『二人ぼっち』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
僕はふらふらりと宇宙を漂っている。
そう、僕は惑星。
この宇宙にはいろんな星がたくさんたくさん散らばっている。
その中でも僕は珍しいんじゃないだろうか。
僕らの名前は『JuMBO 24』。
僕と弟、二人(二星)あわせてそんな名前をしている。
僕らは他のみんなとは少し違うところがある。
それは、僕らは誰かの周りを回ったりなんかしない。地球という星は太陽という恒星の周りを回っていると聞いたことがある。つまり、僕らはそういうものではない。誰かに縛られて生きていない。
自由で、孤独に、宇宙を漂う『自由浮遊惑星』だ。恒星からはぐれてしまった、別名『はぐれ惑星』とも呼ばれている。
誰かに縛られないのは気楽だ。好き勝手できるし。
でも宇宙は、暗くて、広くて、たまに寂しくなる。
そんな時に思い出す。僕と一緒にいる弟のことを。
他の浮遊惑星ならそうはいかない。あいつらは大体みんな一人ぼっち。二人ぼっちの僕らは特別なんだ。
もしも、この宇宙の遠く遠くに広がっている全ての星々が消えてしまったって、僕には弟がいる。
僕らだけの特別。
『二人ぼっち』
厳しい言葉は愛情の裏返し
強い言葉は虚構の裏返し
マメ豆腐
あなたがいるなら
私は大丈夫かな
「二人ぼっち」
#3
私は二人ぼっちというのをあまり経験したことがない。
二人きりというのが気まずくて、すぐに話題も尽きてしまう。きっと私は、一方的に話すのが得意なのだ。大勢の前で話すのはできるのに、1対1になると急に緊張してしまう。自分の話に自信が無いからこうなってしまうのかもしれない。発表というのは、テンプレートがある。こういう場面ではこう話せば良い。という、だいたいの説明書のようなものがあるのだ。そのテンプレートに合わせて自分の話を作って行けば良い。しかし、会話というのはキャッチボールだ。相手の言葉に合わせてこちらが柔軟な対応をしなくてはならない。最初から用意しておいた物を読み上げるだけの発表とは違い、相手の性格なども考慮して、自分の話を推敲しなくてはならない。「臨機応変な対応」が、今の私の課題である。
(テーマ:二人ぼっち/キツネ)
祖母の見守り(テーマ 二人ぼっち)
1
毎週日曜日に、両親が家を出て、合唱団の発表の練習をする。
歌は仕事を退職した両親の趣味、生きがいと言っていい。
その間、私は90を超える祖母と二人で留守番だ。
祖母はまだ歩ける。
食事もトイレも自分でできる。
いわゆる介護はそこまで必要ない。
しかし、認知が進み、火が扱えない。食事の準備ができないし、今何をしていたかを忘れてしまう。
また、この前は転倒して肋骨を折った。
歩行器を使うようにしたが、これも忘れてしまう。
見守りがいるのだ。
2
私の生活は仕事中心で、土曜日も休日出勤している。
日曜日もしていたが、祖母の見守りをするようになってからは、不可能になった。
その分、平日勤務を遅くまでしている。
日曜日は、朝、24時間空いているスーパーに行き、お昼の惣菜を買って、9時前に実家へ向かう。
私が実家についたら両親は外出する。
祖母はあまりしゃべる方ではない。
私もしゃべる方ではない。
母はその分喋り始めると止まらない方だが、今はいない。
祖母の見守りは、おおむね静かな時間だ。
3
寒い、と祖母がいう。
祖母は座っているが、足が固まるのか、立ち上がるのも歩くのもかなり時間がかかる。
私はお茶を淹れる。
綿入れを持ってきて掛ける。
ストーブの温度を上げる。
寒いと言わなくなったら、私は持ってきた仕事をして、祖母は新聞をずっと読んでいる。
静かな二人の時間だ。
4
平日も休日も仕事。
私の人生は仕事ばかりだ。
一方、祖母の人生はどうか。
結婚して子育てをして、子どもも結婚して孫(私)を生み、その孫は大きくなって仕事をしている。
私から見たら、人生、頑張ってうまくやったように思う。
独身で、今後も一生独身だろう私と比べると特に思う。
結婚しないことも、非正規雇用も、給料が上がらないことも珍しくない現代とは条件が違うのだろうけれど。
そもそも、現代の高齢者はほとんど『そう』なのだ。
みんな結婚している。
5
寒い寒い、とまた祖母は言った。
口癖のように。
寒いとは、気温ももちろん低かったが、それだけだろうか。
孫たちは結婚せず、ひ孫の望みがない。
お寒い我が家の末期に思わず出た台詞なのかもしれない。
ただ、まだこうしてその言葉を聞く私はいるのだ。
私がさらに歳をとって高齢者になった時、私の言葉を聞く相手は居ないのだろう。
そのときは一人ぼっちだ。
まだ、今は二人ぼっち。
とりあえず、私は仕事を片付けつつ、お昼に何を食べるか考えるのだ。
【二人ぼっち】
お前、なんで学校来ないの?
