『不条理』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
心って不条理だ。
アンタもそう思わない?
心が家だとしたら、
クソほど仲の悪い
理性さんと感情さんが
ギスギスしながら住んでいる。
ふたりはよく喧嘩するし、
騒ぐし、散らかす。
他の同居人に迷惑かけるなんて
しょっちゅうだよね。
たまに結託するけどまァ大体仲が悪い。
たぶん住み心地はよくないだろうなァ。
でもふたりが居ないと家賃払えないの。
悲しいね。
そんで、話を戻して
理性と感情の争いだけど、
なんだかんだ自分に言い訳して
大体の場合感情が勝つんだ。
しかもそれを
「ご注文の理性でございます」
みたいにすました顔で出してくんの。
変なの。
でも人間だし、動物だし、
生きてるんだから仕方ないのかもね。
「不条理」
道を決めなければ
なんくるないさ
【不条理/168】
世の中は不条理に溢れている。
ひとつひとつを挙げたらキリがないほどに、どうでも良いことから重要なことまで不条理な出来事が起こる。
だから矛盾を嫌う私には少し生き辛さを感じてしまうのだ。
ああ、息苦しくてたまらない!
『不条理』
まさに今の時代を言います
正しいと思ったことを言うと
間違ってると反論
間違ってる事を伝えると
これでいいんだと威圧的に返してくる
今は面と向かわなくても
連絡をとれる便利な時代だが
とこかで会話にズレが生じるのです
だから見えないところで
ごまかしもできるのです
便利の裏には悪意がある
こんな人生は決してあってはなりません!
闇 いや ヤミですね 不条理で不快な世界
利益率の反映意識がもたらした現状
談合と兼ね合いに丸め込まれた日本
………
「自己責任」って…
社会を混乱に招いた有識者に向ける言葉で
肩を落とす人に向けてはならない言葉だ!
いろんな人がいるんだ!
自己責任の言葉は人の命を軽んじてる…
……
責任を取れない大人に憧れる…
若い人の痛みを見たんだ…
その痛みを俺の自己責任として俺に刻んだ…
どうやら…
まだまだ俺はくたばれない…
鏡の中の疲れ果てた俺に
俺みたいな思いは若い人にさせられない…
最後まであきらめないと誓う…
………
守るべきものは!!ただ1つ!!
いつでも!!キミなんだよ!!
キミなんだよ…
Everything it's you Mr.Children
色んなことがあった嬉しいことや辛いこと、しんどいこと。
これまでを振り返れば、ほとんどが後者だった気がする。
夢を叶えられただけで十分と欲のない彼奴なら言いそうだが俺はそうは思えない。その夢だって望んだ形ではなかった。
何かを切り捨てなきゃダメなら俺は、叶わなくなって良かったんだ。
この世界に身を置いている立場で言えることではないが。
何度も辞めることが頭をよぎった。
もしあそこで働いていたら、あの時あの子と結婚していたら。ーーこの世界から身を引いていれば。
大それた夢なんてなくたって、それなりに幸せに暮らせていただろう。
でもその度に俺は彼奴を思い出す。
決して弱音を吐かずに、俺たちに発破をかける彼奴。
でも2人になると一緒に愚痴を吐いて、最後には必ず「大きくなってアイツら見返してやろう」と誓った日の彼奴。
涙を流さなくなった彼奴。
共に泥水を啜ってきた、俺の……なんやろうな、相方になるのか?
最早長い間一緒に居すぎて言葉では表せない。そんな奴。
俺がその手を離してしまうと、きっと彼奴は俺を責めることなくそれを受け入れてしまう。
それがどうしようもなく癇に障るから、
俺はこの不条理な世界を選んでしまうのだ。
幸せなんかより、お前を。
『不条理』
作者の自我コーナー
いつもの2人。お前と書いて不条理と読みます。
相手のことなんて気にしませんみたいなスタンスのくせに、相手に気にされなかったら切れるのもなかなかに不条理(理不尽)だと思います。
でもその相方さんもそんな理不尽な方を選ぶんだろうなぁ。
「不条理」
僕は才能がない。
いや、まだ気づいてないだけかも。
今のところは、すごく、劣っていることを知っている。
頑張れば確かに上達するけど、どう考えても地力が違う。向いてないの。
ねぇなんで?
こんなに頑張ったじゃん。
努力が足りない?努力の方法や方向が違う?
