『一筋の光』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
医師から余命半年と言われた。
その時、俺はすべてどうでもよくなった。
仕事をやめて、毎日宛も無くフラフラしていた。
ある日、いつものように公園のベンチで浴びるようにビールを飲んでいたら、妻が泣きながら俺の頬を殴った。
「なんで大事なこと言わないの?私が支えてあげるのに!」
その時、俺に一筋の光が見えた。
『一筋の光』
平凡な暮らしの中
忘れてしまいそうになる
私の過去の一筋の光は
人であったことを
その人に私はしがみついた
変わりたかった
変えたかった
残念ながら、我が変わることはなかった
けれど、輪を外れながらも
今の生活に行き着いた
あの人は北にいる
きっと元気で
ありがとうを伝うるならば
心から伝えたい
光の人に
『一筋の光』
一筋の光を見つけた誰か
光はその影に遮られ
世界は再び闇に包まれた
一筋の光
幼稚園の時、おゆうぎ会で七匹の子ヤギの劇をすることになった。
私は子ヤギの役で、オオカミさんにだまされ食べられちゃって、その後オオカミさんが猟師さんに懲らしめられ、最後に子ヤギ達が草むらからピョンピョンと飛び出てきて、エンディングという流れだったと思う。
(まあおなかを切って、子ヤギを出すという描写にはできなかったんだろうな…)
毎日毎日劇の練習をして、両親が見に来る事も楽しみで、家でもピョンピョンと飛び回 わっていたっけ。
ところがおゆうぎ会当日。私は熱を出してしまい、薬でなんとか解熱したものの、劇の最初には間に合わなかったのだ。
最後のシーンだけでも出してあげたいと
親も幼稚園側も考えてくれて、最後の草むら から飛び出す場面だけ出られることになった。
先生に案内され、暗闇の中ダンボールの草の裏に隠れる。周りが見えない怖さも緊張も手のひらの中にギュッと閉じ込めて。
間もなくステージがスポットライトに照らされて、子ヤギ達が順番にピョンピョン飛び出していく。
自分の番になりピョンと力一杯飛び出した。その時の上から差し込んだ光を私は今でも憶えている。客席の両親の笑顔と共に。
かなで
[一筋の光]
光を意識するとき。
それは、自分が暗い中にいるときだ。
もうだめだと、自分を投げ出したくなる、そんなときだ。
手に触れることも
それをどうすることもできないのに、
どうして、
こんなにも縋りたくなるのだろう。
どうして、
きっと……って希望を抱きたくなるのだろう。
あぁ疲れた。頑張ったんだ。皆やらないから。一人で頑張ったんだ。ずっと。皆がやらないから。相手をガッカリさせたくないから。やると約束してしまったから。皆やらないから。頑張ったのに。間違えると怒られる。失敗すると怒られる。皆がやらないから一人でずっと頑張ってきたのに。やろうとするとコレは違うと言われる。やったものにもケチをつけられる。皆に喜んでほしいのに、誰も喜んでくれない。私を見ると腹立たしそうにする。分かってるんだ。分かってるよ。私が下手な事ぐらい。でも誰もやろうとしないじゃん。だから頑張ったのに。誰も私に感謝してくれない。どうして?ねぇ。私疲れちゃったよ。なんで褒めてくれないの?認めてくれないの?どうして怒るの?責めるの?何も分からない。私だけがやるから私だけが失敗する。皆やらないから皆は失敗しない。怒られない。他人の声の一つ一つが怖い。怒られそう。責められそう。ケチ付けられそう。怖い。誰か。誰か。助けて。認めて。褒めて。誰か。誰か。
「頑張ったんだね。偉いね。一人で頑張ったんだね。疲れたんだね。そうだよね。こんなに頑張ったんだから。君は優しくて責任感がある子だね。だから一人で頑張ったんだね。凄いね。休もう。疲れちゃってるんだ。休もう。」
あぁ認めてくれる人がいる。褒めてくれる人がいる。嬉しい。頑張ったかいがある。疲れたんだ。良いよね。休んでも。良いよね。優しい言葉。他人に怒られるのが怖くてビクビクしていた私に差してきた一筋の光。休んでも良いよね。あぁこの光が休もうと言っているんだ。休もう。休もう。
