『世界の終わりに君と』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
世界の終わりに君と
夢見た将来
叶わない未来
ソファに座っていたテレビを付けた
ポン……とされたら、こちらもポンと返すと、
またポンと反応した
テレビの画面が変わり、ニュースキャスターが静かに予定時刻を告げる
今夜は、世界の終わりらしい
……本当に?
この眼の前の現実世界が一瞬で消えるの
もう、これ以上失うものは無いと思って
蹲っていた時
なにかの縁なのか
まだ あの絡まった鎖に繋がれていたのか
私のお腹には君という新しい生命が宿っていた
心のなかで描いてた あの人と将来は家庭を築きたいと
そして あの人と この生涯を全うしたかった
あの人は もう 私の道とはかけ離れてしまった
現在(いま) この時空(とき)で
最後まで 守り 寄り添い合える
まだ見ぬ我が子がいることは
なんと 心強いことだろう
叶うのなら この子を産んで この手で抱っこしたい
叶うのなら この子の成長を見届けたい
叶うのなら 君と生きていきたい
残酷にも 時は進む
最期の時まで
元気にお腹を蹴る君と遊んでいよう
この胎動を噛み締めながら
世界の終わりには君と
一緒に学校へ行って、いつもどうり授業を受けて
部活に行って、いつもどうり君は僕を待ってくれている。
そして坂道を自転車で下って
いつもどうりの駐輪場へ行こう。
そして今日だけは海へいこう、足までだと思ってても結局びしょびしょになっちゃう。
でも今日だけ。
家になんて帰らないよ。君と砂浜で寝よう。
それも今日だけ。
最後の君と最初の海で一緒に終わろう
今日だけなんだからさ。
「明日世界が終わるんだってさ」僕は誰でも嘘だってわかるような冗談言って君と話す内容を作ろうとした。でも君はそんな僕の話を聞く耳すらもたずに眠ったままだ。最後に君と話したのはいつだろうか?もう二、三年ほど前かな。それにしても君は本当によく寝るよね。睡眠不足なのか?それとも不眠症なのか?そんなわけないかいびき一つしないで本当に静かに寝るよね。でも息くらいはしてほしかったな。話は変わっちゃうけどお前は今まで白い服なんて全く来たことなかったくせに今日に限って真っ白な服を着てるんだな。それにいつもにましてニヤニヤした笑顔なんだから。僕その顔大嫌いだって何回言ったらわかるんだよ。
あぁ、明日世界が終わりますように。そんな気持ちを乗せて僕は君のお仏壇に手を合わせた。
「世界の終わりに君と」
何を書こうかな……世界の終りなんて考えたこともないからな〜
まぁ、最後に言うんならば『ありがとう』の一言に尽きるだろうな。知ってる人にも知らない人にも、『ありがとう』を伝えたいと思うかな。
感謝されて嬉しくない人はいないだろうし、最後くらいはいい一日だったなって思ってもらいたい。
世界の終わりに君と
その日、僕たち家族は祖母の家に来ていた。
翌日に僕たちの両親が親戚の法事に参加するためである。
翌日、両親は法事に参加するため出かけた。
僕と弟は祖母と留守番だ。
静かな部屋の中、テレビの音だけが流れてる。
すると、少し揺れを感じた
『え?地震?』
その揺れは、あっという間に大きくなり
感じたことのない恐怖に襲われた
何分揺れたかも忘れたが
揺れが収まったころ
外で、どこかのおじさんが
「津波が来るぞ高台に逃げろ」と
繰り返し叫んでいる
弟に『逃げろ!高台に行くんだ!』そう伝えて
急いで外へ避難させた
祖母には『ばあちゃん、高台に行くよ。津波が来る。逃げよう』
そう言っても祖母は聞く耳を持たない
「この家にいるよ、ここがいいんだ」
そんな話をしている場合じゃない
次にまた、あんな揺れが来たら
ひとたまりもない
家も僕らも
無理やり祖母の手を引いて
高台を目指した
