『不条理』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
君の言うとこはいつも意味がわからない
物事との辻褄が合っていないのだ
でも理解してあげたくなる
それほど好きだということ
2024/3/18 不条理
不条理
この世界はどうして不条理なことだらけなのだろうか?
こんなに死にたくなるほど苦しいものだらけの世界で…どうやって生きればいいの?
ぞうり
違うわ~ってかあε=(ノ・∀・)ツ
お題は👉️不条理👈️じゃあ~ってかあε=(ノ・∀・)ツ
不条理
どうにもならなくて、
流れに身をまかせるしかないときも、
最終地点だけは、想像してみる。
そしたら、目指す場所へと
工夫が生まれるかもしれないから。
恋文をネットで雑に晒されて初めて同情したんだ、太宰
題-不条理
不条理
「確かにこの世の中は不条理なことだらけだ。
けどね、それを割り切って考えられる人は本当の強さを持ってる。」
そうあなたが言ったから、私は割り切って考えるようになった。
「人間だから仕方ない」
人との据も失敗も、間違いも全部。
見えないように隠してたものが見えてしまったときもそう。
今まで見ないように努力した自分を褒めながら、「仕方ない」と割り切ってきた。
いつの間にかそれが普通になって、私は冷たい人だと思われるようになった。
それはどこかで事実だったのかもしれない。
けれど心が少し痛かった。
この世は言葉や感情で割り切れないものの方が多いから、そこに私が区切りをつければみんなが争わずにすむと思った。
「価値観のすれ違いはあって当然。人間だから。」
そうやって全て受け入れてきた。
ときには自分の意見を押し殺した。
争いごとは嫌だから。
「それじゃあ、君の意見はどこにあるの?」
あなたはいつも優しかった。
胸がドキッとした。
今まで見て見ぬふりをしていたのは、そっと押し殺してきた自分の意思だった。
仕方ないと言って割り切って捨てていたのは私の中身だったんだ。
一番捨てちゃいけないものだった。
「私は強くはなれないみたいだね。」
少し間を置いてあなたは言った。
「君は強い。もう見える世界が違うはずだよ。君は今まで人の価値観を尊重して、いろいろなものの見方を身につけてきた。それでも君の一番真ん中にあるのは君自身だ。君がそっと内にしまってきたものが静かに磨かれて、今一番光っているよ。」
あなたは私の心を指さした。
不条理
世の中も人生も不条理。
ニュースを見る。
幸福なんか生み出さないのに起こる戦争。
誰も何も悪くないのに犠牲を生む天災。
過去にはやった病気。
誰にも、集団でも止められない。
これ以外にももっともっと不条理で溢れている。
人を平気で虐めて、利用する人が
なんで、あんなに楽しそうなの?
いいことをすればいいことが、悪いことをすれば悪いことが返ってくるんじゃないの?
私、結構真面目に生きてるよ?
毎日必死に生きてる。
他の人もそう。
優しくて人を心配できるような、助けられるような人。
いろいろなことを考えて、皆を引っ張っていく人。
なんで、だろう。
私じゃ何もできない。
それならせめて、
今以上に頑張って、自分がなりたいと思う素敵な人になって、不条理なんか吹き飛ばすような
そんな人生を送ってやる!
