなく立ち止まった。

「何で?何が、何でなのだろうね。一体何に怯えているのか。見当もつかないよ」
「っ、あなたは、誰?あの子じゃない。あの子がそんな事言うはずがない!」
「あの子?一体誰を言っている事やら。ワタシはワタシだ。違うと叫ぶのなら、それはキミたちが人違いをしているだけの事さ。大勢で押しかけ、剰え人違いとは…恥ずかしいものだね。ワタシなら、二度と外を歩けなくなってしまうよ」

肩を竦めて、わざとらしく首を振る。何人かはそれに対して目に怒りを乗せてはいるが、何か言葉を発する事はない。

下らないな、と鼻白む。
最初から気乗りしないやりとりに、すっかり飽きてしまった。もうこれ以上彼女達と話す事に意義を感じない。
覚めた気持ちを抱きながら、それでも表情はこのやりとりを愉しんで、笑みが浮かぶ。
もっと、と彼女達に向けて手を差し出し、優しく声をかけた。

「可哀想に。あの子とやらの代わりに、話し相手くらいにはなってあげよう。キミたちとの会話は、中々に楽しいものだからね」
「うるさい!あの子はどこ?どこに隠したのっ?」
「さて?ここにはいない。ならば、どこにもいないのと同じだろう。一度棄てたものは、二度と戻らない。そういう事さ」

複数の息を呑む音。
誰が最初か。後ずさり、そのまま逃げるように立ち去る一人に続いて、皆一様に去って行く。
最後に残った少女も、何か言いたげではあったものの、結局は他の皆の後を追って走り去ってしまった。

「残念だな。もう少し語り合いたかったものだが」

一欠片も思っていない戯れ言を呟いて。
彼女達が去った事を確認して、踵を返した。





「面白い呪いね」
「嘘つきの呪いよ」
「複雑な呪いなのね」
「でも解いてしまえるわ」
「ワタシとしては、このままでもまったく構わないのだけれどね」

同じ顔をした二人の童女の言葉に、肩を竦めてみせる。

「嘘になったわ」
「話す言葉が反対になってしまったわ」

何か話す度にきゃらきゃらと楽しそうに笑う二人に、これ以上は何も言えず。ただ目の前の二人の間で形を変え続けるあやとりの紐を、ぼんやりと眺めていた。
青とも緑とも取れる不思議な色の紐が色を濃くする度、喉を締め付ける何かが薄れていく。歪んだ言葉が正しい形を取り戻していく感覚に、ほぅ、と吐息を溢した。

「これで最後ね」
「船に乗ってさよならね」

紐が正しく取られ、船を形作る。
青でも緑でもない、黒に似た船が浮かんで消えて。喉の違和感がなくなった。

「ありがとう。助かった」
「元に戻ったのね」
「嘘つきではなくなったのね」

喉に触れる。何度か深く呼吸をして、離れた場所で様子を見守る少女の元へ歩み寄った。

「問題はなさそうだね」
「大丈夫そうだ。締め付ける感覚はないし、今も言葉が歪まない」
「呪いは紐に編まれたもの」
「ちゃんと解けたのだから当然よ」
「うん。しっかり解けているよ。上手になったね」

少女の元へと駆け寄る二人の頭を、少女は優しく撫でる。
それを横目で見ながら、鞄に入れていた封筒を取り出した。
「今回のやつ。少し色を付けておいたよ」

頭を撫でられて笑う二人の片方に封筒を手渡す。
きゃあ、と上がる嬉しそうな声に、つられて笑みを溢した。
「気前がいいね」
「どうしようもなくて困っていたんだ。これくらいはさせてほしい。思っている事と真逆の言葉が出てしまうから、何をするにも一苦労だったんだ」
「だろうね。そんな珍しい呪、何処で引っかけてきたのさ」
「どっかの山奥。さっきまで来てた部活の仲間と行った肝試しから帰ってきたら、こうなってた」

