『七夕』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『七夕』 150
短冊片手に考えます。
みんなが幸せになるというのは、やっぱり無理なんですかね。
自分は愛とか平和とか凄く好きなんです。
綺麗なものだけ見ていたいし、痛いのは嫌だし、苦しいのも悲しいのも嫌いです。
……何とかなりませんかね?
普段からこんな事を考えているわけでは無いのですが、ふとした時に頭からなかなか離れてくれなくなるんです。
戦争の事やホームレスの事、社会格差やアフリカの子供達の事を、毎日考えながらご飯を食べたりはしません。
善悪の基準もよく分かりませんし、考えるだけで行動はしませんし、ましてや人の心が読める超能力なんて持ってません。
そんな自分が考えるだけ無駄なのは分かっているつもりなんですが、それでも何故だか考えてしまうんです。
冷めた視点と考え方が、イコールで現実主義的であると言われる世の中が嫌いです。
……間違ってないでしょうから、仕方がないんですけどね。
今の時代にラブアンドピースを謳おうものなら、それこそ冷めた目で見られるのがオチです。
幸福な人を見ると腹が立つ。
綺麗事は聞きたくない。
愛で世界が救われる?
馬鹿馬鹿しくて恥ずかしい。
不幸な人を見ると安心する。
汚い話を聞かしておくれ。
金で世界が救われる!
そんなのみんな解ってる。
知らない誰かの犠牲によって成り立つ世の中で、どれだけ善人ぶったとしても、結局誰もが見て見ぬふりの偽善者じゃないか。
どうしようもないですね。
というわけで取り敢えず短冊にはこう書きました。
【世界平和】
何とも胡散臭い四文字ですが、叶ってくれると本当に嬉しいです!
……あと短冊3枚ありますしね。
あなたの願いが叶いませんように。
そんなことを願ってしまう私の願いも叶いませんように。
7月7日は七夕らしい。
正直俺には理解し難い行事だ。
短冊な願い事を書いて笹の吊るしたら
その願いが叶うなんてさ、
だって、俺は毎年
「今年こそは3年前居なくなった恋人に会えますように」
ってお願いしてるのに一向に叶う気配な無いんだ
何で?どうして敵わない?短冊に願い事書いて
願ったら叶うんじゃ無いのかよッ…、
なぁ、俺の願いは…?彼女にはもう会えないのか、?
誰か答えてくれよ…
その日家に帰ろうと川辺りを通った
そしたら居たんだ彼女が、その川の向こう岸に
ずっと会いたかった話かった嬉しかった…!
「一緒に帰ろう」そう彼女の手を引いて歩こうとした時…
『ごめんネ、そっちにはもう帰れないんダ』
「そう、なのか…。じゃあ俺がお前が居る方へ行く」
「それで良いだろう?」
咄嗟に云ってしまったが、実際何処に行くか何で想像も付かない
けれど、もう一度彼女と過ごせるのならばもう、何処だって良い
『良いの?本当に?後悔しない?』
「あぁ、絶対に後悔しない。」
そう言うと彼女は何時もの呆れた様な笑顔で
『分かった。じゃあ行こウ』
『あぁ』
短冊の願い事叶ったな此れからは毎年彼女と一緒に七夕を祝おう。
遠い空の上で
題名 七夕の願い事
とある日の早朝。外からは人々の声がこだまする。まだ寝ていたいのに、ゆっくりと体を起こすと、窓から見える光景に目を見開いた。鮮やかな紙飾りに屋台。
ああ、そうか。今日は七夕だった。
七夕…か。紙に願い事をかいて笹に吊るす。そうして願いが叶うことを願って日々を過ごす。
せっかくだ。自身も願い事を書こうか。
『あの人にもう一度会いたい』
バカらしい。もうあの人には会えないのに。
その紙を持って外に出る。街中に広がる明るい声に酔いしれながら、笹に結つけた。
叶いますように。
とんとん、と肩を叩かれ振り返った。そこには、見た事のある顔が
『やっぱり!__だ!ごめん、待たせて。俺だよ、……だよ』
その瞬間、暖かな風と七夕の日に広がる願いが笹の音に乗せて胸に響くのをしっかりと感じた。
“ささの葉さ〜らさら〜”
遠くから子どもたちの歌が聞こえる
縁側に飾ってある笹が風により
さらさらと揺らいでいる
そこには色とりどりの短冊や飾りが飾られており
笹の葉を彩っていた
私は水の入った桶を沓脱石の上に置き
空を見上げた
雲ひとつない星空が広がっている
歌のように本当に砂子のようだ
天の川の両側に目的の星を見つけ
桶の位置を調節する
袖が濡れないように少し捲し上げ
桶の中にある天の川を少しかき混ぜる
こうすれば織姫と彦星の光がひとつになる
今年も無事に会えたようだ
私は縁側にうつ伏せになり
指だけくるくると廻し続けた
『七夕』より
七夕の日に地球を眺めてみた。
そしたら1000年前の君に出逢えた。
だからもう少し漂ってみよう。光が見えるかもしれない。
織姫と彦星が年に一度だけ天の川で逢うことを許された日。
なんとも浪漫がある。
両親からも義両親からも嫌われる私とは違い、織姫も彦星も怜悧で箱入りの親に反抗することを知らなかったに違いない。
私なら、駆け落ちするだろう。
此れは之で面白い物語に成るだろうが、私はそんな結末の物語を残念ながら知らない。
