二人ぼっちの砂の上、足跡二つ。歩む速度も行く先も同じなのに、それでも二人は一人だった。二人ぼっちの砂の上、声二つ。幾らかの問答の末、いつしか声は一つになっていた。一人ぼっちは砂の上、これで本当に一人になって。それがどうにも寂しくて、一人静かに泣いたのだった。テーマ『二人ぼっち』
3/21/2024, 10:16:26 PM