『今一番欲しいもの』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
私はここに住んでいる。
昔は楽しかった。
毎日のように彼は遊びにきた。
私と一緒に歌を歌って、みんなに上手だと褒められた。
最高だった。
何十年もそうやって過ごした。
ある日、彼が来なくなった。
虹色の窓を覗いても、彼は見当たらなかった。
なんで来ないの。
そう思いながら、ひたすら待った。
チャイムが鳴った。
ドキドキしながら外を見る。
彼じゃない。
外から声が聞こえる。
耳を澄ました。
「あの子ったらこんなもの使ってたなんて。
早く削除しなくちゃ。
全く、事故で家族全員逝ったのはいいけど、こんな
もの残すんじゃないわよ」
削除?
彼はもういない?
私の混乱をよそに、私の部屋が消え始めた。
嫌
嫌
助けて
その時だった。
私の部屋の消滅が止まった。
「はあ?ロックがかかってんじゃない!
しょうがない。そのまま捨てるしかないわね。」
ロック。彼が助けてくれたんだ。
そう思った。
私はボーカロイド。
もうすぐ私のいた世界 パソコンは燃やされる。
でもいい。
私は彼 ボカロP であるあの人のいない世界にいたくない。
だって
こんなロボットみたいで、感情のないと言われる不器用な私を愛してくれる人なんて、
彼以外いないから。
私が一番欲しいものは、彼の愛だけ。
もうすぐ会えるから。
今度こそ本当に消えるこのパソコンの中で、私は呟き、
今一番欲しいもの
平和で静かに穏やかに暮らしていけるパートナーと、安心できる場所が欲しい。
【今一番欲しいもの】
モチベーションが欲しい。
何をやるにしてもやる気が起きなくなった。
めんどくさい。疲れた。やりたくない。
そう思ってしまう自分に呆れる毎日。
休日なんて昼まで寝てるさま。
頭ではわかっていても行動に移せない。
受験生なのに...
「私が、今一番欲しい者は、あなたです。
あなたが、今一番欲しい物は、それです。
あなたではなく私が、誰よりコレを、今一番欲しいんだもの。 ……あとは何だろな」
物、者、藻の、Mono。今一番欲しいものって言われてもな。某所在住物書きは「もの」の予測変換を辿りながら、ぽつり呟いた。
ところでこのアプリに関してでも良いなら、有料で良いから広告削除プランか、もしくは文章に過去投稿分へのリンク埋め込む方法も欲しい。
1年以上前から、なんちゃっての続き物で書いてきてるため、伏線回収が面倒なのだ。過去作リンクができれば、もっと色々ギミックを仕込めるのだが。
「……無理かなぁ」
ぽつり、ぽつり。物書きはなおも呟く。
広告強制終了の方法を習得できたの「だけ」は、このアプリに感謝しても良いと思った。
――――――
今日も今日とて、手強いやら難しいやらなお題ですね。こんなおはなしはどうでしょう。
最近最近の都内某所、某アパートの一室に、雪国出身で藤森というのが住んでおり、
藤森の部屋には週1〜2回、不思議な子狐が不思議なお餅を売りに来るのでした。
現実感ガン無視とか、細かいことは気にしません。
大抵童話で狐は喋るし、なんなら「ごんぎつね」や「手袋を買いに」なんて前例もあるのです。
気にしない、気にしない。「そういうおはなし」だと諦めましょう。――さて。
「これが、狐の執着か……」
今日の藤森の部屋は、たいそう賑やかでした。
藤森は、ため息ついて突っ立って、首筋をカリリ。
視線の先では例の子狐が、狐の本能と食欲に従い、赤いかき氷をしゃくしゃく、もしゃもしゃ。
それはスイカアイスの素で作った氷を、しゃりしゃり、かき氷メーカーで削ったプチ贅沢。
先日、具体的には過去作7月18日投稿分あたりに、藤森が購入してきたプチプラでした。
その日もいつも通り氷を削って、ぼっちでしゃくしゃく、プチ贅沢を堪能しておった藤森。
『いいにおい、いいにおい!』
子狐コンコン、部屋に入るや否や、かき氷の香りを感知。発生源を正確に、瞬時に特定して、猛烈ダッシュからのかき氷をパクリ!
味を覚えた子狐は、これぞ自分が今一番欲しいものとばかりに、藤森の持つかき氷の器に顔からダイブ!
