『一筋の光』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「ワハハハハ!」
TVから大勢の笑い声が聞こえてくる。
漫才師が観客を賑わせているのだ。
ソファに座っていた俺は、思わず笑って、妻の方を向いた。
シュッ。シュッ。
妻は、ダイニングのテーブルにへばりつくように、布を広げて作業をしている。線を書く折にチャコペンを布に走らせる音だ。作業をしている妻の顔は、恐ろしく無表情だった。
空中に放ってしまった自分の馬鹿笑いが、乾いてパラパラと落ちるようだ。
慌てて妻が怒りそうな今までの自分の所業を振り返る。
…どれだ?
考え得る全ての扉を開いたが、見つからない。まだ、自分が気付いていない妻の地雷への扉があるというのか…?
その時、パンッと定規を置く乾いた音がした。
「よし!一区切りついた!お昼ごはん何が良い?」
妻は清々しいほどの笑顔で俺の方を向いた。
リビングの窓から差し込む日差しが、暖かく感じられた。
一筋の光
満月の夜に海に行くのが好き。月の光が最大限で、それが海に光ってキラキラしてる。スポットライトみたいで、あの光の中は一等特別なんだろうな。
あの子は、街灯の下でそう言った。
暗闇にいた私にとって、あなたは一筋の光みたいなものでした。
あなたはいつも私を気にかけてくれて、時にはそばで笑っていましたね。
私はそんなあなたが大好きでした。
しかしあなたはもういない。
人と違う私をよく思わない人たちが、私が楽しくしているのが気に入らないと、そんな自分勝手な理由であなたに酷いことをしましたね。
あなたは今も生きている。でも、心は、精神は……
きっと彼らにとってこれは私への見せしめなんでしょうね。
でも、私にとっては最大のきっかけになり得ました。
……もし、あなたが元気でいたならば私のしようとしていることを、きっと止めるのでしょうね。
あなたは優しい人でしたから。
復讐は何も生まない。自分はそんなこと望んでないと言ったのでしょうね。
それでも、私の気がすまないのです。
……私はもうここには帰りません。
さようなら、私の愛しい人。
あなたのこと、この身が滅びてもずっと忘れません。
誰にも認められず、誰にも愛されない。
みんなみんな私を好奇の目で見て笑う。
そんな時に出会ったあなたは、私の心の支えだった。
笑われていても間に入って止めてくれるし、愚痴だって聞いてくれる。
素敵な笑顔と艶やかな髪にお洒落な服装。
そして・・・どんなことがあっても挨拶をして、いつもと変わらず過ごしてくれる。
いつまでもあなたと一緒にいたい。
カーテンの隙間から差し込む光を見ながら、そんなことを考えていた。
この暗い部屋に手を伸ばしてくれるのも、私の心に触れてくれるのも、もしかしたらあなたなのだろうか。
考えても仕方がない。もしかしたらなんとなく手助けをしているだけなのかもしれない。
それでもいい。
だって、私にとってあなたは私の冷めた心に触れてくれる、この部屋を照らしてくれる、「一筋の光」なのだから
友達と心霊スポットに来ていた
「ねぇ、ほんとに大丈夫 … ?」
「大丈夫だってー!」
そう会話をしつつ中に入っていく。
心霊スポットの丁度中央部に着くと、背中が重く感じた。
友達に戻ろうと声を掛けようとした時
後ろには誰もいなかった。
真っ暗で何も見えない中、一筋の光が入ってきた。
私は背中が重く感じながらも走って心霊スポットから抜け出した。
一筋の光。
くそっ……ほかに打つ手はないのか! ほかに、魔道具研究部の廃部を阻止する方法は、ほかに――。
唇を噛み締めた、そのときだった。閉め忘れていた部室の扉からあの男の声が滑りこんできたのは。
「――お話は聞かせてもらいましたよ」
おまえは……!
