『不完全な僕』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「ダメな自分を認めたくない」
「人の怒りを避けて生きたい」
「私にも人にはない宝石が欲しい」
「羨ましいと嫉妬の境目」
「ほっといてよ」
「助けてって言えない」
「日に日に嘘が簡単になっていく」
「私らしいって何?」
「常に何かと繋がってないと怖い」
4年前の日記を開いたら、今とは別な私がいた
あの時は、あの時なりに一生懸命に生きていた
完全なんて、完璧なんてないけど、それに近づきたい
あの時、不完全の中でもがいていた私がいて
今、それを懐かしいと思える私がいる
「不完全だから、好き」
-不完全な僕-
不完全な僕はなにかを探していた。
だけどそれはなんなのか分からない。
物心ついた頃にはもう探していた。
何かわからないものを探し続けている。
こんな日々にも飽きている毎日だが、いつか見つかると信じて今日も探し続ける。
もし見つかったらどんなに嬉しいのだろうか。
いや、僕が見つけたそのなにかは、見つけて本当に嬉しいものなのだろうか。
本当に僕は..不完全な僕は探し続けているものを見つけてしまってもいいのだろうか...
そんな不安がいきなり湧き出てきた。
順当に過ごせばあと30年位か。
永遠にも思えた見えない残り時間も気づいたらとっくに折り返していた。
振り返れば勝手気ままにダラダラ過ごして、ステータス上限を気にする必要もない程不完全な僕。
さて、何のスキルを伸ばして何を作ろうか。
いつまでもいつかやろうではまずい…
そろそろやりたいことはどんどん消化しないと間に合わないぞ。
不完全な僕だけど、きみと一緒になれば10になる。
不完全な僕だけど、君と一緒になれば凹凸は合わさる。
不完全な僕と君だけど、大丈夫。
2人ならやっていけるから。
お題:不完全な僕
壊れたガラスを拾い集めて、僕の心を修復した。
だけど、ツギハギだらけ。
完全には戻らなくて、どこか虚しさが残った。
後悔をしている。
でも、ヒビに気づいていながら、見て見ぬ振りをしたのも僕だったじゃ無いか。
不完全な僕にあの人は似合わない
あの人は何をしても完璧だと、そう思っていた
今日までは
今日僕が仕事から帰りドアノブをまわそうとした
あっ、きゃぁぁぁ!パリンガシャアン!!
あの人の悲鳴が家の中から聞ここえてきた
一体何があったんだと焦りながら家へ入るとそこには
割れた皿とあの人、僕の妻がいた
「う、うふふふ」
彼女は家事だろうがなんだろうがすべでを完璧にこな
していた
だからだろうか、皿を落としてしまった妻を見て凄く
安心した
嗚呼、どんな人間でも不完全じゃない人は居ないんだ
『不完全な僕』
僕も不完全だよ。みんな不完全だよ。
自信、持とうよ。大丈夫だよ。
【不完全な僕】
喫茶店にて。
コーヒーを頼んだ私は机の上でブリッジをしながらコ◯インを嗜んでいた。もちろん服は着ていない。
「お待たせしました」
店員がコーヒーを差し出してきた。
しかし
「ほどこしはいらん!」
なぜか気に入らなかった私はコーヒーを床にぶちまけた。
店員は真っ青になって震えている。ゴミが。
そこに店長がやって来た。
「どうされましたか?」
私はしょうがなく状況を説明した。
「実はそこにいる店員から大麻の匂いがしたんです。僕もよく吸っているので分かります」
話を聞き終えると店長は鬼の形相になり店員を殴り倒した。
「まさかこの店に犯罪者がいたとは。お前は人間のクズだ!」
「まあまあ」
私は擁護した。
「彼も不完全な人間だから。その辺で許してやりなさい」
「なんとお優しい!お客様がそこまでおっしゃるのなら、、」
店員は既に全身を複雑骨折しているがなんとか許されたようだ。
店長は警察に通報し一件落着した。
めでたしめでたし。
ちなみになぜか私も警察に事情をしつこく聞かれたが、私が岸◯総理の親戚だと分かると土下座して非礼を詫びた。
やれやれ。
あと店員は薬物とは関係なかった。
昨日の朝、パチンコをしないと決意した。しかし、夜になった今、パチンコ台の前でハンドルを握っている。思えば何年同じことを繰り返しているだろう。身体が心の言うことを聞いてくれない。何て不完全な自分だろう。
親にとって私は「不完全」らしい。
勉強も、
恋愛も、
友情も、
何もかもが不完全で、もうなにが「完全」かわからなくなった
死ねるなら早く死んでしまいたい。