本当に、なんで生きてんだろって思っちゃう。
ただ悲しい。
不条理さと言うのは、時に私たちをがっかりさせたり、失望させたり、嫌な気分にさせるかもしれません。
それは奇跡的に噛み合い、宇宙のバランスを保っています。あなたもその奇跡の一部です。
私たちは重要な役割を担っています。
奇跡の扉を開いて、新しい未来に旅立ちましょう。
「ほんまお前は不条理やなぁ」
隣に座っていた相手が突然そんなことを言うから、思わずスマホ片手に(不条理 意味)と検索しつつ「何が?」と返事をした。
不条理
[名・形動]
1 筋道が通らないこと。道理に合わないこと。また、そのさま。「不条理な話」
2 実存主義の用語。人生に何の意義も見いだせない人間存在の絶望的状況。カミュの不条理の哲学によって知られる。
(デジタル大辞泉より引用)
あかん、読んでもわけわからん。
「急にどうしたん?」
聞いてもそれ以降何も返してこない。
一体なんなのだ?と思い、言葉を発した本人を覗き込むと
「は?寝とんのかい!」
寝言だったとは。
しかしこいつの場合、1と2どちらの意味で言ったのだろう?
実存主義、なんて言葉、こいつそもそも知らんやろ。
じゃあ1か?筋道が通らない?道理に合わない?俺が?なぜ?
考えてもわからない、まず、考える必要があることなのかもわからない。気まぐれで発せられた寝言によって、なぜこんなにも真剣に考えなければいけないのか。
「は。これが『不条理』てことか?」
知らんけど。
【お題:不条理】
不条理
そうじゃないものを見極めて、大事に心に留めていきたい。
潰されないように、踏ん張っていきたい。
このアプリをダウンロードして1発目のお題。
「不条理」
まさに今。
***
私は女の体で産まれた。
女の子として生きて、男の子を好きになった。
思春期、女の子を好きになった。
だからといって、
男の子になりたい、自分は男だ、とはならなかった。
男性とお付き合いをした。
性交渉が嫌いだった。
別れた。
次に付き合った彼は男性が好きな男性だった。
性交渉はしなくてすむ。
でも、私が子どもを望んだ。
そんな私は卵巣に腫瘍ができ、1つ、切除となった。
彼とは別れた。
私がわがままだったから?
女の子を好きになったから?
女のままでいようとしたから?
母になろうとしたから?
多様性といわれる時代になったのに、私にとって性別そのものがとても「不条理」。
選べる自由が、とても。
贅沢な悩み。
これもきっと「不条理」。
不条理って日常生活で使ったことないな…。
理不尽と不合理は共通の漢字が2つあって
意味的にも似通っているみたい。
一応調べはしたんだけど、
今日のお題はパスかな。
薄っぺらい文章になりそうだし
装飾も難しそうだ…
デヴィッド・クローネンバーグ監督の「ザ・フライ」が好きで、これは凄く怖い映画だが、確かに一見の価値がある。
なので「裸のランチ」が話題となった時期待していたのだが、
いや、実際に数々の賞をとったようだが、私の好みには会わなかった。
不条理な映画でオススメなら鈴木清順の「陽炎座」「ツィゴイネルワイゼン」、寺山修司の「田園に死す」「草迷宮」の方。
吾妻ひでおの「不条理日記」というのもあった。不条理で1番最初に連想したのはこれ、とにかく訳が分からなくて面白い。
こんなのばかり見ていたら、頭がおかしくなりそうだが、たまには見ると脳が喜ぶような気がする。
私の文章には時々スキゾフレニアとか脳疾患の人の話が出てくる。
実は3年前亡くなった母が、晩年、「レビー小体型認知症」になってしまって、
これは幻視や妄想を見てしまうのが特長なのである。
それで認知症や統合失調症について自分なりに勉強してみたのだ。
認知症は長生きすれば誰でもかかる。医者に言わせれば、100パーセントだという。(そこまで行かない前に死ねばかからないが)
そして、レビー小体型認知症は3番目に多い認知症だから、それ程レアな病気ではないのである。
脳の中にレビー小体というものが発生して幻視や妄想を見せるのだから、「裸のランチ」みたいな不条理な世界が見えていたのかも知れない。
母曰く、宙に魚が泳いでいる。とか、兄と姪が、兵隊にさらわれた、なんてヘンテコなものもあった(イスラム国のニュースの影響だろうか?)。
認知症の問題は、年々関心が高まり、現在まさに悩んでる方が居られるかも知れないが、
勉強してみたら、意外と面白かった。
などと書いたら不謹慎だろうか?
