『一年後』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『一年後』
来年のことを言えば鬼が笑う
ということわざがあるが
昔のことを言うと鬼が笑う
ということわざも
あるらしい
予想できないことを
あれこれと
気に病んでも意味がないということなのだろう
明日さえ
どうなるかわからない
この状況で
とにかく
なんとか
今日という日を
生きぬく手段を模索する中で
一年後
なんて 言われてもねぇ~
何も 浮かびはしないですよ
#一年後
一年後、私は何をしているのだろうか
部活に専念しているのか、勉強に悩んでいるのか、はたまた恋に悩んでいるのか…
一年後なんて誰にも分からない。
未来が見える人でもない限りは、明日の私も、明後日の私も、3日後の私も、一ヶ月後の私も、一年後の私も分からない
どんなことをしているのかなんて、誰にも分からない。
でも、だからこそ、未来のことは変えられる。
今の私の行動で、言動で、良くなかった未来が変わるかもしれない。
反対に、私の行動や言動で、いい方向に進むはずだった未来が悪くなってしまうこともある。
今の私は明日の私がどんな"私"になるのかが分かるまでの分かれ道に立っているんだ。
一年後、二年後、さらにそのさきいつまでも私は貴女を忘れることはないだろう。暖かい手と優しい声に瞳、昨日のことのように貴女のことが鮮明に思い出せるのだ。私は紛れもなく貴女を愛していた。貴女はどうでしたか?一年でも、何年後でもいいどうか教えてください。貴女は私を愛していましたか?
1年後
貴方との間に出来ていたらいいな
愛する夫との間に子供が
一年後、私は貴方の隣にいますか?
一年後、私は貴方と笑いあえてますか?
一年後、一年前の私に自信を持って「今、私は幸せだよ」って言えますか?
1年後には私は病気でこの世を去るだろう。
でも、後悔はない。
今まで、たくさんの人に出会って色々なことを経験してきた。
行きたかったところにも行けたし、欲しいものも自分で買った。
あとは、その日が来るのをのんびり待つだけだ。
お題 1年後
1年後私は、何をしているのだろうか。
変わらない生活を送るのだろうか。それとも、何かしらの変化が訪れるのだろうか。願いが叶うなら、1年後もあの人を遠くからでいいから、友達にも(あわよくばなりたいけど)ならなくてもいいから、見守れるようにしたい。私の好きな人、あの人と1年後も入れたらいいな。
私は去年、主人を殺した
一年後、
今年もまた、主人を殺した
【答:再婚したんだね♪】
「君は、卒業したら僕のことなんて忘れてしまうんだろうね」
「どういうことだ?」
「そのままの意味だよ」
「明日も、来年も、何十年先も、お前はオレの隣だろう?」
題.一年後
一年後だって、
あなたは此処にいないのに。
「一年経ったら今あるこの想いも忘れちゃったりするのかなあ」
氷菓を頬張りながらそんなことを言うこいつに俺は相槌のひとつも打ってやれない。
「一年経ったらとか言ったけど、もしかしたら明日にでも消えてる可能性あるよね。ほら、想いって移ろぎやすいし」
なんでそんな悲しそうな顔しながら終わりを紡ぐのか。どうすればいいかわからなくなる。どんな言葉をかけることが正解で、どうしてあげることが最善なのか。
「君はどうなの?」
「どうってなんだ」
「いやだからさ、一年後も変わらない想いとか、そういうのあるのかなあって」
「変わらないのは無理だ。だけど、たぶん今よりお前のことを大切に思う気持ちが大きくなってるとは思う」
「なんだそれ」
困ったようにも嬉しそうにも見える微笑みが夕闇に溶けた。今夜もしも星が流れるのなら、一年後もこいつと今みたく氷菓を食べながら他愛無い話ができますようにって願おうと思う。
一年後。
彼女は俺と別れるなんて知らない。
一年後。
俺は部活をやめるなんて知らない。
一年後。
俺は妹が結婚するなんて知らない。
一年後。
俺は海外に行くなんて知らない。
ただ、今の幸福を貪るだけ。
「1年後の自分に、手紙を書いてみましょう」
始業式の次の日。硬い空気の中、新しい担任が言う。