暗闇にいる中で差し込む一筋の光は、周りに光源がないからかより一層希望のように感じられる。
その先が正しいとか間違っているだとかはともかく、みんなここから逃げ出してみたいよね。
闇を切り裂く光
覗き込んだ向こう側は
やはり私には眩し過ぎた
会いたい人は常にそこに居るから
想う事さえやめてしまった
それでも縋るように
未だに覗き続けている
わたしが今もっとも待ち望むもの
144:一筋の光
一筋の光 11.05
ねえ、私もう疲れた
皆に愛想振りまくのも、仮面を付けるのも。
みんなに合わせてさ
自分の心を端まで追いやって
毎日そんなんだよ
でもね最近は慣れてきたの。
これが当たり前なんだって、
思うことにしてみたの。
そしたら楽になるかなって
でも…
違うみたい
体は慣れても心はまた違うみたい
あなたは良いよね
私の気持ちなんか、知らないもんね。
そのまま何も知らないでお友達しとけばいいよ。
いつも話しかけてきてさ、何がしたいの
さっぱり分からない。
明日も話してくれる?
なんてね
一筋の光
人生には暗い時期、絶望する時期が多かれ少なかれ誰にでもあるだろう。
その中から一筋の光が見えて這い上がれそうで這い上がれなくてそれに対してまた絶望することが私にはよくある。
そこから這い上がる方法は私はまだ知らない。
だけど、その暗闇の中でも楽しいことがあるのならそこに没頭したりできるのなら何かしらするのだ。
そうすれば、しんどさは軽減されるし何もしないよりも何かしら将来の役には必ず立つと思うのだ。
「扉が開かなくて絶望していても周りを見たらほかの扉が開いていたり他の場所から光が見えたりする」というような言葉をよく聞く。
私にはこの言葉が分かるようで分からないのだ。
正しくいえば理解はできるのだがやり方が分からないし、納得がいかないのだ。
絶望している時周りを見ても真っ暗で光なんて見えないし、誰も助けてくれなかったり、全てがめちゃくちゃになっているのだ。
そこに光がある。だとか言われても、ないよ?となってしまうのだ。
だから、私は這い上がろうとしようとするより、その場でできることをしたり、楽しめることをするようにしている。それでも楽しめない時だってあるけれど、そういう時はひたすらに泣いて泣きまくって温かい飲み物にご飯、甘い食べ物、温かいお風呂、そしてたくさん寝るのだ。心身が安定するまで休める範囲で休むのだ。時間稼ぎでしかないのかもしれないけれど人生なんて時間に限りがあるのだから時間稼ぎで楽しめたらそれでいいと私は思っている。
だが、やっぱり最期の日には私という人生の精算はしっかりしておきたいから、少しずつ今日も明日も頑張るのだ。
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皆様お久しぶりです!
1ヶ月ちょっとくらい書いていなかったので久々に開いて書いてみましたw
10月くらいから学校がまた始まったのですが、行くのが何故か億劫だったり精神が安定しなかったりと10月は授業にほぼほぼ行けておらず10月下旬くらいになってから担任から後期なってから授業でてないけど単位大丈夫?と電話がかかってきまして、最近ちょっとずつ頑張っていっております…。
何とか間に合いそうかなーと言った感じですw
と言っても今日は生理が今回酷すぎてお休みしました…w
ですが、明日は行くつもりです!というよりHRとかもあるので行かなきゃなんですw
皆さん今日は楽しいこと嬉しかったことありましたか?
私は今日休んで1日原神というゲームしたりして遊んでおりました!
後、半年くらいしてないんですけど、あんスタというゲームが好きでして、あんスタのキャラクター達とトレーニングできるあんトレというアプリができてたみたいで、私は今日それをインストしてやってみたのですが、体力が無さすぎてめちゃくちゃヘトヘトになりましたが、久々の運動が楽しかったです!もっとしたーい!と思ったのですが、自己管理が苦手でいつもハマったらアクセル全開でやりまくってしんどくなるので今日は我慢して明日また運動しようと思ってますw
継続するには程々にやっていくのがいいと最近学んだので…w
皆様今日もお疲れ様でした!
ここまで読んでくださりありがとうございます!
今日もゆっくり休んでください!おやすみなさい!
昨日は宿題の作文に時間がかかり、夜3時まで起きてしまった。
しかし今日は明日提出の宿題はこれといってないので、一応ある予習をすっぽかして寝る。
今日1日睡眠不足で授業をまともに受けられなかった私にまさしく一筋の光が差し込んでいると言えるのではないだろうか。
ここまで読んでくださった貴方も、十分な睡眠ができますように。良い夢を!
