不完全な僕』の作文集

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不完全な僕』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

8/31/2024, 11:41:06 AM

#不完全な僕

僕は人の『色』が見える。
誰にも信じてもらえないけど。

人はみんな色を持ってる。

その人のイメージカラー?好きな色?

否、僕はその人の“才能”を表すものなんだと思う。
例えば、泳ぐのが得意な人は青。
誰とでも話せる人はオレンジ。
絶対音程を外さない人は緑…とかね。

小どもの頃、僕の色は空虚な白だった。

当時は何がなんだか分からなかったけど、
その頃はまだ才能なんて分からなかったんだ、きっと。

何年経っても、
鏡を見るたびに、僕の頭上には白が見えた。
…大丈夫。まだ才能に目覚めてないだけだ。
決して、みんなと違うなんてことはありえない。
そうやって、信じ続けた。

もう高校生だ。そろそろ何かあってもいいはずだ。
おそるおそる鏡を見る。
しかし、結果はいつもと変わらない、白。

僕は布団に潜って泣いた。
自分の価値の無さに。自分の非力さに。
そして周りから取り残される不安に押し潰されながら。

___気づけば暗い空間にいた。

(…ここはどこだ?なぜ僕はこんなところにいる?)

辺りを歩いてみた。
ここは黒一色だ。いや、黒にみえる別の何かか?
その闇に一人の少女が立っていた。

「ここはどこなんだ?教えてくれよ。」

彼女はピクリとも動かない。
それどころか彼女は僕の意識の中に入り込んできた。
脳内に、か弱い声が響く…

〈…やっと、来てくれたのね。〉

初めて彼女がこちらを向いた。
彼女には、目がなかった。
ない…というか、そこだけ消しゴムで消されたように
空間に同化していた。
僕には不思議なことに『恐怖』という感情はなかった。

「君は誰だ?」

〈私は…あなたの秘密を知る者よ。〉

「秘密?」

〈あなた、人の…色が見えるんでしょ〉

「……なぜ知っているんだ?」

〈…あなたの目には、私は何色に映ってるかしら?〉

まずは質問に答えてほしかったが、
とりあえず会話を続ける他なさそうだ。

「…君は、透明だよ。特に、目。」

〈正解。そう、私の色は透明。色なんてないのよ。〉

「だったら…僕にも色なんてないよ。」

〈あら、どうして?〉

「だって…」

僕は全てを話した。警戒心はもうなくなっていた。
これはおそらく夢だ、そう振り切ったからだ。

〈ふーん。白、ねぇ…〉

「ああ、白だ。周りはみんな、立派な色があるのに。」

〈…白は、立派な色じゃないの?〉

「…へ?」

〈だって、少なくとも透明な私よりはいいじゃない?
白だって立派な色でしょう?例えばそう…お米とか、
綿花とか、キャンバスとか…あっ、そうよ!
キャンバス!あなたはキャンバスなのよ!〉

「…キャンバス?」

〈ええ、キャンバスは最初は白いものでしょう?
だからあなたはこれからどんなものにもなれるの!
あとは、絵の具って、描くものがないと使えない
でしょう?だから、他の人たちがあなたによって輝けるってことじゃない?〉