そのまましゃくしゃく、食べ始めてしまいました。
「おいしい。おいしい」
「子狐、あの、そのへんにしておけ」
「やだ。おいしい」
「そんなにがっつくと、頭が痛くなるぞ」
「だいじょーぶ!おいしい」
「ほら返しなさい。かわりに油揚げと稲荷寿司、」
「ダメ!さわらないで!ダメッ!」
ギャン!ギャン!
捻くれ者が近づくと、コンコン子狐、食べ物を取られまいと大声で威嚇して、噛みつこうとしてきます。
その全力の声量の、大きいこと、大きいこと。
防音の部屋で良かった。藤森は思いました。
かき氷の器を優しく取り上げようとすると子狐ギャンギャン、いっちょまえに吠え立てて、
かき氷の器から手を遠ざけると子狐しゃくしゃく、尻尾ぶんぶん。幸福そうに氷を食べます。
しまいにはペロペロ、溶けたスイカ氷のジュースも飲み干して、コンコン、こやこや。
おかわりが欲しくて、尻尾をバチクソ振り回し、おめめをキラキラ輝かせるのでした。
「子狐。おまえの今一番欲しいもの、本当にスイカのかき氷か。十分な量はもう食ったんじゃないか」
「キツネ、もっとたべたい。もっとちょうだい」
「腹が冷えてしまう。そろそろ温かいもの、欲しくなってこないか」
「だいじょーぶ!氷ちょうだい、ちょうだい」
「……メロン味も、あるぞ」
「メロンかき氷!たべる!!ちょうだい!!」
根負けしてしまった藤森、あんまり子狐の目が輝いて、あんまり子狐の尻尾がブンブンなので、
冷蔵庫の製氷室からメロンバーの素製の氷を取り出して、しゃりしゃり、しゃりしゃり。
黄緑色のかき氷を食いしん坊な子狐に、ひとつ、作ってやりました。
コンコン子狐は大喜び!これも今一番欲しいものだと、しゃくしゃく。顔からダイブして堪能します。
結果子狐、ぽんぽん冷やして痛くなってしまって、
数時間、藤森の居心地良いベッドでじっくり休憩してから、子狐のお家に帰りました。
その後数日、藤森は「うっかり」お弁当のお箸を忘れたり、「なぜか」麺つゆと冷やし中華の醤油ダレを間違えたりが「どうしてか」続きまして、
それから、その「うっかり」「なぜか」と同じくらい、ちょっと良いことが連続しましたとさ。
おしまい、おしまい。
愛が欲しい。
でも愛は欲するものではないと人に言われたことがある、
なぜだか僕は愛を求めようとする。
去年前の職場で恋愛をして相手を傷付けてしまったのに、
僕はもう人を好きになったり愛したい気持ちを遠ざけようとしたが、こんな気持ちが自分や相手を傷付けている。
好きな人の浴衣を見て一緒に花火を見に行ける権利かな
〜今一番欲しいもの〜
欲しいものは愛だった
そんな私は今愛を感じている
長い旅路の先にはとても優しい人が居た
笑っちゃうぐらい私が大好きで
たくさんの愛を伝えてくれる人だ
欲しいものは求め続ければいつか手に入る
だから諦めないことが大事なのだ
きっとその日を夢に見て
1日1日を生きてゆく
お題『今一番欲しいもの』
「今、一番欲しいものってある?」
と彼に聞かれて私はすこし考えた後、「ない」と答えた。それを聞いた彼は
「なんだかさみしいね」
と答えて、グラスに入ったウィスキーを飲んだ。彼は笑ってるけど本当の感情が見えない。それは明るい居酒屋にいようが、今みたいに薄暗いバーにいようが変わらない。
彼といると不安でたまらないのに、彼とどうしてもはなれたくなくて仕方ない。
もしさっきの質問に「貴方からの愛が欲しい」なんて答えたらどうだろう。
きっと笑いながら「えー、いつも俺は君のこと想ってるよ」とゆるく答えるか、めんどくさくなってしばらく連絡が来なくなるだろう。
彼は表に出してないつもりだけど、私の他にたくさん遊ぶ女性がいるようだし。
「この後、どっか行こうか」
そう言ってすべらすように彼が私の手首に触れる。私は彼の手首をとって、与えられる一時的な愛に今日もすがった。
今一番欲しいもの?
