『七夕』 150
短冊片手に考えます。
みんなが幸せになるというのは、やっぱり無理なんですかね。
自分は愛とか平和とか凄く好きなんです。
綺麗なものだけ見ていたいし、痛いのは嫌だし、苦しいのも悲しいのも嫌いです。
……何とかなりませんかね?
普段からこんな事を考えているわけでは無いのですが、ふとした時に頭からなかなか離れてくれなくなるんです。
戦争の事やホームレスの事、社会格差やアフリカの子供達の事を、毎日考えながらご飯を食べたりはしません。
善悪の基準もよく分かりませんし、考えるだけで行動はしませんし、ましてや人の心が読める超能力なんて持ってません。
そんな自分が考えるだけ無駄なのは分かっているつもりなんですが、それでも何故だか考えてしまうんです。
冷めた視点と考え方が、イコールで現実主義的であると言われる世の中が嫌いです。
……間違ってないでしょうから、仕方がないんですけどね。
今の時代にラブアンドピースを謳おうものなら、それこそ冷めた目で見られるのがオチです。
幸福な人を見ると腹が立つ。
綺麗事は聞きたくない。
愛で世界が救われる?
馬鹿馬鹿しくて恥ずかしい。
不幸な人を見ると安心する。
汚い話を聞かしておくれ。
金で世界が救われる!
そんなのみんな解ってる。
知らない誰かの犠牲によって成り立つ世の中で、どれだけ善人ぶったとしても、結局誰もが見て見ぬふりの偽善者じゃないか。
どうしようもないですね。
というわけで取り敢えず短冊にはこう書きました。
【世界平和】
何とも胡散臭い四文字ですが、叶ってくれると本当に嬉しいです!
……あと短冊3枚ありますしね。
7/8/2023, 8:05:47 AM