浮かべていた笑みに、疲れが滲む。
半ば無理矢理参加させられ、ナニかと遭遇した。
皆恐怖でパニックになっていたとはいえ、一人取り残されてしまった時には彼女達を恨めしく思ったものだ。

「結構酷い事を言ってしまったから、もう皆と仲良くは出来ないんだろうな」
「もう仲良く出来ないのかしら?」
「お話も出来ないのかしら?」
「どうかな。皆逃げて、戻ってこないからね」

今も、あの時も。
仲間と言いながら、戻ってくる事はなかった。子供だから仕方ないと思いはすれど、やはり寂しい気持ちは隠しようがない。

「それは呪ではないから、君がどうにかするしかないよ」
「分かっているよ」
「頑張って…それじゃあ、戻るとしようか。行くよ、おちび」

はい、とそれぞれ返事をする二人と少女に、ありがとう、と感謝の言葉を述べる。
それに頷き答える少女達を玄関まで見送るため、後に続いて歩き出した。


「そうだ。聞いても良いかな」
「何を?」

玄関扉を開け、外へと出て。
少女が不意に振り返る。

「あの子とやらは、一体何処へ行ったの?」

息を呑む。
唇を噛みしめ、こみ上げる思いを押さえ込み。

夜の山。か細い泣き声。蹲る傷だらけの小さな体。

目を伏せて、愛しげに己の腹をさする。

「さてね。何処に行ったのやら」

顔を上げて、嘯いて笑った。



20241211 『仲間』

12/11/2024, 3:16:51 PM

《仲間》

 背中を預ける、というのは本当に信頼している人に対してしか行うべきではないと俺は思っている。
 自分でも仕事上厄介な性格をしているとは思っているものの、これには理由がある。
 過去に幾度も裏切られたのだ。
 言ってしまえばそれだけのことだが、本日三回目の裏切りを耳にして、なお、落胆するら気持ちは堪え切れなかった。
 通算五十回目。拍手でもしてやろうかな、ホント。しとこう。
「——ひいぃっ……!! ぼ、僕はこんなの知らないッ!」
「はぁ……もういいってそういうの。まーた逃げんだろ、俺一人ここに残して——ってもういねぇ! 逃げ足だけは早いな……」
 ぺちぺちと手を叩き、緊迫した状況にそぐわない声で文句を言っても非難の声はない。
 振り返った先にいたのは、どこにでも現れる下級魔物でお馴染みのゴブリンさんだ。しかもご丁寧に、血の一滴も流さずに六体とも武器をお持ちだ。俺が退路を任せていた少年は雑魚と判断したのか、皆俺の方を警戒している。
 え? なに、ゴブリンの方がよっぽど優秀だって? 俺もそう思う。
「退路を人に任せるの、止めようかな……」
 正面に顔を戻して数歩。後ろから、背中からなら簡単に討てると思ったのか魔物の迫る音がする。結構うるさい。
「でもやっぱり誰かを誘う必要があるんだよな……この制度クソだな、マジで。一人でも潜らせろよ、ダンジョンくらい!」
 左手で抜刀。背後を一閃して、俺は歩を早めた。この調子じゃあ、日が暮れる。
 地を塗らす魔物の血は黒く、人間のそれよりも粘着質だ。それが付着しては堪らない。
「冒険者って楽に見えて楽じゃないし……結局金と権力がものを言うんだから、自由に見えて全然そんなことないんだよなぁ」
 冒険者、という職が多くの人に歓迎されている理由は、経済的な理由も多分ある。
 様々な人から依頼を受けて、それをこなすにあたって金が動く。王家や大貴族からの依頼であれば豪邸を買えるほどの大金が動くこともあるし、物資が過程で必要となった場合はその依頼の場所ごとに金が落ちる。
 そして、冒険者は誰にでもなることができる職業である、というのも非常に魅力的に映るのだろう。
 その所為で、俺はこんなにも裏切られているわけだが。
「あーあ、貴族の坊ちゃんとか組むもんじゃないな……どいつもこいつも度胸もなければ技量もねぇし。心が弱すぎる」
 さっき逃げた少年も子爵家のナントカ様だ。やたらと長い家名を意気揚々と名乗るより、実力で魅せてほしい。
 ならなんで俺が組むのか? それには深いわけがある。
 そう、俺が万年金欠という事実があるのだ。
 だから、毎日ダンジョンに籠る必要性がある俺は、誰でもいいから今すぐ行ける人を連れてダンジョンに行くしかない。実力不足の権力だけはある冒険者、というのが割とそれに該当するのだ。
 やむなく得た、仲間もどき。
「……いつか本気で背中を預けられるような奴が」
 仲間ができたらいいのに。
 そう思い始めて、ちょうど百日目の夜も更けて行く。

