『不完全な僕』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
不完全な僕
完璧な人なんかいないから
不完全なのは当たり前
お金なくても
時間なくても
何もなくても
命はあるんだから
好きなようにしなさい
みんなは僕を完璧だって言うみたい。勉強もできて運動神経も良い。それに、イケメンで人当たりがいい。先生や先輩、後輩にまで好かれている。こんなパーフェクトな人間いるのか、と言われるくらいだ。
だが、僕はそうは思わない。寧ろ、僕自身は短所の方が多いと思っている。勉強も運動も小さい頃から努力してきたから、賞賛されるのは嬉しい。でも実際は、数学は3より上に上がらないし、持久走のタイムは平均よりもかなり下だ。人付き合いも、相手の気持ちを理解出来ずに傷つけてしまう言い方をしてしまう時もあるらしいから、人当たりがいいと言われるのはどうかとも思う。
こんなこと言っていると、周りから偏屈だと思われそうだけど、みんなは僕にはない魅力がいっぱいあるのに、それを魅せないのは勿体ないんじゃないか?完璧な人なんてこの世界にいる訳じゃないんだから。
もし、僕が完璧な人間だったら、面白味もないし興味を無くすと思うな。
〜不完全な僕〜
虚ろな目をした君
どこに向かうでも無く
ただひたすら死人のように歩き続ける
手を引いて引き戻そうとしたり
君が危ない道を選ばないように縛ってみたり
思いつくことは全てしてみたけど
どうにもならない君を見て
立ち尽くすしか出来ない僕
不完全であることを嘆き、悲しみ、苦しむ君を
不完全な僕がどうか出来るわけもなく
君の心に響く言葉を探してみるも
知識も経験もさほど無い僕が見つけることなど出来ず
でも、本当は知っていた
君が僕に望むものは何も無いことを
そのまま力尽きていくことを望んでいることを
ごめん
僕は君が居ないことを受け入れたくない
わがままだけど君に生きて欲しいんだ
無責任なことは分かってる
今も君は人生の岐路に立つ
進む方向は
希望の道か
絶望の道か
もし意思を持って歩んでいるのなら
何かしらの言葉や物事が
正しい方向への道しるべになっていることを願う
不完全な僕から不完全な君へ
今でも君のことを思い続ける
この黒い毛玉が妙に賢いヤツだと気付くのに、そう時間はかからなかった。
台風近付く夜に、突然我が家に転がり込んで来たコイツ。はじめましてにも関わらず、何食わぬ顔で毛繕いをし、素知らぬ顔でごはん(この時はキャットフードが無かったから、白米に鰹節をかけただけのもの)を食べ、終いには我が物顔で布団の上に丸まって眠り始めたのだ。
ネコって、こんなに警戒心ないんだっけ?と、これまでの経験値では測れない状況に困惑しながら、ネコを踏まないようにそっと布団に入った。
寝入り端、ふと思い付いたことをネコに言ってみる。「なぁ。今日はお前のおかげで随分夜更かししちゃったんだからさ、明日の朝6時半に起こしてくんないか?一宿一飯の恩義ってやつでさ」すると、眠っていると思っていたネコが、起き上がりひと伸びし、こちらへ近付いてきて座った。しばらく顔を見下されていたように思う。そして、夢うつつの中で、ニャンと短く鳴くのを聞いた。
翌朝、台風一過で良いお天気の外とは反対に、遮光カーテンをひいた室内は薄暗く、まだまだ台風が停滞しているかのようだった。遠くでスマホのアラームが鳴っているのが聞こえる。しかし、ゆうべの夜更かしが祟り、まったく起きられそうにない。ああ、このまま二度寝確定だな…と思っていると、頬に強い衝撃を受けた。
何事かと目を開くと、目の前に黒い毛玉。どうやら、ネコパンチを食らったようだ。まさかと思い時計を見ると何と6時半。「起こしてくれてありがとう。ところでお前、時計が読めるのか?」すると黄色い丸い目でこちらを見ながら、またニャンと短く鳴いた。
人慣れとか警戒心とかのレベル超えてないか?それともオレの常識が間違っていたのか?すでに布団の上で丸くなっているネコを横目に、寝起きの頭でアレコレ考えてみるが全くまとまらない。そうこうしている内に、7時のアラームが鳴り始めた。ヤバイ、遅刻する。そう思い慌てて支度を始めた時に、ふと気付いた。アラームがうるさかったから、止めさせようとしたのではなかろうか。なんだ、そうだよ、ネコに時計が読める訳がない。ようやく真っ当な考えに辿り着き、内心ホッとした。
その考えですら真っ当では無いことに気付くのは、また数日後の話。
―――よるのゆめこそ [アラーム]
#59【不完全な僕】
『声』
あなたは、何故好きになりの〜??