今でも、親に逆らうことを知らずに育った子は居るだろう。親に原因がある場合も在るが、生まれ持った其の子の性質の場合も在るだろう。
私は我が強いからか、よく大人に逆らい、よく大人から嫌われた。今では、笑い話だ。数々の若気の至りについては大人げないと思うが、全く反省していない。あの頃を反省するほど、私は真面目でも善人でも聖人でも無い。若気の至りが有ったからこそ、今が在る。
その事実を否定するほど、私は落魄れていないし、高が己の過去の過ち如きで零落れるつもりも無い。
どんなに滑稽で、愚かで、惨めで、どんな醜態を晒そうとも…私は今と未来を諦めるつもりは、決して無い。
他人に私の生き方を委ねて、堪るものか。 私の生き方は、己が決める。
七夕は織姫と彦星が会えるんだって星で川が出きるらしいよ天ノ川って言うんだって。
もしもそんな伝説と同じように居なくなった君と会えるのなら何を売っても良いのに短冊に願いを書けば叶うなんて嘘ばかりだ。いくら書いてもなんねん待っても君は帰ってこないじゃないか。七夕なんて嫌いだ
七夕は願いを込める行事である。
人は昔から占いが好きである。
卑弥呼のすがりたい願いを込めて生きている。
他力本願では願いが叶わないという人も多い
しかし、願いや願望を明瞭に書き出すことは
自分の目標を明確にできる。
人の人生は自分が思い描いてる通りになると本に記載がある。
もし、これが本当なら目標をリアルにそれに向かって進もう。
世の中に失敗ということはない。
先頭のゴールに向かって、その過程で失敗があるだけだ。
成長の過程でできなかったことは、出来るようになれば失敗ではないのである。
最後に、みな挑戦を続けよ、失敗を恐れるな
最終のゴールを見据え、明確な目標を定めよ
目標が見えない霧の中ではゴールにはたどり着けない
7月7日、七夕、夜。
商店街はにぎやかだ。
色とりどりの短冊と笹の葉が揺れている。
子供も大人も関係ない。
人々は皆、願いを書いて吊るすのだ。
「今日くらいは
自分の夢や願いを
素直に言葉にしよう」
天から降る星の声が、そう、ささやくから…
募る思いを
星空の歌に託して
織姫は今日も布を織る
どこかで見知らぬ人が歌っている、と
その調べを聞きながら
彦星は今日も畑を耕す
何千年の時を超えても
幾つもの眠れない夜を過ごしても
結ばれるのはほんのひととき
それでもなお、互いを思い続ける心と
歌の調べだけが
2人を繋いでいる
〖七夕〗
来年は、ちゃんと七夕の日に投稿出来ますように!
𝔸𝕜𝕒𝕟𝕖𝕜𝕠
七夕
しゃらしゃらと鳴る笹に願いの紙を結びつけ
二人の再会と自分の願いを祈る日
美しい様に感じるけど
真面目に働けば毎日逢うことが出来たのにね。
これも教訓っていう古人からの教えなのかな
七夕
七夕って、みんなの健康とか願いたくなるよねって、表面上は言っておく。そして、表には「家族が健康でいられますように」って書く。
でも、みんながいなくなったら裏にこう付け足す。
「彼氏をください」と。
七夕
ひらひら、ひらひら。
願いを託した短冊が揺れる。
星空の向こうへ届くように。
あの星の数だけ人は願い、祈るんだろう。
こんばんは。
今夜、大切な人に会えましたか。
私は残念ながら
遠距離中の彼氏とは
今月は会えずじまいです。
でも、一年もこの日を心待ちにしていたはずの
あなた達が出会えたのなら
私も幸せです。
どうか
その逢瀬を楽しんで。
私もまた大好きな人に会える日を願いながら
今日の星空を見上げます。
【七夕】
「七夕」
僕は「星合いの空」
君は「空ノムコウ」
示し合わせたわけでもないのに、
同じようなお菓子を持ち寄って、
さすが七夕だねって笑い合う。
お菓子談義に花を咲かせながら、
君との将来を思うよ。
子供の頃 短冊に書いた、それぞれの夢が叶うように。
七夕は子供の頃、短冊に願い事を書いて吊るしていた。最近は、駅に幼稚園の子どもたちが書いた短冊を見かける。時代は進んでいるが、このあたりが変わらないのはなんとなく嬉しく感じる。
七夕
五色の短冊は五行の木火土金水に対応していて、色にも意味があるの。
願い事は紫色ね。
それ以外は感謝だとか、精神的な部分の向上を宣言するもの。
願い事が叶わないのは、的はずれなことを書いてるからよ。
お金持ちになりたいなら、お金を稼ぐ方法を見つけてその技術向上を願うことね。
あなたに理解できるかしら?
紫色の短冊を前にして筆が止まってしまった。
友だちがほしい。
口の悪さから、親にすら疎まれている私のことを認めてくれる友だちが、ほしい。
だけどこの願いは自分の人生を他人任せにしているから、だめ、なんだ。
そもそも、仕事サボって恋人とイチャイチャしていた恋愛脳カップルがなにを偉そうに、感謝しろだの精神の成長をしろだの他人任せな願い事は受付けないなど言うのだ。何百年何千年もの間一年に一度しか会えないストレスをぶつけてるだろ。こんな奴らに頼るのも馬鹿馬鹿しい。
我に返った私は、一文字目を書いてしまった短冊をぐちゃぐちゃにしてゴミ箱に投げ捨てた。
笹が鳴る
今日は祝わぬと雲が言う
年に一度の逢瀬すら
空の神は許さぬと
#七夕