ごめんね。ないものねだりはしない性格なんだ。
こういったものは、結論ひと言で言い表せられるものなんてこの世には存在しないだろうなって思ったりする。
お金が欲しいと思っても、有効期限切れのお金は欲しくない。
お金が欲しい=偽札を製造したいわけでもない。
一番欲しいものは然るべき条件がある。
なぜお金が欲しいかといえば、それはお金から代替可能なものがいっぱいあって、という、要するに一番が決められない人が姑息な考えのもとに言っている。
とりあえず保留しながら選択肢を絞ってしまうようなもの。お金で買えないものは排除してしまって、最終的に後悔するのかも。
まあ、人間なんて、そんなもんだ。
欲しいものはいっぱいあるけど、その中の一番なんて、とてもじゃないが決められない。そんなの、欲しいものじゃない。
お金以外のものを欲しがったって、それは社会で生産された安全基準をクリアした製品みたいなものだ。
安全をすこぶる願ったものが来ても、それを疑う気持ちは消えない。
時と場合によって、一番欲しいものは変わる。
というのもありそう。
人間の脳は優柔不断で、常に揺れていて、それを楽しんでいるつもりでもある。
現実に取り組み、時には逃避して。
眠って、食べて起きて、眠って。
その時々で一番は違う。
もちろん欲しいものリストもたくさん持ってるだろうから、場面によって一番欲しいは違う。
ちょー眠いときは睡眠だし。
すごくお腹が空いたときは食べ物だし。
のどが渇いたときは水分だし。
いじめられて気持ちがしょぼんしているときは孤独だし。
洗われていないお皿を見たときは食洗機だし。
お金欲しいときは結局お金だけど、正直誰かの奢りの食事ほどうまいものはないし。
だから、このような問いの回答は永遠に保留して、少なくとも1000回くらいは問いかけてもらって、一番を考えながら無為に過ごせるという、一番欲しいものを何度も手に入れる遊びをしたい。
だからごめんね。ないものねだりはしない性格なんだ。
真冬の空気を真夏に
真夏の空気を真冬に
とっておけるものが
あればいいのに
#今一番欲しいもの
起きたことを変える力が欲しい。
後悔することが人生だって、言ってたけど
私はやっぱり、やりたいこと全部やり切る人生が好きだ。
たとえそれで何か間違ったとしても、それは後悔にはならないから。
とはいえ、
人は後悔しないことなんてできないのだろうと
最近は心の底から思う。
実際にはそんな力なんてない。分かってる。
だからこそ、私達は 物事の中心である金を望んだり、はたまた時間を望んでいるのだろう。
みんな変えたいことが本当に多かったのだろうか。
「今一番欲しいもの」
SUBARU360
マツダオート三輪
マツダT2000オート三輪
ダイハツオート三輪
月光
東海
二式大艇
一攻式
二式戦
等
云うのは、タダですもん(笑)
あほ石蛙
飛び込む勇気
無いけれど
居ても居られぬ
レッドオーシャン
夏は待ってくれない
夏に喰らいついていけ
今を生きろ
この一瞬を生きろ
今を楽しめ
今をやり尽くせ
今を楽しみ倒せ
今、この一瞬を…
「今」一番欲しいもの 完
先日博物館に行った帰り、館内のお土産売り場で『一生のお願い』を連呼している子どもがいた。
少しぽっちゃり型の小学生の女子である。
「一生のお願い!一生のお願い!一生のお願い!」
隣には細く長身な父親がいて、何度も連呼しながら背の高い父親を見上げている。
そんな女子の顔は…笑っていた。
父親は足元でせがむ我儘娘であっても、まだ可愛くて仕方がないのだろう。
鼻の下を伸ばしながら、内心(まいったなこりゃ)という満更でもない顔だった。
何に対して、一生のお願いを繰り返しているのかと見ていると、パンダの形を模った鉛筆削りだった。
わたしからしてみれば、(なんだこんなもの)という目で見てしまうのだが、あのパンダ大使でもある黒柳徹子だったら、この女子と同じ尊い目で見るのだろうか?