12/11/2024, 11:41:08 AM

今回は2本立てです。
「手を繋いで」 「仲間」
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「手を繋いで」
遥か遠いそらの上、足元の夜空を見ながら小さな星たちは今日も"いつもの時間"を待っていた。

「そろそろじゃないかな?」
「じゃあやろっか」
「きれいに繋がないとね」

小さな星たちは次々と手を繋ぎ合っていった。

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「見て!あれ綺麗だね!」
「ほんとだ。星と星を繋ぐ線が見えるくらいに綺麗だ。」

彼らが見上げた夜空には、小さな星々が繋ぎ合わさって 綺麗な星座が浮かび上がっていた。

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「仲間」

「どうしてこうなった…」
「お前がごちゃごちゃ指示するからだろ!」
「いや、でもこれでクリアできたはずなんだよ!」
「ほんとかぁ?」
「ほんとだって!」
「はぁ…もっかいやるぞ」
「次こそはこのゲームクリアしてやるぞ!!」
「ほんとたのむぞ…」

ゲーム仲間。友達とも言えるが、やっぱり僕たちにはこの言葉が1番似合いそうだ。

12/11/2024, 10:45:16 AM

お題 仲間
今回は、葬送のフリーレンという作品に
思いを馳せながら書きました。
大好きな作品です。


勇者より

夜空をゆく流星は、まるで、きみがうちだす魔法のようで、僕の胸は期待に大きく膨らんだ。
なぜ、死を目前にした老人が、これほどの喜びと期待に満ちているのか。
不思議なことはそれだけじゃない。
これからぼくの命は尽きるんだぞ、という絶対的な確信が、ぼくのなかにはあって。
ぼくの命を、まるできみが握っているような素敵な心地になっていたことも、不思議だけれど、全くもって僕らしいのかもしれない。

流星はまっすぐに降りかかる、きみの美しい魔法のようで、それを見ていたぼくは、きみに殺されたいかのような思慕にとらわれていた。

共に旅をして、共に闘って、孤児院にいた頃にはなかった自由と青春が、ぼくを窮地から何度も奮い立たたせてくれた。

きみに覚えていて欲しい。
ぼくのことを、
ずっと、ずっと、
ほんのわずかのカケラだけでもいいから。

ちなみに、ぼくは目を閉じてても、きみの姿を思い浮かべられるけれど、きっときみはそんな事はしないんじゃないかな。

そんな無駄なことして何になるのさ。

きっときみはこう言うだろう?
たしかに無駄なことかもしれない。
ぼくはそれでも、きみがいないときも
きみを思い出していた。

ぼくはきみを愛していたけれど、
きみは仲間である僕を愛していたからね。
それでもいいと思っていたけれど、やっぱりこの世からいなくなる瞬間まで、きみのことばかり考えてしまうぼくのことを、きみ以外の仲間は哀れに思うかもしれない。
そのとき、きみはきっと、わけも分からずに、みんなから叱らてしまうかもしれない。
ぼくの仲間はみんな優しいから。その理由はきみ自身が見つけるべきと諭されるかもね。
ぼくが居なくなったあとも、ぼくの想いに思考を巡らすきみを愛おしく思う。
あと少しだけでいい、ぼくに勇気があれば
きみとぼくはきっと、きっと──────