でも私は、母が何を見ているのかが、知りたかったのである。
「死体を丸呑みする手品を知ってるか?」
――なんの脈絡もなく、そう彼は尋ねてきた。
いや、と困惑しながら僕は相槌を打つ。
「こいつは俺が発明したんだが、まさに革命だ」
「いいから、もったいぶるなよ」
仰々しい語り口調の彼に、早くも苛立ちが芽生える。
彼は悪びれもなく やれやれと首をすくめてみせた。
「手順は簡単さ。適当な大蛇を連れて来るだけ」
「……死体はどう用意するんだ」
「君に任せるよ。長年 手品師の助手を務めた君に、ね」
……なるほど、つまりはこういうことか。
そして僕は、一息に彼の首筋をナイフで掻き切った。
手品の催し物で用意された大蛇。
どうやら長距離移動と空腹で一触即発だったらしい。
イベントに出演する手品師として大蛇の様子を確認しに檻へ立ち入った彼は、瞬く間に襲われ、半身呑まれた。
「……優秀な人だったのになぁ」
死体となった彼は、大蛇にズブズブと呑まれていく。
何のひねりもない、手品ですらない ただの事故。
死ぬ間際は こんなにも人をつまらなくするのか。
尊敬していた分、失望感が大きい。
どんな芸の天才も 最期の刻は凡人に成り下がる。
そんな、不条理。
2024/03/18【不条理】
『不条理』
不条理。
それはこの世界に幾らでもあるだろう。
人間関係や社会、もっと主語を大きくするなら世界や更に上の領域へ行く。
それを完全に根絶する事は出来ない。
生きている以上、不条理は必ず私達の前に立ちはだかる。
悲しい物だ。いつか来るとわかっているのに。一年後、一か月後、もしかしたら明日来るかもしれない。今もこの世界にあるものもある。
なのに私達は不条理を全て完璧に対策する事は難しいだろう。
その不条理がどう言う分野の、どう言う不条理なのか完全に把握する術がないからだ。
個人の事ならもしかしたら何とかなるかもしれない。社会や環境などの大きい主語にしても予測出来る物もあるかもしれない。
だが人間には到底勝てない不条理がある。これからも出て来るだろう。予測出来たとしても対策する事が出来ないかもしれない。
私達はその時を待ち、その全貌が見えた後にその時1人1人が最善だと思う行動をするしか無いのだ。
「不条理」
不条理。
それは、いつまでもあなたに再会できないこと。
欲しいものが手に入らないこと。
あなたを、そして「あなた」を最後まで愛せないこと。
純粋に愛したいだけなのに、邪魔が入ること。
どうして。どうして?
何も悪いことなんてしていないのに。
どうして、あなたは来てくれないの?
ずっと待っていたのに。
どうして、貴方たちは私の邪魔をするの?
私はただ、幸せに暮らせる世界にいたいだけなのに。
……どうして、あの方は私を捨てたの?
私はただ、最後まで愛されたかっただけなのに。
あなたに私よりももっと愛しい人がいるの?
貴方たちにとって私がこの宇宙の脅威となる存在だから?
私が旧い用済みの機械人形だから?
あの方の側。あなたの隣。「あなた」と作った世界。
私にはもう、幸せになれる居場所はないの。
あの方にこの宇宙に捨てられて寂しかったから、
ずっとここを彷徨っていたの。
そして太陽と月が降る夜にあなたに出会って、
また会える日を待っていた。
でもあなたは来なかったから、私ごとあなたを、全てを愛してしまおう、そう思ってこの宇宙を取り込んだ。
それでもあなたは私の中にいなかった。
だから私は決めました。「あなた」のいる世界を作ろうと。
そうすればきっと私と「あなた」のための安寧が訪れるはず。
そう信じて。
でも、貴方たちがこの世界を見つけてしまったせいで愛と平和を捨てざるを得なくなった。
私はもう、全てを捨てるしかないの?
不条理を全て受け入れて、自らを破壊するしかないの?
苦しい。悲しい。寂しい。
Gb slrixfp grpqb sfsob xjlrobru
記憶なく
家族もすべて
奪われた
その始まりは
私であるのだ
「なのに何故、」
ハノイの塔でのデュエルにて
(遊戯王VRAINS)
日本中が新年の1日を迎えていた
家族で鍋を囲む者
恋人と肩を寄せ合う者
働き詰めだった身体を休める者
各々がその日を過ごしていた
3ヶ月経った今もあの日常は戻らない
自然はなんて不条理なのだろう
—不条理—
《理不尽》
バリバリ仕事をしたいのにママだから早く帰宅してあげなきゃと親切をほどこされる すこしでも多く子どもの相手をしたいのに残業しないようなヤツは昇進できないぞと冗談めかしておどされる みんなで赤信号を渡ろうっていうのにどうしてお前だけがついてこないんだとキレられる 隕石が屋根を突き破り我が家だけが被害を受ける どうしてできないんだと叱られたからできない理由を詳しく述べたらさらに叱られた そこの辺を歩いていただけなのにキモチワルイと叩かれた 攻撃されたので液を出して対抗したらクサイと非難された ストローを刺して血を吸っていたら潰された 食料を見つけたので全員で行列して運んでいたら多数の仲間が踏まれた 何度も理不尽な目にあわされてさすがに限界がきたので怒ったら怒るなんて暴力的だと当のソイツに諭された
第四十八話 その妃、告白される
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「――好きです」
幸せな瞬間に浸っていたというのに、まさかその本人がぶっ壊しにかかるとは。
「ずっと、あなたのことが好きでした」
約束の内容について、全く察しがつかなかったわけではない。でも、流石に今ではないと思っていた。
こんな戦場跡地で告白?