「あいつ、仕事来なくなったな」
「助かった!出来ないことも、やります!やります!って言って、あいつがやる仕事こっちにしわ寄せが来てたから。本当に助かった。コレで定時であがれる!」
「元から定時あがりだろ。お前」
「仕事は定時で帰るものよ。というか確実に仕事を仕上げてこそ信頼に繋がるんだよ。だから私はできるものしか出来るって言わないし、出来ないものはやりません!」
「そりゃそうだけど。そんなの詭弁だね。仕事で出来ることだけやっていても会社は回らない。多少の無茶をしないと」
「それもそうだけど。研究じゃないんだから、終わるめどが立たないものまで引き受けてたら身がもたないよ。終わるめど立ってないから結局終わらないし。私だって残業はするときはするんだよ?ただ日常的にしてないだけで。だって業務時間過ぎてやる業務って何?それを日常的にって。馬鹿だよね」
「はぁ。でも責任感と優しさが空回りしているようなやつだったな。あいつ」
「責任感がある人は出来ない事を出来るって言わないし、優しい人は出来ないことを出来ないって言う。じゃないと結局は相手に迷惑かけることになるって分かってるから。そこまで相手の事を考えるから。それをせずに、出来る出来ると馬鹿の1つ覚えのように言うのは、承認欲求が強すぎるだけなんだよ。優しさとか責任感のへったくれもねぇ」
『それなぁー!!』
「おい。言葉遣い!それより仕事しろよ仕事」
『はーい。』
題「一筋の光」
一筋の光が、図書室の窓から零れ落ちた。
この広い部屋の中には、僕と、一人の少女のみ。
名も分からない少女は、真剣に本を読んでいる。
一方で僕は、図書当番と言う理由だけで、此処に来ている。特段本が好きな訳では無い。ノリで図書委員に入っただけだ。
案の定、他の奴らは、どうせ誰も来ないだろうと、いつも通りすっぽかしている。
でも、
────こんな時間が好きだ。
確実に一人で太陽の陽に染まれる、この時が。
まぁ、今日だけ二人だが。
こんな時間もいいなと、本を手に取り、読む。
一人の時とは違う空気感が、集中力を高めた。
そして、図書室の香りに、麗らかな秋の桜が散った。
『ねぇ、私の事覚えてる?』
落ち着いていて、彼女の声だとすぐ分かった。
結わずに靡かせるセミロングの黒髪は、陽に煌めく。
幼い顔立ちからは、漆黒の孤独に苛まれているようで。
でも、何故か、名前を思い出せない。
どうしても、どうしても。
思い出さなきゃ行けないのに、
長い間、ずっと傍にいたのに。
誰、だ。彼女は。
ただの利用者である少女は、イタズラに微笑む。
まるで、僕をからかうかのように。
『まだ、忘れてほしくなかったのにな』
痛い。突き刺すように沁みる。
そうだ、彼女は、
僕が恋をした人だ。
でももう、会わなくなった間に、大人に成り果ててしまって。
逢いたくても、会えなかったのだ。
射し込む光が、傾くまで、幼い頃の思い出を話し合い、
『 』
『 』
『 』
暗闇に満ちた部屋で、泣く。
『好きです。もう、忘れないでね。
Byアナタに恋をした幼馴染みより』
求めていたはずの
差し込む一筋の光を
手で遮る
天邪鬼な私は
怒りを表しながら
こっそり
笑うようになった
消えたいと泣きながら
こんな時にと呆れる
待ったナシの自然現象
波乱万丈なこの人生
悲劇にしようか
それとも
喜劇がお似合いか
残酷な結果も
自業自得
何が起きても
意味など求めない
意味とは
決めるものだと
知っているから
「一筋の光」
暗い絶望の最中にいるときにあらわれると想像する。
一筋の光とはどのようなものなのだろうか。
少しの希望。
希望というものは、気分の多くを占めている暗さを、払拭するほどの力を持っているのだろうか。
希望にはとてつもないパワーを感じる。
たとえわずかなものでも、元気を貰えるのだろうな。
一筋の光よ、悩める我らを救ってくれ。