12/11/2024, 10:06:28 AM

仲間

高校の友達は一生の友達とはよく言うが、私にとって高校の友達は仲間だ
クラスは違えど同じ事を勉強し、お互いの意見を言い合い高めあった仲間
今はそれぞれ別の道を歩んでいるが、時々 予定を合わせて遊ぶ
そこで愚痴を言い合い、意見を言い合い また自分を成長させる
こうやっていつまでも高めあえる仲間に出逢えて私は幸せだ

12/11/2024, 10:01:31 AM

しゅうえーんーのだーいちのはてー…




仲間

12/11/2024, 9:58:41 AM

仲間と友だちは違うかについて

わたしには友だちと呼ぶ人と仲間と呼ぶ人がいる

友だちは特に用事がなくても会う
仲間は何かをするために会う

これが一番大きいのかな

どちらが仲がいいのかと聞かれると
やっぱり友だちなのかな

じゃあ、仲間って?

たぶん何かを産み出そうとしてる
生産的な関係

生産的とかくと味気ないけど
お互いに刺激をもらえる間柄なんだと思う
友だちはどちらかというと
日常的や癒しの存在に近い…

もちろん友だちで仲間という人もいるだろう

大人になってからの新しい関係は
友だちで仲間というパターンが
増えてくるんじゃないかな

12/11/2024, 9:54:11 AM

「仲間」とか、「敵」とか。
漫画みたいに、小説みたいに、その境がはっきり決まっていたらどんなに楽だろう。

あの部分では意見が合って。
あの部分では真っ向から対立して。

「仲間」とも「敵」とも言いがたく。
「友達」なんて言うほど仲がいいわけもなく。

仕事なんてそんなもの、ってわかってはいるけれど。

時たま、ひどくつかれる。




20241211.NO.115「仲間」

12/11/2024, 9:43:02 AM

一緒に
闘った

同志であり
ライバル。









マイナス思考なわたしは
ついつい
言われたことを
そのまんま
鵜呑みにして





わたしが

悪いんだ

と信じていた。




でも、

わたしたち
そんなに悪いことした?

わたしたちは
わたしたちなりに
頑張ってるじゃん!

そう言ってくれる人が
側にいてくれたから





やるべきこと

にシフトして




わたしたちなりに

乗り越えることが

出来た。




一緒に
闘ってくれて


ありがとう。


#仲間

12/11/2024, 9:41:08 AM

《仲間》

保全させていただきます。
 いつも読んでいいねを下さっている皆様にはいつも本当に感謝しております。
 この場をお借りして、御礼を申し上げます。ありがとうございます。

今、こちらを始めるきっかけになった創作に力を入れております。
こちらで色々とイメージを膨らませられたおかげで、内容が固まってまいりました。
本筋として力を込めておりますので、応援してくださると嬉しいです。

12/11/2024, 9:39:54 AM

知人と呼ぶには距離近く
友人と呼ぶには気が合わず
兄弟と呼ぶには気恥ずかしく
相棒と呼ぶには他が適し
好敵手と呼ぶには噛み合わず
味方と呼ぶには食い違い
敵と呼ぶには同道を歩んだ
お前の墓標に刻む名を
一人送る野辺で刻む名を
悩み選んだ一言は
それでもどこか事実と遠く

