不完全な僕は
不格好な僕から声を掛けられる
完全な僕がお待ちだ、と
不透明な僕と不安定な僕に
案内された扉を開けると
不公平な僕と不自由な僕が何やら言い争いをしており
不用意な僕がまあまあ、と割って入る
どうやら不公平な僕が
完全な僕に不満の手紙を渡そうとしたら
不必要だ、と不自由な僕に止められたらしい
不条理を感じた不公平な僕は
なぜか不完全な僕を睨みつけ
不機嫌な表情を浮かべる
僕らは元々
あ、完全な僕らのはずだった
あ、完全な僕らのはずだった
あ、完全な僕らのはずだった
まるでoasisが湧き出た様な不協和音
『不完全な僕』
8/31/2024, 11:17:24 AM