「…えっと、つまり縁の下の力持ち的な?」

〈そうそう。だから、自信を持ちなさい。
色だけで人を判断するのは良くないけれど、
少なくともあなたは純粋でいい子だと思うわ。
…なんとなく、そんな気がするの。〉

「そっか…。」

〈…そろそろ夢から覚めなさい。
それから、頑張るのよ。〉

「…ああ、ありがとう。」

目の前には見慣れた天井があった。
やはり夢だったようだ。
だけど、これだけは夢じゃない。

白は、立派な『色』だ。

8/31/2024, 11:40:14 AM

不完全な僕

不完全な僕は

ただ此処にいるだけでは

不完全なままで

何があっても前に進み

常に見聞きし

そこから学び

考え

全てから吸収することで

完全な僕に近づいていく

8/31/2024, 11:35:17 AM

「先輩」

勢いよく振り向いた反動で靡いたポニーテールが、僕の頰をぺしっと叩いた。
「どうした?」

「好きです」
「知ってる」

「君も知ってるでしょ?私は君のことは好きにならないの」

分かってますよ。と呟いた。聞こえてたかは知らない。

「その完璧な先輩の先輩は、そんなにかっこいいんですか」

「かっこいいよ」

じゃあまだ不完全な僕のことは好きにならないんだね

「好きです」
「うん」

「もう終わりにしようかな」
「ん?」

「好きになってくれないんでしょ?」
あぁ泣きたくなんてなかったのに。

8/31/2024, 11:34:54 AM

不完全な僕、私

完全な人間なんていないわ。
完全な人ばかりがいたらこの世の中おもしろくない。
AIみたい。

不完全な自分でいいと思う。

今もアンサンブルの自主練中

弾けないー!メトロノームに合わせて弾いているけど指がついてかない。リズムも取れないし、音とりもちゃんと出来てないからね。

今日のお題は、今の私そのものだから言い訳してるのかも。

8/31/2024, 11:32:06 AM

不完全な僕

西暦2XXX年。地球は高度な技術の発展を遂げ、巷には様々なロボットが溢れていた。

「あぁっ…!」
切羽詰まった悲鳴と共に激しく食器の割れる音が響く。一家に一台(一人)は当たり前のお手伝いロボット。通常ならば機械が行う作業は、人の手と違い寸分の狂いもなく完璧に全ての事柄をこなす。
しかし我が家のお手伝いロボットは。それはそれはミスも多くそそっかしい。それもそのはず。元々このロボットは製造中に欠陥が見つかり、完成することなく廃棄されるところを安く譲ってもらったものだ。お手伝いロボットとしては不完全。それでも。
「ご主人さま、すみません…」
しょんぼりと、全身で反省してますと謝る姿はなんとも人間味あふれる。全てを完璧にこなす完成されたロボットは、魅力的だけど。

また迷惑をかけてしまった…僕が不完全だから…

とか、思ってる事が顔に出てしまう不完全な君と、僕は暮らしていきたいよ

8/31/2024, 11:28:35 AM

不完全な僕



情けなかった
好きな人に
好きとさえ言えなかった

あの人しかいなかったのに
あの人がすべてだったのに

それから僕は
気が狂ったように好きな人を作りだしては
新しいオモチャの車を欲しがる子どもみたいに
次々と乗り換えていった

やがて誰も
僕を相手にしなくなった

僕は馬鹿な生きものだ
未だに初恋は
切なく甘く
僕の胸を締めつけるよ





そして
雨が落ちてきそうになったら
不完全な僕は
空を見あげる

8/31/2024, 11:28:15 AM

欠けているとこがあるから嵌まるんだ


/お題「不完全な僕」より

8/31/2024, 11:27:20 AM

小学生の時はまだ不完全

中学生も

高校生も

大学生も

大人になっても

老人になっても

不完全な僕は

何になれる?

8/31/2024, 11:27:03 AM

完璧という言葉は、僕のことを指すのです。
完全無欠とは、僕のことなのです。

僕は完璧な人間ですから、何も失敗しません、何も間違えることはありません。何せ完璧ですから、完全で無欠なのですから。

人の意思も、行動も、言の葉も、運命さえも、僕がそうしようと思えば、全てが僕の手の平の上で、僕の思うままに踊るのです。完璧な僕のために、全てが上手く行くのです。

ですが、最近とあることに気付いたのです。
僕は完璧です。それは変わりありません。
ですがですが、僕には友達が居ないのです。

話し相手は居るけれど、それは完璧な僕のために生きる働き蟻ですから、友と呼ぶのはおかしいでしょう?完璧な僕は、当然寛大ですから、蟻を友と呼ぶことも勿論出来るのですが。

完璧な僕に友達一人居ないのは、不思議なことでした。
どれだけ蟻達に情を抱こうとしても、僕には出来ないのです。

そこで、完璧な僕はまた気付くのです。

僕は完璧でも完全無欠でもないのです。
どこかが欠けてしまっていて、それがこの孤独を生み出しているのです。

完璧な僕は、それを理解することが出来るのです。

『不完全な僕』

8/31/2024, 11:26:40 AM

どれだけ自身を、鼓舞しても
周りとの差を、無慈悲にも突き付けられる

埋まらない差がある事は、知っている

でも、それでも

自覚する度に、嫌になる

生きているのが、辛くなる

--二作目--

愛し方も知らない
適切な言葉も知らない

何処までも不安の残る愛だけど

それでも僕は

お前を愛して良いのだろうか?

#不完全な僕
401作目

8/31/2024, 11:26:20 AM

不完全な僕

完全なものってあるのかな?