言いたいことがある人には自分の気持ちをぶつけていなくなる。
不完全な私はそんなことを考えている。
自分では不完全が当たり前になっている。だって「生きたい」と思って生きていないから
不完全な僕
知ってるか、と得意げに話しかけてくる僕。
「人って本当に絶望したとき 笑みが溢れるモンなんだぜ」
ニシシ、と茶化すような笑顔で 僕の傷付いた心なんか
お構いなしに顔を覗き込んでくる 無神経な僕。
「……じゃあ、今の僕は笑ってるのか?」
「そりゃあもう、酷(ひで)ぇ顔さ。真顔の方がマシだね」
相変わらずの軽薄な人柄に 思わず苦笑する。
さすがは [悪ガキ時代の僕] だ。
僕らの目の前では既に 凛々しい顔をした [僕] がいる。
「毎度思うけど [一皮剥ける] ってのは命懸けよなァ」
「……まぁ、実際 僕たち死んでるもんな」
――今度は上手くいくといいな。
死んだ僕らの分も生き抜いてほしい。成長してほしい。
まだまだ青臭い 不完全な僕。
2023/08/31【不完全な僕】
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私事で恐縮なのですが、「書いて」をインストールして
早くも1年が経過いたしました。
応援してくださる皆さま いつも励みになっております。
本当にありがとうございます。
これからも精一杯 物語を綴らせていただきます。
「誰かに夢を魅せたい」。
Sweet Rain
不完全な僕
せんせえが言うには、ボクは<不完全>らしい。
沢山改良は続けたけど、やっと土台ができたばかりで、完全には程遠いって、そういってた。
でもよく分からない
だから、僕はまたたくさん手術をしなきゃいけないらしい。
手術はそんなに好きじゃない、自分の体をいじられる感覚が好きなわけが無い。
先生が言うには、僕には感情が乏しいらしい。
訳が分からず首を傾げていると、先生は説明してくれた。
感情の起伏が少ない。
感情的になることや感情移入が難しく、異様に欠如しているとの事。
恐らく重大な話だろうに、焦りもしないこの状態のことを、まさに言うのだろう。だから僕はいつまで経っても
<不完全>なんだろうな。
相変わらず感情の起伏は乏しいけど、他の人達を見ていったらどんな時に泣いて、笑って、怒って、悲しんで、悔しくて、無になったりするのか。そんなのが分かってきた。
でも所詮は他人の真似っ子。だから僕はやっぱり<不完全>のまま。
でもいいんだ、周りからは<不完全>でも、これが僕にとっての<完全>だから。
不完全な僕
このお題は今日の私にピッタリだ。
母親が今日の夕方、他界した。しばらく入院していたので驚きはないが、いざ死が現実のものになると、いろいろと思いが湧いてくる。
生前、私は母とあまりしっくり行っていなかった。というか実際には私が一方的に疎んじていたのだが。
母はけっこう細かいことが気になる性格で、日頃愚痴も多かった。その愚痴を長年聞かされるうちに母に対する親密な気持ちは次第に薄れてしまった。
そんな母に対する気の持ちようは、入院してからも変わることはなかった。いや、あからさまに言ってしまえば、むしろそれを歓迎するような感情さえあった。
実に不謹慎で親不孝だと自分でも思う。
そして今日、もはや意識はなく心臓が鼓動しているだけになった母を前に、さまざまな思いが自然に湧いてきた。
やはり人の死というのは重みのあるものだ。涙はまったく出なかったが、生前の母に対して抱いたのとは逆のベクトルの感情がこみ上げてきた。
もう少し良くしてやることはできなかったのか。もう少し母とじっくり話をしてもよかったのではないか。
こんなことを今更考えてもどうしようもなく遅い、というのはわかっているが、やはり自然にそう考えている自分がいた。
そして今母は家に帰って、座敷に敷いた布団の上に横たわっている。
病院で清拭などしていただいたおかげで、安らかな死顔だ。今にも目が開いたり唇が動いたりしそうだ。
月並みだが「お疲れ様、安らかに」と、素直に思う。
そして、自分はいい息子ではなかった、とも思う。
せめて今のこの感情を、忘れることはしないでおくことにしよう。
不カン全なぼクと、ふ完ぜンな君がイっ緒にナったら。
完全二、なレるかな,
きっと、なれるよ。
きみは話せて、ぼくは自由に体を動かせる。
こんなにお互いの願いを叶えてくれる個体、そうそう出会えないでしょ?