だって…学校行っても一人ぼっちなんだもん
……笑
何よ…
な〜んだ、そんなことか
そんなことって…
私はこれでも悩んで…!
ねぇ、学校来なよ
一人ぼっちじゃないからさ
何言ってんのよ…
おれと二人で学校行って、二人で授業とか受けて、
二人で帰ろ!
始めの方はだるいかもしんないけどさ!笑
おれと二人ぼっちしよーぜ!
なにそれ…笑
…考えとく。笑
ぼっちは嫌じゃない。
人付き合いは煩わしい。
気を使いすぎてメンタル壊すくらいなら、最初から一人でいる方が楽。
ぼっちでいることは自由でいることと同義だ。
なのに、最近うるさい奴がいる。
二学期に入った辺りから、やたらと俺に声をかけてくる。
今日の体育何だっけ?とか、あいつの授業暇だよな、とか、どーでもいい独り言みたいなのを、俺の席まで来てつぶやく。
とりあえず、さあ?とか、うん、とか返すけど、正直鬱陶しい。
学校からの帰り道で、あいつを見かけた。
河川敷で上級生に囲まれてた。
そーいえば、今日学校で、最近先輩達に睨まれててさー、とか言ってたな。
まったく、人付き合いはめんどくさい。
見て見ぬふりが出来ないのは、俺個人の性格のせいかもしれないけど。
「なんでここにいんの?」
「帰り道だから」
「いや、そうじゃなくて、なんでお前も殴られてんの?」
「お前が殴られてたからだよ」
ぼっちは嫌じゃない。
人付き合いはめんどくさい。
余計なことにクビ突っ込んで、痛い目にあうこともある。
でもまあ、二人でいても、相手が相手なら自由でいられるんだな。
束縛や詮索のない関係でいられるのならば。
二人ぼっち…
完璧な一日さがし求めては
朝も明日も君とたゆたう
二人ぼっちの砂の上、
足跡二つ。
歩む速度も行く先も同じなのに、
それでも二人は一人だった。
二人ぼっちの砂の上、
声二つ。
幾らかの問答の末、
いつしか声は一つになっていた。
一人ぼっちは砂の上、
これで本当に一人になって。
それがどうにも寂しくて、
一人静かに泣いたのだった。
テーマ『二人ぼっち』
初めての友だち。
明るくて可愛い女の子。
いつも隣にいてくれて
ペア決めも班決めも全部あなたと一緒
あなたが居るだけでよかった。
あなた以外誰もいらなかった。
ねぇ,あなたもそう思ってるよね?
ねぇ,あなたも私が居れば他はいらないよね?
二人ぼっちって幸せだね。
私はあなたに依存してるのかな?
依存してても良いよね?
だってあなたも同じでしょ?
違うの?
私はもうあなたを離さないよ。
─────『二人ぼっち』
【二人ぼっち】
気のいい友人はそう多くないがいる。
連絡は取らないけれど、会えば楽しく話する友人や何年か振りに会う友人とも話をする。
連絡はたまに取るけれど、昔ながらの何でも話せる友人が一人いる。
たった一人でもなんでも話せる友人がいるのは安心だし、その友人がいる事で救われる。
年に一、二度会うくらいだけどね。
二人共、お互いにあまり連絡しないからね。
似た者同士なんだよ。
だけどね、その一人の友人がとっても大切なんだ。
一人ぼっちじゃなくてよかった。
これからもその友人を大切にしていこう。
二人ぼっちに慣れていた
あなたの傍にいることに
二人ぼっちでいることに
やすらぎと
落ち着きと
安心感と
平穏な優しさ
その居心地の良さに
心は解放されて
あなただけを見続けていた
あなたを失くした現在(いま)
粉々に砕け散った
二人ぼっちの日々の欠片を
拾い集めては
完成することのない
ジグソーパズルで
生きる辛さと
一人ぼっちの
寂しさと虚しさを
紛らわす
# 二人ぼっち
「おー!元気だったかあ!」⋯
専門学校時代、最も仲が良かった知り合いと都内で久々の再開
珍しく、難しい話が好きな彼とはよく色々な話をする。
時に意見が分かれ、激しい論戦になることもあるが、それほどまでに互いにさらけ出す仲であるからこそできるから出来ることだと思っている。
その日は二人で見たい映画を観た。その後、レコード店でレコードを見たり、銭湯でリラックスしたりした。
やがて街は夜になり、ドーナツ店に入る。
そこで私と彼の出会った頃の話になった。
互いに高校時代は半ば不登校、そんな中、偶然珈琲の話から2人は出会い、専門学校時代に私が結成した珈琲の会にて一緒に喫茶店に入り浸った
⋯思えばあの時からもう3年が経とうとしている⋯
「君に会ってから楽しくてあっという間だった」そう言う彼を眺める⋯夜に落ちるドーナツ店は徐々に静けさを増していた。
外は北風の吹くドーナツ店⋯今宵、まもなく二人ぼっち。
君と僕、2人ぼっちそう思っているけれど、
実はみんなと一緒なんだよ、
そこで宇宙と合わさって1つの絵になるんだ。
僕らが近いうちに君たちに会いに行くからね。
そしてたくさんの驚きと幸福に耳を傾けて、
皆で応援しているよ
君とだったら
世界で二人ぼっちでも
僕は幸せだ!
