『三日月』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
題:三日月
三日月を見て
美しいと思ふ
三日月を見て
怪しいと思ふ
見る人
見る時
様々な
三日月
三日月
三日月と見て
夜空に浮かぶ月の異称と見るか?
それとも、
ゲームのアイコンとなった、
同じ名前の刀を思い浮かべるか?
はてさて?
どっちを思い浮かべる?
→三日月笑い
漫画のホラー表現で、目は虚ろで口は三日月型の笑いを浮かべてるヤツあるやん?
アレ、怖いよね。
テーマ; 三日月
この月が秋の稲刈りの跡を照らす
夢を観るなら
この町で良いのか
何処か遠い街で暮らすのが良いのか
私には解らない
もうやめようと
考えることもあるだろう
淋しいこともあるだろう
何も見つからない時もあるだろう
そんな時はどうすれば良いのか
自分を見つめ直すだけなのか
私にはわからない
自分自身が不安である
この目で今を見て
この耳で世間を知る
私には出来るだろうか
この世の中で生きて行けるだろうか
この夜の闇を照らす
優しい月の光のようになれるだろうか
仕事からの帰り道、西の空に細い三日月が見えた。
だだっ広い空にぽつんと笑顔の口だけが浮かんでいる。
目や鼻はどこに置いてきたのだろう。
俺を嗤うには口だけで十分ということか。
こなくそ、と拳を握りしめる。
嗤っていられるのも今のうちだ。
そのうちおまえはまん丸な目をして俺を見下ろすだろう。
驚いて見開いた目を隠しきれず、片目だけを空に浮かべて。
満月の夜、覚悟しておけよ。
それまでに俺は成長してやるんだ。
お題『三日月』
三日月
一方的に愛を語らしてよ。
しららかな三日月。
#三日月
ふと、暗くなった空を見上げてみた。
_あ、三日月だ。
欠けている悲しい月だなんて、とんでもない。
まん丸の満月に代わって
私たちを照らしてくれる、素敵な月だよ。
「今日は三日月だね。綺麗だなあ。」
そう言ったら、君は笑ってくれた。
夜空に浮かぶ三日月も、
君が笑ってできた三日月も、
どちらも大好きだよ。
三日月
月が欠けていく
君の気持ちも欠けてゆく
月が満ちてゆく
私の気持ちも満ちてゆく
三日月に近づいてゆくと
君が私を想う気持ちが欠けて
満月に近づいてゆくと
私が君を想う気持ちが満ちてゆく
もう過ぎたことだけど
君が忘れなれなくて
何度も三日月の下で
君の名前を呼ぶ
その声に応えてくれる
優しい声は
もう居ないのに
応えて欲しくて
今日も
三日月の下で
君を呼ぶ
声にならない気持ちが白くなる。
何かに縋ってものを言った。
その何かさえ中途半端でお粗末だった。
二輪車が並ぶ。
四輪車が駆けて行く。
時間の流れそのものだ。
引き止める理由が無い。
感情に蓋をして演じるしかなかった。
[三日月]
【三日月】
遠くに見えるあのヒカリ
どうして辺りが暗くなると
輝き出すのか
それも空が笑ったみたいに
走っても
屋根の上に上っても
あの輝きに手は届かなくて
僕は拗ねてそっぽを向く
明日になればまたあいつは空に浮かぶ
いつか手が届く日が来るように
今日もまた眠りにつく
お題 : 三日月
どれだけ朝日に目を逸らしていたくても、
どれだけ夕日の閃光が目に刺さっても、
どれだけ夜の静けさが1人を自覚させてきても、
どれだけ、世界が自分を拒もうとも、
この世界でたった一人、君だけは何故か放っておけなかった。
「おはよ〜う!」
昔から太陽そのもののような人だった。正しく、自ら光を発しているかのような明るさ。人によって、臨機応変に対応をする、正に"人によって感じ方が変わる日光"。
「また怪我してるが、頬」
「え?嘘!!!気付かなかった〜」
_______それでも、放っておけなくなる。
放っておいたら、いつの日にか自身の感情が爆発して、周りを巻き込んでしまうような気がしたから。きっとこれも、自分の過保護だと言うのは自覚しているものの。
それに、元の君はきっと"太陽"なんかじゃない。
「はい、絆創膏」
「さっすがぁ!でも貼ってよ、鏡なんか持ってないし」
「はぁ…………………」
渡したはずの絆創膏を受け取って、グシャグシャにしてしまわぬように丁重に扱う。
薄目でこちらの指を見る君を視界の端にいれつつ、いつもの場所に絆創膏を張り付けた。
「ありがと!」
世界を照らしているのではないか、と自称させたくなる程の笑顔。
それでも、自分にとっての解釈は"太陽"なんかに揺れ動かない。
いつも朝登校してきたら作られている痛々しい怪我。それに反して元気すぎる性格に、意外と真面目なステータス、少し天然を匂わせる発言。
________この人は全てが完璧なはずなのに、必ず何処かが抜けているのだ。そして、そんな未完成さにみんなが惹かれる。
もちろん、それは自分だってそうだ。自覚はしてる。