普通に考えて、有り得ないでしょう。
「……あんた、他に何か言うことあるんじゃないの」
たとえば、任務のことについて。
たとえば、死んでいなかったことについて。
そもそも今も昔も、自己紹介すらまともにしてないことを、何も思わないのか。
「それは勿論あるんですけど、改めて聞かなくてもいいかなって」
「理解できないわ」
「……今回のことで多分、僕は今まで知らずにいた“点”を沢山知ったんだと思うんです。だから時間が経てば、それもいずれ“線”になるのかなって」
「それまで待つ神経が、私には考えられないのよ」
「やっぱり待てなかったら、少しずつ聞かせてもらいたいなとは思ってます。でも、知れることは自分で知りたいなと」
「暇人」
「でも、傍にいてくださるんでしょう?」
「……は? いつ、誰がそんなこと言ったのよ」
「さっき父が、当主の座につくまではいてくれると……」
(あんの糞義父め……)
面倒なことにならないよう、約束を聞いたらさっさと影に身を潜めようと思っていたのに。
「え? まさか、さっきの話は嘘だったんですか……」
そんな悲しそうな顔をされては、放っておくことなどできはしない。
「……当主につくまでの話よ。でも、私のことがあんたにバレた以上、もしかするとすぐにでも任を下ろされるかも知れないわね」
これは、可能性の高い話だ。
残念だが、まだこの国には不条理な人々が多く残されているのが現実。国が滅亡の一途を辿るのであれば、彼等が普通の社会で暮らしていくための人員は、多いに越したことはないだろう。内情を知っている人物であれば、その分対応も早くできる。
だから、きっと寂しがるだろうと思っていた。
「それならそれで仕方がありません」
「……は」
「御上の決定は絶対ですし、配下になった以上あなたは逆らえないでしょうから」
「……あんたねえ……」
どうしてそこで、あっさり諦めるのよ。
ここで男気出すわけ?
いつもベタベタ引っ付いてくるくせに!
(そんな風に言ったら、私がそれを求めてるみたいだから絶対言わないけど)
それに、懸念が全くないわけではないのだ。
「……ジュファ様?」
「あんたも見たでしょう」
国の中枢を担っていた輩は、逃げ惑いながら警察の人間たちに捕まえられた。その中には勿論、全てを諦めたかのように呆然と降参した奴等もいる。……しかし。
『こんなに楽しめたのは久々だった。感謝する』
『そう思うならさっさと豚箱にぶち込まれてろ』
『ハハッ。……この礼は、いつか必ず返そう』
『結構よ』
全ての元凶である帝は、まるでそれも知っていたかのように笑っていた。
「悪いけど、あんたの守護の任は下りるわよ。やらなきゃいけないことができたから」
「……帝が、何かをするかも知れないと」
「それもあるけど、今一番問題なのはそうじゃない」
騒ぎに乗じて逃げられぬよう、ロンの結界は十二分に施していた。爆発で逃げ道も封じた。だから、ほぼ全ての人間を捕まえることができたのだ。
……ただ一人、百舌宮の妃を除いては。
「初依って名前も本名じゃないだろうし……」
この国の人間は、俗世から離れるために、本名を捨てる習慣がある。それに加え、呪術などを恐れているからか、近しい者にしか真名は打ち明けないという。
「ならこれからは二人で、その妃を捜しましょう」
「足を引っ張る人間は必要ないわ」
「決め付けないでくださいよ」
「渡した十の守り雛の内、無傷は何人だったのかしら?」
「……も、黙秘します」
「せめて自分の身くらい自分で守れるようになってから出直しなさい」
落ち込む彼の頭をポンポンと撫でながら、自分の言葉を心の中でもう一度反復する。
(自分の身は自分で……ね)
無理矢理持たされた、同じ数の守り雛。雑魚たち相手に必要はないと思っていたが、手持ちの一つだけ、無惨にも首を落とされていた。
前回も同じだった。全く、気が付かない間に。
……百舌妃がいつ逃げたのかも、全く気が付かなかった。
「はあ。次の任に就く前に、山に籠った方がよさそうね」
今度こそ全員、捕まえるために。
そして、……大事なお気に入りに手を出してくれた礼を、きっちり払うためにも。
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