…うン。そウダね.
オいで。一しョになロウ。
言語に欠損があるアンドロイドと、体に欠損があるアンドロイドが一緒になろうとする話。
【不完全な僕】
不完全な僕
生まれた時から、
いつも胸に空洞ができているようだった。
何かが足りなかった
でも、その何かがわからなくて
もがき、苦しんでいた。
いつも毎日が空虚で、何の面白みもない。
何をしていようと、誰といようと…
いつも同じ。
感情が生まれいては、泡沫のように消えていく。
一時凌ぎのようにポツポツと…
僕は不完全なのだろう。
でも何を持って完全と言えるのだろう。
いつかこの胸の空洞が塞がる時を待っている。
この何気ない毎日が、カラフルに彩られるのを待っている
まず、何がどうなったら自分は不完全ではなくなるのかと考えた時、出た答えは「ロボットになる」しかなかった。自分でも現実味がないなとは思うが実際そう。
僕は永遠に不完全。僕が人間としてこの地球上に存在している限り、僕という存在は永遠に不完全で、僕というひとりの人間としての存在が消えた時こそ僕は完全になるのだ。
これは厨二病でも酔っているわけでもなく、完全にシラフの状態での考えだ。
僕はこれに気付いた時から、自分に期待をしなくなったし目標も理想も大方捨てた。すると今まで引きずっていた重い重い何かから解放されて一気に体が軽くなった。ほぼ無に近い。
それは僕が大事な何かが欠けている不完全な人間だからそう感じるのか、はたまた別の理由があるのか、
人間なんて皆不完全なのに。
ぼくがきみを一番喜ばせたいのだと、強く想う。
きみがどんなことでどれほど喜ぶか、考える。
そうしていつのまにか、それはぼくが喜びたいからなのかもしれないと思う。
不完全な私
何もかもが不完全で不確かな私は、
いつも無くしたカケラを探して
見つけた何かを死に物狂いで拾おうとしたら、
いつの間にか大切な物を落としていっていた。
拾っては欠けて、拾っては欠けて、
いつも残るのは歪な関係とそれに流されて
縛られている私でしかなかった。
しかし考えて欲しい。
それも私なんじゃないか?
歪になった私も、私として、私が受け入れてあげれば、
それは本来の私と言うことにならないか?
人は夢を見なければ成長は出来ないというけれど、
今を認めて受け入れる事を忘れて、
自分を見失えば、それこそ本末転倒じゃないか?