わは、鏡に、問いかけた。
未完成だから、誰かを好きになるのかも。
私の川柳だって、きっとそうだヨ^_^
笑ったり、泣いたり、きゅんとしたり、切なくなったり、
ほんの距離が近くなるだけでドキドキ💗したり、
ボカロの曲で、『神っぽいな』の歌詞の通り
知能指数がざがっていているよネ。
私が好きになるのは、何時も自分より遠い存在。
バカだとは、理解っています。
こんな、私にも芽生えた好きという感情も大切にしながら……。
振られたいな〜(´;ω;`)
はじめから、こんな私なんか好きにはならないネ……。
でも、今度は、ピエロ』の曲で、自分の気持ちを云えました。
『愛しています、愛しています。』なんて(*ノェノ)キャー
身体の力を振り絞るように声にした。
ポップな歌だからOKIかな〜なんて〜(*ノェノ)キャー♫
振られるのを前提として歌いました。
私は、ハンディーを持っています。顔も大したことはないし……。
お別れの時は、ちゃんと敬語で、挨拶をしなきゃいけないということ。
でも、それでも、私は、好きになります。
iQが、下りますヨ^_^♫と、
鏡の中の私は、嘲笑するかしら??
ーー『はぁ~、あなたは、私だヨ。嘲笑理由なんかないヨ^_^♫』と、鏡の、私は、励ましてくれた。
『ありがとう……』と、
私は、堪えていた気持ちが、ポロポロ涙雨になった。終わり
不完全な僕
僕のピース集めの旅は
長く険しい道かもしれない。
僕にしか見えない道を
僕のカラダが豊かな色になるように
選んで歩く、ゆっくりでいい。
ああ、また気分が落ちてきた。自分にかかる重力がズンと大きくなった錯覚に陥って、何をするにも疲れるようだ。肥大した自己肯定感の低さは、僕の些細なやる気を一瞬で根こそぎ持っていく。頭の片隅では解っているのだ。満ち欠けがあっても月が月であるように、どんな僕も僕でしかないことを。
それでも、今の自分には“何か”が足らず、その“何か”を手に入れさえすれば、僕はついに円を成せるのだなんて。そんな根拠のない期待に、性懲りも無く縋ってしまう。“何か”の正体も解らないくせに。僕は僕のことを、認められないのだ。
――――――――――――――――
不完全な僕
不完全な僕
周りの人達を見ると、いつも思う。
僕って、何でこんなこともできないんだろう。
みんなは一歩、それ以上、凄い人は数十歩、数百歩先に居るの。
それなのに、「どうして?」って。
友達と遊ぶ約束をした時、直前まで緊張して、本当に大丈夫かなって何度も何度も自分に問いかけてる時、いつも思う。
みんな、強いなぁって。
夜、布団で一人泣く時、いつも思う。
みんな、こんなことしてないだろうなって。
思うたび、どんどんどんどん、ずっと、みんなとの距離が、溝が、深くなっていくの。
そして、また思う。
何で、こんなこともできないんだろう。
みんなは強いな。
他の人たちのことは知らない。
でも、
発表があったことを忘れる、
嫌なことをだるいの一言で済ませられる、
自分の気持ちをはっきりと表すことができる、
遊びの約束を当日にできる、
僕よりもずっとずっと心の強いみんなは、
こんなことはしていないと思う。
ずっと、
昔のことを引きずって、
何度も枕を、布団を、抱き枕を濡らして、
全部よく分からなくなって、
口癖が、家にいても「帰りたい」で、
そんな自分も、強い周りも、みんな嫌いで、
他に居るのかな?こんな人は。
でも、こうやって自分ばっかり被害者みたいにする僕のことも、本当に嫌だ。
みんなだるいし、嫌だし、辛いし、眠いし、帰りたいし、、、、、
きっと、自分に甘過ぎるのが悪いんだと思う。
心も、考えも、体も、不完全。
恐ろしいくらいに未熟。
もう、
つかれたなぁ
ぜんぶだるい、きえろ、なくなれっていっているひとがいると、じぶんもそうおもうのに、それをひていするじぶんもいる。
なにがしたいのかな?