街の沢山の人が同じく高台を目指している
高台を登り始めたとき祖母は言った
「じいさんの遺影や通帳は持ってきたかい?」
僕は『そんなことしてられないよ。さ、行こう』
こう言うと祖母は
「何やってんだ、お前、取ってこい!」
ここで僕は思い出した
祖母は意地悪な人だった
母にも辛く当たった
僕たち兄弟にも同じだった
酷い人だった
その怒りや憎しみに似た感情が
一気に沸き上がってきた
『だったら、自分で取りに行けよ!』
僕は祖母の手を離した
そこからは一目散に高台をかけ上がった
頂上に着いて振り向くと
辺り一面、海に呑まれていた
世界の終わりのような風景が広がっている
呆然と眺めていると
引き潮が始まる
祖母の手を離した辺りには人など
いるはずもない
世界の終わりに君と
あのとき手を離したことに
悔いはない
「そろそろかな」
数ヶ月前に観測された惑星が隕石となって地球に落ちる。そういうふうにテレビで放送されたのは先月だ。それが今日、予想をはるかに上回ったスピードで地球に衝突するらしい。
ちょうどその日は生まれてからずっと一緒だった友人と会う約束をしていた。何をするにも一緒だった。だから自然と、お互いが好きなことをして過ごすのではなく、最期の時までそばにいることになった。
「なんとなくずっと一瞬にいるんだろうなって思ってたけど、本当にその通りになるなんてね。」
「でもこんな最期だとは思わなかったよね。」
「なんか来世も隣にいる気がするね、私たち。」
「ふふ、わかる。」
「来世はもっといろんな景色を見に行こうか。」
「ご飯もたくさん食べようよ。」
暗い空に幾筋もの光が灯る。アラームが鳴り響く。
私たちはどちらからともなく手を握り、肩を寄せ合いながら、来世への希望を語り合っていた。
世界の終わりに君と
世界の終わりに君と一緒に居られる事が
どんなに幸せな事だろう...
君と見つめ合い終わりの時に君とキスをする。
君と最期の瞬間まで愛し合いたいから
君を感じながら最期を迎えられる幸せを
噛み締め君と一緒に眠りに付いた。
世界が終わるなら私は寝ておく。
なぜならなにしてても死んでしまうから。
寝ているときに静かに亡くなる方が良い。
お題:世界の終わりに君と
何か前も似たようなお題あった気がする…。
世界の終わりは、やっぱり仕事なんかしないで好きなことしてたいなあ。
まだ読んだことのない本を読んで世界の終わりを迎えたいけど、私のことだから、これから良いところなのに〜ってところで世界の終わりを迎えそうな気がする。
悩ましい…。
仲間にも、家族にも、誰にも言えない秘密がある。それは最悪の場合、騙している彼らを傷つけることであるが、それでも、その秘密を言えないのは、自分がこの人生を楽しんでいるからだ。悪い癖だと思う。でも、この世界の終わりに君と皆と、この秘密を分かち合えるのなら、自分は、間違いなくこの物語の主人公だったと思えるのだろう。
世界の終わりに君と
君の世界で
僕が終わる
世界は世界で続いて
僕に続いていない
君が世界だから
僕は存在しない
僕からは捉えれない
君から始まり
君に終える
それは誰の世界かな
僕のではない
この世界で
それもいずれ終わる
そんな物語が
いつのまにか始まってる
全てを終える
その時には
誰にも語られない
言葉にはならないと思う
題【世界の終わりに君と】
ー緊急速報です!!ー
ただいま隕石が降り注ぐというパンデミックが起こっています!
みなさん、気を付けてください!
繰り返しますー
ー「はっ! なにこれ?」「意味が分かんない!」
なんで!? 私まだやりたかったこと全然できてない!
そうだ、そうじゃん!彼氏に電話!
ープルルルプルルル…ー
ーえっ!何ででないの?遅かった?
嫌、嫌だよ!何で?出てよ!
終わりは二人でむかえようっていったじゃん!
嘘つき、嘘つき! はぁっ!