単体ならないし
複数ならあるのだけど
全てとなるとどうなんだろうか

特定の複数なら結果は決まってる
複数も含めた単体
団体が単体となると
さらなる複数がある前提だよね

観測するからには
他が存在する
だから全てには成り得ない

この世界の外にも
別の世界があるとする
今あるこの世界を閉ざすと
この世界は流動するものの
一応は完成したとする
外の世界込みの話だと完成してない

お題が不完全な僕だったはず
完全をどの様な状態に決めるかだね

一時的に決めることは可能でも
長期的には不可能だと思う
それを決めるのは僕ではなく他人

僕は不完全だし
僕に困りはしても
完全だからこそ不可能もあるはず

僕なんて所詮は一時的な状態に過ぎないし

8/31/2024, 11:23:31 AM

題【不完全な僕】
(登場人物⇒葵、ひなた、すみれ、ふうま)

「本当に良いの?僕なんかで。」
「いーの!良いから告白したんだよ?」
「でも、まだ不完全な僕を…。」
しかも、こんな可愛い葵が僕に?
罰ゲームかな。また、裏切られたらどうしよう。
みんなみたいに僕を。
「ん~。不完全なんかじゃないと思うよ?」
「えっ?どうゆうこと?」
「自分ではそう思っていても、実際はものすごく尊敬されてるんだよ。」
「本当に?」
「うん!だから、自信をもって?」
「ありがとう。あと、返事は今日中にLINEで返すから。」
「うん!待ってるから。全然断っても良いからね?」
「はい!しっかり考えて、正直に答えるから。」
葵は幼馴染み、ずっと優しく接してくれた、だから…。

ーその日の夜ー
「ピコン!」
「来た? 何で公式なの~?」
やばい、緊張してきた!
まだかな、まだかな?
「ピコン!」
「また来た!次こそ。」
ホーム画面を開いた私は、家族の前にも関わらず、おもいっきりはしゃいでしまった。

ー葵。今日の告白の返事をするね!ー
本当に、信じられなかったんだ。葵が?僕に?
って感じ(笑)
頭のなかはめっちゃバグってたんだ~!
でも、真剣に優しく声をかけてくれたね。
こんな、まだまだな僕だけど、お付き合いから、よろしくね!

「えっ、え~!本当に?やったぁ!」
すみれに明日教えよ!

ー翌日ー
ガチャ 「行ってきます!」
「あっ、葵。行ってらっしゃい!」
「よっ。葵!」
「ひなた!あの、昨日ありがと。よろしくね!」
「喜んで~!」
「ん?あれふうま&すみれカップルじゃない?」
「本当だ!おーい!」
あっ。気づいた!
「えっ!なんか、2人の距離感変わってない!?」
「ばれた?あの、実は…付き合ったの。昨日。」
「まじ?ひなた!おめでとう!」
「祝!Wカップル成立!しようね!」
「葵!本当におめでとう!」
「ありがとう。すみれもね!」

みんな、幸せになったな~!

8/31/2024, 11:20:15 AM

すみません。
本当は僕、アンドロイドなんです。
戸籍や住所は全部デタラメで、
飲食も
食べること、飲むことは
できますが、
エネルギーにならないので
幻影機能を使っていました。
あなたが人間と間違えるのも
無理はありません。
柔らかい体、
長い黒髪、
僕はどこから見ても普通の少女ですからね。
でも、すみません。
防水機能は無くて、
プールは行けません。
不完全な僕で
申し訳ないです。
気持ち悪いですよね。
アンドロイドと友達なんて。
今後一切接触しないので
ご安心ください。
え?
別にアンドロイドでも構わない?
プールはやめて山でも登ろう?
ありがとうございます。
僕といてくれるんですか。
すごく嬉しいです。
あ、そうだ。
この間お借りした漫画、
とても絵柄が好みでした。
言葉選びがお上手な漫画家さんなのでしょうか。
僕は特に、1番最初の一言が好きです。
"Good Midnight!"
ってやつです。
今度漫画お返ししに行きますね。
山登り楽しみにしてます。
僕のことアンドロイドだと知っても、
人間と同じように扱ってくださり
ありがとうございます。
これからもずっと仲良しでいましょう。

8/31/2024, 11:19:17 AM

僕は、ツギハギだらけで産まれてきました。
博士曰く、母が破水した時に事故にあったと。今となっては、それが事実かなんて分かりませんが。誰もが恐ろしいと感じる僕の外見は、僕を人間たらしめない要因でした。
博士はそんな僕の身体を大好きだと言います。
他の誰にもない、僕の個性だと。そう言います。
けれど、僕の個性が無くなったら、ツギハギをする必要が無くなったら、博士は僕に飽きるのでしょうか。
そんな不安を抱えています。そしてつい

「博士、僕はツギハギでなくなったら、博士の言っていた個性は消えてしまう。僕は、博士がくれた言葉さえもなくなってしまう気がして、とても怖いのです。どうしたらいいのでしょうか。」