でも、これはいえる。
あんしんして、こんな僕でも生きてるんだから、
こんなに不完全でも生きれるんだから。
まだ、人生捨てたもんじゃないよ。
って。
不完全な僕
完全体、そんなものこの世に存在するのだろうか。全てのものは不完全であると、だから不完全というものも存在しないのだと、僕は考えていた。
でも、違った。
昨日見かけたあの子はまさに完全で、ほかは全て不完全に見えた。
それから僕は考え続けた。どうやったら完全になれるのだろうと。僕はなぜ、あの子を完全だと感じたのだろうと。
答えは出なかった。それが答えだった。
だって僕は、
不完全な存在の我ら
・なぜ人間が不完全なのか。
これは自分の個人的な考えなのだが、
人間は神の分身、欠片なのではないか?と思っている…。
才能という言葉があるが、これは神の欠片の中に一つ一つ神の力の一部が含まれており、一つ一つ偏りがあるから生じるものではないかと思っている。
それならば欠点も同じように、神の欠片一つ一つに力の偏りがあるから、生じるものと考えられる。…単なる想像だが。
・…なんだろうか。"成仏"という言葉は"仏と成る"と書く。人生を終えたら再び神仏の一部となるのだろうか。
我々が生きているのって、もしや、神仏がより神仏としてアップグレードするために一部一部を直そうとしているのか。その為に、一部一部に命を与え、その一部一部である我々に成長させようとしているのか?
…単なる妄想だが、神様はいる気がする。そして、どちらにしても不完全である我々を見守っているに違いない。
【不完全な僕】
僕の苦手や嫌いを知るたび、彼女は「意外」と言う。
なぜか、何でもできる人だと思われているらしい。
学生の頃に生徒会長を務めていたのを知っているせいか。
彼女だけでなく、今まで交際した相手によく言われた。
理想の姿を期待して、現実を知ると離れていく。
とうに慣れてしまった、いつものパターン。
僕に好意を告げた口で「なんか違う」と罵る。
勝手に幻滅したくせに、まるで僕が悪いみたいな。
僕の来る者拒まずな態度は、誰にも期待していないから。
表面だけ見て寄ってくる人間に取り繕うのも馬鹿らしい。
少し見目が良いだけで、勉強も運動も優秀ではないのに。
夢を見たいなら、わざわざ近づいて傷つけないでほしい。
彼女も選ぶ側に立った一人。僕に好意を告げた人。
いつか離れていくのだから、特別扱いなんてしない。
理想と乖離した僕の姿を、どうせ彼女も受け入れない。
そう諦めていたけど、彼女は「意外」と言うばかり。
「期待外れなら、はっきり言っていいんだよ」
今までの相手と違う反応に耐えられなかった。
心の中では何を考えている? 探るように見つめる。
半年も交際が続いたのは彼女が初めてだ。
「別に期待外れなんて思ってないけど、なんで?」
普段と同じ声のトーンで答え、首を傾げる彼女。
口癖のように「意外」と言うのにそれが本心なのか。
素直に信じることはできなくて、まだ疑ってしまう。
「『意外』って言葉、理想と違うって意味でしょ」
「なにそれ、馬鹿にしないでよ」彼女は心外だと憤る。
「新しい君を知ったのに、不快になんて思うわけない」
等身大の姿を見られていなかったのは、僕のほうだった。
不完全な僕にしか出来ないこともあるんです。
認めて欲しい
#122 特別な月が慰める夜
完璧じゃなくても
いいじゃん いいじゃん!
自分は自分ってのが
最近の流行りでしょ?
塞ぎ込む僕を夜が包み
十三年ぶりの大きくて
特別な満月が
僕を見下ろしている
お題「不完全な僕」
品性がない。
知性に欠ける。
人間として不完全。
そんな事を他人から言われたことはあるだろうか。
僕はよく言われる。
だからだろうか、
完全な僕とは?
不完全な僕とは?