世界の終わりには君とっていってたじゃん、ねぇ、声をもう一回ききたいな。いままでごめんね。
本当にありがとう。
世界の終わりに君と会えて嬉しかったよ。
「〇二七八四。あなたはどこから来たのですか?」
「…」
手足が触手でできているが、その他は全て人間と同じ作りをしている異生物を私は研究している。
いきなり発見され、それからどんどん見つかっていき、異生物研究者がいる普通の世界となった。そんな中私も、異生物の研究専門の学校へ入り、今は、対面する授業中。
「…なぜ答えないのです。あなたは本当に地球にいたのですか?」
ぱりんっ
その瞬間、絶対に割れないとされていたガラスは異生物の職種により、一瞬にして粉々になる。
え?私もう死ぬの?入学してまだ1年も経ってないのに。
「人間、みーんなそんなことしか言えないの?聞いてすぐ答えるわけないじゃんか」
笑いながら私の目をジーッと見つめてくる異生物。私はそれに心を打たれる。私の母国では珍しいエメラルド色をした瞳を持っている。そんな異生物に。
「…じゃあ私の質問には答えなくていいよ。お友達になろう?私の名前は雪。華吹 雪。顔に見合わないよねー。良く言われるの。ねえ、異生物さんのお名前は?」
本当は怖い。その触手で殺されてしまうかもと思うけれど、試すだけ試した方がいいじゃん?
「お前みたいなやつ…初めて見たわ。俺の名前は海陽 陽菜。女みてえな名前だろ?でも、好きなんだよ」
「…素敵な名前だよ。私の名前なんかより素敵だよ」
「なんでだ?雪なんて、可愛いじゃないか。顔に見合わなくねえよ」
「…雪が降る日に生まれたからつけたんだって。まあそれだけならいいけど、面倒臭いくて適当に着けたんだよ?ほんと嫌になっちゃうなあ…」
頭をかきながら、割れた破片を見た。
すると、陽菜くんは私を触手で持ち上げた。
「え?! なに?!」
「そんな悲しい顔すんな!お前の名前は莉菜だ!俺と似てるだろ?莉菜!」
それはとても、純粋な笑顔だった。ほんと、子供みたい。
「…ありがとうね。私、莉菜かあ。かわいい。陽菜ありがとう」
「へへ!嬉しいか!」
これが、私たちの幸せな日々の始まり――
でも、そんなもの直ぐに終わっちゃうんだね。
「…陽菜。私もうダメみたい」
「…?どうしたんだよ、いつものお前じゃない。お前の顔じゃない。莉菜?」
私の片手には包丁。そして包丁には異生物に毒の薬が塗られている。
「陽菜。一緒に死のう?ねえ、死のうよ」
私、可笑しくなってる?
「おい、なんだ。どうしたんだよ。話せ!俺たち友達だろ?」
「ッ、だって!陽菜を殺せって言われたの!やだよ、ひなを失いたくない!ねえ、死のう!一緒に死のう!!」
心中。
まるで恋愛小説。そう、儚く、ドロドロとした恋愛小説。
「…まあ、俺さ。秘密事してたんだよな。俺、元々地球人じゃねえんだよ」
「…当たり前じゃん。だって人じゃないもの」
「ハハッ。莉菜はこんな時も笑わせにきてんのかよ。違ぇよ。地球外生命体だ」
…なんだか嫌な予感。
「俺、地球人の偵察に来たイクツアルポーク人なんだ。人間なんて殺そうと思えば殺せた。でも殺さなかった。なあ、分かるだろ?」
「……私が…、いるから?」
少しその言葉に恥ずかしさを感じ、躊躇いながらも言う。
「はっ!そうだよ、あってる。嘘言って、俺らには地球人に叶わないって言ったんだ。仲間にな。まあ…其れがもうそろバレそうでよ。地球、終わるよ」
ずっと笑顔だったのに、いきなり真面目そうな顔をして、そして最後。また笑う。
「…なら、尚更、死のうよ。私、陽菜に会えてよかったもん」
「次は同じ宇宙に生まれよう」
ギュゥゥゥ
強い力に腕は麻痺。毒の着いた包丁なんて床に落ちた。
地球があり、星があり、その星は宇宙の中にあり、宇宙はひとつではなく、何個もある。なら、宇宙はなんの中にあるのだろうか。
でも、そんなのどうでもいい。私たちは、いくつもある宇宙を超え、出会い。友達になった。
…あれ、死ぬ前に好きなこと伝えてないじゃん。
そして、私は彼の触手に巻かれ、窒息死。
もし世界が終わるときあなたとしたいこと!