なんて、聞いてしまうのです。僕は、博士のお情けで育てて貰っていて、博士は僕のツギハギが興味深いだけだと言うのに。ただ、それだけの事実が僕の胸を突き刺して、耐えられそうにもない程、悲しみが込み上げてくるのです。心の中の静かな慟哭は、博士には見え透いているのでしょうが、僕は続けます。

「あなたが、僕に興味を示さなくなったら、僕は欠けたままにしか生きられません。誰かが、僕を愛してくれたとしても。僕は、あなたの愛しか求められません。」

そう吐き捨てるように言い切ると、博士は決まってこう言います。

「君の個性も好きだけれど、僕は君という人間が好きなんだ。ただ1人の僕の大切な子供だから。子供を愛さない親がいるかい?それに、君は欠けたままでも素敵さ。不完全な僕が君と出会えたように、不完全な君と欠片を補って生きていきたい人もいるさ。」

そうやって、僕の心を補ってくれる博士は、何もかもを僕にくれる。不完全な僕に。

題:不完全な僕

8/31/2024, 11:19:09 AM

容姿端麗…
頭脳明晰…
性格も文句ない…
もちろん、お金に困る事もなく
いわゆる……「超完璧な僕」
私はこんな人とはご縁が無いんだけれど
完璧すぎる人って隙がなくて
近寄りがたいオーラを感じてしまう。
自分自身が不完全でダメな所が沢山あるし
だから、色々足りなくて失敗して凹んだり
落ち込んだりしながらも頑張って
生きてる「僕」が痛みもわかるし優しく
成長している気がする…
私自身もきっと共感出来て
一緒にいて楽だと思う…
「不完全な僕」でいいんじゃないかな…
結局は完璧な自分を演じ続ける為には、
本心を押し殺し随分と無理を
しないと続かないだろうし… 
だから、平凡で普通が一番いいと感じる

8/31/2024, 11:17:53 AM

㉙不完全な僕

こんな理不尽な世の中で

僕らは出会った

恋をした

こんな不完全な僕を

完全な君が

愛してくれて

存在してくれるという

事実

8/31/2024, 11:17:24 AM

不完全な僕は

不格好な僕から声を掛けられる

完全な僕がお待ちだ、と


不透明な僕と不安定な僕に

案内された扉を開けると

不公平な僕と不自由な僕が何やら言い争いをしており

不用意な僕がまあまあ、と割って入る

どうやら不公平な僕が

完全な僕に不満の手紙を渡そうとしたら

不必要だ、と不自由な僕に止められたらしい

不条理を感じた不公平な僕は

なぜか不完全な僕を睨みつけ

不機嫌な表情を浮かべる

僕らは元々


あ、完全な僕らのはずだった

あ、完全な僕らのはずだった

あ、完全な僕らのはずだった


まるでoasisが湧き出た様な不協和音



            『不完全な僕』

8/31/2024, 11:16:02 AM

不完全な僕

完全な僕ってどんな僕なんだろうね。

8/31/2024, 11:15:56 AM

不完全な僕

喋れない自分
相手のことを気遣えない自分
料理できない
仕事できない
何も断れない

弱い自分がたくさんいるけど

生きてるだけそれが良い

それが1番だよ

家族もいる
家もある

笑ってられる

それが良い

8/31/2024, 11:15:47 AM

僕はいつも周りに合わせて、
他人の軸で生きてきた。


親の自慢の息子でいるように。

先生も誇れる真面目で優秀な生徒でいられるように。

"いいやつだな"と言われるような友達でいられるように。


そうやって周りが理想としているであろう自分を演じて生きていた。自分の気持ちに蓋をして。

そしたらどんどん本当の自分がわからなくなってきた。

いや、違うな。
自分の気持ちがわからないから他人に合わせていたのかもしれない。



でも、もうそういうのにうんざりしてきて。
ここのところ僕は迷いに迷っている。


どういう人生を歩むべきなのか。

生きることに意味はあるのだろうか。

価値のない僕が生きている意味はあるのだろうか。

こんな僕にできることがあるのだろうか。


別に感傷的になっているわけではない。
ただ実際問題こんな僕に価値などないのだ。


まあ、でも思うのは
結局どれもこれも自分次第だよなってこと。

どう意味づけるかも人それぞれだし。
変わろうと本気で思わないと、変われることはないし。
物事をどう捉えるかによって全然違く見えるしさ。

探り探り生きていけばいいのかもしれない。
今まで完璧を求めていたけど、
不完全なままでいいのかもしれない。
それは諦めてるわけじゃなくて、
とても前向きな意味でね。

そして、きっと完璧だとつまらないのだろう。
少し欠けてるものを欲してしまうのだろう。
人間結局ないものねだりだもんね。

もう少し生きてみることにするよ。


ー不完全な僕

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