「おー!元気だったかあ!」⋯
専門学校時代、最も仲が良かった知り合いと都内で久々の再開
珍しく、難しい話が好きな彼とはよく色々な話をする。
時に意見が分かれ、激しい論戦になることもあるが、それほどまでに互いにさらけ出す仲であるからこそできるから出来ることだと思っている。
その日は二人で見たい映画を観た。その後、レコード店でレコードを見たり、銭湯でリラックスしたりした。
やがて街は夜になり、ドーナツ店に入る。
そこで私と彼の出会った頃の話になった。
互いに高校時代は半ば不登校、そんな中、偶然珈琲の話から2人は出会い、専門学校時代に私が結成した珈琲の会にて一緒に喫茶店に入り浸った
⋯思えばあの時からもう3年が経とうとしている⋯
「君に会ってから楽しくてあっという間だった」そう言う彼を眺める⋯夜に落ちるドーナツ店は徐々に静けさを増していた。
外は北風の吹くドーナツ店⋯今宵、まもなく二人ぼっち。
3/21/2024, 9:20:24 PM