‹仲間›

12/11/2024, 9:39:51 AM

「ふ、フラれた…」

好きな子に告白をした。
だがしかし、見事に玉砕。
フラフラといつもの溜まり場に出向いて周りにいる数名の人間に状況を伝えた。

「あー、やっぱりか」

「お前、アタック全然しなかったじゃん」

「ヘタレめ」

ズケズケと遠慮なしに傷心中の自分に言ってくるあたり素直だなと思う。良い風に言えば。

「って、事で〜」

1人がドヤァという顔でもったいぶった間を作り何かを言おうとしていた。周りにいる奴らもニヤニヤしている。

「フラれてかわいそうなお前に俺らからプレゼントだ!ありがたく受け取れよ」

そう言って冷たいものが首に触れた。思わずビクリと体が震える。
よくよくみてみると某有名炭酸飲料だった。

「…え?」

状況が分からずクエスチョンマークを浮かべる自分に周りの奴らはフフンっとこれまたドヤ顔で声を揃えて言った。

「「「オレら、仲間だろ」」」

そうか。仲間か。

なんかいいな、友達じゃなくて仲間。

フラれたというのにそんな事がどうでもよくなるくらい歓喜で胸がいっぱいになった。

※※※

数日後

「オレら付き合うことになった」

仲間の1人が嬉しそうに自分がに数日前にフラれた女の子と付き合う宣言をしてきた。

…仲間ってなんだったけなぁ?

ーーーーーー

仲間

12/11/2024, 9:36:45 AM

お題:仲間


友達も、

恋人も、

同僚も、

家族も、

よく行くお店の店員さんも、

一緒にいると幸せなら、

その人はあなたの仲間。

12/11/2024, 9:36:02 AM

「仲間」

はぁ。みんなはいいなぁ。
仲間がいて、帰る場所がある。

そんなものはいらないって思っていた時もあった。
実際、人のいるところに身を置くとものすごく疲れるし、結末も大抵不幸になるか、僕のことなんかみんな忘れるかで。

彼らにとって僕はどうだっていい存在だ。
僕にとって彼らがどうだっていいように。

でも。

僕は誰かにとって、少しでも大切な存在になれたことはあっただろうか。好きだと言われたことはあっただろうか。みんなにとって、価値のある存在だったことが、あったのだろうか。

……全くもってない。
悲しいかな、それが現実だ。

欲しがるだけで努力もしない、そんな僕の仲間は。
ぽっかり空いた、この孤独と後悔くらいか。

でも、これでいい。

疲れずに、不幸にならずに、忘れられずに済むから。

だから、今日も僕は───

孤独を連れて歩いている。

12/11/2024, 9:32:01 AM

No.198『仲間』

仲間とわいわいするのは楽しいだろうけど、私は1人の方が気が楽かな。

12/11/2024, 9:27:21 AM

友だちとは違う

家族とも違う

同じ目標を持って

互いに認め励まし

共に歩む者のこと

残念ながらまだ

そのような者との出会いはない

同じ部活の友人たちは

仲間と言うには決意や団結は

緩すぎていたと思う

多分私は

本当の意味での仲間には

出会うことなく終わると思う






「仲間」

12/11/2024, 9:23:49 AM

▶40.「仲間」
39.「手を繋いで」
:
1.「永遠に」近い時を生きる人形‪✕‬‪✕‬‪✕‬
---
冬に祈る祭りの翌日。

「世話になったよ」
「ああ、気をつけて」
戦時中に使われていた施設が残っていると噂を聞いた人形は村を出た。
辺境から出ると見せかけて数日かけて迂回し山に向かう。

東の辺境は、その大半が山々で占められた山岳地帯だ。
人々は、その裾に沿ってまばらに村をつくり細々と暮らしている。

(山中にも村があるのだろうか)

(念の為、山に入る前に様子を見た方がいいだろうか)