「なんでもいいんですよ。先生たちも、お友だちも、誰も見ません。1年の目標とか、頑張りたいこととか。1年後の自分に質問をしてみてもいいですね」
こんなに張りつめた空気でも『お友だち』と言うあたり、この人は根っからの小学校の先生らしい。
前の子がぎこちなく振り返る。プリントが少しよれていた。力が入りすぎている。緊張しているのか。
溜め息をぐっとこらえて、プリントを受けとる。
1年。
1年も、またこんなつまらない空間を、つまらない人たちと共有しなければならない。
目標も、頑張りたいことも、楽しみなこともない。
ただ、淡々と毎日を処理するだけ。
『1年後』なんて、僕にはあるのだろうか。
死にたい、なんてことは考えない。今の僕にその勇気がないのは、僕が一番わかってるから。
それでも、夢見てしまう。
1年後の僕へ。
そろそろ、勇気は出ましたか。
[一年後]
溢れる溜息は白を纏いながら空気に溶ける。凍えるような寒さが肌を刺して、まるで心まで冷えていくようだ。俺を照らす陽だまりだった君と別れたのも、あぁ、そうだ。こんな風に肌を刺すように寒い去年の冬の日だった。
『別れよう』
『……急にどうしたの』
『急じゃない、ずっと考えてたことだよ』
『な、んで、そんな――』
『私達って付き合ってる意味ないんじゃないかな』
『……え?』
『貴方はいつも仕事最優先でデートだって全然出来てないし、マトモに休日が出来たとしても呼び出されたら私のことなんか放ってすぐ出て行っちゃうでしょ。最近なんか、ずっと会社で寝てて家にも帰ってこないし……』
『そ、れは最近大きな事件を任せられて、それでここで犯人を挙げられたら昇進にも近付くし、そうしたら君にも今よりも良い生活を送らせてあげられるって、それで――』
『ねぇ。私、そんなこと言った?』
『っ!』
『私の為にって言ってくれてるけど、私「今よりも良い暮らしがしたい」って言ったかな? ……私のせいにしないでよ』
『ちがっ、君のせいになんか――』
『してるよ。忙しいのは私のせい、だから少しくらい我慢しろって、そう言ってるのに気付いてない?』
『………………』
『私はね、良い暮らしや昇進なんかよりも貧しくてもいいから貴方と一緒に幸せになりたかっただけ、だったんだよ』
そうして俺は狂ったように仕事に没頭した。家に帰ればもういない君の面影を見つけてしまうから殆どの時間を仕事場で過ごした。同僚達からはうるさいくらいに心配されたものの俺は無事に昇進を果たしたが、代わりに支払った代償はあまりに大きすぎた。
君が隣にいてくれて初めて成り立つ幸せ。
そんな簡単なことにも気付けず、俺は何よりも大切にしなければいけなかった存在を傷付け、失った。
「さむ……」
マフラーに口を埋めると、ほのかに温かく自然と吐息が漏れる。踏切警報機が夜の靜寂を切り裂き、マフラーに顔を埋めたまま来る列車を眺め人の多さに今日が連休の最終日だったと思い知る。明るい車内で目に入るのは幸せそうに笑う人々。幸せそうに笑う彼らを直視出来なくて、逃げるように視線を地面に逸らす。
ガタガタと強い音を立てて列車は過ぎ去り、警報音が耳から離れ上がる遮断機を目で追――。
踏切の向こうにこの一年、ずっと忘れられなかった君の姿を見つける。
俺が傷付けて、後悔して、求め続けた君を見つける。
どちらともなく一歩ずつ足を進める。
手を伸ばせば触れられる距離の君にどんな顔で、どんな声で、どんな言葉をかければいいのか分からないはず、なのに。
それ以上に君とまた会えたことが嬉しくてつい笑みが零れる。それにつられて君も笑う。たったそれだけのことで冷えていた心が温かくなるのが分かる。
「……久し振り」
テーマ:一年後 #176
一年後、
僕は何をしてどこにいるのだろう。
誰か気楽に話せる友達はできただろうか。
タイムスリップすることはできないから、
きっと今日のことなんて覚えていないだろうけど。
一年後、
近いようで遠いその時間は、
縮めることも延ばすこともできないけれど、
成長できていたらいいなと思う。
一年後
今よりは心の余裕ができてるといいなぁ
なんでも笑って流せる人になりたい...