一筋の光
一筋の光
心象的な、一筋の光ではありません。
朝日が部屋に差し込む、一筋の光。
2階の南東向きの部屋。ベランダに出る掃き出し窓は、光が入り易いので気に入ってます。
ただ、敷地の左前に3階建てのマンションがあり、採光のじゃまになってます。
今ごろは8時過ぎて、やっとおひさまが光を部屋にくれるのです。
朝日がマンションの屋根を越して、一筋の光になり、部屋に差し込むのは、わたしとって嬉しい光なのです。
朝日って、有難いですね。
透明な蒼い月をみる時
目はラムネのビー玉になる
透明な光がビー玉の目をすり抜けて
淡いラムネ色の影を照らす
口を固く閉じ
漏れる光が言葉にならないように
息を潜めて泡を食う
ヤナギの木の傍にすすんで立って
招かれざる客の目印になる
そうして目を透明にする時
千汐は青く発光する
僕は暗闇の中にいるみたいだった。
子供の頃から何やってもダメダメ。
親からは自分の意見は否定されて
言うことに従って生きてきた。
自分は真っ暗なとこにいる。
そう感じた。
そんな中、就活の時期になってきた。
インターンの募集があってなんとなく応募してみた。
仕事に参加させてもらい、
自分の意思で仕事をすることに喜びを感じた。
ふと、暗闇の中に光が見えた気がした。
なんだ。
自分で光を見つけようとしなかっただけなのか。
この"一筋の光"を見た僕の視界は
今もどんどん明るくなっている。
要約
自分から動く。
それが、幸せになる大きな一歩だ。
「あいつまじで無理ー(笑)」
と、そう言われた。言われたというか、俺の陰口が聞こえてしまった、みたいな状況だろうか。
あぁ、そうなんだな、あいつは俺が嫌いなんだなぁと割り切ったように思っていても、友達だと思っていたやつに嫌われているのは、辛いよな。
ガラガラと何かが崩れていく感覚がした。
こんなの今までも何回もあった。元々俺が他人を信じやすく心を開きやすいタイプなんだろう。何度も信じて、騙されて嫌われて、慣れたはずなのにこの感覚だけは消えなくて、
「…ほんと、何してんだろ、俺」
誰もいない部屋で呟いた。
その時ブーブーとスマホがなり、見てみると俺の友達だ。友達と思っている奴、かもしれないが。
⟬なあなあ!明日暇?暇ならあそびにいかねぇ?⟭
と、今の俺の心境とは反対のようなメッセージだった。
でも、それだけで俺は嬉しいと思える。こういうところでは他人に心を開きやすいってのもいいな、と思う。
…あいつは俺を裏切らない。そう信じていられる。
あいつだけが俺の一筋の光。
私の人生は常にお先真っ暗な状態だった。
母は幼い頃に蒸発。
父と二人で暮らしてきたけど、つい先日父は過労死した。
祖父母も私が産まれる前に亡くなってるし、
頼る宛なんてどこにもない。
孤児院に引き取られたけれど、そこの人とは気が合わなくて
私は今一人ぼっちで古いアパートに暮らしている。
自分が高校生だったことが幸いして、
バイトも問題なくすることができたし、
学校に行かなくても世間から何か言われることは無かった。
アパートの人たちも優しい人ばかり。
特に隣に住んでいる根室さんは、いつも私を気遣ってくれて
手作り料理を振舞ってくれたり、週末になると
色々なところに連れて行ってくれた。
他人なのにこんなに優しくしてくれるなんて…。
いつか私もこんなふうに誰かを助けてみたいと思った。
根室さんみたいに、強く優しく頼りになるような女性になって、
誰かの心を少しでも救ってあげたい。
そんな志を持っていたある日、私はふと聞いてみた。
いつも疑問に思っていたことを。
「 根室さん。 」
私に呼ばれると、根室さんは私の方に顔を向けた。
「 ん〜? 」
「 根室さんは、どうして私を気にかけてくれるんですか? 」
根室さんは私の問いに驚いたように目を見開くと、
少し笑ったように言葉を返した。
「 …迷惑だった?w 」
「 いえ!とんでもない…!寧ろ助けて貰ってばかりで…。 」
