三日月』の作文集

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三日月』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

1/9/2024, 10:47:42 AM

明け方、空を見上げる

きっとあの人も見ているはず

同じ空の下

離れていても、同じ三日月を見ている

どこにいても、はなればなれでも、

三日月を見上げるたび、繋がっているんだよね

1/9/2024, 10:46:01 AM

三日月が空にぷかりと浮かんでいた。全く綺麗だとは思わなかった。月を見て綺麗だという、そんな当たり前にある日本人的感覚はとうの昔に消えた。

私の美意識はさながら三日月のように欠けてしまった。生意気な小娘を殺した、あの夜から。

あの子。

人を見下したような目つき、今でも覚えている。

入社仕立ての新人、ちょっと可愛いからって男どもからチヤホヤされて。お茶汲みも率先してやる健気な子。それに引き換え君は……と白い目を向けられる私。

これまで必死に努力してキャリアを積んできた。男社会の中でも果敢に挑んできた。女だからって馬鹿にしないでよと強気な姿勢でいた。私こそ、新しい時代に求められる人材なのだ。そう信じてやまなかった。

だが、結果は違った。どこへ行っても愛嬌のある子が可愛がられ、褒められる。実力なんて見てもくれない。

私の手柄を横取りしたと訴えれば、彼女は泣く。泣いて男を手玉に取る。狡い女。

狡い、狡い、狡い。

懇親会の帰り。彼女に馴れ馴れしく話しかけた。人通りの少ない道に出て、静寂のうちに投げかける。


「どうして、貴女は狡い女として生きられるの」


彼女は持ち前の愛嬌たっぷりの笑顔を私に向けた。

しかし、その顔はどこか引き攣っているみたいで、とても歪だった。

「使えるものは、なんでも武器にしちゃえばいいのよ」

毒々しい色の唇がぐにゃりと歪んで三日月になる。

「あたしもあんたも同じだよ」

耳元で彼女はそう囁いた。

私は、許せなかった。

許せるわけ、ないじゃない。

衝動に任せて、彼女の首元に両手を回した。

夜空には三日月が、私を嘲笑うかのように輝いていた。


三日月を見る度私は、あの気色の悪い唇を、狡い女の最期を、まざまざと思い起こす。

唇がぐにゃりと歪んだ。

1/9/2024, 10:44:56 AM

マンホール


部屋の壁に耳を当ててみました。
外の、雨風の音が聞こえてきます。
大理石の床に寝転んでみました。
背中に冷たくて、硬い感触がします。
私は靴を履き、扉を開けました。
あなたは傘を差し、私を待っていてくれてます。
私はあなたの傘の中に入りました。
ふたりとも、歩き出しました。
世界は死んだように暗く、不気味です。
昼なのか、夜なのかさえ分かりません。
あなたはずっと黙ったまま。
私は壊れたラジオのように、ひとりぼっちで喋り続けますが、あなたは私をたまに見るだけです。
私たちは、知らない街に来ていました。
あなたは、マンホールを開けて、傘を閉じると、その中に入ってしまいました。
私もマンホールの中に入りました。

全てが楽になりました。
地下の世界は晴れ渡っていました。
あなたは初めて笑いました。
私も笑いました。
全てが楽になりました。
暖かくて、眩しい。
セックスとは異なる快楽に溺れました。









全てが、楽になりました。

1/9/2024, 10:44:45 AM

夕焼けの赤い残光の残る空に、白い弓のようにして輝く月が浮かんでいる。そんな月を見て、私はまるで彼のようだな、と思った。私にとっては、見上げると首が痛くなるような場所にいて、それでいて清らかで光り輝くもの、それが彼という存在だった。
 けれども、私が彼をそんなふうに──自分からは遠く離れた場所にある綺麗な価値ある何か、といった扱いをすると、急に不機嫌になるのだ。それは、私が意識したものであっても、また無意識のものであっても。また、そのどちらでもないものも。彼はその、静かな、それでいてよく通る声で、私に嘆息しながら言う。いくら美しい言葉で表現したところで、貴女が私から距離を置こうとしていることに変わりはないでしょう、と。
 そうかもしれない、と私は思った。彼から離れたい──離れたところにいたい、遠くから見ていたい、という気持ちが確かに私にあるのだろう。どこかで私は彼を恐れたり、怖がったりしている部分があるのかもしれない。
 それにしても、何だって彼はそれを私に許そうとしないのだろう。何度言っても遠巻きにするような聞き分けのない人間など、捨て置けばいいものを。問いかけるようにして空を見上げても、三日月は何も答えてはくれなかった。

1/9/2024, 10:41:04 AM

お題:三日月


 夜更けに二人でコンビニへ買い出しに出かけた帰り道。空には綺麗な三日月が浮かんでいた。
 道中、ほとんど会話はなかったが、それは固苦しい沈黙ではなかった。無理に沈黙を破る必要を感じなかった。同じ空間を共有していることが心地よい。今まで、誰ともこんな気持ちになったことはなかった。猪野は不思議な男だ。

1/9/2024, 10:40:58 AM

三日月

夜に空を見上げたら、三日月がいた。

三日月のあの凹んでいる部分に飛び込んで座って、あそこに乗ってみたい。それで、夜空から生きている皆を見下してみたい、なんて思った。

三日月や満月は、太陽のせいで見え方が違うだけで、同じ月なんだよな。人間も、見え方を変えたら、見えてくるものがありそうで、そこもいい。

1/9/2024, 10:40:54 AM

夜は思っていたよりも静かで、
薄く光る星や三日月が見えて後数時間で跡形も
無く消えてしまうのが儚いと感じました。

1/9/2024, 10:39:40 AM

「三日月」

色んな顔を持つ三日月。

満月に近づくために、どんどん丸くなっていく三日月。

新月に近づくために、どんどん細くなっていく三日月。

さて、今日はどの三日月?