まだ何の意味もないまっしろい画用紙
それがいちばん美しいような気もするが、風の絵を描く
もう誰にも何も背負わせない
私も何も 背負ったりなんか…しない
その方がやさしくできる
重い荷物で身動きがとれないよりは
風の庭の絵のなかに埋もれて
私のために咲いて 枯れていったすべての花を愛おしむ
もう もっと大事にできるんだ…あなたも私も
わかっているの
ここに貴方は来ない
私がどれだけ願っても
貴方はあの子を追いかけるって
苦しさは覚悟していたつもりだったけど
それでも、耐えられないものなのね
月が照らす教会で、私は神に祈った
ずっと、貴方を想っていた
私を選んでほしかった
この想いは届かないけれど
せめて、この涙が乾くまで
どうか、私の消えゆく願いを聞いてください
窓から射し込む一筋の光が
優しく微笑む女神の彫像を照らしていた
一筋の光
「マイルーム」
私は朝起きてからのこの時間が好き
カーテンの間からさしている、朝夕の光
カーテンを開けると、今度は1つがたくさん集まっている
それを見て勇気を貰える。友達がいない私も、頑張って心を開いたら、
沢山の仲間と出会える
そう信じてる。信じてる。
「…ふふっ」
緊張して固まってしまう、私の憎たらしい顔も、この時だけ、笑顔になれる。
今日も頑張ろう
そう意気込んで、今日も、いつもどうりの1日が始まった
潮騒の響く真っ暗な海。
思考の海と呼ぶ場所。
光の差さないこの海には、物語にもならず消えた多くの言葉が眠っている。
ここは、言葉の生まれる場所であり、言葉の墓場ともなる場所だ。
言葉を変えれば、そのように定義付けた空間とも言える。
私にとって思考の海とは本来、言葉の練習と過去を癒す──ナラティブ・セラピーの実験場でもあった。
思考の海の番人を主人公とする物語がそれだ。
しかし、彼を通して紡いだ物語は──核心部を明かさず、現在は後日譚のような形になって続いている。
核心部に触れなかったのは、ナラティブ・セラピーの実験を止めたからだ。
ある程度の言語化で、過去の一部は癒されたと判断した私は、思考の海をただの物語の舞台とすることにした。
思考の海がただの物語の舞台となって、物語のキャラクター達が個性を持ち始めたある日、思考の海は再び変化することになる──。
ここで多くの物語が生まれた。
あまりにも沢山の思い出が詰まりすぎて、語り尽くせない程だ。
けれど、ここがあったから、沢山の心を学び、自身を解放することが出来た。
今日もここは、潮騒が響いている。
けれど、寄せては返す波の音の中にいつもとは違う音が交じっている。
重たい車輪の音と蒸気を吐き出す音だ。
音のする方へ顔を向けると、一筋の強い光がこちらに向かってくるのが見えた。
目を凝らしよく見ると、それは客車を連結した蒸気機関車だった。
いつの間に出来ていたのだろうか。海岸線に沿うようにレールが敷かれている。
そのレールの上を蒸気機関車が堂々と走っている。
ジョイント音を響かせ、蒸気機関車がこちらに向かってくる。
「…待っていたんだよ」
そう呟くと、蒸気機関車は大きなブレーキ音を立て、蒸気を巻き上げながら少し離れた場所で止まった。
等間隔に並んだ窓からは、柔らかい光が漏れている。軽い蒸気音と共に客車のドアが開く。
私は、光溢れる車内へ足を踏み入れた。
車内はリノリウムの床が広がり、緑色のビロードが張られたボックス席が並んでいる。
広い車内には、自分以外誰も乗っていない。
煤が入らないようにする為か、ボックス席の窓は全て閉まっている。
出入口にほど近いボックス席の一つに腰掛けると、
汽笛の鋭い音がした。
ガタンという大きな揺れの後、汽車が動き始めた。
窓の向こうでは、思考の海が遠ざかり、潮騒の音も
遠のいていく。
新しい旅が今始まった。
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一筋の光
一筋の光だけを頼りに進んでいる気がする
この光だけでもゴールできると願って
一筋の光
とある日の高校野球
「実況」笑顔と笑顔の18.44m
僕にはそこに勝利への一筋の光が見えた
一筋の光
ある日、極楽の池のほとりを散歩していました、もう下界のことは忘れかけている頃の話でした、はるか下に現世という地獄のような世界があり、それを覗き込んでは、恐怖していました。