不条理は付き物。
どうにもできない。
だからこそ、私は、頑張る。
不条理を抱えて生きるのは実に辛いことです。
不条理とは、一人一人がそれに妥協することで、次第に社会的通説になってしまったものです。
不条理とは、先の人々が生み出した非合理な暗黙のルールです。
不条理を破るには、一人一人が変革意識を持たなくてはなりません。
しかしながら、不条理を破るために行動しなくてはいけない。それが一番の不条理なのかもしれません。
だって我々はこの世にただ生を受けただけなのですから。
元・よいこ
「マジメに働いてます!」→流石です
元・わるいこ
「マジメに働いてます!」→感動の嵐
元・ふつうのこ
「マジメに働いてます!」→当たり前
どうか 目立たないけれど
元来真面目で優しい人に幸せをください
#不条理
群衆。群衆。膨らむ黒山が行進を続けている。
その先頭が、おもむろに口を開く。
「不条理な、この世界に制裁を!!」
「「不条理な、この世界に制裁を!!」」
「女王を出せ!」
「「女王を出せ!!」」
一体どうしたというのだろう。穏やかでない。
私は行列の先を確かめ、呆れの嘆息混じりに呼びかける。
「何を言っているの、貴女達は」
私の声を聞いた数名が、顎を上げて、こちらに向き直る
「我々は自由を求めている。平等を求めている」
「我々は解放される権利があるはずだ」
「そうだとも。我々はこれ以上好き勝手を許すわけにはいかない」
「この不平等を許してはならない」
「我々が条理と平等と自由を勝ち取るのだ!」
「“貴女達”が?」
「そうだとも」
「自然の摂理が、女王が貴様らを許そうとも、我々が許さない」
「だから女王も、我らを阻むものも皆殺しだ!」
何を言っているのだろうか、このおバカさんどもは。開いた顎が塞がらない
「…なんだっけ?不条理をなくすのだっけ?」
「そうだ」
「不平等をなくす?」
「その通りだ!」
私は胸の奥で溜息をつき、一つの方向を指す。
群衆が向かっていたのとは反対の、クロヤマアリの巣がある方を。
「貴女達、もう少し冷静になった方がいいわね。貴女達の女王はあっちよ」
「そうであったか!」
「協力、感謝する!」
「貴殿は、我々の勝利の暁には我々の新秩序を享受するであろう」
「自由になれるぞ!」
口々にそう言って、彼女らは去ってゆく。
…不条理、ねぇ?
私は皮肉っぽく、首を傾げる。
どの触覚がいうのかしら、そんなバカなこと。
不条理っていうのはあんた達みたいなことを言うのよ、おバカなサムライアリたち。
…さて、ご飯を探してこなくては。あのバカたちが、新しい“私たち”の子を連れてくる前に。
私は彼女達とは反対方向へ歩き出す。
……ついでに、女王様にも報告してこようかしら、きっとお喜びになるわ。
私は、少しだけ軽くなった足取りで、かつての私の巣へ向かった。
無理に意味を見出だすより、端から意味など無いのだと思う方が息をしやすい。どうせ生き物なのだから、でも、結局その程度のものなのだ。
/お題「不条理」より
テーマ 不条理
たとえあなたが言った事があっていたとしても
私の中では求めているものと違くて
何もかもが不条理な世界だなって
今になって憎んでる。
不条理…
粉雪が切ない空に舞うように
今の僕らを許してほしい
「不条理」
⚠不条理の使い方を間違えている可能性があります。
言葉を送っても、
相手から返ってくるとは限らない。
皆は言葉には言葉を送り返す事が当たり前と考えるだろう。
私もその一人だ。
だが、この前、
言葉に言葉が返ってくるのは当たり前では無いと知った。
私が言葉を送っても……
相手からは、なにも返って来なかった。
その相手からはよく、言葉には言葉を返すようにと言われていたので理解に苦しんだ。
「貴方は言葉に言葉を返してはくれないんですか?」
私は質問した。
「私は良いのよ。返さなくても」
意味がわからない。
私は良い?
貴方は、この世で何をしても良いのですか?
やはりこの世は。
不条理だ。
不条理
…余命宣告を受けた
そんな事はドラマでしか起こらないと
そう思っていたのに
実際には ドラマより、ドライな感じで
残りの貴重な時間を 無駄なく
お過ごしください
そう、言われた。
いや、そう言われた部分しか頭に入って
来なかったんだろう
人生は不条理だ
家族もいない 結婚も 恋人さえいない
僕に 何が残る?何をすればいい?
頭を抱えて目を強く瞑った
そして、再び目を開くと
そこはベッドの上だった…
なんだ、ただの夢か…
せめて、夢の中くらい 結婚して
子供がいて 愛する妻がいて
やりがいのある会社に勤めていたかった
あぁ、夢の中でさえ 不条理だ
2024.3.18 不条理
不条理
不条理な事がいっぱい。
私にとっての不条理は
あの人にとっても不条理?
