名勿し

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不完全な私

何もかもが不完全で不確かな私は、
いつも無くしたカケラを探して
見つけた何かを死に物狂いで拾おうとしたら、
いつの間にか大切な物を落としていっていた。

拾っては欠けて、拾っては欠けて、
いつも残るのは歪な関係とそれに流されて
縛られている私でしかなかった。

しかし考えて欲しい。

それも私なんじゃないか?

歪になった私も、私として、私が受け入れてあげれば、

それは本来の私と言うことにならないか?

人は夢を見なければ成長は出来ないというけれど、

今を認めて受け入れる事を忘れて、
自分を見失えば、それこそ本末転倒じゃないか?

この考えを他人に共感して欲しいとは思わないし、
無理強いはもっての外だと思うけれど、
一つだけ、私が言いたかったのは、

不完全な自分は不完全を含めた完全な自分であって、
不完全である事が決して悪い事じゃなく、
不完全を正当化して完全を否定する事が悪いと言う事。

だから、自分自身を否定しないで欲しい。
不完全なあなたを好きでいてくれる人は絶対いる。
この世界は、不完全を補っていくために言葉がある。


以上が、私の大嫌いな感情論であり、本心である。


                       by N

8/31/2023, 2:43:08 PM