ふと見ると男が血の池でもがいているのが見えました。
男は、その世界で、殺人や放火など、多くの凶悪な罪に手を染めていた、それがあの世の世界に来ると真っ赤な血の池でもがいているように見えるのでありました。
そんな男も決して完全無欠の悪魔ではないものである、一寸の虫にも五分の魂決めつけてはそれこそいけない、一筋の光があったのでした。
男は、子供の頃から犬猫小動物や昆虫が好きな少年で、それらをたいそう大切にしろと言う子供でした、母親は結婚はとうに破綻し父親の違う子供を何人も産み家には寄り付かず、まだ少年だった男に兄弟姉妹の世話を押し付け、たまに来ては昼間から酒の匂いとキツイ香水の匂いと煙草の匂いの入り混じった匂いを漂わせ金を置いてまた出て行くのであった、男は子供たちを忘れずにそうして月に一回でも金を渡しに来る母親の悪いところばかり探すお決まりのパターンの少年期で、やがて少年も年を取り、そんな暮らしに嫌気がさして兄弟姉妹を置いて、母親同様家出をしたのでした、誰が悪者か?の堂々巡りは、またにして、今宵は、その男の話の話をしましょう、家出の後は外道一直線の男の人生で、いいとこ無しで、他人様の返り血だか自分の血だか分からない血の池で溺れている現在の様子でありました。
そんな男のある日の出来事をお釈迦は想われたのでした。
ある少年の日、その男は道端の小さな蜘蛛の命を思いやり、蜘蛛を踏み潰そうとした男から蜘蛛を逃がして助けてやったのでした。
そんなことが、あったから天上界におられた、お釈迦様が、その男を私たちのいるところに救いあげてやろうとしたのでした、私たちはどうなるのかと下界を眺めておりました、するとお釈迦は地上に向かって一筋の光のように輝く金色の蜘蛛の糸を垂らしました。
現世の血の池で罪に溺れていた男は顔を上げると、一筋の光のような金の糸がするりと垂れているのに気づき、これでこの苦界から抜け出せると思った男は、その蜘蛛の糸を掴んで一生懸命上を目指したのでした。
現世の世と、私たちのいる場所とは、たいそう離れているため、疲れた男は途中下を見渡して休もうとしました、しかし下を見ると魑魅魍魎さっきまで、罪の血の池で罪にもがき罪に苦しんでいた男に、罵声を浴びせ唾吐きかけ石を投げて裁いていた者達が、目の色変えて真っ暗な血の池の辺から、うまそうな話なら自分もと現世に差す一筋の光のような金色の蜘蛛の糸にしがみついて幾人もの現世の人々が行列のように繋がっていたのでした。
このままでは重みで糸が切れて俺までまた現世に落ちる、「やめろ!下におりろ!この蜘蛛の糸は俺のものだ!」と大声で叫んだ瞬間、蜘蛛の糸はプツリと切れた、彼らはまた、再び現世の世に落ち上を目指し弱い者はさらに弱い者を叩き、罪人は血の池に溺れもがき、それを見ている者たちは、自分はそれよりはましと安堵し石を投げて叩いて憂さを晴らす現世の暮らしに落ちたのでした。
全てを見ておられたお釈迦様は、「まだまだ現世が必要だったようだ…」と呟いて立ち去りました。
この世は修行の場とは仏教の教え、修行とは天からお釈迦が垂らした糸に気づき感想し己の道を行くことなのだそうです、他人のことは捨て置きなさい、自分がどう生きるかです。
天上天下唯我独尊
「唯、我、独(ひとり)尊し」
天上天下に、ただ一人の、誰とも代わることの出来ない人間としての、この命そのままが尊し」
この言葉の本当の意味を知っていれば、男は現世から真っ直ぐお釈迦様のところへ上ってこれたのかも知れません。
まだまだ修行が必要の様子で現世に帰って来た男は今日もまた罪の血の池で溺れもがくのでしたが、きっと湧いてきた血の池の辺りで男に石を投げ裁いて唾を吐きかけ野次っていた魑魅魍魎よりも、ひょっとしたら、お釈迦様は、この男を救いたいと思われるのかも知れません。
「南無阿弥陀仏」とは、確かそんなようなこの世の地獄を歩く人に差す一筋の光のような言葉だと聞いたことがありました。
創作「蜘蛛の糸」 作 芥川龍之介
リスペクトオマージュ♪
令和6年11月5日
心幸
作品No.219【2024/11/05 テーマ:一筋の光】
一筋
一条
一本
ネットで調べたら
光にも色々な数え方がある
らしい
ただ その中に
一滴
があったのが
びっくりした