未知の領域を前に人形は歩きながら思案を重ねていた。
時折強く風が吹くので、外套を手で抑えなければならない。

‪✕‬‪✕‬‪✕‬は、手を繋いで祈りを捧げていた村のことを思った。

手を繋ぐことで肌が触れ合えば、
親しみが生まれ村内の団結が強まる。

しっかり食事から栄養をとれれば、
厳しい寒さにも耐えられるようになるだろう。

同じ対象に祈りを捧げることは、
思想の統一に繋がる。

多少排他的な態度も、
歴史的経緯もあるだろうが、
新参者による余計な不和や軋轢を避ける結果になっている。

この土地を生き抜き、
仲間同士支え合う。
そのための知恵。


博士によって作られた
この世にたった一体だけの
人間のフリをしているだけの人形

‪✕‬‪✕‬‪✕‬には祈りも仲間も無ければ、
欲しいと思ったことも無い。

12/11/2024, 9:22:27 AM

仲間

自分で自分の首を絞めることになるのは

わかっていたけど

思ってたより心の傷が深かったみたいで

貧すると鈍するって言葉があるけど

鈍ってるからどんどん貧になって

わかっていたけど

何もしないで闇の深淵からじっと

見つめられながら

寒さと痛みを感じ始めた今ようやくよちよち

這いずり始めた

そんな中君が癌になった話を聞いた

何も言葉が浮かばないまま

すぐ連絡した

突然の宿命にいろんな思いでいるだろうと

胸が痛くて

でも君は身体も心も痛くて不安だろう

俺はたかが貧

自分からそうしただけ

バチとか罰じゃないそうしたくてそうしただけ

絶対大丈夫だって

思わず口走ってしまった

でも

君も俺も本当に絶対大丈夫だ

残酷な現実は真冬の空みたいに

透き通って本当のことを見せてくれる

本質だけと向き合うことになった俺たちは

絶対乗り越えられる

大悪あがきして

またバカ話にして笑おう

必ず

12/11/2024, 9:21:58 AM

「クリスマスパーティーに向けて
~仲間(ともだち)と共に~」
叶奏(かなで)♀︎ 奏多(かなた)♂︎
和樹(かずき)♂︎
。.ꕤ………………………………………..ꕤ.。
第2話

叶奏『クリスマスパーティーはね(* ˊ꒳ˋ*)
12月26日に行われるんだよ🌟』

奏多『…その日って塾あるけど、どうするんだ?』

叶奏『( ˶`﹀´˵ )フッフッフッ…
お母さんに聞くとね、クリスマスパーティーに
行ってから塾に行くといいよって言ってくれた
んだぁ(* ˊ꒳ˋ*)』

奏多『Σ(ㅇㅁㅇ;ノ)ノゲェ
お前、ズルいな( ꒢ᯣ̆ ̯ᯣꠥꠦ) 』

叶奏『(⃔ *`꒳´ * )⃕↝ヘッヘーン
僕は、テストで〝合格確実〟が出たから
ちょっとくらい遅れてもいいも〜ん ¯ᵕ¯』

奏多『お前なぁ‎꜀( ꜆-ࡇ-)꜆
そんなこと言っていいのか?(  ・᷄֊・᷅ )
社会と理科、苦手なくせに ꉂꉂ"( ,,>з<)ププッ!』

叶奏『( ´^`° )ウッ
で、でも勝ってるからいいし( *¯ ^¯*)フンッ』

奏多『まっ、チビだからしょうがないかぁ( ´・֊・` )』

叶奏『はぁ?( *´˘`*ꐦ)
チビなのはどっちよ ( ⑉¯ ꇴ ¯⑉ )笑
奏多が僕のことをチビって言うのにあと
五年はかかるんじゃない?(笑)』

奏多『はっはぁ?( `^´* )
俺は中学から伸びるからいいんだよバーカ👅
叶奏はそのまま身長止まるかもな…(´゚艸゚)ブッ』

奏多『( ꒪∀꒪)ヘッ
勝てるもんなら勝ってみればぁ??
僕に勝つには頭一つ分伸びないとね〜( ˙꒳​˙ )
…ヾ(・д・` )ネェネェ、奏多。』

奏多『あ?なんだよ(๑˘・з・˘)』

叶奏『あの人、和樹じゃない❔︎』

奏多『ん〜(・ω・≡・ω・)ドコ?
あっ、ほんまや!』

次回続くかも( ᐙ )

12/11/2024, 9:17:04 AM

・仲間

仲間だと
思ってたけど
本当か?
騙されるなよ
よく見極めろ

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