1.その日はずっと一緒にいること!
2.二人でしたいことなんでもすること!
3.相手のこと以外なにも考えないこと!
4.幸せに死ぬこと!
世界の終わりに君と
普段から、1人でいるからきっと最後も1人でいるんだろうって思ってる。漠然とだけど。
私以外の人たちは、集まったりするのかな。
“終わり”は前もって、政府が教えてくれたりするのだろうか、それとも突然?
前もってわかったとして、なんだかんだ足掻いたって、どーせ中途半端でしょう。
私の性格ならきっと“もーいーや”ってあきらめてしまう。
イヤホンして大音量で音楽聴いて何もかもシャットアウトしてそのまま、、なんてのもいいかな。
ペットがいたらその子を抱きしめられるのにな。心強いのにな。
飼おうかな。
end
「世界の終わりに君と」
もし、世界の終わりが来たとしたら
貴方といろんな話をしよう
出逢う前からの事…
出逢ってから今までの
苦労話
笑い話
幸せだったね!!って
お酒でも呑みながら…
もちろん君も隣で
ちゅ〜る食べながら過ごそうね♡
【世界の終わりに君と】
「もし世界が終わる前の日に何がしたい?」
友人から質問された。
考えたこともなかった。だって終わらないと思っていたし、考えたら怖いから。
でも改めて考えると、僕は、、、、
好きな女の子に告白がしたい。
相手は美人で優しい。だから男子たちは全員といってもいいほどその子が好きな人が多い。
だから手が届かなかった。
だから世界が終わる最後は告白してスッキリしたい。
でもこの考えは友人には言えなかった。
「ねぇ、世界が終わるとしたらどうする」
なんてありきたりな質問をしてみる
「別に何もしない。ただ普通に過ごす」
とキミは言った
なんで?最後だよ?
行ったこと無い所、食べたかった物最後くらいワガママになってもいいんじゃない?
そんなことを言ってもキミは
「明日終わるの?それとも1週間後?
明日終わるなら今からアレコレ考えても無駄でしょ?
1週間後なら猶予はあるかもね。でもそんな後の事今から考えるの?大変だね」
キミと行きたい所、見たいもの、食べたいもの色々あるのに
キミと世界が終わるその瞬間まで一緒に居たいのに
なんて思ってキミを見るとどんどん顔が赤くなる
あれ、声に出てた?
キミは
「思っていても声には出さないでよ
心の中見られたかと思った」
と恥ずかしそうに目をそらしながら言った
世界が終わるその時に誰とどこで何をするのか
今はまだわからないけどその時に幸せでありたい
#世界の終わりに君と
世界の終わりに君と
明日、世界が終わるとしたら何をしたいと言ってたなあ。俺に。俺はお前にお前と一緒に水族館やレストランに行って、二人で過ごしたいと言った。
まさか、本当に世界が終わると思わないだろう。
お前は一緒に水族館に行こう。そして、レストランに行って楽しく過ごそう。デートしようと言った。
本当はこの言葉は俺が言わないといけないのに。
俺は病気にかかってしまった。俺は全てがどうでも良くなったのに。お前はずっとそばにいてくれた。
でも、俺はお前にありがとう。と言っていなかった。
今日は世界が終わる。お前は俺の車椅子を押して水族館へ行く。
『世界の終わりを共にしたいのは?』
いつか観たテレビを思い出す。
私はまだ''君''を知らない。''君''は誰?
ここまで育ててくれた親?青春を共にした仲間?
それとも本音で話せる恋人?
たくさんの出会いから私は出来ている。
みんな大切で、かけがいのない人たち。
1日、また1日進んで''君''候補は増えていく。
胸を焦がすような出会いを期待していた。
だから君は''君''じゃないかも。
君を"君''と決めたくない。
何で今日なのかな。記念日になるはずだったのに。
部屋を青く照らすテレビには速報が流れている。
報道は、いつもと変わらぬ声で読まれる。
まるでそれが嘘のように。いっそ嘘だといいのに。
震える手を君が抑える。
もっと''君''といたかったな。