一年後
今日を頑張り、明日を頑張る
その歩みをやめなかった者が一年後の未来で
何かを掴み取る者だろう
それが 自分であることを願う
お題《一年後》
暁の薔薇香る丘。
どの季節でも薔薇の花に包まれ――
《薔薇の夢》と呼ばれていた。
でも夢は終わる。
花は枯れ、
鴉の人々の鎮魂歌が哀しげに揺れて。
薔薇の夢の跡 想い出も露と消え
遺ったのは錆びた古城の残骸。
書く習慣/34日目。
「一年後」…
多分、一年後には、
書く習慣をやっていないかも…
多分、嘘です。
一年の年月で変わる事は多い、
多分、君達の中には、
学生になる人や進学する人、
社会人になる人や昇級する人、
恋人ができる人や結婚する人、
そして…私は、
また一歩と大人への年齢になっていく。
一年後、もしかしたら
何か出会いがあるかもしれない、
事故や病気にあってしまうかもしれない、
先の未来はわからない。
心配なのは、
東京の都会であれ田舎であれ…
どこに行っても人間性が欠ける者がいる事
今日も荒れていた…
何か起きてたし
まぁ…歴史は繰り返されると言うくらいだ
戦争が収まっても数年でまた戦争…
私たちが知らない所で、
同じ誤ちは、他でも起こす。
…考えると、いつ私自身に事故や事件に巻き込まれるかわからない状況が多いし
ほとんど死ぬ手前くらい運が悪い私だが、
それでも何とか生きてるし
運に頼らなくても実力で何とかなる…
それと、
このまま書く習慣をやってるといつか百桁の日数になるんだろうな。
あ、でもいつも不運だけじゃない
今日は偶々何かの撮影を撮ってる所を見かけた…が、何の撮影かわからないけど。
それに、こうして呑気にしてる事も
少しな幸運だ…
一年後、君達は何を成しているだろうか
一年後、君 は何を書いているだろうか
一年後、貴方達は…何かに気づき進んで
一年後、一年後じゃなくてもいい…
一年前からでも…ずっと、
理想を抱き夢を持っていた あの頃を、
貴方の横に居る者と成せるはず
タブンネ…
そうだろ思うだろ、田中…棚か?誰だオマ…
📦たたたたたたたた💨
・・・さて…
では、また明日…
一年後でも元気に健康で痛い。🏥
一年後
それは、とある住宅地で巻き起こった出来事。
1頭の、薄汚れた毛並みの犬が、ゆっくりと歩いていた。首輪はない。
「あ、ママ! ワンワンがいるよー」
「そうね。……でも、危ないから近づいちゃダメよ」
「どこからきたのかねえ」
「迷い犬か……?」
周囲の声に、耳をピクピクとさせながら、その犬は歩く。
一体、なにがあったのか。
やや時間が経ち、近所の大人達はその犬を「保護」することに決めた。
なにを隠そう、この近所には保護犬が多いので、そこはスムーズに受け入れられた。
問題は、「誰が」保護するのかだ。
「うちはもう、いまの子たち以上はちょっと……」
「うちは、1歳の子どもがいるから、難しい」
「…………」
大人達の輪に、長い沈黙が落ちる。
──その時。
「……おや? ぽんた?」
大人達が一斉に振り返ると。
一人の老いた女性が、杖を突きながら犬に近づいていく。
女性の杖は、白杖ではない。が、もうそろそろ眼が見えなくなってきた、と周囲にこぼしていた。加えて、認知症になりつつある。
「ちょっ、ばあさん!」
周りが止めようとした、その時。
保護犬の家族がいる女性は気づいた。
──あの犬、喜んでる。
ほんのわずか、尻尾が揺れているのだ。風のせいでもなく、犬の意思で。
それを聞いたほかの大人達が、つい手も声も止まる。
そして。
──クゥーン、ウォン! ウォン!
犬が、老婦人の手を舐めた。そして、甘えた声で鳴く。尻尾もぶんぶんに振っている。
「よしよし。どうしたんだい」
「ぽんた」と呼び、老婦人は愛おしそうに、犬の背を撫でていたのだった。
そんな出来事があった日から、一年後。
「おばあちゃん! ぽんた! 会いにきたよー!」
「おやまあ、そっちにいるのかい?」
あれから、目が完全に見えなくなった老婦人。しかし彼女には、白杖よりももっと頼もしい相棒がいる。
「ねえ、ぽんたって本当に、迷い犬だったの?」
孫の問いに、老婦人は頷く。
「そうさ。わたしが、昔飼ってた犬にあんまりにもそっくりだから、つい呼んじゃったのよ」
そんなぽんたのおかげもあり、認知症はかなり軽度で留まっている。
「ぽんた。まっしろでキレイだよね」
「ばあちゃんが初めて遭ったときは、すんごい疲れた感じで、毛も白だなんて思わなかったんだけどねえ」
それだけ、この子は過酷な過去があったのかもしれない。
でも、人に怯えはしないから、もしかしたら飼い犬で、何らかの理由で迷ってきてしまったのかもしれない。
しかし全ては、「かもしれない」に過ぎない。
だから、「今」のこの子は此処にいて、今の主人である老婦人を大切にし、又大切にされている。
そして彼女とともに、これからもこの家で、生きていくのだ。きっと、出来うる限りのさいごまで。