そりゃ交わらないわけだ。
とりあえず明日厄払いに行ってくる。
(お題とは関係ないけれど)
ひとり思い悩んでいる日々でした。
下を向いて過去を振り返って、どうしてこんな風になってしまったのか、と。
内側に向かって落ちていっていた感情が、こうやって何かを書く事で前向きに変わってきました。
誰かに読んでもらえたり、誰かの思いを読んだり、
とても救われています。
まだ日は浅いですがお題が出る7時が待ち遠しい毎日です。
創作 「不条理」
「拾ってくれてありがとうございます」
背の高い青年は悲しみに染まった目を伏せ、手帳を受け取り胸に抱く。
「失礼ですが、中を見ませんでしたか?」
「すみません、少し読んでしまいました」
小さな声で答えると彼は大丈夫ですと弱々しく笑った。
「この世は不条理ですよね」
「へっ?」
「あぁ、いえ、これを読まれたついでに話してしまおうと思いまして、その、あいつについて」
彼は、ある理由で姿をくらませた友人を捜して、旅をしているのだと言う。
「そうだ!貴女は魔法つかいでしょう。魔法であいつの居場所を突き止めて欲しいのですお願いします」
「えぇっ、私にできるかなぁ」
私は、 「人捜し」の呪文を唱える。どこからか現れた青い蝶の群れが北へと飛んで行ってふわりと消え失せた。
「彼は北にいます。これくらいしか、わかりません、すみません」
自信の無い声で伝えると彼は首をふる。
「とんでもない!方角がわかっただけでも、進歩です。ありがとうございます」
「あの、私が言うのもあれですが、科学も信じてもらえる時代が来ると良いなぁ、なんて、ね」
曖昧に口にすると彼の瞳にわずかな光が灯った。
「本当にありがとうございます、貴女が拾ってくれてよかった」
柔らかい笑みに私はあたふたとその場を離れる。
「あ、お礼もらうの忘れてた」
すぐさま彼の背を追いかけ走った。
不条理な目に遭う彼らが少しでも浮かばれる日が来ることを、今は願うことしかできない。
だけど、私の魔法つかい修行はまだ始まったばかりだ。
(終)
不条理
という言葉をあまり使わないから意味調べたら
世の中の道理に合わないことなど人の力ではどうにもできない
天災とかで使うそうだ。
この言葉に沿っていつも書いていたSS小説を書くのは難しいと感じたのでこれにて終わる
どんなに憂鬱なことがあっても、酒が上手いのは不条理。酒で全部どうでもよくなるの、世の中のバランスが狂ってる。
好きだった男が死んで、三年経った。
あたしはあの頃より短くなった爪の、僅かな凹凸をしげしげと眺めて、やすりどこ置いたっけ、と呟いた。
もう三年もネイルをしていない。
ネイルどころか、髪だってあんなにぐるぐる巻いていたのが今ではストレートで(しかも真っ黒。信じらんない)、今日着てる服も、某良品店にいそうなナチュラル全身ベージュ。
あたしを昔から知る友人達は、会う度、もういいんじゃないの、と言う。
それであたしは、もういいって、何がだよ、と思う。
スマホの裏に貼られたプリクラ。盛り盛りの加工で少女漫画のヒロインみたいな顔をしているアイツを、短い爪でこつこつ叩く。
「まじさぁ、死んでんじゃねぇよ」
アンタの元カノ、自爪で黒髪ストレートでナチュラルな服着た、小動物みたいな子ばっかじゃんかよ。
スマホをベッドに投げつける。
アンタがしょっちゅう泊まりに来るもんだから、奮発してダブルサイズにしたのに。まだ片手で数えられる回数しか使ってないうちに死にやがった。
「……タイプじゃないなら早く言えっつの」
あたしがギラギラの長いネイルして染めまくって傷んだ髪巻いてこの世のセクシー詰め込んだみたいな服着てたの、馬鹿みたいじゃんか。
アンタの身長なんて気にもしないでたっかいヒール履いて、真っ赤なリップをオーバーに塗ってさ。アンタの好みと真逆じゃんかよ。
けどそんな全然タイプじゃないあたしが好きだったって、何でアンタが死んだ後に、アンタの親友とかいう男から聞かされなきゃいけないんだよ。直接言えよ。
アンタの口から言われなきゃ、信じらんないし。
だからあたしは明日も、アイツ好みの服を着る。
アイツがあたしに直接、好きって言いに来るその日まで。
#不条理