1/9/2024, 10:39:09 AM

綺麗になれる証拠。そこはどこ?
 汚くなれる状況。 それはここ?
 勝てる人間と勝てない人間。
 泣く人間と泣けない人間。
 全てあなた自信だから。

 欠けた日常が楽しいと感じた
 あなたはきっと満たされている。
 五臓の六腑はいなくなった
 あなたは僕らの半透明人間。

 運命が道を作るのなら、
 私は決して歩かない。
 わたしが線路建てて、
 わたしのペンで解答用紙を。




#三日月

1/9/2024, 10:34:27 AM

-三日月-

完璧でないと綺麗とは言えない
そんなことはないのに

どんな君も綺麗だよ

1/9/2024, 10:34:23 AM

ありがとう

でも

あなたにうつる わたしは三日月




「三日月」

#296

1/9/2024, 10:33:06 AM

三日月ってなんか美味しそう
パリパリしてそう
って思ったことがある
そして実際にその三日月はあった。
自分が小さい時の動画に写っていた。
見るからに美味しそうだった。



ケーキに乗っかった三日月の形をしたチョコレートが。
残念なことに記憶はいっさい残っていない。

【三日月】kogi

1/9/2024, 10:24:28 AM

三日月が空に浮かんでいる。満月とは程遠い不完全な月。それでも新月より見えるようになったね、と君は言うだろう。
そんな風にプラスに考えられたなら。

1/9/2024, 10:24:21 AM

三日月

 月が欠けてみえるのは、ほかの惑星の影になっているからだという。
 私も、誰かに隠されて三日月の見えない部分のように生きたい。
 見られて生きるのは酷くつらい。
 見られずに生きられるならどんなにいいか。

1/9/2024, 10:23:45 AM

#三日月


何かが欠けてるわけじゃない

今は見えていないだけ…

全てが光を浴びて

いつでもいられるわけじゃない

時と共に変わってゆくもの

だから不安にならないで

大丈夫だから

いつも見上げれば

あなたのそばにあるあの月

今宵は三日月

青白き上弦の光

憂いの世界を照らすよ

見えないようで見える明日

見えるのに見なかったことにした昨日

あなたが望むなら

またまんまるな大きな光が

あなたを包む

三日月の光

自分を優しく許して…と語りかけるよ

1/9/2024, 10:23:21 AM

三日月

空を見るのが好きだ。
日々表情を変える空。
見ていて面白い。

僕の1番好きな空は、夜空だ。
夜は星と月が見える。
キラキラしててとてもキレイだ。
星はあまり変わらない。
けど、月は変わる。
満月になったり、半月になったり。
三日月になったり。

月を見ていると掴みたくなる。
絶対に届かないのに、手を伸ばせば届く気がする。

満月の日はよく「今日って満月だよね」と聞く。
でも、半月や三日月はどうだろう。
同じ月でも満月に比べれば話題性がない。
光の量の問題だろうか。
考えても正しい答えに辿り着けない。

だけど、僕は好きだよ。
どんな形であっても。
僕は月が大好きだ。
いつも太陽の光で輝いている月がね。

1/9/2024, 10:21:29 AM

三日月は私の心を映す鏡のようだ
かけてぽっかりと穴が空いている
ひとつ違うことがあるとすれば、私にはあの月のような美しい輝きがないことだろう
三日月を見る度に思う
あれが私の姿であれば、と

1/9/2024, 10:20:55 AM

三日月…

まんまるのお月様も好きだけれど
まんまるから次第に欠けてゆく様子が好き。
とりわけ形が一番好きかもしれない。三日月。

我が家には三日月のオブジェがある。
昔、住んでいた家のトイレの壁に飾っていた。

目をつぶり口元はちょっと笑っている。
ハンサムな顔。
どうしてだろう…女性には見えない。
ちょっと、済まし顔だからかな。

今は同じくトイレに住んでいるが、棚に置かれている。
まるで寝ているように。

壁にいた頃は光の加減で表情が違って見えていた。
そうかな…
見る日の自分の心情に左右されていたのかも。

トイレの扉を開ける度に壁の上から問われている気分だった。
お?今日は機嫌がいいじぁねぇか!
ん?どうした?困り事か?
おいおい…飲みすぎだろ、大丈夫かよ
何…嫌な事でもあったのか?…泣くなよこんなとこで

勝手に妄想してたりして。
話せたならいいのに…と思ったりした。
トイレだけは個室で密室で秘密の自分だけの空間だから、ついつい本音が本心がだだ漏れてしまう。

三日月は正面も
斜めからも 横顔も とてもハンサム。
空に浮かんでゆ〜らゆらしてるんでしょ。
誰も見てない時に。
どんなに細い三日月でも私の心を灯す光が届いている。

いつか、そんな姿を見てやるぞ〜。
なんてね。



*読んで下さり ありがとうございます*

1/9/2024, 10:20:50 AM

三日月を見上げると
絢香さんの曲を思い出すの。

あの頃は遠距離恋愛をしていて
両想いだと思って
想いを馳せていたんだけど、
違ったんだよね。

今思うと馬鹿みたいに
笑えない片想い。
三日月と同じように
私の脳みそもどこか欠けていたのかも。

次はいい恋愛をしよう。
同じように三日月を見上げて
辛い想いをしている人たちも
いい恋を探そう。

欠けた月はまた満ちるからね。

1/9/2024, 10:20:24 AM

窓の外
見ながら君が
「幸せだね」という
私も返す
「うん幸せ」
澄んだ夜空で
三日月が笑ってる
そんな気がした

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