それでも、そんなに誰かを惹きつけていようとも、自ら光ることは許さない。
そう、だから自分とってこの人は_____。
「あーー!!なんかめちゃくちゃ可愛い絆創膏貼られてる!!!」
「鏡持ってるじゃん………」
「借りてるだけだも〜ん」
真ん丸お月さん
影が出来て三日月に
でも月はずっと変わらない、
どんな時も真ん丸なのよ
変わらず当たり前にいてくれる
ありがとう
【三日月】
三日月
世界は三日月の夜の最中、わたしは朝焼けを怖がってひとり息を殺していた。
外はまだ世界が眠りについていて、窓から覗いた微かな月明かりに照らされた街は酷く清く見えた。
夜明けは怖いくせに、夜明け前の空が好きだ。夜明けの限りなく彩度のない橙と夜の青が共存している空は、綺麗で。
それでも、夜明けも朝も好きにはなれなかった。
朝が来ればわたしはまた社会に求められる『わたし』にならなければならない。
夜の間だけは好きなことだけ追って、好きなことだけを書いて、描いて、何もかも忘れて、社会には求められなくとも一番好きな『自分』でいることを許される。
しかし太陽光が支配する昼間ではそれすら許されなくて。
個性なんて必要なくて、わたしがいなくてもその場所に代わりはいる。
だから月と星が浮かぶ夜だけは。本当のわたしでいるの。
好きなものを好きと言って、流行曲に命を救われないまま、好きなものを書いて、描いて呼吸をするの。
数時間だけそれを許してね、三日月の夜夜中。
クロワッサンが大好きだ。
その名は三日月を意味するという。
僕は塾帰りに必ず焼きたてのパン屋さんに寄って、クロワッサンを買って帰った。家で勉強中、休憩の時に頂くのだ。バターたっぷりのサクサクのクロワッサンを食べていると、幸せな気持ちになる。もう少し勉強頑張るかあ、という気分にもなるのだ。
パン屋さんはとても小さい頃からの馴染みで、ミニクロワッサンが小さい頃からの好物だった。だから店主さんは僕に、昨日焼いて残ったクロワッサンをおまけしてくれたりもするんだ。誕生日のケーキは絶対そのパン屋さんに頼んだ。スポンジケーキの美味しさが、並のケーキ屋さんを抜きん出ていたからだ。
そのパン屋さんも後継者不足で閉まるという。僕の思い出が詰まったお店だけに寂しい。
【三日月】
欠けているのか満ちているのか。
私は幼い頃から考えている。
光っている時を満ちるではなく、
夜の部分が増える事を満ちるというなら
満月は本当に満ちているのか。
天文学者の先生やその道に詳しい方々に聞いたら、
一蹴されるだろう。
でも今は天文学的な話をしているわけではない。
これまでに何回も何百回も夜を繰り返してきた、
それでも、自分は答えがわからないままいる。
その時に感じた心が欠けか満ちかを思わせるだけ。
答えはつねにここにあるのかも。
この月をどこかで見ているあなた、
三日月は、欠けていますか?
それとも、満ちていますか?
時間に追われながら、ちょっとだけおめかしした。
気になる彼からお出かけに誘われてしまい、普段通りにしたいと思いながらも、ちょっとだけ。
ちょっとだけ。
可愛くて惹かれて買った三日月のピアスをかける。
首を横に振ると耳元が華やかになった。
私は色素が薄いし、髪の毛も短い方だからイヤリングがワンポイントになって……。
気合い入れ過ぎって思われちゃうかな。
気になる存在だけど、まだお互いの〝特別〟じゃない。
普段付けているピアスはもっとシンプルだしな。
きっと彼は気がついてくれる。
ほんの些細な違いを見つけて「凄くいいね」って言ってくれる人だから。
私はもう一度鏡に写った自分を見つめる。
「うー……」
変に意識させてギクシャクさせちゃうのは嫌だな。
私は三日月のピアスを外して、いつものシンプルなやつに戻す。
キミの出番は、もう少し待ってね。
おわり
六〇三、三日月
「三日月」
月は好きだ。
どんな月でも。
姿形が違ったら
あなたは
嫌ってしまうのでしょうか。
「あの三日月が満月になったら月からの使者が参るでしょう」
そう言ってかぐや姫は部屋の奥へ隠れるように閉じこもってしまった。
時間はそう無い。
(三日月)
かぐや姫のオマージュ、およそ12日で満月になるそうです。
朝方の月蝕きみは眠たげにクロワッサンの真ん中を喰む
題-三日月
#三日月
良くも悪くもない、中途半端な未完成品
満ちる事も見えなくなる事もなく
かと言って、名は知られている、そんなもの
でも、私は別にそれでも良いと思う
見えなければ、知られていなければ、意味は無い
だが完全なモノは、時に眩しすぎる
...そう言う意味ならば、未完成も良いと思わないか?
だから私は、三日月が好きだ
眩しさと暗さの狭間を、暖かく照らしてくれる三日月が