なんてことを最近よく考える。
朝も昼も夕方も、
夜になっても延々と考えて、
わかったことは、
僕は――いや、人間は不完全であり、
そして完全なのであろうということだ。
例えば、
今日という日から過去を振り返ってみると、
今の僕が完成するために歩んできた日々が思いだせる。
人として欠けていても、不足していても、
それこそが今の僕を僕として構成するパーツだ。
つまり完成した、完全なる僕だ。
翻って、
今日という日から未来を想い浮かべてみると、
今の僕よりも多くのものを取り込んで成長している僕の姿が見える。
その姿と比べると、今の僕は足りないものだらけの未完成品。
つまりは不完全な僕だ。
母のように、
「今の貴方で充分だから、心配しないで」
と慰めてくれる人は、
現在の完成された等身大の僕を見てくれているのだろう。
「人間として不完全」
なんて言ってくる人は、未来の僕を思い浮かべて
今の僕の不完全さを教えてくれているのだろう。
『世の中は悪い人ばかりではない』
他界した父が言っていたことは本当だったのだ。
しかし、そうだとすると、
新しい父が言っていた、
「気味の悪いガキだ」
とは、
どういった意味になるのか?
まだまだ、世の中は分からない事が多い。
// 不完全な僕
大きなことを通しても
いつも通しても
通らないのに
無理だと思うよ
やっぱり 不完全な
僕だから…ネ
常に誰かと比べられては蔑まれる日々
がんばっているのに
何が足りない
どこがいけない
だれかおしえてよ
完全な君と不完全な僕
同じ生命体
何が違う
『不完全な僕』2023,09,01
僕は不完全だ。
そんな言葉をぽろりと口から零すと君はしばらくしてから静かに言った。
「この世界に完全な人っているの?」
そして君は頬にかわいいえくぼを浮かべた。
しなやかに僕を抱く彼の手が嫌いだ。
彼のその白い指先は欠けている。断面には塞がったような跡があるから、後天的に傷ついたものなんだろうとは思う。理由を聞いたことはない。
ほっそりと薄い、ユリの花びらみたいな手のひらが僕の頬を包もうとするとき、嫌でも欠けた指先を感じざるをえない。月はいくらから欠けているほうが風情があると千年前の人間はいったが、僕は彼の手を愛せなかった。
「優しいやつだ」といわれ生きてきて、誰もを平等に愛そうとする心に人の生きる価値があるのだと母から教わった。あなたは優しい。純粋で優しすぎるその心が心配だと、婚約者に言われたこともある。
だから、たかが指先の1本欠けた手に、こんなにも激しい感情を抱かされる自分自身に戸惑い、ただ恐れていただけなのかもしれない。
そして今夜も、人差し指の欠けたそれが僕のほうにのびる。僕は魔物から逃れるように払いのけた。生々しいその断面は、いつか僕を呑み込んでしまうだろう。
「恐ろしそうだ。」
彼の蒼白い顔がかなしげに綻ぶ。しかしその手をおろすことはない。
「かといって義指をつけたら、君はもう僕に執着してくれないんだろう?」
逃げたくても逃げられないのはどちらなのかと、彼の唇が動いた気がした。淡い月夜に世界は落ちている。この薄明かりが、いとしい婚約者の不安を背にして、彼と逢瀬する僕の醜さを透かし出してしまう。
「君も不完全だよ。綺麗だ。」
彼はサモトラケのニケでも、ミロのヴィーナスでもない。美術品として以外では、どこか欠けているものを愛することはできない。拒み続ける僕の心に、失われた白い指先は妖しくほのめき、離さない。
毎日毎日酒を飲み酒に主人格を奪われるくらい飲む。
弱いから飲まずには生きていけない。
嫌な事も全部忘れるまで飲む。
朝起きると、意識が戻ってしまう。
ずっと夜が続けばいいのに。
不完全な僕は1日1日を浪費している。
成績優秀な君
勉強が苦手なぼく
スポーツ万能な君
スポーツが苦手なぼく
顔もスタイルもいい君
見た目に自信が無いぼく
歌が上手い君
歌が苦手なぼく
絵が描ける君
絵が苦手なぼく
学級委員長の君
目立つことが苦手なぼく
誰とでも話せる君
話すことが苦手なぼく
なんでも出来る君
なにも出来ないぼく
みんなに好かれる君
みんなに嫌われるぼく
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事故に遭ったきみ
この世に居ないきみ
生きる僕
心の無いきみ
心無い僕
これで埋まった
僕ときみの不完全な部分
-これで僕達同じだね
きみと僕は不完全。
不完全な僕 #1