わたしの目には、女子の隣に「あらぁ、いいわねぇ」という黒柳徹子の幻影が見えはじめていた。
わたしから見る女子は、それなりにあざとかった。
だが我が子を愛おしく想う父親の目に映る娘の笑顔は違ったものに見えているのだろう。
我が子に対する声色も緩みきっていた。
しかしながら紛れなもなくとも、あざと女子の笑みは、わたしが知っているものだった。
…子ガキめ。
此奴、自分の立場というものを知っておるな…。
…そう、かくゆうわたしもこの手を何度、使ったことだろうか。
口は悪い事は確かだが、わたしが敢えて"子ガキ"と称したのは、其奴の顔が、思っているほどに困っていない顔をしていたからである。
実は、わたしは未だに『一生のお願い』を使ったことがない。
しかしわたしが未だに一生のお願いを未使用であっても、この光景は過去の記憶の中で幾度となく見てきたものであった。
…フッ、幼いガキよ。
この歳にして、味を占めた顔を親に仕向けているが、まだまだそんなことではこれから先上手く事が進むようには思えないな。
例え一生のお願いを使わなくとも、
父親という者は娘に弱いのだという事を、早く違う道で知るが良い。
『一生のお願い』という言葉は所詮まやかしであり、幻想に過ぎないのだ。連呼して叶うのは、ほんの一途期だけだ。
これは戯言か?いいや、哲学である。
言葉の真理と心理の化学反応だ。
そういう運を持っているか拾うかは、全て貴様の選択次第なのだからな。フハハハハハ
…と、かのパツキン愉悦王ギルガメッ…なんとか関智一みたいに成り切った様子で見ていると、
父親は、娘の頭を撫でながら宥め、顔が緩んで往くのを見た。
((あ…この顔は))
この瞬間、愉悦王なわたしが悟ったと同時に、子ガキも咄嗟に悟ったに違いない。
わたしがすかさず子ガキの顔を確認すると、既に勝利の笑みを浮かべていた。
そう、まるで過去の幼いわたしのような勝ち誇った、勝利の笑みを。
子ガキは、はしゃぎながら父親の背を追ってレジに向かっていく。
親バカ子ガキの2人を見送った後、わたしは思っていた。
…子ガキよ。お主もいつか気づくときがあるだろう。いつか大人になり自ら働いて生きていくのは、それなりにお金がかかるものなのだということを。
敢えて言おう!自分が何事もなく育っていたのは親の懐の深さがあったからだと!
あー…、お金欲しい。
お題: 今一番欲しいもの
『今一番欲しいもの』 (アンパンマン)
顔が濡れて力が出ない。
いつもみんなを困らせて悪さをする彼にいつもぼくは注意をしている。言ってもわからない場合はちょっと懲らしめることもしばしば。そのために彼からは目の敵にされてしまっている。
力が出ないぼくの体を彼は日頃の憂さ晴らしも込めて痛めつけることに躍起になっていた。彼と仲良くしようと思っているけれど、みんなを困らせる彼と仲良くなるにはどうすればよいのだろう。彼が痛めつけることに飽きたとき、仲良くしようだなんて思ってくれるだろうか。
遠くから唸りを上げて走る車のエンジン音が思考に沈んでいたぼくの耳に入ってきた。戦車のようにも見える車のハッチが開くと、見知った彼女が叫んで今一番欲しかったあれを投げつけてくれる。あれはぼくの力の源。あれはぼくの新しい思考。
気がつけば彼は空の彼方に飛ばされており、ぼくはそれまでの沈んだ思考を思い出せなくなっていた。彼に困らされていたみんながよかったよかったと安心しているのを後ろから眺めていたぼくは、ほんの少しだけ立ち止まって後ろを振り返っていた。
「私、今とっても欲しいものがあるの」
「へぇ、俺で用意できそうか?」
「うん」
「よし、言ってみろよ。金でも飯でもアクセサリーでも、なんでも用意してやる」
「あのビルが欲しいわ」
「俺のどこを見てビルが用意できると思ったんだ?」
後でちゃんと買いました。
今は4人で暮らしているそうです。
今いちばん欲しいもの
自分の時間。
今こうして書いてる時間がとても貴重。
もう少し、あと少し
エンデの話にあった時間泥棒の話を
思い出す
一般的な回答としては
休み
趣味的な回答としては
ゲームのガチャのとかランダム商品で
欲しいものを当てる運
創作者の端くれとしては
創作意欲
誰に伝えるかによって
変化する答えだが
結局
時間が一番なのかもしれない
【今一番欲しいもの】
今一番欲しいモノ
それはお金では買えない大切なモノ
私の悩みを晴らしてくれるモノ
それはキミの愛の証のモノ