この考えを他人に共感して欲しいとは思わないし、
無理強いはもっての外だと思うけれど、
一つだけ、私が言いたかったのは、
不完全な自分は不完全を含めた完全な自分であって、
不完全である事が決して悪い事じゃなく、
不完全を正当化して完全を否定する事が悪いと言う事。
だから、自分自身を否定しないで欲しい。
不完全なあなたを好きでいてくれる人は絶対いる。
この世界は、不完全を補っていくために言葉がある。
以上が、私の大嫌いな感情論であり、本心である。
by N
「不完全な僕」
腕に付けられたマーク。光が灯されていない目。
日焼けのない薄く白く細い肌。
これが僕。先生の元で暮らしている。
僕は先生といる時が1番いい。
食べ物は先生が作ってくれるコロッケ。先生が笑いながら食べているのを見ると、胸の当たりが温かくなっていく。
好きな事は先生とピクニックへ行くこと。太陽が程よく照らしていて、いやすい。
先生は白衣を着ていらっしゃる。僕のお世話をしてくれて、僕は、先生の近くにいると、胸の鼓動が落ち着く。
先生は、それを「大好きなんだ」と教えてくれた。
でも、僕には足りないものがあるらしい。「気持ち」と前に言ってくれた。
うれしい、こわい、たのしい、つらい。そんな言葉がこの世にはあるらしい。
でも、僕にはそれが分からない。胸の辺りの違和感を覚える事があっても、それが、くるしい、とかうれしいとか、そう思うことは無い。
どうすれば、それを明確に分かるんだろう。
むしろ、どうしていれば分かったのかな。先生に聞くと、先生は眉をぐっと寄せて、僕のことを見た。
そんなに、言いづらい事なのかな。僕、なにか昔取り返しのつかない事しちゃったのかな。
そう僕が思っていると、先生は、口をゆっくり開いて「愛情。それがあれば気持ちは生まれる」と言われた。
前に見た本でも、愛がなんたらと書かれていた気がする。
愛とは、なんですかと僕が聞くと、先生は「人によって違うけど、私は温かいものだと思う。」と笑いながら僕の頭を撫でた。
愛。温かい。先生がコロッケを食べている時と同じような胸の温かさが、愛というのだろうか。
もし、気持ちが生まれるほどの愛を僕が受け取ったら、そのあとも僕に愛は貰えるのだろうか。
もう、先生がコロッケを食べているところを見ても、温かいと思うことは無くなっちゃうんだろうか。
それは、何となく胸が締め付けられるみたいだ。だとしたら、僕は。
先生、僕は、気持ちが欲しいです。
でも、愛情の方が、たくさん欲しい。だって、先生と一緒にいると、胸が温かくなるから。
もし、気持ちが生まれて、そこから愛情を貰えなくなるのなら。
僕は、ずっと未完成のまま、不完全なままでいたいです。
先生side
私は、とある機械を専門にしている博士だ。つい最近まで、人間の形をしてAIを埋め込んだロボットを作ろうとしていた。
研究の最中、私は小さい子供を見つけた。
腕に付けられた火傷跡。絶望して光のない瞳。家から出られない。またはろくに食べさせられていないのか、薄く白く細い肌を持つ人。
そう、彼を見つけたのだ。
彼は、まるでロボットのようで。同じ人だとは思えなかった。顔の表情などから、考えている事を読み取る私にとっては、中々大変だった記憶がある。
それが彼が親に捨てられたということだった。私は無理やり私の所へ引き取った。
最初は、ロボットより何をするか分からない人間の研究にもなる。と思っていたが……
今は、彼が安心する居場所になりたい。そう思えた。
もちろん。生まれがあまりにも不遇だった。ということもあるが……それ以上に一緒にいて、もっと、彼に私の思う幸せを共有したいと思ったから。私の幸せと、彼の幸せは、きっと違うだろう。
でも美味しいご飯を食べて、他愛もない話をして。温かい風呂に入って。ふかふかの布団でぐっすり寝て。
そんな、何気ない日常に安心感を持たせたかった。
彼も、引き取る前は、こんな日常は、ありえない事だと思っていただろう。
だからこそ、私はまだ不完全な君に、色々な事を教えたいんだ。
君が、私の事を不要だと思う日まで、私はここにいるからね。
高嶺の花
わからないこともある
できないこともある
忘れたいこともある
忘れたくないこともある
ほしいもの
全ては完全なあなたのせい
※不完全な僕