胸を張って言えるよ
それくらい君のことが
何よりも特別で
大好きなんだ
2人ぼっち
一人ぼっちより2人ぼっちが
いい
一人ぼっちはさみしいし
不安で苦しくて…泣きたくなる
でも…自分をわかってくれて
思ってくれて…お互い…助け合える
パートナーさんがいたら
心強いと思う
わたしは、いまは、だれも
いない
そんな素敵なパートナー
かけがえない人
でも、一瞬でもやさしい時間
を過ごせたことに感謝してる
いまは…一人ぼっち
でも…心の中では
2人ぼっち
だって…かつては
あなたがいてくれたもの
ありがとう
あの頃、きっとこの楽しさは永遠だと思っていた。
私達の推しの誕生日だから。
ただそれだけ。
街のケーキ屋に行き、一番小さいサイズのホールケーキを買い、自転車を二人乗りして、彼女の家へ向かう。
今でいうところの、本人不在の誕生日会をおこなうために。
放課後、自転車の荷台に私をのせ、彼女はペダルをこいだ。
雨の中、傘もささずに。
制服のスカートのヒダがとれるほどの、まれにみる大雨の日だった。
「うちらがこんなにずぶ濡れになっててもさー、本人知らないんだよ?」
「ほんと、何やってんだって感じだよね。」
「まぁ、これが楽しくてやってんだけどさ!」
雨の音にかきけされないように、いつもより大きな声で自転車をこぐ彼女に話しかける。
「来年も、」
と言いかけて私はやめた。
彼女と私は別の道に進む。
同じ制服を着て、自転車を二人乗りすることなんてもう永遠に来ないのだ。
大雨のせいで誰もいなくなった通りを二人で駆けていく。
「来年も、お祝いしようよ!私の家で!」
坂道にさしかかり、立ちこぎをしながらペダルをこぐ彼女は文字通り、前しか向いていなかった。
「うん、もちろん!」
少なくとも、彼女の未来には私がいる。
私の未来にも彼女がいた。
私達はずぶ濡れで、ケーキも箱が潰れてかたむいてしまっていた。
二人ぼっちで開催した、本人不在の誕生日会はとてもとても、楽しかった。
彼と、私達の未来はきっと明るく楽しいものだと、信じて疑わなかった。
20年以上すぎて、彼は芸能界からいなくなった。
それよりも前に私と彼女の関係も、なくなった。
約束していた「来年の誕生日会」は開催されなかった。
卒業後、連絡を取り合っていたが、彼女が体調を崩してしまった。
ほどなくして、彼女が精神を病んで入院し、療養中だと別の友人からきいた。
あの頃、二人ぼっちだった私達は、一人ぼっちになった。
彼女が抱えた孤独をわけることも出来ずに、私はただ自転車の荷台に乗ってるだけに過ぎなかった。
一人ぼっち、というのは一人法師らしい。
すると二人法師になれば、艶めかしくてあのよろし。
『二人ぼっち』
もしこの世界にキミと僕の二人ぼっちだったら
どんな世界になるのかな?
キミと好きなことをして、たくさん笑い合って、楽しい
日々を過ごせるかな?
でも、この世界にたった二人ぼっちだったら・・・。
二人ぼっちの世界なんて、一見良さそうだけれど
この世界にたくさんの人がいるから、キミに出会えたん
だと思う。
だから僕は、二人ぼっちの世界なんていらない。
一人ぼっちは慣れてる
人といると疲れるし
無意識に猫かぶっちゃうから
理想と現実のギャップにモヤモヤする
本当はこんなことしたくないし
そんな風に微塵も思ってないのになあ…
そう思いながら
望まれているであろう「私」を演じる
演じきれてるつもりだけど
本音や本性が駄々盛れする
そういう部分を垣間見せると
人間味が出ているとかで好感を持たれたりする
下手に演じなくても
自然体でいた方がいいのかも知れない
一人ぼっちには慣れてるけど
一人上手ではない
寂しさで震えてる自分を匿うために
つまらない薄っぺらい「私」を演じるのだ
大人数は疲れるけど一人は飽きたなあ
ジレンマを抱えながら
今日もひとり。
二人ぼっちに憧れを抱きながら
明日も生きてく。