私が手を横にぶんぶん振る様子を、彼女は可笑しそうに見つめていたが、
間もなくしてつと切なげな表情を浮かべた。
「 …あたしさ、実はずっと独り身だったわけじゃないんだよ。 」
意外だった。
「 そうなんですね…。 」
「 うん。子どももいた。女の子。 」
皮肉だね、と根室さんは笑った。
何のことだろう。私は首を傾げる。
「 あたしの子どもの名前、あんたと同じ名前なんだ。 」
私ははっとしたように顔を上げた。
根室さんは私の方を見ながら、ははは、と乾いた笑い声をあげる。
「 瑠衣。めちゃめちゃ可愛かったんだ。 」
私はそっと俯いた。何も言えなかった。
「 ほんとはずっと一緒に居てやりたかった。
瑠衣の思春期も見てみたかったし、時には喧嘩して
次の日には笑って仲直り…みたいなのも体験したかった。
瑠衣の体育祭とかには仕事休んで行って
瑠衣の頑張りをカメラに押さえてみたかった。 」
根室さんは、目に涙を光らせていた。
「 でもさぁ…運命って残酷だよね。
医者に瑠衣はあたしの子どもじゃないって言われた。
そんなわけないって。私は信じたくなかったし、
何よりこんな可愛い子があたしの子どもじゃないなんて
絶対嘘だって。 」
…とある母親は涙を拭った。
「 実際…ミスだってことが後に分かった。
だけど…少し遅かったんだなぁ。
もう旦那とは決別して、家出てった後だったから。
瑠衣には嫌な思い出しか植え付けてないけど…
会えたら一言言いたいんだ。 」
お母さんは、前を向いて言葉を続けた。
「 あんたを産んだのはこのあたしだよって。
信じられないかもしれないけど、あたしなんだって。 」
気がつけば、私の手は根室さん…いや、お母さんの方に伸びていた。
お母さんの体に抱きついて、肩に顔をうずめる。
母親の温かさ。これが温もりなんだろう。
「 ごめんね…ごめんね…お母さん。 」
お母さんが息を飲む音がした。そして、その後
お母さんの腕が私の体を強く抱き締めた。
「 …っはは、おかえり。瑠衣。 」
私の真っ暗だった人生に、一筋の光が差し込んできた。
〈 お題 〉
一筋の光
一筋の光は
まだ見えてこない
ここだと
見える時がきたら
全力で向かっていく
今はまだ準備中
【一筋の光】
慌てて開いた事。
何が起きたか分からず、冷静になれない。
けど忘れないで。
それを作り出したのは、誰でもない。
『自分自身』だって事。
焦ることは悪くない。
起きた事に嘆いてもいい。
この時の為に、今辛い思いしてるとか、綺麗事思わなくていい。
今もこれからもかつての過去も、君が作ってる。
よーく目を凝らしてみて。
よーく耳を傾けてみて。
恐れていい。不安でいい。きっと今を生きてる証拠だよ。
案外、近くにあって。
案外、大丈夫なんだよ。
なにかを生み出すことができるのは、いつだってきみだ。
題 一筋の光
ソファに座って、コーヒーを飲みながら
今日の予定を組み立てる
まず美術館で、好きな画家の作品を鑑賞する
気になっていた映画を観て、お昼は適当に済ませて、
午後は心ゆくまで散策をして
夕食は、デパ地下で買って家で食べる
休日は心身に光を当てるために使う
どう当てれば、全体に行き渡るか
それは、常に決まっていない
とりあえず、今回はこれで行こう
お題 一筋の光
今、私が生きる意味を
言葉に出来る人は居るのかしら
信じられない景色が多すぎて
ため息がこぼれてしまう
いつか私も誰かに
心を捧げる日が来るかしら
瑠璃の光
深く 深い
瑠璃色の天空に
手を翳し哭いた…
遥か 遠く
煌めいた天空に
想い抱き締めた…
蒼い月の光
照らす導き
見守る月夜
捧げる夢想
迷わ無い様に
薄れ無い様に
か弱き声を響かす為…
深く 深い
瑠璃色の天空に
手を翳し見つめ…
遥か 遠く
煌めいた天空に
想い抱き締めた…
瑠璃の破片を…
いつもどんな時もなみだをながしたときに
感じる。
あの光。いつも道はあると
ありがたい光。
もちろんないと思っていたときはなかった。
あると思ってるからあるのかな